福田俊
北海道日本ハムファイターズ #40 | |
---|---|
2019年8月25日 ファイターズ鎌ケ谷スタジアム | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 北海道札幌市手稲区 |
生年月日 | 1996年12月14日(27歳) |
身長 体重 |
171 cm 71 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2018年 ドラフト7位 |
初出場 | 2020年7月7日 |
年俸 | 2200万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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福田 俊(ふくだ すぐる、1996年12月14日 - )は、北海道札幌市手稲区出身[2]のプロ野球選手(投手)。左投左打。北海道日本ハムファイターズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]札幌市立手稲山口小学校1年で野球を始める[3]。小学4年のときに神奈川県小田原市に転居し[4]、中学時代は小田原ボーイズに所属[5]。横浜創学館高等学校では3年春の県大会ベスト8が最高成績であり[3]、甲子園出場経験は無し。3年夏は背番号10であり[5]、チームは県大会ベスト16であった[4]。
星槎道都大学へ進学すると、1年春から中継ぎで登板し[3]、3年秋の札幌六大学野球一部リーグでは最高殊勲選手に輝き、チームを優勝に導いた[4]。函館大学との北海道2連盟代表決定戦も制し、第48回明治神宮野球大会に出場すると、創価大学との初戦で公式戦初完封[6]。これがチーム通算6度目の出場で同大会の初勝利であった[7]。その後も勝ち進んで準決勝を突破し[8]、日本体育大学との決勝戦では3連投となる先発マウンドに上がったが[9]、4回1死から先制の2点本塁打を打たれ、直後に降板[10]。北海道勢初の全国優勝とはならなかったものの[11]、全国準優勝は道勢最高成績であった[4]。同大会終了後の11月下旬に、左足小指付け根外側の遊離骨を除去する手術を受け[12]、冬場の投げ込みができなかったことで4年春は不調が続いたが、夏場にフォームを修正し、4年秋には復調を見せた[4]。大学4年間ではリーグ戦通算13勝4敗を記録[3]。
2018年10月25日に開催されたドラフト会議にて、北海道日本ハムファイターズからドラフト7位指名を受け[3]、11月16日に契約金2000万円・年俸700万円(いずれも金額は推定)で仮契約を結んだ[13]。背番号は40[14]。
日本ハム時代
[編集]2019年は開幕を二軍で迎え、5月26日に出場選手登録されたが[15]、登板機会は無く[16]、6月3日に登録抹消[17]。その後の一軍再昇格は果たせず、ルーキーイヤーは一軍登板なしに終わった。二軍(イースタン・リーグ)では51試合に登板し、2勝4敗5セーブ・防御率4.90という成績であり[18]、オフに現状維持となる推定年俸700万円で契約を更改した[19]。
2020年は新型コロナウイルスの影響で開幕延期・120試合制の短縮シーズンとなり、6月19日の開幕は二軍で迎えたものの、二軍では3試合の登板で無失点を記録すると[16]、7月4日に堀瑞輝が背中の張りで離脱し[20]、堀に代わる左の中継ぎとして翌5日に出場選手登録[21]。7月7日のオリックス・バファローズ戦でプロ初登板を果たし[16]、11日の同カードではプロ初ホールドを記録した[22]。9月27日に出場選手登録を抹消されるも[23]、10月20日に再登録となり[24]、この年は一軍で30試合に登板。0勝0敗2ホールド・防御率3.26という成績を残し[25]、オフに550万円増となる推定年俸1250万円で契約を更改した[26]。
2021年は初の開幕一軍入りを果たすも[27]、5試合の登板で防御率11.57と振るわず[28]、4月9日に出場選手登録を抹消された[29]。二軍では35試合の登板で防御率3.89という成績[30]で一軍再昇格を果たせずにシーズンを終え、オフに150万円減となる推定年俸1100万円で契約を更改した[31]。
2022年は開幕を二軍で迎え、6月3日に出場選手登録[32]。翌4日の阪神タイガース戦でシーズン初登板となり、1イニングを無失点に抑えると[33]、この試合も含めて13試合に登板し、自責点1と安定した投球を披露していたが[34]、7月18日に無症状ながら新型コロナウイルス陽性判定を受け[35]、翌19日に特例2022により出場選手登録を抹消された[36]。抹消後の一軍登板はなくシーズンを終えたものの[34]、この年は13試合の登板で0勝0敗3ホールド・防御率0.87を記録し[37]、オフに100万円増となる推定年俸1200万円で契約を更改した[38]。
2023年3月6日にトレードによる移籍で福田光輝が入団したことで[39]、報道上の表記およびスコアボード上の表記が「福田俊」となった。開幕を二軍で迎え、開幕直後には右膝裏の肉離れを発症したが[40]、二軍では11試合・13回2/3を投げて17奪三振・防御率1.32と結果を残し[41]、6月9日に出場選手登録[42]。翌10日の阪神戦、1点ビハインドの5回表二死満塁、右打者の渡邉諒を迎えた場面でシーズン初登板。渡邉が左投手を苦手としていることから抜擢され[43]、空振り三振に打ち取った[41]。その後はワンポイント[44]やロングリリーフ[45]と多様な役割をこなしながら無失点投球を継続し、8月4日の福岡ソフトバンクホークス戦では同点の延長11回表に登板[46]。1奪三振を含む3者凡退に抑えると、直後の攻撃でチームがサヨナラ勝ちを収め、福田にプロ初勝利が記録された[47]。シーズン終了まで一軍に帯同し、東北楽天ゴールデンイーグルスとのレギュラーシーズン最終戦でも無失点に抑え、宮西尚生が保持する『開幕から29試合連続無失点』の球団記録に並んだ[48]。この年は29試合に登板し、1勝0敗3ホールド・防御率0.00を記録[49]。オフに1000万円増となる推定年俸2200万円で契約を更改した[50]。
選手としての特徴・人物
[編集]持ち球は最速149km/h[注 1]のストレート、スライダー、フォーク[52]。
身長は171cmと小柄だが[53]、左のスリークォーター[54]から投げ込むキレのある球で打者と勝負する[53]。
愛称は「福ちゃん」[55]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | 日本ハム | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | ---- | 132 | 30.1 | 29 | 4 | 14 | 0 | 0 | 27 | 1 | 0 | 12 | 11 | 3.26 | 1.42 |
