菊池涼介
広島東洋カープ #33 | |
---|---|
![]() 2016年6月18日マツダスタジアムにて | |
基本情報 | |
国籍 |
![]() |
出身地 | 東京都東大和市 |
生年月日 | 1990年3月11日(30歳) |
身長 体重 |
171 cm 72 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 二塁手 |
プロ入り | 2011年 ドラフト2位 |
初出場 | 2012年6月30日 |
年俸 | 3億円+出来高(2020年から4年契約)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
国際大会 | |
代表チーム |
![]() |
WBC | 2017年 |
プレミア12 | 2019年 |
この表について
|
獲得メダル | ||
---|---|---|
男子 野球 | ||
![]() | ||
ワールド・ベースボール・クラシック | ||
銅 | 2017 | 野球 |
WBSCプレミア12 | ||
金 | 2019 | 野球 |
菊池 涼介(きくち りょうすけ、1990年3月11日[2] - )は、東京都東大和市出身のプロ野球選手(内野手)[2]。右投右打。広島東洋カープ所属。
愛称は「キク」、「忍者」[3]。二塁手としていずれも日本プロ野球史上最高記録であるシーズン補殺535、シーズン守備率10割(無失策)、8年連続ゴールデングラブ賞を達成している。
経歴[編集]
プロ入り前[編集]
中学生時代まで東大和市で暮らした後に、長野県塩尻市にある武蔵工業大学第二高等学校へ進学。在学中のポジションは三塁手だったが、春夏ともに全国大会へ出場できなかった。
高校卒業後に、東海地区大学野球連盟岐阜学生リーグに所属する中京学院大学へ進学[2]。1年時の春からリーグ戦に出場すると、ベストナインに5回選ばれるなど、リーグ屈指の遊撃手として活躍した。2年時に三冠王にも輝く一方で、チームが9回の時点でリードを保っている局面では、投手として登板していた。
2011年10月27日に行われたプロ野球ドラフト会議で広島東洋カープから2巡目指名を受けて、契約金7,000万円、年俸1,000万円(金額は推定)で契約。なお、指名の直後には、自身と同じ内野手出身で当時の一軍監督・野村謙二郎が現役時代に着用していた背番号「7」を希望していたが[4]、入団後に与えられた背番号は「33」であった。
広島時代[編集]
2012年は公式戦の開幕を二軍で迎えたが、俊足巧打が首脳陣に評価されたことから、6月30日の対横浜DeNAベイスターズ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)5回裏に代打で一軍デビュー。7月に東出輝裕が怪我で戦線を離脱すると、以降は二塁手として出場し東出の穴を埋める活躍を見せた。
2013年には、一軍公式戦の開幕から二塁手のレギュラーに定着。247という打率ながら、141試合の出場で11本塁打を放った。その一方で、セントラル・リーグ1位の50犠打を記録したことで、2001年に東出が達成したチームのシーズン記録(49犠打)も上回った。守備面では、二塁手としてリーグ最多の18失策を喫したが、9月26日の対中日ドラゴンズ戦(ナゴヤドーム)でシーズン497個目の補殺を記録。この時点で日本野球機構の一軍公式戦における二塁手としての最多補殺記録を達成する[5]と、レギュラーシーズンが終了するまでに記録を528補殺まで伸ばした。オフの11月に台湾で開催れた「2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」の日本代表に選出された[6]。
2014年は二塁手として一軍公式戦全144試合に出場。6月に開催された18試合全てで安打を放つなど打撃面でも飛躍を遂げ、リーグトップの39二塁打、2年連続の11本塁打を放ったほか、打率.325、188安打(いずれもリーグ2位)という成績を収めた。シーズン188安打は嶋重宣が2004年にマークした球団記録の189安打にあと1本まで迫る、球団歴代2位の好記録であった。また、20試合連続安打を1シーズンに2度記録した[注釈 1]。NPBの一軍公式戦でこの記録を達成したのは平井正明(1950年)・イチロー(1994年)に次いで3人目。また、前年に自身で達成した二塁手としてのシーズン補殺数の日本記録を535にまで更新した。オフの11月に開催された日米野球の日本代表に選出された。この強化試合では日本代表の正二塁手として打率.381を記録(詳細後述)。
2015年はシーズン開幕前の3月に開催された「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の日本代表に選出された[7]。第1戦(3月10日)に「2番・二塁手」としてスタメンに起用された[8]ほか、翌11日の第2戦にも途中から出場した[9]。
シーズンでは2年連続で一軍公式戦全試合に出場。打撃面では、打率.254、8本塁打、32打点で、2013年のレギュラー定着後最低の成績に終わった。なお、11月開催の第1回WBSCプレミア12の日本代表には候補には選出された[10]が、最終発表で外れた[11]。
