この記事は半保護されています。(半保護の方針による半保護)

石川翔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

石川 翔
中日ドラゴンズ #40
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都板橋区
生年月日 (1999-12-14) 1999年12月14日(19歳)
身長
体重
179 cm
81 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2017年 ドラフト2位
初出場 2018年10月13日
年俸 700万円(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

石川 翔(いしかわ しょう、1999年12月14日 - )は、東京都板橋区出身のプロ野球選手投手)。右投左打。中日ドラゴンズ所属。

経歴

プロ入り前

小学2年生の時に東板橋リトルで外野手として野球を始める[2][3]。中学生時代は、板橋シニアで投手兼外野手としてプレーした[2]。当時、投手としてはチームでも2、3番手と言うレベルだった[4]。中学時代に右ひざの分離症の手術を受け[5]、以後高校卒業に至るまでケガに悩まされることとなる。

高校は練習環境が整っているとしてセレクションを経て栃木県にある青藍泰斗高校に入学[6]。入学当初は134km/h の速球を投げる投手としての自分をアピールしたが、球は速いものの、制球難のうえ、投げ方が力任せでフォームにもクセがあって、監督は「投手として育てるには時間がかかるな、と。」と考えた。ただ足が速くて強肩、打撃も良かったことから外野手として起用されることになった[5]。中学で痛めた右ひざに続いて、高校1年秋でも左ひざの分離症により内視鏡手術を受け、1年冬のトレーニングを休むことになった[6]

しかし左ひざの手術で治療に時間がかかったため「野手よりも自分のペースで練習ができる投手の方が良いかもしれない」という監督の判断と、2年になる春先に、打撃投手を3日続けて自ら買って出るなどアピールの結果、投手に再転向[5]。2年春の関東大会で146km/h をマークしてプロのスカウトの目に留まるようになる[4]。この頃からバッティングを活かす意味もあって、自分の登板がない時には外野手として投手兼任でベンチ入りし、栃木県大会準優勝[7]関東大会春季大会2回戦敗退[2]。2年の夏の栃木県大会は8強だった[8]。2年秋からはエースとなり、秋季県大会は4位だった[9]。センバツ出場を逃したこの大会以降、チームプレイの大切さに気付き、また基礎体力の向上のためランニングなどトレーニングに精を出すようになった[6]。また、同時期にコーチとして専修大学硬式野球部の監督だった高橋薫が指導に当たり、メンタル強化の重要さなど石川に大きな影響を与えた[10]。この冬の練習を経て、身長は10cm 伸び、体重は10kg 増え、球速は10km/h 以上速くなった[6]

3年の春季大会は左股関節痛の影響で登板は無く[11]、チームも2回戦敗退[12]。その後右肩痛に悩まされる[11]。3年の夏の栃木県大会開幕前には左足首に重度の捻挫を負い、負傷したままテーピングをし痛み止めを飲んで投げ続けた[10]。それでも準々決勝の石橋戦では、高校時代の最速となる151kmを記録、続く準決勝で優勝校となる作新学院と戦い、左打者対策で練習していたカットボールを解禁し9回を完投して8奪三振と健闘したものの2-3で惜敗し[10]、ベスト4に終わった[13]

2017年度新人選手選択会議中日ドラゴンズに2巡目で指名され[14]、契約金6000万円、年俸700万円で入団に合意した[15]。背番号は40

プロ入り後

2018年4月11日に中日は、石川が名古屋市内の病院で両足三角骨の除去手術を受けたと発表。痛みは以前からあったという[16]

2019年度は、春季キャンプ中に一軍昇格を果たし、先発ローテーション入りも期待されたが、3月15日のウエスタンリーグ開幕戦・対オリックス戦で4回を投げた後に異常を訴え、検査の結果右肘軟骨に異常が生じた疑いがあるとして手術を受けることが決まった。2019年度シーズン中の復帰は絶望的とされている。

選手としての特徴

手足が長く、柔らかな肩周りの筋肉を持つ理想的な投手体形を持つ。身体能力も高く、50m走は6秒1、特に遠投は125m[17]を誇る。ドラフト指名前、山本昌(元中日)は、ドラフト1位候補にふさわしい完成度の高いフォームを称えた[18]。また、ドラフト指名後、元中日ドラゴンズスカウトの法元英明は石川のことをドラフト1位で指名されていてもおかしくなかった高校ナンバーワンの速球投手であるとし、似たタイプとして同じ右投げの鈴木孝政(元中日)を挙げた[19]

