この記事は半保護されています。(半保護の方針による半保護)

コメダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
株式会社コメダ
Komeda Co.,LTD.
Komeda coffe Aoi store.JPG
本社FC本部が入居する葵店
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 コメダ
本社所在地 日本の旗 日本
461-0004
愛知県名古屋市東区葵三丁目12-23
北緯35度10分22.3秒
東経136度55分54.7秒
座標: 北緯35度10分22.3秒 東経136度55分54.7秒
設立 1968年1月[1]
業種 小売業
事業内容 喫茶店フランチャイズ事業、
コーヒーパンの製造、
喫茶店経営、一般建築工事
代表者 臼井興胤代表取締役社長
資本金 1億9680万円
売上高 単独:219億5878万1千円(2016年2月期)
営業利益 単独:42億5207万9千円(2016年2月期)
経常利益 単独:40億9139万4千円(2016年2月期)
従業員数 社員223名(2016年2月末現在)
決算期 2月末
主要株主 株式会社コメダホールディングス
関係する人物 加藤太郎(創業者、前会長)
外部リンク http://www.komeda.co.jp/
特記事項:上記の会計基準は日本基準に基づく
テンプレートを表示
株式会社コメダホールディングス
Komeda Holdings Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 3543 2016年6月29日上場
略称 コメダHD
本社所在地 日本の旗 日本
461-0004
愛知県名古屋市東区葵三丁目12-23
北緯35度10分22.3秒
東経136度55分54.7秒
座標: 北緯35度10分22.3秒 東経136度55分54.7秒
設立 2014年11月28日[2]
業種 卸売業
事業内容 グループの経営管理及びそれに付帯又は関連する業務
代表者 臼井興胤代表取締役社長
資本金 1億円
営業利益 連結:217億2107万6千円(2016年2月期)
単独:4億1337万2千円(2016年2月期)
経常利益 連結:65億5955万9千円(2016年2月期)
単独:1億2034万4千円(2016年2月期)
純利益 単独:5671万円(2016年2月期)
純資産 単独:141億4970万9千円(2016年2月期)
総資産 単独:152億2154万4千円(2016年2月期)
従業員数 単独:社員9名(2016年2月末現在)
決算期 2月末
主要株主 MBKP III Limited:39.04%
主要子会社 株式会社コメダ(連結子会社
外部リンク http://www.komeda-holdings.co.jp/
特記事項:上記の会計基準はIFRS(国際財務報告基準)に基づく
2014年11月28日、株式会社コメダを株式移転完全子会社とする単独株式移転により、株式移転完全親会社として設立
テンプレートを表示

株式会社コメダは、愛知県名古屋市本社を置く、喫茶店チェーン珈琲所コメダ珈琲店などを展開している日本企業である。コメダという名前は創業者の家業米屋で、「コメ屋の太郎」にちなむものである[3]。本項では持株会社である株式会社コメダホールディングスについても記述する。

概要

第1号店にあたる菊井店(2014年4月)

1968年1月に創業者・加藤太郎が名古屋市で「コメダ珈琲店」を開店。元々個人経営していた喫茶店だったが、1970年からフランチャイズ展開するようになり、1975年8月に法人として株式会社コメダ珈琲店を設立。1993年4月にフランチャイズチェーン運営を目的として株式会社コメダを設立した。コメダ珈琲店のフランチャイズ展開を推し進める一方で、さまざまな実験店舗も展開している。2014年11月28日に株式会社コメダを株式移転完全子会社とする単独株式移転により、持株会社である株式会社コメダホールディングス(コメダHD)が設立されている。なお、2016年6月29日にコメダHDが東京証券取引所市場第1部に上場した[4][5]

2016年2月末現在、珈琲所コメダ珈琲店676店舗と、和風喫茶の甘味喫茶おかげ庵7店舗を展開している[6]