2016年はシーズン開幕前の2月15日に「侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ」の日本代表に選出された[12]。シーズンでは一軍公式戦の開幕後は、12試合連続安打を放つほど打撃面で好調だった。しかし、4月8日に体調不良から高熱を発すると、当日の対阪神タイガース戦(甲子園)へのベンチ入りを見合わせた。この措置によって、2013年6月27日の対巨人戦(マツダ)から続いていた一軍公式戦への出場が378試合目で途切れた[13][14]。その後も7月2日の守備で左肩を打撲[15]、9月8日の守備ではファウルフライを追ってフェンスに激突し右膝を打撲[16]するなどアクシデントにも見舞われたが、141試合に出場し自身初の打撃タイトルである最多安打を獲得した。同一シーズンで安打数と犠打数のリーグ1位を記録するのはNPB史上初である。オフの10月18日に「侍ジャパン 野球オランダ代表 野球メキシコ代表 強化試合」の日本代表に選出された[17]。
2017年はシーズン開幕前の3月に開催れた第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出された。同大会では日本が敗退する準決勝まで大会の全試合に出場した。二次ラウンドのオランダ戦ではザンダー・ボガーツの打球を好捕しオランダ代表のベンチにいたアンドレルトン・シモンズが思わず拍手するシーンもあった(後述)。準決戦のアメリカ合衆国戦では自身の失策がきっかけで先制点を許したが、6回にネイト・ジョーンズから一時同点となるソロホームランを放った。
シーズンではWBCからの疲労とチーム方針で定期的にスタメンを外される試合もあり、特に夏場以降調子をやや崩し前年と比べ打率を落としたがチーム最多の犠打数(30)と好守でチームの連覇に貢献した。11月17日には自身初のベストナインを受賞した。
2018年は、シーズン通して打率は上がらず、下位打線に打順を下げられた試合もあった。規定打席に到達した打者の中では打率最下位である。しかし、クライマックスシリーズファイナルステージ出場時は打率.200ながらも第2戦に値千金の勝ち越し3点ホームランを放ち、ファイナルステージMVPを獲得した。
2019年は138試合の出場で打率.261、13本塁打、48打点、14盗塁、28犠打だった。オフの11月に開催された第2回WBSCプレミア12の日本代表に選出された。また、ベストナインを受賞した。そして、11月8日にポスティングによるメジャー挑戦が発表された[18]が、12月27日に記者会見を開き、広島に残留することを表明した。また年俸3億円プラス出来高の4年契約を結んだ[19]。
2020年は、開幕こそ19打席連続無安打でのスタートとなったが、20打席目に中前打を放つとその日は本塁打を含む猛打賞を記録し[20]、最終的には打率.271、10本塁打と、5年連続で2桁本塁打を記録した。守備面においては、二塁手として史上初となるシーズン守備率10割(無失策)、セ・リーグ記録となる守備機会連続無失策503を記録した。
選手としての特徴[編集]
打撃[編集]
小柄で守備が最大の売りでありながら、思い切りの良いスイングで長打力も兼ね備える選手である[21]。あまり右打者には有利ではないマツダスタジアムを本拠地としながらも、プロ入り後9年中7年、そして2016年から2020年まで5年連続で2桁本塁打を記録している。
大学時代には公式戦83試合で10本塁打を記録したが、プロ入り後は長打狙いの打撃をやめ、50m走5秒9の俊足を生かしたアベレージヒッターを目指している[22]。セーフティーバントを得意とする一方、予想外の場面で本塁打を放つ意外性もあり、かつて広島で指揮を執った野村謙二郎からは「菊池はよく分からん」と評されている[23]。
打順に関しては2016年から2017年にかけて田中広輔、菊池、丸佳浩がそれぞれ1番、2番、3番を務める「タナキクマル」のトリオで知られていたが、2018年シーズンでは自身が2番を外れることもあった[24]。
2番打者としてバントや右打ちに優れたつなぎ役である一方、2016年には最多安打と最多犠打を同時に受賞するなど、自ら安打でチャンスを広げるチャンスメーカーになれる能力も持つ[25]。特に犠打に関しては、2020年シーズン終了時で、シーズン最多犠打7回、6年連続シーズン最多犠打の日本プロ野球記録を樹立している。
守備[編集]
大学時代は遊撃手であり、12球団のスカウトからは「守りでプロの飯が食える」と評されていた[26]。広島入団後は当時の正二塁手であった東出輝裕の故障離脱をきっかけに二塁手にコンバートされた。宮本慎也からは「彼の守備範囲の広さはすごい。」と称賛されているが、野村謙二郎は「人が追いつけない打球に追いつき、エラーにされてしまう」と話している[27]。地肩が強く、大学生時で遠投117メートル[28]。
2014年の日米野球では、第1戦でベン・ゾブリストが放ったヒット性の当たりを好捕したことから、MLB公式サイトのトップページで「離れ業を見せた。すばらしい、すごい守備だ」と紹介された。第3戦では、2度にわたるファインプレーで、日本代表投手陣の継投によるノーヒットノーランをアシスト。第6戦では、ホセ・アルトゥーベが放ったショートバウンドの打球が高く跳ねたところで捕球すると、斜め後ろ方向へのグラブトスでアウトを奪った。このプレーについて、MLB公式サイトでは、「全てのグラブトスの理想像を披露」という表現で再び賛辞を掲載した[29][30][31]。
