池田隆英

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池田 隆英
東北楽天ゴールデンイーグルス #30
T ikeda20180605.jpg
東京ドームにて(2018年)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 佐賀県唐津市
生年月日 (1994-10-01) 1994年10月1日(24歳)
身長
体重
181 cm
85 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2016年 ドラフト2位
初出場 2018年4月1日
年俸 1,300万円(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

池田 隆英(いけだ たかひで、1994年10月1日 - )は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する佐賀県唐津市出身のプロ野球選手投手)。右投右打。

来歴[編集]

プロ入り前[編集]

唐津市立成和小学校4年生の頃に、成和ライオンズで野球をスタート。当初は捕手だったが、後に投手へ転向した[2]。中学生時代には、ボーイズリーグに加盟する地元の硬式チーム「東松ワンダーズ」(現在は佐賀東松ボーイズ)に所属すると、4季連続で同リーグの全国大会に出場。2年時には準優勝を経験した[3]

中学校からの卒業後に進学した創価高等学校では、同級生の田中正義とエースの座を争いながら、田中の後塵を拝していた。田中が故障で中堅手へ転向していた3年夏の選手権西東京大会決勝では、田中に代わって先発を任されたが、犠打の処理中に右膝前十字じん帯を断裂[4]。田中と共に創価大学へ進学してからも、田中が2年時からエースとして脚光を浴びる一方で、自身は3年時まで前述した故障からのリハビリを優先した。しかし、4年時の2016年東京新大学野球の春季リーグ戦で初勝利を挙げると、秋季リーグ戦で最多勝利(4勝)と最優秀防御率(0.83)のタイトルを獲得。ベストナインにも選ばれた。日本学生野球協会からも表彰された[3] [5]ことから、この年のNPBドラフト会議の直前には、田中と並んで上位指名の候補に挙げられていた。実際には、東北楽天ゴールデンイーグルスから2巡目で指名[6]。後に、契約金7,000万円、年俸1,200万円(金額は推定)という条件で入団した[6]。担当スカウトは沖原佳典[7]で、背番号は30。ちなみに田中も、1巡目で5球団から指名された後に、抽選で独占交渉権を得た福岡ソフトバンクホークスへ入団している。

楽天時代[編集]

2017年には、一軍公式戦での先発デビューを予定していた5月に左足首、8月に右足首を捻挫。その影響で一軍昇格のチャンスを逃した[8]が、イースタン・リーグ公式戦では、11試合の登板で4勝1敗、防御率2.72を記録した。

2018年には、春季キャンプ中の対外試合から好投を続けた末に、先発要員として公式戦を一軍でスタート。4月1日には、千葉ロッテマリーンズとの開幕カード第3戦(ZOZOマリンスタジアム)で一軍公式戦へのデビューを果たした。この試合では敗戦投手になったものの、2週間後(4月15日)の対埼玉西武ライオンズ戦(楽天生命パーク宮城)でも先発を任されると、6回1/3を投げて11安打で5点を失いながらも一軍公式戦初勝利を挙げた[9]。その後も先発登板が続いたが、通算で1勝5敗と黒星が先行したため、5月下旬以降は救援要員に転向。一軍公式戦全体では、15試合の登板(7試合の先発)で、1勝5敗4ホールド、防御率5.91という成績を残した。なお、シーズン終了後には、台湾でのアジアウィンターリーグにNPBイースタン選抜の一員として出場。台湾選抜との優勝決定戦で先発に起用されると、8回を2被安打10奪三振無失点の好投でチームを優勝へ導くとともに、リーグのMVPに選ばれた[10]

選手としての特徴[編集]

最速で152km/hを計測した速球を軸に、120km/h台のスライダーや、110km/h台のカーブを織り交ぜる本格派の右投手。高校時代から大学3年時までは田中の影に隠れていたが、4年時に田中と並ぶエースとして急速に台頭した。

人物[編集]

幼少期には、素潜りでサザエなどを採っていた[11]。小学生の時に、実父が心臓バイパスの手術を経験。後に鬱病を発症したため、それまで専業主婦だった実母が、新聞配達などのアルバイトで家計や池田の学費を賄っていた[9]。このような家庭の事情を背景に、2016年NPBドラフト会議の直前から、『ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう』(TBSテレビ)スタッフの密着取材を受けた。会議の当日(2016年10月20日)に全国ネットで放送された同番組では、池田や家族への取材を基に、以上の生い立ちを再現映像を交えながら紹介。池田自身も、楽天からの指名を受けた後に、生中継を通じて実父と揃って出演した[12]

ギターピアノの演奏が趣味で、楽天への入団後から居住している球団合宿所「泉犬鷲寮」の自室にもギターを持参。折に触れてギターを演奏している。また、試合に登板する前には、ブルーノ・マーズの楽曲を聴きながらリラックスに努めている[11]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2018 楽天 15 7 0 0 0 1 5 0 4 .167 206 42.2 60 4 21 2 0 24 5 0 33 28 5.91 1.90
NPB:1年 15 7 0 0 0 1 5 0 4 .167 206 42.2 60 4 21 2 0 24 5 0 33 28 5.91 1.90
  • 2018年度シーズン終了時

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 30 (2017年 - )

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 楽天 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2018年12月20日閲覧。
  2. ^ “ドラフト注目株 池田隆英投手(創価大、唐津市出身)”. 佐賀新聞LiVE. (2016年10月18日). http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10104/367186 2017年2月17日閲覧。 
  3. ^ a b “「楽天ドラ2活躍」の法則、創価大・池田継承だ”. 日刊スポーツ. (2016年11月10日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1735997.html 2017年2月17日閲覧。 
  4. ^ “創価大の恩師が見続けた「田中正義と池田隆英のライバル秘話」(3)”. Sportiva. (2017年1月14日). https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2017/01/14/___split_5/index_3.php 2018年12月22日閲覧。 
  5. ^ リーグ戦タイトル一覧(東京新大学野球連盟1部)”. 新東京大学野球連盟 (2017年2月17日). 2017年2月17日閲覧。
  6. ^ a b <楽天ドラ2>池田「チーム勝たせる投手に」”. 河北新報 (2016年11月1日). 2017年2月18日閲覧。
  7. ^ “田中正義の2番手…池田を支えた楽天沖原スカウト”. 日刊スポーツ. (2018年4月16日). https://www.nikkansports.com/baseball/column/bankisha/news/201804160000023.html 2018年12月22日閲覧。 
  8. ^ 楽天・池田隆英投手 本領発揮へ準備万端/2年目の成長”. 週刊ベースボール (2018年3月26日). 2018年12月22日閲覧。
  9. ^ a b 楽天池田「絶対楽させたい」病明け両親へ捧ぐ初勝利(1)”. 日刊スポーツ (2018年4月16日). 2018年12月22日閲覧。
  10. ^ WLでMVPの楽天池田、好調要因は「ピータン」?”. 日刊スポーツ (2018年12月18日). 2018年12月22日閲覧。
  11. ^ a b 楽天池田「絶対楽させたい」病明け両親へ捧ぐ初勝利(2)”. 日刊スポーツ (2018年4月16日). 2018年12月22日閲覧。
  12. ^ 「頼む!指名を」ドラフト特番の舞台裏 創価大・田中生出演予定”. スポーツニッポン (2016年10月20日). 2017年5月9日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]