過去に、高級喫茶 吉茶を展開していたが、2013年2月28日に閉店した。

沿革

  • 1968年1月 - 創業者・加藤太郎が名古屋市西区に「コメダ珈琲店」を開店[3]
  • 1970年2月 - フランチャイズ1号店開店
  • 1975年8月 - 株式会社コメダ珈琲店を設立
  • 1977年2月 - コメダ珈琲店上山店(本店)がオープン[7]
  • 1993年4月 - 株式会社コメダを設立。この時のフランチャイズ加盟店85店舗
  • 1999年2月 - 甘味喫茶「おかげ庵」をオープン
  • 2001年8月 - 本社を名古屋市瑞穂区上山町から現住所に移転
  • 2005年2月 - 高級喫茶「吉茶」をオープン
  • 2008年
  • 2009年3月 - 株式会社AP11が、株式会社コメダ、株式会社セントラルコメダ、株式会社尾張セントラルコメダ、株式会社コメダグリーン、コメダ不動産の5社を吸収合併し、株式会社コメダに商号変更[10]
  • 2011年3月 - 国内400店舗を達成
  • 2013年
  • 2014年
    • 3月31日 - 創業第1号店だった菊井店が入居するビルの老朽化による解体のため閉店[3]
    • 10月 - 国内600店舗を達成
    • 11月 - 持株会社・株式会社コメダホールディングスを設立し、その傘下に入る
  • 2015年4月1日 - 専用プリペイドカード「KOMECA(コメカ)」を直営10店舗で取り扱い開始[15]
  • 2016年

コメダ珈琲店

アメリカンコーヒーとおまけの豆菓子

珈琲所コメダ珈琲店は、同社が展開している喫茶店チェーンであり、主力業態の一つである。

店舗は愛知県を中心に676店舗(2016年2月現在)を展開しているが[6]、直営店舗は11店舗のみ(2016年2月1日現在)で[1]、現地のフランチャイズ会社に委託する形態が主である。また、ドミナント的な店舗展開を行っているのも特徴である。長年東海地方のみで店舗展開を行ってきたが、2003年からは関東地方2006年からは近畿地方でも店舗展開を始め、東北地方山形県宮城県福島県)・北陸地方中国地方四国地方九州地方福岡県佐賀県熊本県大分県)にも進出し、2016年6月現在、店舗網は東海地方を中心に39都府県に及んでいる[16]。2016年4月には中華人民共和国上海市に海外第1号店をオープンした。

2012年には公益財団法人日本生産性本部サービス産業生産性協議会による顧客満足度調査において「カフェ」部門の第1位を獲得している[17]

特徴

コメダ珈琲 海老名FC店
コメダ珈琲 流山おおたかの森店

フランチャイズながら厳密なマニュアルがあるわけではなく、本部による最低限の指導は行われているもののオーナーの裁量となる部分が大きいので、メニューやサービスなどは店舗や地域によって多少の違いがあることがある(基本的には統一されている)。

店の目印は黒地にオレンジ色の文字の看板である。これは日展評議員でもある書家の樽本樹邨が書いたもので、創業者が樽本の教え子だった関係で依頼されたものである。なお、コメダのマークのおじさんは、常連のデザイン学校生から依頼されて誕生したもので、「中世のヨーロッパの紳士がコーヒーを飲んでいる姿」をデザインしたものである[18]

基本的に一部を除きコーヒーを店舗では抽出せず、自社工場で抽出したものを配達して加熱して提供しているため、店舗による味のバラ付きは最低限に抑えられている[19]。これにより厨房スペースなども抑えて効率をあげているという[20]。パンも一部地域を除いて自社製造のものが提供されている[21]

郊外店舗には広い駐車場が付属していることが多く、店内はログハウス調のゆったりとした作りで、自由に読める雑誌や新聞が店内に多数用意されている。コーヒーそのものの味を楽しむことを主眼に置いた最近のカフェ店スタイルとは違い、昔ながらの喫茶店に近い雰囲気といえる。

店では中京式とも言われるサービスを提供している。開店から午前11時まではドリンクを注文すると追加料金なしでトーストゆで卵が付くモーニングサービスを提供しており、それ以外の時間にコーヒー等のドリンク類を注文すると豆菓子などのお茶菓子がおまけでついてくる。ちなみにコメダの本拠地である中京地方は全国屈指の喫茶店激戦区であるため、こういったサービスは珍しくない(詳細はモーニングサービスを参照)。

なお、創業者の実家が米屋なのにもかかわらず、一般的な喫茶店(カフェスタイルの店は除く)としては珍しくカレーライスピラフといった米飯メニューが存在しない。

メニュー

メニューとしては、各種コーヒーやパン類、サラダなどを主体とした軽食のほか、

クリームコーヒー
ソフトクリームをのせたアイスコーヒー。ソフトクリームは、コメダにおいては様々な形で応用される。
シロノワール
温かく甘口のデニッシュの上にソフトクリームを載せた軽食兼デザートでコメダの名物。別途シロップが添えられ、好みで加えて食する。
名前の由来は日本語(「シロ」)とフランス語で黒を意味する「ノワール」を組み合わせたもので、冷えた白いソフトクリームと温めた黒っぽいデニッシュという対極の組み合わせになぞらえて付けられたものである[22]
サンドイッチ各種
基本的にはエッグサンド・ハムサンド・ポテサラサンド・ミックスサンドの4種。
用いられる食パンを、通常状態のままにするかトーストした物にするかを選択可能。トーストした場合は各々のパーツが大き目にカットされるため、一皿におけるサンドイッチの数自体は少なくなる。

