オコエ瑠偉

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オコエ 瑠偉
Louis Okoye
東北楽天ゴールデンイーグルス #9
Rakuten okoye9.JPG
2016年
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都東村山市
生年月日 (1997-07-21) 1997年7月21日(20歳)
身長
体重
185 cm
90 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2015年 ドラフト1位
初出場 2016年3月25日
年俸 1,400万円(2018年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
獲得メダル
男子 野球
日本の旗 日本
アジア プロ野球チャンピオンシップ
2017

オコエ 瑠偉(オコエ るい、1997年7月21日 - )は、東京都東村山市出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

ナイジェリア人と、日本人のとの間に出生[1]。7か月で独りで歩く子供で[2]、6歳の時に近所の在住者に誘われ野球を始める。秋津東小では1年から軟式の東村山ドリームに所属[3]。6年生の時に3番・捕手として都大会優勝[4]、関東大会3位[5]。読売ジャイアンツジュニアのコーチの勧めで外野手に転向しNPB12球団ジュニアトーナメントに出場。準決勝で上野翔太郎擁する中日ドラゴンズジュニアに勝利したが決勝でソフトバンクホークスジュニアに敗れ準優勝した[6]。東村山第六中では硬式の東村山シニアに所属[3]。2年の春大腿骨頭すべり症を発症し選手生命の危機に遭い[7]3年の春休みの手術まで1年近く治療にかかるが、5月4日の西東京都支部春季大会羽村戦に8番右翼手で出場、初本塁打を放ちレギュラーとなった[8]

関東第一高校への入学後は、足の速さから慢心があり、コーチからも危惧されたが、自身は1年冬に「意識がガラッと変わった」としている[9]2014年第86回選抜高等学校野球大会ではベンチ入りメンバーから外されたが、2年春の都大会では背番号18でベンチ入りし、3回戦東京実高校戦に途中交代で公式戦初出場し同点適時二塁打を含む2安打1打点1盗塁と活躍し、逆転サヨナラ勝ちに貢献[10]。続く4回戦國學院久我山高校戦に1番・中堅手で初スタメンに抜擢され、いきなり高校1号となる初回先頭打者本塁打を放ち、第2打席の死球で出塁後に二盗、三盗と活躍[11]。チームは関東大会準決勝まで勝ち進んだ。2年夏の甲子園東東京都大会は準決勝で帝京高校に敗れたが、高校6号を打つなど活躍し[12]、22打数12安打1本塁打5打点1盗塁、打率.545を記録[13]。2年秋は選抜に出場した二松學舍大附属高校に都大会準決勝で敗れたが24打数10安打1打点1盗塁、打率.417を記録し[要出典]、プロに注目される存在になった[14]

3年春は都大会準々決勝の早稲田実業戦では清宮幸太郎に高校1号を打たれるも2安打2打点3盗塁と返し勝利したが[15]、準決勝では日大三高校に敗れた。3年夏は25打数11安打1本塁打6打点6盗塁、打率.440の記録を残し東東京都大会を制した[16]。決勝では中堅手前の打球を二塁打にするプレーも見せた[17]。100周年記念となった第97回全国高等学校野球選手権大会では大会の目玉として注目され[18]、初戦の高岡商業戦で初回に一塁強襲のヒットを二塁打にし、3回にも1イニング2本の三塁打を記録した。1イニング2本の三塁打は49年ぶり2人目の記録[19]。続く3回戦の上野翔太郎擁する中京大中京高校戦では初回満塁のピンチに抜けようかという当たりを快足を飛ばし、キャッチするスーパープレーを見せ[20]、準々決勝の興南高校戦では9回2死から2年生エース比屋根雅也から決勝2点本塁打を放ち[21]、準決勝では優勝した吉田凌小笠原慎之介擁する東海大相模高校に敗れたが[22]、随所に印象に残る活躍をした[23]。甲子園では18打数6安打1本塁打6打点、打率.333の成績を残した[24]。高校通算では3年春まで19本から[25]、37本塁打に量産した[26]

また、3年夏の選手権大会後に日本国内で開かれたWBSC U-18ワールドカップにも、日本代表のメンバーとして出場[27]。予選のアメリカ戦で牽制球失策の間に2塁から本塁に生還[28]カナダ戦で投手強襲安打を二塁打にするプレーを見せ[29]、決勝のアメリカ戦初回には好守を見せたが[30]、チームは準優勝に終わった。33打数12安打7打点4盗塁、打率.364を記録し[31]、最優秀守備選手に選出された[32]

