岡林勇希

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岡林 勇希
中日ドラゴンズ #60
Yuki Okabayashi Chunichi Dragons 20220527.jpg
2022年5月27日 京セラドーム大阪
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 三重県松阪市
生年月日 (2002-02-22) 2002年2月22日(20歳)
身長
体重
175 cm
77 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2019年 ドラフト5位
初出場 2020年7月19日
年俸 4000万円(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

岡林 勇希(おかばやし ゆうき、2002年2月22日 - )は、三重県松阪市出身のプロ野球選手外野手)。右投左打。中日ドラゴンズ所属。

兄は元プロ野球選手の岡林飛翔[2]

NPBにおける、21世紀生まれ初の打撃タイトル獲得者[3]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

松阪市立徳和小学校2年時に2学年上の兄・飛翔と共に野球を始めると、松阪市立久保中学校時代は硬式チーム「松阪梅村リトルシニア」(現:奥伊勢松阪リトルシニア)でプレーする[4] [5]

投手としてのプロ入りを目指し、他の強豪校の勧誘を蹴って兄が在学する三重県立菰野高等学校に進学すると、入学してすぐに141、2キロを計測[4] [6]。3年夏は「エースで四番」として、チームを県大会ベスト4に導いた[5]。1学年上に田中法彦がいた。

2019年10月17日に行われたドラフト会議で、中日ドラゴンズから5位指名を受け、11月10日に契約金3000万円、年俸550万円で仮契約を結んだ[7]。背番号は60[8]。ドラフト時は投手での指名だったが、兄のアドバイスもあって[4]2020年の春季キャンプから外野手に転向することが決まった[9]

中日時代[編集]

2020年は、3月25日に行われた読売ジャイアンツとの練習試合において、9回の中堅守備で本塁を狙う北村拓己を好返球で刺した[10]。シーズンでは、7月19日に一軍初昇格を果たすと[11]、同日の阪神タイガース戦(阪神甲子園球場)で代打で一軍初出場を果たした[12]。同年はプロ初安打を含む2安打を放ち、7打席ながら打率.286を記録した。二軍ではウエスタン・リーグ3位となる打率.285を記録し、オフにはウエスタン・リーグ優秀選手賞を受賞した[13]

2021年は開幕一軍入りしたが、主に代走の起用に留まり、5試合出場で1打数無安打、4月12日に登録抹消された[14]。しかし、二軍降格後の一か月で二軍では打率3割4分を超えるハイアベレージを出した。ウエスタン・リーグでは62試合に出場し、打率.264、走塁面ではシーズンを通してチームトップの17盗塁を記録した。その後9月28日に一軍再昇格を果たす[14]と、翌29日の巨人戦(バンテリンドーム ナゴヤ)に8番・左翼手で今季初先発出場し[15]、5回裏無死二・三塁で迎えた打席で右犠飛を放ちプロ初打点を記録[16]。7回には左翼線二塁打で出塁し、5点目の本塁を踏み[17]、守備でも4回二死三塁のピンチで小林誠司の打球を左翼で好捕するという好守[15]で勝利に貢献して、初めてお立ち台に上がった[17]。その後は一軍に定着し(この年はオリンピック開催の影響により10月にも17試合あった。)、10月7日の広島東洋カープ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)ではプロ初タイムリーとプロ初猛打賞を記録[18][19]するなど(ちなみに、この日の試合中、バンテリンドームのライトの守備位置に広島の鈴木誠也がロジンで岡林の背番号である「60」と記すという出来事があった[18][19]。)、10月には2度の猛打賞とプロ初盗塁[20]を記録した。オフに推定年俸740万円で契約更改[21]した。

2022年は、オープン戦で打率.316を記録[22]。3月20日のオープン戦、対千葉ロッテマリーンズ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)で右手薬指を痛めてしまった[23][24]が、シーズン開幕には間に合い[25]、3月25日の巨人との開幕戦(東京ドーム)に2番・右翼手で先発出場[26][27]。3回に菅野智之から右前に同点適時打を放つなど、3安打猛打賞を記録した[27][28]。4月2日の広島東洋カープ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では、延長12回裏にプロ入り後初めてサヨナラ打を放った[29]。一時は不調に陥るものの、7月に月間打率.375を記録[30][31]するなど、夏場より復調。8月9日の巨人戦(バンテリンドーム ナゴヤ)でシーズン100安打[32]、8月19日の東京ヤクルトスワローズ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)の第1打席で規定打席に到達[33]。8月26日の阪神戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では1試合4安打に加えて2盗塁(いずれも自身初)の活躍を見せ、チームの勝利に貢献した[34]

