ミックスジュース

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サーバーに入ったミックスジュース

ミックスジュースは、複数種の果汁及び牛乳を混ぜ合わせた飲料、又は、複数種の果汁を混ぜ合わせた飲料である。

概要[編集]

近畿地方では、牛乳とさまざまな果物をミキサーで攪拌した飲み物を指すことが多い。この場合は、モモみかんバナナパイナップルりんごなどの果物と牛乳をミキサーに入れて混ぜ合わせて作られる[1][2]

一方、近畿地方以外では、複数種の果物の果汁を混合したものをミックスジュースと呼ぶことが多い[2]

缶・びん・紙パック等に封入して販売される飲料に関しては、果実飲料品質表示基準により果汁100%のもの以外は「ジュース」という名称が使用できない。このため、牛乳が入ったものを容器に封入して販売する場合にはミックスジュースを名乗ることができない。日本サンガリアベバレッジカンパニー2001年に缶入りの「みっくちゅじゅーちゅ」と称する清涼飲料水を発売している[3]が、ミックスジュースを名乗っていないのは、この基準があるためである。[要出典]一方、喫茶店等で提供される飲料はこの基準の適用を受けないため、牛乳を含む場合にもミックスジュースという名称を使用することができる。

なお、果汁に牛乳を加えた飲料としては、フルーツ・オーレがある。かつてはフルーツ牛乳と呼ばれたものであるが、2000年雪印集団食中毒事件を契機に生乳100%でない製品は「牛乳」を名乗れなくなったため、フルーツ・オーレ等と呼ばれるようになった。明確な定義はないものの、近畿地方のミックスジュースはミキサーに入れる段階で牛乳を混ぜるのに対して、フルーツ・オーレはフルーツ・ジュースを牛乳で割る点で両者は異なる[1]

歴史[編集]

近畿地方のミックスジュースは、大阪新世界ジャンジャン横丁にある1948年創業の果物店が発祥とされる。この店は1960年に喫茶店に業態を変えて「千成屋珈琲店」となり、フルーツジュース発祥の店として知られるようになった。しかし、店主の体調不良のため、2015年末から休業し、2016年9月に閉店した[4][5]。その後、創業者家族から経営の引継ぎが行われ2017年5月29日に営業を再開することとなった[6]

ミックスジュースは、1970年代にジューサー・ミキサーの家庭普及により日本全国に広まる。その後清涼飲料水の市場普及により廃れていくものの、2000年代でも近畿地方を中心に残っており、愛飲されている。近畿地方の喫茶店では定番メニューであり、畿外に引っ越した人はミックスジュースがローカルな飲み物であることを知り、愕然とすることが多いという。[要出典]

鉄道駅におけるミックスジュースの販売[編集]

近畿地方では、主要鉄道駅構内にジューススタンドがあり、定番のミックスジュースをはじめ工夫を凝らした数種類のミックスジュースが販売されている。

阪神電気鉄道梅田駅[7]京阪電気鉄道淀屋橋駅の改札近く[8]などが特に有名である。注文を受けると一瞬だけミキサーを動作させてコップに注ぐ。この動作は「フラッシュ」または「フラッシング」とも呼ばれ、沈殿した果汁の粒をかき混ぜ均一化させるために行われる。また、冷たさを保ち、どろどろ感をやわらげ飲みやすくするために、をミックスしていることが特徴である。

京阪電気鉄道の駅構内のジューススタンドは「ジューサーバー」としてチェーン化されており、その後関東地方にも東日本旅客鉄道(JR東日本)と大手私鉄の駅構内にフランチャイズ出店されるようになった[2]

ミックスジュースを題材とした作品[編集]

楽曲[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]