2017年のWBCでは、3月12日2次ラウンドのオランダ戦の7回、ザンダー・ボガーツの二遊間への鋭い打球を逆シングルでダイビングキャッチすると、即座に体の反動を使って二塁カバーの坂本勇人にダイビングの状態でバックハンドのグラブトス。一塁走者を封殺したスーパープレーは、相手のオランダの選手が拍手をするほどで世界でも絶賛された。インターネットを通じて全世界で放映する「MLB.TV」の実況は「God Hand!in Second(日本の二塁には神の手がいる!)」と絶叫。[32]海外から「魔法使い」と称された。
2016[33]、2017年[34]と、DELTA社の野手の守備における貢献度を測る「1.02 Fielding Awards」のセカンド部門で2年連続で12球団トップに選出されたが、2017年はゴロの処理範囲による得点はマイナスに転じている[34]。二遊間の打球に強く一二塁間の打球に弱い傾向があり、2017年は速い打球への弱さがはっきりと現れており、全体的なアウトを獲れた割合は低下している[34]。平均的な同ポジションの選手と比べどれだけの失点を防いだかを表すアルティメット・ゾーン・レーティングの守備範囲評価(RngR)では、2017年は平均以下に転落している[35]。2018年も3年連続で2塁手部門のアワードに選出されたが、ゴロ処理貢献は12球団平均レベルであり、加齢による肉体の衰えがあると推測されている。それに対し1位の座を維持できている理由としては、失策抑止(ErrR)、併殺完成(DPR)といった守備範囲以外の能力が優れていることが挙げられており、打球を確実に処理し併殺を多く奪うタイプに変貌していると評価されている[36]。
2016年、2017年、2018年に、規定の守備イニングに到達した二塁手の中で両リーグベストのUZR(2016年:17.3[37]、2017年:3.2[38]、2018年:9.8[39])を記録している。
2013年から2020年にかけて、二塁手として史上最多となる8年連続でゴールデングラブ賞を受賞している。受賞8度も辻発彦に並ぶ二塁手タイ記録である。
2020年10月15日の対読売ジャイアンツ21回戦(東京ドーム)で二塁手のシーズン連続守備機会無失策をセ・リーグ新記録の434に更新した。またこの年、二塁手としては史上初となるシーズン守備率10割を達成し、連続守備機会無失策も503まで伸ばした[40]。
走塁[編集]
2014年4月24日の東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)では、打者の丸佳浩が放った三塁フェンス際のファールフライで、1塁から2塁へのタッチアップを成功させた[41]。
人物[編集]
学生時代[編集]
大学時代は、岐阜県中津川市にあるベガス800(現在のベガス888)パチンコ店でアルバイトをしていた[42]。
背番号[編集]
2015年シーズン終了後に背番号変更を打診されたが、同郷の先輩で広島の背番号「33」の先輩でもある江藤智を尊敬していることからこれを固辞、生涯背番号「33」で通すことを宣言した[43][44]。
結婚[編集]
2020年3月、当時20代後半のキャビンアテンダントと、2019年10月頃に極秘入籍していたことが判明。球団関係者によると交際は約1年ほどで、2019年の夏ごろに妊娠がわかり、入籍に至ったとされる[45]。
2020年3月14日、結婚前に交際していた女性から「真剣な交際だった」と慰謝料を求められ、菊池は和解金として1000万円を準備したが[46]、互いの主張と金額に大きな乖離がある事から、東京簡裁に調停申立を行ったことが報じられた。報道情報によると元交際相手の代理人弁護士は、菊池は現在の妻と入籍後も結婚を隠して1、2カ月に一度、遠征先のホテルに呼び、肉体関係を持ったとされる。また、菊池はこの女性に「早く結婚したい。子供を産んでくれるか」などと言っていたために、女性は結婚を前提とした交際をしていると信じていたとされる[47]。2020年4月、最終的に1,000万円で和解することが決まったと報じられている。
詳細情報[編集]
年度別打撃成績[編集]
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | 広島 | 63 | 234 | 201 | 21 | 46 | 5 | 1 | 2 | 59 | 12 | 4 | 2 | 25 | 1 | 6 | 0 | 1 | 42 | 5 | .229 | .254 | .294 | .547 |
2013 | 141 | 633 | 538 | 69 | 133 | 27 | 4 | 11 | 201 | 57 | 16 | 7 | 50 | 5 | 38 | 0 | 2 | 121 | 4 | .247 | .297 | .374 | .671 | |
2014 | 144 | 654 | 579 | 88 | 188 | 39 | 2 | 11 | 264 | 58 | 23 | 10 | 43 | 5 | 24 | 0 | 3 | 79 | 9 | .325 | .352 | .456 | .808 | |
2015 | 143 | 644 | 562 | 62 | 143 | 20 | 3 | 8 | 193 | 32 | 19 | 9 | 49 | 2 | 29 | 2 | 2 | 92 | 7 | .254 | .292 | .343 | .640 | |
2016 | 141 | 640 | 574 | 92 | 181 | 22 | 3 | 13 | 248 | 56 | 13 | 5 | 23 | 3 | 40 | 0 | 0 | 106 | 3 | .315 | .358 | .432 | .790 | |
