吉田凌

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吉田 凌
オリックス・バファローズ #66
R.Yoshida.jpg
2019年3月17日、ナゴヤ球場にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 兵庫県西脇市
生年月日 (1997-06-20) 1997年6月20日(24歳)
身長
体重
181 cm
78 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 ドラフト5位
初出場 2017年10月3日
年俸 1,600万円(2021年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

吉田 凌(よしだ りょう、1997年6月20日 - )は、兵庫県西脇市出身[2]プロ野球選手投手)。右投右打。オリックス・バファローズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学校1年時から「西脇スポーツ少年団」で軟式野球を始めると、西脇市立西脇東中学校への在学中に「兵庫北播シニア」で投手としてプレー。全国大会にも出場したこと[2]から、神奈川県東海大付属相模高等学校に進学した。

東海大学付属相模高等学校では、1年時春の対外試合からベンチ入りを果たした。2年時夏の第96回全国高等学校野球選手権大会では、神奈川大会の決勝で、8回2/3を投げて20奪三振を記録。チームの優勝に貢献した[2]が、本大会では、松本裕樹を擁する盛岡大学附属高校に敗れた[3]。2年時秋、腰椎分離症を発症。それにより、ウエイトトレーニングや走り込みで体を鍛える冬場に強化を行うことができず、体のバランスが乱れ、また自身も考えすぎたことで投球フォームを崩してしまう[4]。3年時の夏には、2年連続の神奈川大会優勝を経て、第97回全国高等学校野球選手権大会で同学年の左投手・小笠原慎之介と併用された。大会中に腰椎分離症が再発するも、オコエ瑠偉を擁する関東第一高校との準決勝では、先発で7回を1失点に抑えて、チームを決勝に導いた[5][4]。後にチームメイトとなる佐藤世那のいた仙台育英高校との決勝では、先発した小笠原が本塁打を放つなどの活躍で優勝を決めたが、吉田の出場機会はなかった[6]

2015年のNPBドラフト会議で、オリックス・バファローズから5巡目で指名され、契約金3,500万円、年俸500万円という条件で入団した。背番号66。また、この会議では、小笠原も中日ドラゴンズから1巡目指名され、入団した。

なお、オリックスには、入団の時点で吉田篤史(二軍投手コーチ)、吉田一将(投手)、吉田雄人吉田正尚(いずれも外野手)が在籍していた。このため、入団後には本名(吉田凌)を登録名に使用し、名前のローマ字表記(RYO)をユニフォームに使用している[7]。なお、2021年9月18日 - 9月21日の「Bsオリっこデー2021」で選手自身がニックネームを決めて背ネームに表記する企画では、苗字での「YOSHIDA」表記を使用した(吉田一将は『KAZU』、吉田正尚は『HARPER』と表記)。

オリックス時代[編集]

2016年は、高校時代の良かった頃の投球フォームを見直し、修正を行った。以前のようにリリースポイントを前にしたことで、直球の速さとスライダーのキレが増した[4]。シーズンでは、一軍公式戦での登板はなかったが、ウエスタン・リーグ公式戦には12試合に登板し、2勝2敗、防御率5.79の成績を残した[8]

2017年には、7月13日のフレッシュオールスターゲーム静岡県草薙総合運動場硬式野球場)に、ウエスタン・リーグ選抜の7番手投手として、7回裏に1イニング限定で登板した[9]。同リーグ公式戦には16試合の登板で、6勝5敗、防御率2.37を記録[10]、10月3日の対北海道日本ハムファイターズ戦(札幌ドーム)で、先発投手として一軍公式戦へのデビューを果たした[11]。シーズン終了後には、台湾で開催された2017アジアウインターベースボールリーグへ、佐藤と共にNPBウエスタン選抜チームに参加[12]。4試合に先発し、12月2日には、NPBイースタン選抜打線を相手に1-0というスコアで完封勝利を挙げた[13]。オフはチームメイトの西勇輝と共に高校の先輩である読売ジャイアンツ菅野智之らの自主トレに参加した[14]

