島内宏明

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島内 宏明
東北楽天ゴールデンイーグルス #35
H shimauchi20180915.jpg
ZOZOマリンスタジアムにて(2018年)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 石川県小松市
生年月日 (1990-02-02) 1990年2月2日(28歳)
身長
体重
180 cm
75 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2011年 ドラフト6位
初出場 2012年3月30日
年俸 5,500万円(2018年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

島内 宏明(しまうち ひろあき、1990年2月2日 - )は、石川県小松市出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。東北楽天ゴールデンイーグルス所属。愛称は「ウナギイヌ[2],「男前」。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

明治大学時代(2011年)

御幸中学校時代は「全小松ボーイズ」でプレーした。

星稜高校時代は2年の秋から主将となり、3年の夏には甲子園に「1番・一塁手」として出場。初戦の長崎日大高校戦では2安打1盗塁と活躍したが、チームは1-3で敗退した。高校時代の野球部の同期には高木京介がいる。

明治大学へ進学し、硬式野球部に入部。1年次の秋から六大学リーグ戦に出場。3年次の秋から外野手としてスタメン起用されるようになる。秋には規定打席不足ながら打率.400を記録。4年次の春は中盤以降で率を落としたもののリーグ3位の打率.385を記録し、初のベストナインに選出された。秋も打率.349の成績で2季連続でベストナインに選ばれ、明治神宮野球大会でも優勝を飾った。元々はプロ志望ではなかったが、野球部監督の善波達也や寮長に発破をかけられ、4年次の活躍でプロを志望するようになった[3]。大学通算成績は打率.370、40安打、2本塁打。大学時代の野球部の同期には野村祐輔柴田章吾がいる。

2011年のNPBドラフト会議で、東北楽天ゴールデンイーグルスから6巡目で指名。契約金3,000万円、年俸600万円(金額は推定)という条件で入団した[4]背番号35

楽天時代[編集]

横浜スタジアムにて(2012年)

2012年、同年の楽天の新人の中では唯一、開幕一軍に入った。俊足を買われて代走要員としてのベンチ入りだったが、走塁ミスが多く[5]、一軍と二軍を行ったり来たりの状態が続いた[6]。しかし、8月22日の千葉ロッテマリーンズ戦(Kスタ宮城)で「9番・中堅手」として初めてスタメン出場すると、プロ初打席でタイムリーを放つなど2安打3打点の活躍でお立ち台に上がった[6]。8月24日の北海道日本ハムファイターズ戦(Kスタ宮城)ではプロ初本塁打を放ち、8月28日のロッテ戦(QVCマリン)ではプロ初の猛打賞を記録した[5]。9月5日の日本ハム戦(東京ドーム)には同じく新人の岡島豪郎とのアベック本塁打を放つ。新人2人によるアベック本塁打は1989年中日ドラゴンズ大豊泰昭山口幸司以来23年ぶり。そのままシーズン終了まで一軍に帯同、左翼手の準レギュラーとして打席数は少ないながらも打率.299、100打席以上立った選手の中ではチームトップとなる長打率.443と結果を残した。

2013年、シーズン序盤は前年同様、相手投手の左右に合わせて右打者の中島俊哉との併用で左翼手としての出場が主だったが、セ・パ交流戦ごろからは相手先発が左投手の試合でも右翼手として先発出場するようになり、そのままレギュラーに定着した。聖澤諒が離脱した際には中堅手として先発出場し、打率.284、OPS.717、6本塁打と“恐怖の9番打者”として活躍するが、9月13日のオリックス・バファローズ戦(Kスタ宮城)の9回の守備中に左肩を痛め、球団初のリーグ優勝を目前にして離脱、優勝の輪に加われなかった[7]。しかし、チームメイトは島内の貢献を称え、ベンチの中に島内のユニフォームが飾られた[7]日本シリーズには復帰を果たし、第4戦に代打として1試合出場した。