2015年のNPBドラフト会議で、東北楽天ゴールデンイーグルスが外れ1巡目で指名した。楽天がドラフト会議の1巡目で野手の交渉権を獲得した事例は、球団史上初めてであった[33]。結局、契約金8,000万円、年俸1,200万円(金額は推定)という条件で入団。入団会見でトリプルスリーの達成を目標に挙げたことから、トリプルスリーの条件である「(シーズン最終打率・規定打席到達が前提)3(割)+3(0本塁打)+3(0盗塁)」という意味を込めて、同年にトリプルスリーを達成した柳田悠岐福岡ソフトバンクホークス)と同じ背番号9を着用することになった[34]。なお、翌2016年3月8日に関東一高で催された卒業式では、同校の卒業生で初めて特別功労賞を授与されている[35]

プロ入り後[編集]

2016年は高卒の新人野手としては球団史上初めて、春季キャンプ一軍でスタート[36]オープン戦で23打数4安打(打率.174)ながら4打点を挙げたことが評価されて、高卒の新人野手としては球団史上初[37]NPBの高卒新人選手では唯一の開幕一軍入りを果たした[38]

3月25日に福岡ソフトバンクホークスとの開幕戦(楽天koboスタジアム)で代走として一軍デビュー[39]。同じく代走から出場した翌26日の同カードでは、延長10回裏のプロ初打席で四球を選ぶと、プロ初盗塁を決めた[40]。高卒の新人選手がNPBの一軍公式戦開幕カードでプロ初盗塁を決めたのは、1952年中西太西鉄ライオンズ)が開幕第2戦で記録して以来64年振りで、ドラフト会議での指名を経た1966年以降の高卒新人選手としては最も早かった[41]4月3日埼玉西武ライオンズ戦(楽天koboスタジアム)で初めてスタメンに起用される[42]など、一軍では開幕戦から11試合に出場したが、通算で7打数0安打と打撃面で振るわなかった。さらに、一軍の野手陣に故障が相次いだことから、4月14日に出場選手登録を抹消された[43]。しかし、セ・パ交流戦直前の5月29日に再登録[44]を果たすと、交流戦期間中から中堅手としてスタメンに定着した。 セ・パ交流戦では、開幕カードの阪神タイガース戦(コボスタ宮城)で一軍初安打(5月31日)[45]・一軍初打点(6月1日[46]、11日の広島東洋カープ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)でNPB高卒新人選手17年振りの猛打賞[47]を記録。6月18日の対横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)では、同じ新人の今永昇太から一軍初本塁打を放った。楽天の高卒新人選手による一軍公式戦での本塁打は、初めての事例であった[8]。また、交流戦の通算安打数は15本で、大谷翔平2013年に達成した高卒新人記録を更新した[48]

7月14日のフレッシュオールスターゲーム倉敷マスカットスタジアム)では、イースタン・リーグ選抜の「1番・中堅手」としてフル出場。5打数3安打1打点1盗塁の活躍で[49]、優秀選手賞を受賞した[50]。その一方で、一軍では7月半ば頃からはスタメンに起用される機会が減少。「(開幕当初に比べて)良くなっているのは事実だが、一軍では出場機会が限られるので、長い目で見ると崖から突き落とした方が良いのではないか」という一軍監督・梨田昌孝の意向で、8月4日に出場選手登録を再び抹消される[51]と、一軍へ復帰しないままシーズンを終えた。

一軍公式戦には、通算で51試合に出場。打率.185、1本塁打、6打点という成績を残した[52]。その一方で、イースタン・リーグの公式戦には、通算で54試合に出場。打率.222、5本塁打、24打点、14盗塁を記録した。なお、シーズン終了後には、フェニックス・リーグへ参加[53]10月25日には、NPBの12球団に所属する選手で最初に、翌2017年の契約を更改した[54]