2018年には、ウエスタン・リーグ公式戦10試合の登板で3勝2敗、防御率4.18を記録した[15]が、一軍公式戦への登板機会はなかった。

2019年には、ウエスタン・リーグ公式戦29試合の登板で3勝1セーブ、防御率1.38という好成績を記録[16]。一軍公式戦にも、中継ぎとして4試合に登板した[17]

2020年には、レギュラーシーズン開幕半月後の7月15日に救援要員として出場選手登録を果たすと、7月31日の対日本ハム戦(札幌ドーム)でプロ初ホールドを記録。8月に入ってから一軍公式戦へのシーズン登板数がキャリアハイに達したほか、中継ぎ陣の一角を担いながら[18][19]シュートを武器に好投を続けている[20]。一軍の首脳陣がチームの7連敗阻止を賭けてシーズン初の「ブルペン・デー」に指定した8月15日の対福岡ソフトバンクホークス戦(PayPayドーム)では、3年ぶりに先発した吉田一将の後を受けて、5回裏に3番手で登板。1イニングを無失点に抑えると、吉田正尚による2回表の適時二塁打などで奪ったリードを後続の4投手も守り切った末に、一軍公式戦での初勝利を挙げた[21]

選手としての特徴・人物[編集]

直球の最速は151km/h。変化球はキレのある縦変化のスライダー[22][23]フォークボール[23]シュート[24]カーブ[25]を投げる。

制球力に優れている[26]

プロ入り当初は直球とスライダー、フォークボールのコンビネーションが投球の柱であったが[23]、4年目の終盤にシュートを習得[24]。手応えを掴んだ5年目以降はこのシュートと以前から武器であるスライダーとのコンビネーションを柱とし、時折フォークボールを織り混ぜるスタイルに変更。直球はほぼ投げなくなった[27]

高校時代の同級生でライバルでもあった小笠原慎之介とは親友である。プロ入り後は別々のチームとなり、「小笠原と1対1の真剣勝負で投げ合ってみたい。日本シリーズの第7戦とかでやりたい」と語っている[28]。また、「他の同級生の活躍は気にしないけど、小笠原だけは気になる。チームメイトでもあったし、一番の親友だから。一番いい刺激になる」と語っている[24]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2017 オリックス 1 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 16 2.2 5 0 2 0 0 0 0 0 6 6 20.25 2.63
2019 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 21 4.1 7 2 3 0 0 2 0 0 4 4 8.31 2.31
2020 35 0 0 0 0 2 2 0 7 .500 118 29.0 15 1 15 1 2 33 3 0 7 7 2.17 1.03
NPB:3年 40 1 0 0 0 2 3 0 7 .400 155 36.0 27 3 20 1 2 35 3 0 17 17 4.25 1.31

年度別守備成績[編集]



投手












2017 オリックス 1 0 0 0 0 ----
2019 4 0 0 0 0 ----
2020 35 1 3 0 1 1.000
通算 40 1 3 0 1 1.000
  • 2020年度シーズン終了時

記録[編集]

投手記録

背番号[編集]