2017 | 138 | 629 | 565 | 87 | 153 | 28 | 3 | 14 | 229 | 56 | 8 | 7 | 30 | 1 | 32 | 0 | 1 | 107 | 9 | .271 | .311 | .405 | .716 | |
2018 | 139 | 642 | 557 | 85 | 130 | 27 | 1 | 13 | 198 | 60 | 10 | 2 | 30 | 1 | 51 | 2 | 3 | 111 | 5 | .233 | .301 | .355 | .656 | |
2019 | 138 | 619 | 547 | 77 | 143 | 36 | 2 | 13 | 222 | 48 | 14 | 5 | 28 | 2 | 41 | 0 | 1 | 102 | 5 | .261 | .313 | .406 | .719 | |
2020 | 106 | 429 | 376 | 43 | 102 | 19 | 4 | 10 | 159 | 41 | 3 | 2 | 16 | 1 | 35 | 2 | 1 | 68 | 9 | .271 | .334 | .423 | .757 | |
通算:9年 | 1153 | 5124 | 4499 | 624 | 1219 | 223 | 23 | 95 | 1773 | 420 | 110 | 49 | 294 | 21 | 296 | 6 | 14 | 828 | 56 | .271 | .317 | .394 | .711 |
- 2020年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
WBCでの打撃成績[編集]
年 度 |
代 表 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 日本 | 7 | 34 | 30 | 4 | 8 | 1 | 0 | 1 | 12 | 4 | 1 | 0 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 7 | 1 | .267 | .313 | .400 |
WBSCプレミア12での打撃成績[編集]
年 度 |
代 表 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | 日本 | 7 | 27 | 24 | 5 | 8 | 2 | 0 | 0 | 10 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 3 | 1 | .333 | .333 | .417 |
年度別守備成績[編集]
年 度 |
球 団 |
二塁 | 三塁 | 遊撃 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2012 | 広島 | 56 | 118 | 176 | 9 | 28 | .970 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | 9 | 9 | 13 | 0 | 4 | 1.000 |
2013 | 141 | 351 | 528 | 18 | 115 | .980 | - | 11 | 13 | 16 | 1 | 3 | .967 | ||||||
2014 | 144 | 359 | 535 | 12 | 109 | .987 | - | - | |||||||||||
2015 | 143 | 324 | 484 | 10 | 81 | .988 | - | - | |||||||||||
2016 | 141 | 307 | 525 | 4 | 102 | .995 | - | - | |||||||||||
2017 | 138 | 281 | 407 | 5 | 81 | .993 | - | - | |||||||||||
2018 | 139 | 296 | 420 | 3 | 92 | .996 | - | - | |||||||||||
2019 | 138 | 272 | 387 | 10 | 80 | .985 | - | - | |||||||||||
2020 | 103 | 193 | 310 | 0 | 66 | 1.000 | - | - | |||||||||||
通算 | 1143 | 2501 | 3772 | 71 | 754 | .989 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | 20 | 22 | 29 | 1 | 7 | .981 |
- 2020年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高、赤太字はNPBにおける歴代最高
- 太字年はゴールデングラブ賞受賞
タイトル[編集]
- 最多安打:1回(2016年)
表彰[編集]
- ベストナイン:2回 (二塁手部門:2017年、2020年)
- ゴールデングラブ賞:8回 (二塁手部門:2013年 - 2020年)※2013年は丸佳浩、浅村栄斗と共に平成生まれ初の受賞
- 月間MVP:2回 (野手部門:2014年6月、2016年8月)
- クライマックスシリーズMVP:1回 (2018年)
- セ・リーグ連盟特別表彰:1回(2020年)
記録[編集]
- 初記録