など、ユニークなメニューを提供している。

また、

  • アイスコーヒー - 最初からガムシロップが入っている店舗が多い(ガムシロップ抜きを希望する場合は注文時に伝える)。
  • クリームソーダ - 長靴の形をしたコップを用いる(他にもオレンジジュースなどで用いられる。靴先に空気が入る時に内容物が噴出するため、飲む際には注意が必要である)。
  • ミックスジュース - 螺旋状の蓋が付いた、ポット状の器を用いる(各種シェイクなどにも用いられる)。

など、開業当初からの独特のスタイルを守り続けているが、一部のメニューについては、わかりやすい名称に変更されたものもある(「モーニングカップ」から「ミルクコーヒー」など)。

甘味喫茶おかげ庵

甘味喫茶おかげ庵

概要(おかげ庵)

甘味喫茶「おかげ庵」は、株式会社コメダが運営する和風喫茶店チェーン。コメダ珈琲店の姉妹ブランドである。

店舗は2016年2月現在、名古屋市に6店舗、長久手市に1店舗の計7店が存在する。

メニュー(おかげ庵)

甘味喫茶を謳っているものの、甘味以外にも各種フード、ドリンク、デザートとメニューは多岐にわたる。コメダ珈琲店と同じブレンド珈琲を中心とする喫茶店メニューと、甘味処メニュー、及び和洋のいいとこどりをしたオリジナルメニューで構成される。

ドリンクとしては、コーヒーやカフェオーレ、クリーム珈琲(アイスコーヒーの上にソフトクリームの乗った物)、紅茶ココア等のほか、グリーンティー、グリーンティフロート、抹茶オーレ、抹茶シェイクなど抹茶系オリジナルドリンクを揃えている。抹茶や煎茶といった日本茶も提供している。きなこをつかったきなこオーレなど、コメダ珈琲店にもないユニークなオリジナルドリンクも存在。

フードで人気なのはレトロスパゲッティで、熱々の鉄板に流し込まれたとき卵にナポリタンをからめ、これにパルメザンチーズタバスコウスターソースをお好みでかけて食べるものである。このほかのフードメニューとしては、カレーうどん、うどんそば、ちからうどん、ちからそば、雑煮雑炊おにぎり、焼茶漬け(焼おにぎりのお茶漬け)等をそろえている。

デザートとしては、ぜんざい(冷・熱)(栗・クリーム)やあんみつ(抹茶・バニラ・ミックスクリームあんみつ)、みつまめ(クリームみつまめ)、わらび餅といった和のデザートがある。また、パフェ(抹茶・チョコレート・フルーツヨーグルトパフェ、おかげ庵特撰おもてなしパフェ)や各種のトッピングと味の組み合わせが楽しめるソフトクリーム、抹茶寒天ソフトという和洋折衷の独自のデザートもある。おかげ庵特撰おもてなしパフェは、抹茶スムージーに手作り抹茶寒天ゼリー、抹茶アイス、わらび餅、白玉等のオリジナル特製素材がふんだんに盛り込まれたパフェだが、ほかにも隠し味の仕掛けや、黒蜜ときなこを好みで自由にトッピングして食べられるなど、ユニークな要素が多く、新発売以降話題となっている。さらに、「お茶の子」と呼ばれる、季節ごとの和菓子やユニーク茶菓子、珈琲にも抹茶にも合う菓子など、常時数種類のお菓子を備えている。また、一年中を通してかき氷(せんじ・宇治・黒蜜・小倉)(ミルク・クリーム・ミルククリーム)を提供している。

デザートで人気なのはコメダ珈琲店でも人気のシロノワール(ミニシロノワール)だが、コメダ珈琲店で使用するソフトクリームとは異なった脂肪分が多いものを使用しているほか、コメダ珈琲店では提供されない抹茶ソフトクリーム、抹茶とバニラの両方を楽しめるミックスソフトクリームを提供している。シロノワールに黒蜜をかけて食べられる点もコメダ珈琲店にない事柄である。また、ころんぱんシリーズとして、ふわふわの抹茶パンにあんこをつけて食べる抹茶ころんぱんや、黒糖ころんぱん、季節に応じて桜ころんぱんなど、茶菓子にも食事にもなり、珈琲にも抹茶にも合うオリジナルのパンが展開されている。

このほか、焼き台を使い、卓上で自分で好みに焼いて食べることができるいそべ餅醤油だんご、きなこだんご、あんこだんご、味のバラエティのあるだんご三昧といった焼き物メニューが個性の一つとなっている。