最終的にチーム最多の142試合に出場。161安打を記録し、横浜DeNAベイスターズ佐野恵太と共に最多安打のタイトルを獲得した[35][注 1][注 2]。本塁打0で最多安打のタイトルを獲得したのは初(最多安打がタイトル化する以前には存在する)。また、三塁打数は両リーグトップとなる10本を記録し、盗塁数ではリーグ2位タイとなる24盗塁を記録した。これらの活躍が評価され、ベストナインに選出された[36][37][注 3]。更に27日には4000万円で契約を更改した[38]

守備では、7補殺(リーグ1位)を記録[39]したほか、右翼手としてUZR21.3(リーグ1位)を記録[40]。8月7日のDeNA戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では、右翼から本塁への好返球で走者をアウトにする好プレーを2度見せ[41][注 4]、チームの勝利に貢献した[44]。オフには自身初のゴールデングラブ賞を受賞した[45]

選手としての特徴[編集]

高校までは投手であり、最速153km/hの本格派右腕でストレートと同じ軌道から落ちるスライダーが武器であった[46]。高校通算21本塁打、遠投120メートル、50メートル5秒8と身体能力も高い[46]。打撃面は山﨑武司から「バットコントロールが巧く、遠くにも飛ばせる野球センスを感じた。コンタクトする技術もそうですが、タイミングの取り方に天才的なものを持っていて、足を高く上げても、軸足がブレずにピッチャーに向かって体が入っていける」と評されている[47]

人物[編集]

愛称は「バヤシ」、「サルバヤシ[48]

兄妹は兄の飛翔と双子の妹がいる[49][50]

左利きだが少年野球でチームメイトに左利きが3人いたため、ポジションの幅を利かすために右投げに転向した。またペンも右手である。俊足を生かすために作った左打ちではないため、「打撃に関しては利き手である左手を上手く使えている」と話している[51]

1年目の春季キャンプでは金本知憲モデルのバットを使用していたが、その直後の開幕前から大島洋平から譲り受けたバットを使い続けている。この理由について「大島さんがこのバットで結果を残している以上、僕が打てなかったら自分の実力不足。自分に合う、合わないじゃない。道具を言い訳にしたくないんです」 と語っている[52][注 5]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2020 中日 6 7 7 2 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .286 .286 .286 .571
2021 24 62 59 6 15 4 0 0 19 4 2 0 1 1 1 0 0 13 1 .254 .262 .322 .584
2022 142 608 553 58 161 25 10 0 206 32 24 6 22 1 29 1 3 67 4 .291 .329 .373 .702
通算:3年 172 677 619 66 178 29 10 0 227 36 26 6 23 2 30 1 3 82 5 .288 .323 .367 .690
  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別打撃成績所属リーグ内順位[編集]























2020 18 セ・リーグ - - - - - - - -
2021 19 - - - - - - - -
2022 20 7位 1位 - 1位 - - 2位 -
  • - は10位未満(打率、出塁率は規定打席未到達の場合も-と表記)
  • NPBにおける打撃タイトルは、首位打者、最多本塁打、最多打点、最多盗塁、最多安打、最高出塁率

年度別守備成績[編集]



外野












2020 中日 3 2 0 0 0 1.000
2021 17 30 0 0 0 1.000
2022 140 284 7 5 2 .983
通算 160 316 7 5 2 .985
  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字は同一ポジションでのリーグ最多
  • 太字年はゴールデングラブ賞受賞年

タイトル[編集]

  • 最多安打:1回(2022年)※21世紀生まれ初のタイトル獲得[3]

表彰[編集]

NPB(日本野球機構)[編集]

NPB以外[編集]

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 60(2020年 - )

登場曲[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 高卒3年目以内での獲得は、1994年のイチロー以来となる2人目。
  2. ^ 本塁打0での最多安打は、1994年にタイトルができて以来岡林が初めて。
  3. ^ セ・リーグ外野手部門では史上最年少(20歳9カ月)での受賞となった[37]
  4. ^ 4回表二死一、二塁の場面では、楠本泰史の右前打で本塁生還を狙った二塁走者の牧秀悟を好返球でタッチアウトにした[42]。1点リードの7回表一死満塁の場面では、大和の右邪飛を捕球すると、再び本塁へ好返球し、本塁生還を狙った三塁走者の楠本をアウトにした[43]。岡林は同年シーズン終了後に後者のプレーをベストプレーに挙げている[39]
  5. ^ なおプロ初安打も大島モデルのバットで放っている。

出典[編集]

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関連情報[編集]

外部リンク[編集]