柿木蓮
北海道日本ハムファイターズ #37 | |
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![]() 2019年8月25日 鎌ヶ谷スタジアムて | |
基本情報 | |
国籍 |
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出身地 | 佐賀県多久市 |
生年月日 | 2000年6月25日(22歳) |
身長 体重 |
181 cm 88 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2018年 ドラフト5位 |
初出場 | 2022年6月11日 |
年俸 | 520万円(2022年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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柿木 蓮(かきぎ れん、2000年6月25日[2] - )は、佐賀県多久市出身[3]のプロ野球選手(投手)。右投右打。北海道日本ハムファイターズ所属。
経歴[編集]
多久市立北部小学校[4]2年生の時に野球を始め、多久市立中央中学校[4]進学後は佐賀東松ボーイズに所属し[2]、全国大会に出場した。中学3年時には球速143km/hを記録し、世界大会の日本代表にも選出された[5]。
中学卒業後、大阪桐蔭高等学校に進学(同期に根尾昂、藤原恭大、横川凱)。2年生の春からベンチ入りした[2]。2年春の選抜では初戦(宇部鴻城戦)で登板し1イニングを投げた[6][7]。その後は春の府大会などでも登板し[7]、夏の大阪大会では同志社香里戦で8者連続三振を奪う[8]など活躍。2年夏の選手権では3回戦の仙台育英戦で先発を任されるも、サヨナラ負けを喫した[7]。第48回明治神宮野球大会では、準決勝で創成館に守備の乱れもあり4点を取られ、敗退した[9]。
背番号1をつけて臨んだ3年春の選抜では初戦、準々決勝、準決勝で先発するも、決勝は根尾昂が先発し、チームは優勝を果たしたものの決勝に登板できなかったことに悔しさを抱いた[10]。3年夏の選手権では、準決勝の済美戦、決勝の金足農戦にいずれも先発して完投し、優勝投手となった[11]。甲子園終了後の9月に行われる第12回 BFA U-18アジア選手権大会の日本代表に選出された[12]。
2018年10月25日のドラフト会議では、北海道日本ハムファイターズに5位指名を受けた[13]。11月10日、契約金3,500万円・年俸520万円(金額は推定)で仮契約を結んだ[14]。背番号は37[15]。根尾、藤原、横川もドラフト指名され、同一高校から同時に4人がドラフト指名されたのは、2001年の日大三高以来17年ぶり5校目となった[16]。
プロ入り後[編集]
2019年には、吉田輝星・野村佑希・万波中正・田宮裕涼と揃って、春季キャンプを二軍で迎えた[17]。イースタン・リーグでは3月16日の読売ジャイアンツ戦で初勝利を挙げると[18]、26試合に登板し、防御率8.24だった。オフに、現状維持の推定年俸520万円で契約を更改した[19]。
2020年、二軍で6試合に登板し、計7回を投げ防御率0.00を記録したが、一軍出場は果たせなかった。オフに、現状維持の推定年俸520万円で契約を更改した[20]。
2021年、開幕から二軍暮らしで前半は打ち込まれるケースも多かったものの徐々に状態を上げ、8月には先発に起用された。他の投手との兼ね合いで少ないイニング数だったものの、先発では5試合で0勝0敗、防御率2.12と好投していたが、9月以降は中継ぎ登板で1回7失点してしまい、また試合数の少なさや他の先発投手の調整も相まって登板数が増えず、一軍登板も叶わなかった。契約更改では後半戦の手応えは感じたと振り返り、現状維持の推定年俸520万円で契約を更改した[21]。
2022年、6月11日の交流戦対中日ドラゴンズ2回戦において先発杉浦稔大の後を継いで2番手で7回表にプロ初登板し、1回を無失点に抑えた。最初の対戦打者はアリエル・マルティネスを右飛。続く阿部寿樹は146km/hでバットをへし折り二飛。高橋周平は141km/hで、再びバットを折って二ゴロに仕留めた。打者3人、わずか10球でのプロ初登板となった。
選手としての特徴・人物[編集]
速球の最速は、3年夏の甲子園で記録した151km/h[22]。フォームに躍動感があり、低めを突く制球力も備えているとの評価がある[23]。
詳細情報[編集]
記録[編集]
- 初記録
- 初登板:2022年6月11日、対中日ドラゴンズ2回戦(札幌ドーム)、7回表に2番手で救援登板、1回無失点
- 初奪三振:2022年6月19日、対千葉ロッテマリーンズ9回戦(札幌ドーム)、9回表にレオニス・マーティンから空振り三振
背番号[編集]