- 初出場:2012年6月30日、対横浜DeNAベイスターズ8回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、5回裏にブライアン・バリントンの代打で出場
- 初打席:同上、5回裏に藤井秀悟から二飛
- 初先発出場:2012年7月1日、対横浜DeNAベイスターズ9回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、7番・二塁手で先発出場
- 初安打:同上、5回裏に山本省吾から右越三塁打
- 初打点:2012年7月3日、対阪神タイガース9回戦(坊っちゃんスタジアム)、9回表に安部友裕の代打で出場、榎田大樹から左前適時打
- 初盗塁:同上、9回表に二盗(投手:榎田大樹、捕手:小宮山慎二)※二塁走者・天谷宗一郎と重盗
- 初本塁打:2012年8月21日、対横浜DeNAベイスターズ15回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、1回裏に三浦大輔から左越ソロ
- 節目の記録
- 1000本安打:2019年4月27日、対 東京ヤクルトスワローズ4回戦(明治神宮野球場)※史上295人目
- 1000試合出場:2019年7月24日、対中日ドラゴンズ16回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、2番・二塁手で先発出場 ※史上501人目
- その他の記録
- 打撃
- シーズン犠打:50(2013年)※広島球団記録
- シーズン最多犠打:7回(2013年, 2015年 - 2020年)※日本プロ野球記録
- 6年連続シーズン最多犠打(2015年 - 2020年)※日本プロ野球記録
- シーズン二塁打:39(2014年)※広島球団記録
- 最多安打と最多犠打の同一シーズンでの同時達成(2016年)※日本プロ野球史上初
- 守備
- 二塁手シーズン補殺:535(2014年) ※日本プロ野球記録
- 二塁手シーズン連続守備機会無失策:503(2020年)※セ・リーグ記録
- 二塁手シーズン守備率:10割(2020年)※日本プロ野球記録
- 二塁手として8年連続ゴールデングラブ賞(2013年 - 2020年)※日本プロ野球記録
- その他
- オールスターゲーム出場:6回(2014年 - 2019年)
背番号[編集]
- 33 (2012年 - )
- 4 (野球日本代表出場時)
登場曲[編集]
- 「Carlito (Who's That Boy?)」Carlito(2012年)
- 「Games People Play」インナー・サークル(2013年)
- 「ゆずれない願い」田村直美(2013年)
- 「#33」Mebius(2014年 - )
- 「涼介」山本圭壱(2015年 - )
- 「ワッショイワッショイ」山本圭壱(2017年 - )
代表歴[編集]
関連情報[編集]
著書[編集]
- 『二塁手革命』光文社、2015年4月。ISBN 978-4334038519。
- 異次元へ 型破りの守備・攻撃&メンタル追求バイブル(2018年3月31日、廣済堂出版)
- 共著
- 菊池涼介 丸佳浩 メッセージBOOKコンビスペシャル -キクマル魂-(2014年8月31日、廣済堂出版)
- 連載
- 菊池涼介の脳内革迷(広島アスリートマガジン 2014年)
- キクに聞くお悩み相談Vol.2(広島アスリートマガジン 2016年8月号 - 2017年1月号)
CM[編集]
- 中国電力(2016年、2017年)
- 中国電力 知らなかった涼介~貯まる&交換 編(ブラッド・エルドレッドと一緒に出演)(2016年)
- 中国電力 エネルギアポイントサービス変わった 編(2017年)
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル(2017年)中国・四国エリア数量限定発売。サントリー烏龍茶アンバサダーに就任。
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル「菊池選手の烏龍茶生活」篇 30秒
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル「菊池選手に会ってきた・ほんとに好き?」篇 30秒
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル「菊池選手に会ってきた・合う食べ物は?」篇 30秒
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル「菊池選手に会ってきた・感謝状」篇 30秒
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル「菊池選手に会ってきた・似顔絵」篇
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル「菊池選手に会ってきた・どこが好き?」篇
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル(2018年)中国・四国エリア数量限定発売。
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル「菊池選手に会ってきた・さらにすごいの」篇(新井貴浩選手と出演)
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル「菊池選手に会ってきた・ポーズ」篇(新井貴浩選手と出演)
