小笠原慎之介

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小笠原 慎之介
中日ドラゴンズ #11
Ogasawarashinnosuke.jpg
2016年6月7日、京セラドーム大阪にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県藤沢市
生年月日 (1997-10-08) 1997年10月8日(20歳)
身長
体重
180 cm
95 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 ドラフト1位
初出場 2016年5月31日
年俸 2,100万円(2018年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

小笠原 慎之介(おがさわら しんのすけ、1997年10月8日 - )は、神奈川県藤沢市出身のプロ野球選手投手)。左投左打。中日ドラゴンズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学1年から善行スポーツ少年団で野球を始め[2]善行中学校では「湘南ボーイズ」に所属。2年夏には全国ベスト4入り[2]、3年夏には全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップで優勝を果たし、代表選手入りしたU-15アジアチャレンジカップでも優勝を経験した[3]。この時期、長坂秀樹の野球塾で個人指導を受けていた[4]

東海大相模高校に進学すると1年春からベンチ入り。2年の夏は第96回全国高等学校野球選手権大会に出場し、吉田凌らと「140キロカルテット」として注目を集めたが、初戦で松本裕樹擁する盛岡大附属高校と当たり敗戦した[5]。自身は1回1/3を投げ、無失点3奪三振と好投した。3年夏には神奈川県大会で27回30奪三振、防御率0.00の成績で第97回全国高等学校野球選手権大会出場に貢献。甲子園では初戦の聖光学院戦ではリリーフ登板し、152km/hをマークした(スカウトのスピードガンが計測、球場表示は151 km/h)[6]。決勝戦の仙台育英戦にて佐藤世那と投げ合い、同点の9回表には優勝を決める勝ち越しソロ本塁打を打った[7]。甲子園通算26回1/3、23奪三振、防御率3.08。また2015 WBSC U-18ワールドカップ日本代表に選出され、2試合8イニングを投げて防御率0.00の好投で準優勝に貢献したが、その後の国体は左肘滑膜炎の影響で登板を回避した[2]

その後の2015年10月22日プロ野球ドラフト会議にて、いずれも高橋純平福岡ソフトバンクホークスが交渉権獲得)の抽選に外れた中日ドラゴンズ北海道日本ハムファイターズから1位指名を受け、抽選の結果中日が交渉権を獲得[2]。11月23日に契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円(いずれも推定)という高卒選手では球団初の最高条件で仮契約を結んだ[3]12月11日に入団発表が行われ、背番号は前年限りで退団した川上憲伸11を継承することとなった[8]

プロ入り後[編集]

2016年は開幕から二軍生活が続いていたが、5月31日に一軍に昇格し、対福岡ソフトバンクホークス戦(ヤフオクドーム)でデビューした。5回を投げて1安打1失点として勝利投手の権利を得て降板したものの、後を受けた投手が8回裏に逆転を許し勝ち星はつかなかった[9]。9月4日の対読売ジャイアンツ東京ドーム)戦で、7回3失点、10奪三振の好投で、プロ初勝利を飾った[10]。この年は、打線の援護に恵まれなかったこともあり2勝に終わるが、防御率は3.36であった。シーズン終了後の11月、左肘遊離軟骨除去手術を受ける。

2017年は、前年11月の左肘の手術の影響から、開幕は二軍で迎えた。5月6日の対巨人戦(ナゴヤドーム)がこの年の一軍初登板になった。しかしこの年もなかなか勝ち星が伸びず、8月5日の対巨人(東京ドーム)では3本の被本塁打を喫して「3回1/3、8失点」でKOされるなど、「一発病」に苦しむことになった[11]。9月19日の対巨人戦(ナゴヤドーム)で2失点でまとめて、プロ初完投での勝利投手になる[12][13]。最終的には、「5勝8敗、防御率4.84、投球回119」だったが、シーズンを通して被本塁打の多さに苦しみ、最終的な被本塁打数は21(両リーグでワースト1位)だった[14][15]

2018年はオープン戦などの好投が評価され自身初の開幕投手を務めた。

選手としての特徴[編集]

ゆったりとしたオーバースローのフォームから、プロでの最速150km/h[16](高校時代は最速152km/h[17])の直球と、決め球であるチェンジアップスライダーカーブを使用する。ストレートに関しては、本人は「重い」と自己分析しており、ボールを受けた高校の後輩捕手が左手人差し指を腫らして悶絶したことがあるという[18][17]

特にチェンジアップの使い手であり、2016年~2017年の2シーズンでのチェンジアップの空振り率は、「22.2%(リーグ1位)→21.3%(リーグ3位)」と高い数値で推移している[19][20]。また、いわゆるフライボールピッチャーであり、2016年~2017年の2シーズンでのフライアウトの比率は、「49.4%→51.7%(リーグ1位)」である(リーグ平均値は「43.0%→42.6%」である)[19][20]

人物[編集]

「慎之介」という名前は曽祖父に付けてもらったとのこと[2]