- 37(2019年 - )
代表歴[編集]
脚注[編集]
- ^ “日本ハム - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2021年11月26日閲覧。
- ^ a b c “【ドラフト】日本ハム5位 柿木蓮(大阪桐蔭高) 春夏連覇を果たした“銀河系軍団”のエース/プロ野球ドラフト会議”. 週刊ベースボールONLINE. ベースボール・マガジン社 (2018年10月25日). 2018年11月6日閲覧。
- ^ “大阪桐蔭・柿木投手の地元・多久市、元チームメートら声援|行政・社会|佐賀新聞ニュース|佐賀新聞LiVE”. 佐賀新聞 (2018年8月22日). 2018年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月6日閲覧。
- ^ a b 多久市立の小中学校は2017年に義務教育学校として統合し、現在は北部小学校、中央中学校ともに多久市立東原庠舎中央校となっている。
- ^ “伊万里・古賀選手と大阪桐蔭・柿木投手 夢舞台で旧友対決 「速球、もう逃げない」「打たせない」”. 西日本新聞 (2018年3月26日). 2018年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月6日閲覧。
- ^ “歓喜一転「気持ち抜けた」 逆転打浴びた大阪桐蔭・柿木 - 高校野球(甲子園)-第99回全国選手権”. バーチャル高校野球. 2018年11月6日閲覧。
- ^ a b c “柿木 蓮(大阪桐蔭)センバツ連覇へ誓う「バッケンレコード」【前編】”. 高校野球ドットコム (2018年3月20日). 2018年11月6日閲覧。
- ^ “大阪桐蔭、背番号16柿木蓮が8者連続奪三振/大阪 - 高校野球”. 日刊スポーツ (2017年7月24日). 2018年11月6日閲覧。
- ^ “明徳、創成館が決勝、日体大4強/明治神宮大会詳細”. 日刊スポーツ (2017年11月13日). 2021年3月25日閲覧。
- ^ “決勝で登板なし…大阪桐蔭のエース柿木、悔しさ胸に夏へ - 高校野球”. 朝日新聞社 (2018年4月5日). 2018年11月6日閲覧。
- ^ “「決勝も投げさせて」エースの白球継いだ大阪桐蔭・柿木 - 高校野球”. 朝日新聞社 (2018年8月22日). 2018年11月6日閲覧。
- ^ “根尾、藤原、柿木、小園、吉田らU18代表/一覧 - 高校野球”. 日刊スポーツ (2018年8月21日). 2018年11月6日閲覧。
- ^ “日本ハム5位柿木 大阪桐蔭同級3人に絶対負けない - プロ野球”. 日刊スポーツ (2018年10月31日). 2018年11月6日閲覧。
- ^ “日本ハム5位柿木が仮契約「また気持ちが高まった」”. 日刊スポーツ (2018年11月10日). 2021年3月25日閲覧。
- ^ “吉田輝星は18、万波66 日本ハム新人背番号発表”. 日刊スポーツ (2018年11月23日). 2021年3月25日閲覧。
- ^ “大阪桐蔭から高校史上最多タイ4人が指名 01年日大三以来5校目”. スポニチ (2018年10月25日). 2021年3月25日閲覧。
- ^ “2019年春季キャンプメンバーのお知らせ”. 北海道日本ハムファイターズ公式サイト (2019年1月17日). 2021年3月25日閲覧。
- ^ “日本ハム柿木2軍戦で初勝利 2回0封3Kの好投 - プロ野球 : 日刊スポーツ” (日本語). nikkansports.com. 2022年5月8日閲覧。
- ^ “日本ハム柿木520万円で更改「このままではダメ」”. 日刊スポーツ (2019年11月18日). 2021年3月25日閲覧。
- ^ “ファイターズ契約更改(2021年度)”. 北海道新聞. 2021年8月4日閲覧。
- ^ “日本ハム柿木蓮、現状維持520万でサイン「まずは初登板を」1軍舞台狙う”. 日刊スポーツ. 2021年11月25日閲覧。
- ^ “大阪桐蔭・柿木、自己最速151キロ/甲子園 - 野球”. サンケイスポーツ (2018年8月14日). 2018年11月6日閲覧。
- ^ “金足農・吉田輝星、大阪桐蔭・柿木蓮を狙うべき球団は…夏の甲子園「ドラフト候補」診断【投手編】”. AERA dot. (2018年8月23日). 2021年3月25日閲覧。
- ^ “日本ハムD5位・柿木、目標は「チームの柱」則本!「信頼される投手に」 - 野球”. サンケイスポーツ (2018年10月31日). 2018年11月6日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 個人年度別成績 柿木蓮 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)