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル「菊池選手に会ってきた・直筆パネル」篇(新井貴浩選手と出演)
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル「菊池選手の烏龍茶生活」篇
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル「オールドユニフォームA」篇(新井貴浩選手と出演)
- サントリー烏龍茶 菊池涼介ボトル「進化した等身大パネル」篇(新井貴浩選手と出演)
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 1度目は5月31日の楽天戦から7月2日の巨人戦までの21試合連続安打、2度目は7月26日の阪神戦から8月21日の横浜DeNA戦までの22試合連続安打である。
出典[編集]
- ^ 広島 - 契約更改 - プロ野球. 日刊スポーツ. 2019年1月31日閲覧。
- ^ a b c 週刊ベースボール2012年7月2日号 P57
- ^ “ひらがな覚えよう!プロ野球選手あだ名であいうえお - プロ野球 : 日刊スポーツ” (日本語). nikkansports.com. 2020年11月26日閲覧。
- ^ “中京学院大・菊池が野村監督の背番号7熱望…広島2位”. スポーツ報知. (2011年10月29日) 2011年10月29日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 広島・菊池が補殺499個目 二塁手の日本記録更新スポーツニッポン2013年9月26日配信
- ^ 2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ トップチーム 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト 2015年3月30日閲覧
- ^ 欧州代表戦、侍ジャパン出場選手発表!6選手が小久保体制下で初招集 侍ジャパン公式サイト (2015年2月16日) 2015年3月22日閲覧
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第1戦 2015年3月10日(火) 東京ドーム 打席結果・投打成績 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月10日) 2016年3月10日閲覧
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第2戦 2015年3月11日(水) 東京ドーム 打席結果・投打成績 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月11日) 2016年3月10日閲覧
- ^ 「WBSC世界野球プレミア12」侍ジャパントップチーム候補選手45名を発表 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年9月10日) 2015年9月20日閲覧
- ^ 「WBSC世界野球プレミア12」侍ジャパントップチーム選手紹介 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年10月19日) 2016年4月9日閲覧
- ^ 3月開催の侍ジャパン強化試合、出場26選手発表! 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2016年2月15日) 2016年2月17日閲覧
- ^ “【広島】菊池、連続試合出場377で止まる 体調不良でベンチ外れる”. スポーツ報知. (2016年4月8日) 2016年4月9日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “広島菊池が体調不良でベンチ外 連続出場はストップ”. 日刊スポーツ. (2016年4月8日) 2016年4月9日閲覧。
- ^ “広島菊池 「左肩打撲で安静」スタメン外れる”. 日刊スポーツ. (2016年7月3日) 2016年10月3日閲覧。
- ^ “フェンス強打広島菊池の検査結果は「右膝打撲」”. 日刊スポーツ. (2016年9月9日) 2016年10月3日閲覧。
- ^ 11月に東京ドームで開催する侍ジャパン強化試合に出場する選手28名が決定 野球日本代表 侍ジャパン オフィシャルサイト (2016年10月18日) 2016年10月18日閲覧
- ^ “広島・菊池涼 ポスティングでメジャー挑戦!球団容認「ありがたい」”. スポニチアネックス (2019年11月9日). 2019年11月11日閲覧。
- ^ [1]
- ^ “広島菊池涼介が今季初安打「たまたまです」初アーチ”. 日刊スポーツ (2020年6月24日). 2020年12月3日閲覧。
- ^ “【広島2位】菊池涼介 小柄でもパンチ力ありの三冠王 スローイングは必見”. スポーツニッポン. (2011年10月27日) 2011年10月29日閲覧。
- ^ “菊池、開幕1軍へタイ・カッブ型バット導入”. デイリースポーツ. (2012年1月16日) 2012年1月23日閲覧。
- ^ 【広島】野村監督「菊池はよく分からん」 日刊スポーツ 2013年6月9日
- ^ ベースボール・マガジン社『週刊ベースボール』2018年10月1日号 p.17.