  • 66 (2016年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “オリックス若手5選手が昇給 漆原は780万増の1200万円 来季は守護神宣言”. デイリースポーツ. (2020年12月18日). https://www.daily.co.jp/baseball/2020/12/03/0013911170.shtml 2020年12月18日閲覧。 
  2. ^ a b c 東海大相模・吉田 松井超え20K/神奈川”. 日刊スポーツ (2014年7月31日). 2017年11月20日閲覧。
  3. ^ 第96回全国高校野球選手権大会 盛岡大付―東海大相模(2回戦)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2014年8月16日). 2017年11月20日閲覧。
  4. ^ a b c 東海大相模の両エースがプロで競う!オリックス吉田凌のライバル物語。(米虫紀子)page2” (日本語). Number Web - ナンバー. 2021年7月30日閲覧。
  5. ^ 第97回全国高校野球選手権大会 東海大相模―関東一(準決勝)”. バーチャル高校野球 (2015年8月19日). 2017年11月20日閲覧。
  6. ^ 第97回全国高校野球選手権大会 東海大相模―仙台育英(決勝)”. バーチャル高校野球 (2015年8月20日). 2017年11月20日閲覧。
  7. ^ オリックス5位吉田凌のユニホームは「RYO」に”. 日刊スポーツ (2015年11月28日). 2020年8月22日閲覧。
  8. ^ 2016年度 オリックス・バファローズ 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2017年11月20日閲覧。
  9. ^ 2017年度フレッシュオールスター・ゲーム 試合結果”. 日本野球機構 (2017年7月13日). 2020年8月22日閲覧。
  10. ^ 2017年度 オリックス・バファローズ 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2017年11月20日閲覧。
  11. ^ 【オリックス】吉田凌、3回途中6失点ホロ苦デビュー…D小笠原と二枚看板で甲子園V”. スポーツ報知 (2017年10月4日). 2017年10月8日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年11月20日閲覧。
  12. ^ a b 2017アジアウインターベースボールリーグ(AWB)NPBメンバー一覧”. 日本野球機構 (2017年11月17日). 2017年11月20日閲覧。
  13. ^ 2017アジアウインターベースボールリーグ(AWB)試合結果”. 日本野球機構. 2020年8月22日閲覧。
  14. ^ 巨人投手陣最大派閥・内海組が大縮小 チーム菅野は大所帯に ZAKZAK”. www-zakzak-co-jp.cdn.ampproject.org. 2021年7月30日閲覧。
  15. ^ 2018年度 オリックス・バファローズ 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2020年8月22日閲覧。
  16. ^ 2019年度 オリックス・バファローズ 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2020年8月22日閲覧。
  17. ^ 【オリックス】吉田凌、50万円増の580万円で更改「30試合以上投げたい」”. スポーツ報知 (2019年12月2日). 2020年1月14日閲覧。
  18. ^ プロ初勝利オリックス吉田凌「全力で」7連敗止めた”. 日刊スポーツ (2020年8月15日). 2020年8月22日閲覧。
  19. ^ オリックス吉田凌 5年目ついにプロ初星 夏の甲子園Vも壁…“背水シュート”生きた”. デイリースポーツ (2020年8月16日). 2020年8月22日閲覧。
  20. ^ オリックス吉田凌 5年目ついにプロ初星 夏の甲子園Vも壁…“背水シュート”生きた”. デイリースポーツ (2020年8月16日). 2020年8月22日閲覧。
  21. ^ オリックス 吉田トリオで連敗脱出!凌は5年目でプロ初勝利 一将は3回無失点 正尚は2点適時打”. スポーツニッポン (2020年8月16日). 2020年8月22日閲覧。
  22. ^ 東海大相模の両エースがプロで競う!オリックス吉田凌のライバル物語。(米虫紀子)” (日本語). Number Web - ナンバー. 2021年7月29日閲覧。
  23. ^ a b c 吉田凌〜甲子園を沸かせたあの夏から5年。一軍でのリベンジを期す若き右腕〜(オリックス・バファローズ)【インサイト的選手名鑑】|選手フォーカス|パ・リーグ.com” (日本語). pacificleague.com. 2021年7月29日閲覧。
  24. ^ a b c オリックス吉田凌プロ初勝利にシュート習得と親友の存在。「小笠原だけは気になります」(米虫紀子)page2” (日本語). Number Web - ナンバー. 2021年7月29日閲覧。
  25. ^ 吉田 凌 (東海大相模)” (日本語). 高校野球ドットコム. 2021年7月29日閲覧。
  26. ^ 吉田凌 | オリックス・バファローズ | 選手” (日本語). 週刊ベースボールONLINE. 2021年7月29日閲覧。
  27. ^ オリックス吉田凌プロ初勝利にシュート習得と親友の存在。「小笠原だけは気になります」(米虫紀子)page3” (日本語). Number Web - ナンバー. 2021年7月29日閲覧。
  28. ^ オリックス5位・吉田凌 夢は親友・小笠原との日本一決定戦 – 東京スポーツ新聞社” (日本語). 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2021年8月1日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]