セットメニューとして、甘味ラインアップから2種を選べるダブル甘味セット、各種ドリンクと選べる甘味のドリンクセット、うどん・そば等と甘味のお食事セット、ハーフサイズのかき氷とドリンクのハーフ氷セット、といった各種の多様な選択肢があるセットメニューを提供している。

モーニングサービスとして、ドリンク料金のみを支払えば、ドリンクにトーストと卵がついてくるコメダ珈琲店と同様のサービスのほか、トーストと卵のかわりにころんぱんとあんこの組み合わせ、または煎茶や抹茶とお茶の子各種から1品の組み合わせ、の3パターンの中から選ぶことができる。

高級喫茶・吉茶

高級喫茶「吉茶」(きっちゃ)は、株式会社コメダが実験的店舗として直営していた高級指向の喫茶店。コメダ珈琲店本店(上山店)に隣接して2005年2月にオープン。2013年2月28日閉店。小学生以下は入店出来なかった。当初は靴を玄関で預けていたが、後に靴のまま上がるようになった。接客係がテーブル席へ案内したが、基本的に客が好きな席を選ぶことができた。全席、様々なソファ席になっており、好みのソファーで静かに寛ぐことができた。コーヒー一杯1,200円より各種。

その他

2013年6月16日のTBSテレビがっちりマンデー!!』にて、コメダ珈琲店の特集が組まれた[23]

岐阜県土岐市にある『ナカダ珈琲店』は、2009年3月25日に閉店したコメダ珈琲店土岐泉店の建物をそのまま利用して開店した。また看板の配色も「青地に黄色の文字」で、コメダの「黒地にオレンジの文字」に似た色合いになっており、カタカナ3文字の屋号と相俟って、一見するとコメダ珈琲店と非常に酷似した外観となっている。

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ a b c 社団法人日本フランチャイズチェーン協会フランチャイズ契約の要点と概説 株式会社コメダ2016年6月1日、6頁)による。
  2. ^ 株式売出届出目論見書、株式会社コメダホールディングス、2016年5月
  3. ^ a b c “コメダ1号店 最後の一杯 ビル解体、46年で幕”. 中日新聞朝刊12版: p. 30. (2014年4月1日) 
  4. ^ コーヒーのコメダHD東証上場へ 6月29日、中日新聞、2016年5月26日
  5. ^ 【間もなく上場】コメダ珈琲はこんなにスゴイ! 営業利益30%「異次元の高収益」体質を分析する、現代ビジネス、2016年6月7日
  6. ^ a b 珈琲所コメダ珈琲店 会社案内による。
  7. ^ 名古屋市瑞穂区上山町3丁目13-2にある店舗は、個人オーナーに売却されて上山店に改名されたが、公式サイト上では本店として検索・表示される。
  8. ^ 投資先企業一覧、アドバンテッジ パートナーズ
  9. ^ コメダグループに対するアドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンドとの協調投資のお知らせ[リンク切れ]、ポッカコーポレーション、2008年5月14日
  10. ^ 社団法人日本フランチャイズチェーン協会(法定開示事項 株式会社コメダ、2010年5月)による
  11. ^ 株主の変更について、株式会社コメダ、2013年1月15日
  12. ^ 株式会社コメダの株式譲渡について、アドバンテッジパートナーズ有限責任事業組合、2013年1月15日
  13. ^ 特別利益の発生に関するお知らせサッポロホールディングス、2013年1月15日
  14. ^ コメダ社長に駒場氏 近く新社長招へい、ワンポイントか、日本経済新聞、2013年5月30日
  15. ^ 「コメダ珈琲店」、「おかげ庵」専用プリペイドカード『コメカ』発行およびマルチ決済端末を導入、JCBプレスリリース、2015年9月1日
  16. ^ 2016年6月現在、北海道青森県秋田県岩手県長崎県宮崎県鹿児島県沖縄県の8道県に未進出。
  17. ^ au、丸亀製麺、コメダ珈琲店、ドーミーインが初のCS第1位、サービス産業生産性協議会、2012年7月25日
  18. ^ 「喫茶店王国名古屋 『コメダの秘密』第2弾」東海テレビスタイルプラス』、2007年6月10日
  19. ^ コーヒーへのこだわり、コメダ珈琲店
  20. ^ 日経MJ日本経済新聞社)、2011年12月5日
  21. ^ おいしさへのこだわり、コメダ珈琲店
  22. ^ メニュー紹介 シロノワール、コメダ珈琲店
  23. ^ がっちりマンデー!! 2013年6月16日の放送内容 - TBSテレビ

関連項目

外部リンク