2021 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 25 | 4.2 | 9 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 8 | 6 | 11.57 | 2.14 | |
2022 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | ---- | 45 | 10.1 | 7 | 0 | 7 | 0 | 0 | 11 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0.87 | 1.35 | |
2023 | 29 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1.000 | 100 | 26.1 | 11 | 0 | 10 | 0 | 2 | 19 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 0.80 | |
通算:4年 | 77 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 8 | 1.000 | 302 | 71.2 | 56 | 5 | 32 | 0 | 2 | 60 | 6 | 0 | 21 | 18 | 2.26 | 1.23 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2020 | 日本ハム | 30 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
2021 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
2022 | 13 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | |
2023 | 29 | 0 | 3 | 1 | 0 | .750 | |
通算 | 77 | 3 | 7 | 1 | 0 | .909 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 初登板:2020年7月7日、対オリックス・バファローズ1回戦(京セラドーム大阪)、8回裏に4番手で救援登板、1回1失点[16][56]
- 初奪三振:同上、8回裏にT-岡田から空振り三振[57]
- 初ホールド:2020年7月11日、対オリックス・バファローズ5回戦(京セラドーム大阪)、6回裏一死に3番手で救援登板、1/3回無失点
- 初勝利:2023年8月4日、対福岡ソフトバンクホークス15回戦(エスコンフィールドHOKKAIDO)、11回表に5番手で救援登板・完了、1回無失点[58]
- その他の記録
- シーズン無失点:2023年 ※29試合登板でシーズン無失点は史上最多[59]
- 開幕から29試合連続無失点:2023年6月11日 - 10月5日 ※史上3番目の最長記録、球団史上最長記録[59]
- 29試合連続無失点:同上 ※2016年の宮西尚生に並んで球団史上最長タイ[60]
背番号
[編集]- 40(2019年 - )
登場曲
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “日本ハム - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2023年11月30日閲覧。
- ^ 「12球団全選手カラー百科名鑑2020」 (廣済堂ベストムック)
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- ^ “星槎道都大 神宮初勝利 左腕・福田 公式戦初完封「全国でまず1つ通用したのは自信になる」”. Sponichi Annex (2017年11月12日). 2023年3月4日閲覧。
- ^ “星槎道都大 6度目の正直で初白星 3年福田11K完封”. Sponichi Annex (2017年11月13日). 2023年3月4日閲覧。
- ^ “星槎道都大 北海道勢初Vに王手!8回コールド勝ちで初の決勝進出”. Sponichi Annex (2017年11月14日). 2023年3月4日閲覧。
- ^ “星槎道都大・山本監督 3連投の福田ねぎらう「もう一度鍛え直して神宮に帰ってきたい」”. Sponichi Annex (2017年11月15日). 2023年3月4日閲覧。
- ^ “星槎道都大・福田 連投も被弾で北海道勢初Vならず”. 日刊スポーツ (2017年11月16日). 2023年3月4日閲覧。
- ^ “星槎道都大 北海道勢初の全国制覇ならず…福田「もう一度」”. Sponichi Annex (2017年11月16日). 2023年3月4日閲覧。
- ^ “星槎道都大・福田俊、10球団から調査書も「指名想像できない」”. スポーツ報知 (2018年10月25日). 2023年3月4日閲覧。
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- ^ “選手登場曲(2020/10/22時点)”. 北海道日本ハムファイターズ (fighters.co.jp). 2020年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月26日閲覧。
- ^ “選手登場曲(2021/04/16時点)”. 北海道日本ハムファイターズ (fighters.co.jp). 2021年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月26日閲覧。
- ^ “選手登場曲(2022/4/18時点)”. 北海道日本ハムファイターズ (fighters.co.jp). 2022年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月26日閲覧。
- ^ “選手登場曲(2022/10/2時点)”. 北海道日本ハムファイターズ (fighters.co.jp). 2022年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月26日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 福田俊 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 40 福田 俊 選手名鑑 - 北海道日本ハムファイターズオフィシャルサイト
- 福田俊 (@suguru_fukuda40) - Instagram