- ^ “広島・菊池涼介 バントあり長打ありの独自の二番像”. 習慣ベースボールONLINE (2019年8月25日). 2020年12月3日閲覧。
- ^ 玄人好み 中日・井端タイプ 岐阜・中京学院大 菊池 2011年10月21日 中日スポーツ
- ^ ヤクルト・宮本ら守備の達人が太鼓判押す広島・菊池の凄さ zakzak 2013年10月3日
- ^ http://hirospo.com/pickup/7654.html
- ^ 【米国はこう見ている】菊池の美技に賛辞 「全てのグラブトスの理想像を披露」full-count2014年11月20日配信
- ^ Kikuchi's incredible glove flip
- ^ Samurai Japan's Ryosuke Kikuchi makes glove flip play that all other glove flip plays want to be
- ^ 侍J菊池美技にMLB実況絶叫「日本の二塁には神の手がいる」 スポーツニッポン 2017年3月12日
- ^ “1.02 Fielding Awards 2016 [特集]守備優秀者についての考察 07 セカンド”. 1.02 Essence of Baseball. 蛭川 皓平. DELTA. 2018年6月2日閲覧。
- ^ a b c “1.02 Fielding Awards 2017 野手の守備力をデータから分析し評価する 06 SECOND BASEMAN”. 1.02 Essence of Baseball. 市川 博久. DELTA. 2018年6月2日閲覧。
- ^ “ポジショニングに変化? 菊池涼介の守備指標低下の原因に迫る”. 1.02 Essence of Baseball. 八代 久通. DELTA (2018年5月19日). 2018年6月2日閲覧。
- ^ “野手の守備力をデータから分析し評価する[1.02 FIELDING AWARDS 2018]二塁手部門”. 1.02 Essence of Baseball. 大南 淳. DELTA (2018年11月27日). 2019年4月24日閲覧。
- ^ 1.02 - Essence of Baseball
- ^ 1.02 - Essence of Baseball
- ^ 1.02 - Essence of Baseball
- ^ “広島菊池涼介が史上初の無失策 守備率10割達成 - プロ野球 : 日刊スポーツ” (日本語). nikkansports.com. 2020年11月30日閲覧。
- ^ 好調赤ヘル 数字に出ない伝統の足攻め2/3 デイリースポーツ 2014年4月27日
- ^ ザ・スカウト——プロ野球伸びる選手伸びない選手
- ^ 菊池生涯33宣言「絶対変わりたくない」 デイリースポーツ 2015年11月30日
- ^ 広島菊池 生涯背番号33宣言「絶対変えません」 日刊スポーツ 2015年11月30日
- ^ カープ菊池涼介 結婚していた!お相手は元CAで4月出産予定 | 女性自身
- ^ 広島のモテ男・菊池涼介が懺悔告白「交際相手に多額の慰謝料を請求され…」調停申し立て (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
- ^ 広島のモテ男・菊池涼介が懺悔告白「交際相手に多額の慰謝料を請求され…」調停申し立て【2020年ベスト20 3月14日】 (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 個人年度別成績 菊池涼介 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、 The Baseball Cube、 MLB
|
|
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|