2014年、シーズン序盤に打撃不振で二軍調整を経験したが、聖澤が戦線を離脱した後半戦には、一軍の正中堅手に定着。一軍公式戦では66試合の出場で、前年と同数の6盗塁を記録したが、本塁打(2本)・打率(.242)・打点(18)とも前年を下回った。

2015年1月5日に2歳年下の一般女性と結婚[8]したが、一軍公式戦では25試合の出場で、入団後初めて本塁打を1本も放てなかった。シーズン終了後には、球団を通じて広島のトレーニングクラブ「アスリート」の門を叩くと、肉体改造に取り組んだ。

さいたま市営浦和球場にて(2016年)

2016年、開幕を二軍で迎えたが、岡島が戦線を離脱した4月に一軍へ昇格すると、岡島に代わって「1番・右翼手」として起用された。岡島は後に戦線へ復帰したが、後半戦に入って深刻な打撃不振に陥ったことに加えて、シーズン途中から入団したカルロス・ペゲーロが右翼手に起用されたことから、8月以降は「1番・中堅手」としてスタメンに定着。8月30日の対日本ハム戦(東京ドーム)では、一軍公式戦では自身初の1試合2本塁打を記録した。このうち、1回表に先頭打者として放った本塁打は、一軍公式戦における球団通算1000本塁打にもなった。一軍公式戦全体では、114試合の出場で、打率.287、球団の生え抜き野手としては当時最多の9本塁打[9]、自身初の2桁盗塁を記録した。

2017年、レギュラーシーズンでは、「6番・中堅手」として開幕戦初のスタメン出場を果たしたことを皮切りに、正中堅手として一軍公式戦全143試合出場を初めて達成。パシフィック・リーグの最終規定打席へ初めて到達するとともに、自己最高の14本塁打・47打点を記録するなどの活躍で、チーム4年振りのAクラス入りとクライマックスシリーズ進出に貢献した。シリーズ終了後の契約交渉では、推定年俸5,500万円(前年から2,200万円増)で契約を更改。その際に球団から背番号の変更を打診されたが、従来の35と同じ2桁の背番号を提示されたため、打診を固辞した[10]

2018年、前年に続いて、レギュラーシーズンの開幕戦から18試合連続でスタメンに起用。4月19日の対ソフトバンク戦(福岡ヤフオク!ドーム)では、一軍公式戦で初めて4番打者を務めた。しかし、この試合の走塁中に右内腹斜筋を損傷。翌20日の診察で、実戦への復帰までにおよそ1ヶ月を要することが判明したため、同日付で出場選手登録を抹消された[11]。6月中旬に一軍復帰すると自身の故障中に田中和基がセンターに定着していたためレフトにまわり、監督辞任によって平石洋介監督代行が就任すると打順は3番に固定された。以降の試合は出続けて2年連続で規定打席に到達し、2年連続の2桁本塁打、自己最多の53打点、自己最高でリーグ8位となる打率.292を記録。レフトの守備ではUZR17.1を記録した。

選手としての特徴・人物[編集]

積極的で思い切りがよい打撃が持ち味で、2012年には少ない打席数ながら長打率.443を記録するなど、パンチ力も秘めている[12]。遠投95メートル[13]50メートル5.8秒を記録する俊足を持つが、判断の誤りから走塁ミスが多い[3][5]

楽天入団時の監督である星野仙一(2018年逝去)は明治大学の先輩で、生前には厳しい言葉を掛けられていた[6]