2017年は前年に続いて春季一軍キャンプへの参加が内定していたが、キャンプイン前日の1月31日に胃腸炎を発症[55]。さらに、キャンプ2日目(2月2日)に右手薬指の痛みと違和感を訴えたため、一軍キャンプを離脱した[56]。後の検査で、右手薬指付け根付近の靱帯や骨の損傷によって、全治に2 - 3ヶ月を要することが判明。キャンプ期間中に患部の縫合手術を受ける[57]と、リハビリを経て、6月中旬のイースタン・リーグ公式戦から実戦へ復帰した。8月4日[58]の対ロッテ戦(Koboパーク宮城)で、「9番・右翼手」として、スタメンで1年振りに一軍公式戦へ出場。翌5日の同カードから12日の対オリックス戦(京セラドーム大阪)まで6試合連続で安打を放った[59]ほか、このうちの3試合で複数安打を記録した。さらに、8月23日の対ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)で一軍公式戦におけるシーズン初本塁打(詳細後述)を放つと、翌24日の同カードから1番打者に定着。8月26日の対日本ハム戦では9回裏に増井浩俊から本拠地でのプロ入り後初本塁打[60]、同月31日の対西武戦(いずれもKoboパーク宮城)では1回裏に菊池雄星が投じた初球でプロ入り後初の先頭打者本塁打を記録した[61]

オフの10月12日に第1回アジア プロ野球チャンピオンシップ日本代表に選出された[62]

選手としての特徴[編集]

高校時代に「走攻守すべてに積極性があり、冷静さもある」、「足と肩はプロでもトップレベル」とスカウトから評価され[63]、ドラフト志望届提出時に同年のトリプルスリー達成選手である山田哲人柳田悠岐のようになりたいと表明している[26]。プレーを参考とする選手は、走塁では鈴木尚広打撃では中田翔・山田哲人、守備では新庄剛志イチローである[25][64]

打撃[編集]

高校通算37本塁打[26]、スイングスピード157km/h[8]を記録する。プロ入り後は、カウントが追い込まれてからは、ノーステップに変更してタイミングを合わせる技術を習得したという[46]

守備[編集]

中指部分に人さし指を出す穴がある特注グラブと、マジックテープのサイズ30センチメートルの特注スパイクを使用する[65]。遠投120メートルの強肩と2.0以上の視力を持っている[66]

走塁[編集]

50メートル走5秒96(赤外線計測器による数値[67])の俊足で、歩数は二盗時に他の選手が13 - 15歩のところ10歩、スピードに乗った状態なら塁間を8歩で走る[9]。記録は二盗が3秒08[68]、打ってから一塁までが3秒97[69]、二塁までが7秒53[17]、三塁までが10秒75である[70]

人物[編集]

名前の「瑠偉」は、「サッカー選手になって欲しい」という父親の願いから、ラモス瑠偉にちなんで命名された[1]。また英語表記の「Louis」は高級ブランドのルイ・ヴィトンから取られた[29]

1歳年下の実妹・桃仁花(もにか)は、明星学園高校女子バスケットボール部員として、2015年の全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会に出場[71]。2016年には、U-17日本代表として世界選手権への出場を果たした[72]

千葉ロッテマリーンズ投手内竜也は母方の親戚[73]で、オコエの幼少期から互いに面識があるため、オコエがプロ野球選手を目指すきっかけになったという。2017年8月23日の対ロッテ戦では、プロ入り後初めて内と対戦すると、内が投じた初球で本塁打を放っている(前述)[74]

小学生時代は地元東村山市に近い埼玉西武ライオンズのファンクラブに入っていた[9]

中学時代はゴルフ部に所属し、ベストスコアは100を切るくらいだという[75]

歌が上手く湘南乃風の『SHOW TIME』でカラオケ全国1位を取ったことがあり、新入団選手発表会では茂木栄五郎より促されて球団歌の『羽ばたけ楽天イーグルス』を披露した[76]

楽天入団後初の契約更改に臨んだ直後には、「限られた人しかできなさそう」との理由で、「月面の土地を購入すること」を将来の夢に挙げた[54]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2016 楽天 51 130 119 14 22 6 2 1 35 6 4 4 1 2 6 0 2 27 1 .185 .233 .294 .527
2017 41 141 130 21 39 17 0 3 65 11 5 2 5 0 3 0 3 38 3 .300 .331 .500 .831
NPB:2年 92 271 249 35 61 23 2 4 100 17 9 6 6 2 9 0 5 65 4 .245 .283 .402 .685
  • 2017年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



外野












2016 楽天 45 84 1 0 0 1.000
2017 41 73 0 1 0 .986
通算 86 157 1 1 0 .993
  • 2017年度シーズン終了時

表彰[編集]

アマチュア時代
NPB

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 9 (2016年 - )

登場曲[編集]

代表歴[編集]

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]