鋭い腕の振りから最速は151km/h のノビのあるストレートを繰り出す[2]。ストレートは初速と終速の差が少なく、かつ捕手が上から被せるようにして捕らないと弾くほどの勢いがある。変化球はキレ味が鋭い縦のスライダーが武器[2][3]。このスライダーの他にも、カーブカットボールチェンジアップを持つ[3]。この内、縦のスライダーとカットボールは、高校三年の時点で「今すぐにプロで通用する」レベルと言われた[17]。このスライダーには石川自身こだわりを持っており、「ストレートと同じ軌道から落ちるのが理想」と語っているなど、プロ入り前の時点ではあるがブラッシュアップ中である[17]

人物

日本人の父親とフィリピン人の母を持つハーフ[3]。4人きょうだいで石川は長男。姉と弟、妹がいる。弟もプロ野球選手志望であり、兄と同じ青藍泰斗高校に進んでいる[注釈 1]

小学生のころ好きだった投手は共に速球派のマーク・クルーン(元横浜)と藤川球児阪神[20]。あこがれの選手は巨人菅野智之[21]。目標としている尊敬する投手は元巨人江川卓[11]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2018 中日 1 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 3 1.0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.00 0.00
NPB:1年 1 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 3 1.0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.00 0.00
  • 2018年度シーズン終了時

記録

初記録

背番号

  • 40 (2018年 - )

脚注

[ヘルプ]

注釈

  1. ^ ただし弟の入学は兄の石川の卒業と入れ替わりであり、兄弟で同時に高校でプレーしたことはない。

出典

  1. ^ 中日 - 契約更改 - プロ野球. 日刊スポーツ. 2018年12月9日閲覧。
  2. ^ a b c d e 週刊ベースボール. “石川翔(中日ドラゴンズ) - 週刊ベースボールONLINE”. ベースボール・マガジン社. 2018年2月6日閲覧。
  3. ^ a b c d “清宮ドラフトも151キロ腕!青藍泰斗・石川翔注目”. 日刊スポーツ. (2017年10月17日). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201710130000026.html 2018年2月6日閲覧。 
  4. ^ a b 2017ドラフト決算詳報号(2017年11月4日発行)
  5. ^ a b c 野球太郎:2017ドラフト直前大特集号』 24号 、廣済堂出版、2017年 ISBN 978-4-331-80373-8 pp.148, 149.
  6. ^ a b c d 竹村和佳子「新時代の旗手:2位投手 石川翔 上」『中日スポーツ』2017年12月20日、第4版、第3面
  7. ^ 第69回春季栃木県高等学校野球大会兼第68回春季関東地区高校野球大会県予選試合結果 決勝
  8. ^ 第98回全国高等学校野球選手権栃木大会
  9. ^ 第69回秋季栃木県高等学校野球大会組合せ
  10. ^ a b c 菊地高弘「野球太郎ストーリーズ:石川翔」『野球太郎:2017ドラフト総決算&2018大展望号』25号、廣済堂出版、2017年 ISBN 978-4-331-80380-6 pp.122-123.
  11. ^ a b c “青藍泰斗・石川翔、打倒作新!両膝手術、股関節痛、右肩痛乗り越えはばたく”. スポーツ報知. (2017年7月1日). http://www.hochi.co.jp/baseball/hs/20170630-OHT1T50278.html 2018年2月6日閲覧。 
  12. ^ 第70回春季栃木県高等学校野球大会兼第69回春季関東地区高校野球大会県予選
  13. ^ 第99回全国高等学校野球選手権栃木大会
  14. ^ “2位・石川 清宮、中村に負けない!!”. 中日スポーツ. (2017年10月27日). http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201710/CK2017102702000105.html 2018年2月6日閲覧。 
  15. ^ “石川「活躍して家族のために豪邸建てたい」 契約金6000万円 年俸700万円で仮契約”. 中日スポーツ. (2017年11月10日). http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201711/CK2017111002000102.html 2018年2月6日閲覧。 
  16. ^ “中日・石川翔が両足かかと手術 痛みは以前から”. 中日スポーツ. (2018年4月11日). http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2018041101001124.html 2018年4月17日閲覧。 
  17. ^ a b c ドラHOTプラス東海テレビ・2017年10月21日放映)
  18. ^ 山本昌; 菊地高弘 (2017年10月25日). “山本昌がドラフト直前の「エース候補12人」を調査。惚れたのは誰だ? - web Sportiva”. Sportiva. 集英社. 2018年3月31日閲覧。
  19. ^ 鶴哲聡「今年の新人たち。:2017ドラフト徹底診断 伝説のスカウト・法元に聞け!」『DRAGONSぴあ 2018』ぴあ、2018年 ISBN 978-4-8356-3407-4 pp.42, 43.
  20. ^ 竹村和佳子「新時代の旗手:2位投手 石川翔 下」『中日スポーツ』2017年12月21日、第5版、第3面
  21. ^ 月刊ドラゴンズ』2017年12月号、中日新聞社、p.8

関連項目

外部リンク