高橋周平は中学校とボーイズチームの先輩であり、プロでも同じチームでプレーする事になった。小笠原曰く、「小学校の時も公園で一緒に野球しました。同じチームで心強いです」[2]。 その高橋からもらったおさがりの服を私服にしていることが多い。

球界では球団OBの山本昌、誕生日が同じというきっかけから小久保裕紀を敬愛している[21][3]。また、目標とするプロとしての選手像は新庄剛志のそれである[22]

プロレス団体・WWEの大ファンであり、特に藤波辰爾を敬愛している。また、新日本プロレス内藤哲也のファンでもある[21]。格闘技(UFC)のグローブを衝動買いして後悔したことがある。

SKE48の大ファンでもあり、推しメンは松井珠理奈である。小学校時代から松井を応援しており、小笠原は「(AKB48のセンターを務めた2008年のシングル)『大声ダイヤモンド』の時から知っていました。めっちゃ若いな、一生懸命だなって思ってました。」と感激していた[23]

食生活では、高校時代にトーストの上に白いご飯を乗せて焼いたものを食べていたことがある。プロ入り後はコメダシロノワールがお気に入り[24]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2016 中日 15 12 0 0 0 2 6 0 0 .250 310 72.1 56 7 40 0 2 58 4 0 30 27 3.36 1.33
2017 22 19 1 0 0 5 8 0 0 .385 522 119.0 124 21 53 1 1 105 7 0 65 64 4.84 1.49
NPB:2年 37 31 1 0 0 7 14 0 0 .333 832 191.1 180 28 93 1 3 163 11 0 95 91 4.28 1.43
  • 2017年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手












2016 中日 15 4 16 1 2 .952
2017 22 1 11 1 0 .923
通算 37 5 27 2 2 .941
  • 2017年度シーズン終了時

記録[編集]

投手記録
打撃記録

背番号[編集]

  • 11 (2016年 - )

登場曲[編集]

代表歴[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 中日 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2018年5月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 中日1位小笠原「心強い」チームに先輩周平アニキnikkansports.com 2015年10月23日掲載
  3. ^ a b c 中日1位小笠原満額入団、小久保監督の侍入りも宣言nikkansports.com 2015年11月24日掲載
  4. ^ 元独立リーガーがドラフト1位ルーキー・小笠原慎之介に託した夢 - Yahoo!ニュース(Webスポルティーバからの転載)、2016年6月16日
  5. ^ “東海大相模“後手”140キロ継投 先発青島、6回2死から…”. http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/08/17/kiji/K20140817008758310.html 
  6. ^ “左の152キロ!小笠原にメジャーも注目「世界中でもトップクラス」”. http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/08/13/kiji/K20150813010928400.html 
  7. ^ 東海大相模・小笠原史上初!V投手が決めた日本一弾nikkansports.com 2015年8月21日掲載
  8. ^ 中日ドラゴンズ 公式サイト - ドラゴンズニュース ★2015年ドラフト指名選手入団発表 - 2015年12月11日配信
  9. ^ 中日小笠原怪投デビュー 日本一打線に7四球1失点”. 日刊スポーツ. 2018年3月21日閲覧。
  10. ^ 中日小笠原がついにプロ初勝利 7回3失点10K”. 日刊スポーツ. 2018年3月21日閲覧。
  11. ^ 中日小笠原3被弾8失点最短KO「何もありません」”. 日刊スポーツ. 2018年3月21日閲覧。
  12. ^ 中日小笠原「1つの通過点」151球プロ初完投勝ち”. 日刊スポーツ. 2018年3月21日閲覧。
  13. ^ 中日・小笠原がプロ初完投も、ファンの想いは複雑…?”. ベースボールキング. 2018年3月21日閲覧。
  14. ^ 中日小笠原「粘り負け」通算10度目甲子園で初黒星”. 日刊スポーツ. 2018年3月21日閲覧。
  15. ^ 今季セ・リーグで一番本塁打を打たれたのは意外なチームの選手?”. Baseball Crix. 2018年3月21日閲覧。
  16. ^ https://www.nikkansports.com/baseball/news/1681481.html
  17. ^ a b 野球太郎』No.017廣済堂出版、2015年、雑誌69412-14,P72-73。
  18. ^ 中日ドラ1小笠原、谷繁監督に“直球”アピールnikkansports.com 2015年10月28日掲載
  19. ^ a b 『2017プロ野球オール写真選手名鑑』196頁、220頁~224頁。
  20. ^ a b 『2018プロ野球オール写真選手名鑑』180頁、220頁~224頁。
  21. ^ a b 中日ドラ1小笠原が敬愛する2人の"龍レジェンド"東スポWeb 2015年11月24日配信
  22. ^ 中日ドラ1小笠原 新庄のように魅了する選手に野球 : 日刊スポーツ 2015年12月11日閲覧
  23. ^ 【中日】ドラ1小笠原、SKE珠理奈との記念撮影うらやむ「開幕1軍はいいなあ」:スポーツ報知 2016年3月31日配信
  24. ^ 中日小笠原、休養日に喫茶店「コメダ珈琲」お出かけ - 野球”. 日刊スポーツ (2016年10月11日). 2017年8月5日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]