楽天のチーム内ではムードメーカー・いじられキャラである[14]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2012 楽天 41 104 97 11 29 6 1 2 43 17 1 0 4 1 2 0 0 8 2 .299 .310 .443 .753
2013 97 329 299 36 85 6 4 6 117 38 6 4 4 5 21 0 0 44 6 .284 .326 .391 .717
2014 66 243 215 26 52 7 3 2 71 18 6 1 7 2 19 0 0 22 5 .242 .301 .330 .631
2015 25 81 74 6 15 2 3 0 23 6 5 1 2 1 4 0 0 6 0 .203 .241 .311 .551
2016 114 388 342 43 98 9 2 9 138 41 10 2 7 4 33 0 2 48 7 .287 .349 .404 .753
2017 143 577 494 62 131 14 3 14 193 47 3 6 12 3 64 0 4 67 8 .265 .352 .391 .743
2018 103 453 394 53 115 16 3 11 170 53 11 5 3 3 47 0 6 45 10 .292 .373 .431 .805
通算:7年 589 2175 1915 237 525 60 19 44 755 220 42 19 39 19 190 12 0 240 38 .274 .340 .394 .734
  • 2017年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



外野












2012 楽天 32 46 0 0 0 1.000
2013 90 170 4 3 1 .983
2014 62 127 5 2 0 .985
2015 20 25 0 0 0 1.000
2016 111 207 2 0 0 1.000
2017 139 274 4 1 1 .996
通算 454 849 15 6 2 .993
  • 2017年度シーズン終了時

記録[編集]

背番号[編集]

  • 35 (2012年 - )

登場曲[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 楽天 - 契約更改 - プロ野球.日刊スポーツ.2018年5月20日閲覧。
  2. ^ “楽天・島内 ウナギイヌで自虐声だし「今年は特上ウナギになりま~す!」”. デイリースポーツ (週刊ベースボールONLINE). (2015年2月7日). http://news.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=news_detail&id=173719 2016年10月6日閲覧。 
  3. ^ a b “楽天島内、9回代打決勝打!”. nikkansports.com. (2013年5月29日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20130529-1134515.html 2013年5月29日閲覧。 
  4. ^ “ドラ6・島内、星稜の先輩松井が目標”. スポーツ報知. (2011年12月3日). http://hochi.yomiuri.co.jp/tohoku/baseball/news/20111203-OHT1T00081.htm 2011年12月4日閲覧。 
  5. ^ a b c “島内 初の猛打賞もまた走塁ミス 星野監督「4回目か」”. Sponichi Annex. (2012年8月29日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/08/29/kiji/K20120829003997120.html 2012年9月15日閲覧。 
  6. ^ a b c “島内 明大魂のV打 先輩・星野監督「褒めてやりたい」”. Sponichi Annex. (2012年8月23日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/08/23/kiji/K20120823003957310.html 2012年9月15日閲覧。 
  7. ^ a b “楽天 “恐怖の9番”島内がCS絶望 左肩痛め全治6~8週間”. Sponichi Annex. (2013年9月14日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/09/15/kiji/K20130915006617030.html 2013年9月16日閲覧。 
  8. ^ 【島内宏明選手】入籍のお知らせ”. 東北楽天ゴールデンイーグルス (2015年1月6日). 2015年3月25日閲覧。
  9. ^ 楽天、生え抜き野手に期待がかかる“球団史上初”って何? ベースボール・キング 2016年9月27日掲載
  10. ^ 【楽天】島内、2200万円アップでサイン「言いたいことは言わしてもらった」スポーツ報知 2017年12月5日掲載
  11. ^ 楽天島内一軍抹消「右内腹斜筋損傷」復帰まで1カ月 日刊スポーツ 2018年4月20日掲載
  12. ^ “島内宏明 打ち出したら止まらない俊足アベレージヒッター”. Sponichi Annex. (2011年10月27日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/10/27/kiji/K20111027001904650.html 2011年11月5日閲覧。 
  13. ^ “楽天 「走れる男」明大・島内を指名へ!”. Sponichi Annex. (2011年10月27日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/10/27/kiji/K20111027001899060.html 2011年11月5日閲覧。 
  14. ^ “楽天島内23歳の誓い「レギュラー獲る」”. nikkansports.com. (2013年2月3日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20130203-1080356.html 2013年2月3日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]