松本裕樹

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松本 裕樹
福岡ソフトバンクホークス #66
66matsumoto-yuki.jpg
2018年5月5日 ウエスタンリーグ
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県横浜市瀬谷区
生年月日 (1996-04-14) 1996年4月14日(24歳)
身長
体重
182 cm
82 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2014年 ドラフト1位
初出場 2016年9月30日
年俸 2,000万円(2021年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

松本 裕樹(まつもと ゆうき、1996年4月14日 - )は、神奈川県横浜市瀬谷区出身[2]プロ野球選手投手)。右投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

南瀬谷小学校1年生の時に軟式の「南瀬谷ライオンズ」で野球を始め、南瀬谷中学校時代は「瀬谷ボーイズ」に所属していた[2]

岩手県盛岡市盛岡大学附属高校に進学。同校では1年生の春にベンチ入りした[2]第94回全国高等学校野球選手権大会では背番号11でベンチ入りしたが、出場機会は無かった[2]。2年生時の第85回記念選抜高等学校野球大会の2回戦(初戦)において6番・投手で先発出場し、8回2/3を投げ3失点の成績で、3回戦では4番・右翼手で先発し、5回の途中で救援登板すると4回2/3を投げ無失点の成績だった。打撃成績は2試合計6打数3安打で打率.333だった[3]。秋に背番号1となった[4]。3年生時の第96回全国高等学校野球選手権大会・岩手大会では5試合で計42回を投げたが、その疲労で右肘が炎症を起こしたため決勝戦で勝利した後は治療に専念した[4]。全国大会の2回戦(初戦)には4番・投手で先発出場し、9回を投げ3失点(自責点2)で完投勝利を挙げたが、同じく4番・投手で先発出場した3回戦・対敦賀気比戦では2回2/3を投げ9失点(自責点5)の成績で、チームも敗れた。打撃成績は2試合計8打数1安打で打率.125だった[5]。高校通算54本塁打[6]

2014年10月23日に行われたプロ野球ドラフト会議福岡ソフトバンクホークスに1巡目で指名され[6]、契約金8,000万円、年俸800万円(金額は推定)で合意し[2]、入団。背番号は斉藤和巳がかつて使用していた66に決まった[7]。一時阪神ロッテの1位候補にも名前が挙がったが[8][9]、ドラフト会議ではソフトバンクの単独指名となった[10]。高校時代には「二刀流」とも評されたが、プロでは投手1本で勝負することを決意した[11]

プロ入り後[編集]

2015年は、右肘痛の為にシーズンをリハビリに費やし[12]、二軍でも登板が無かった[13]

2016年、7月14日に行われたフレッシュオールスターゲームウエスタン・リーグの選抜メンバーに選ばれ、5回表に5番手で登板し1回を投げ3失点だった[14]。9月30日に一軍出場選手登録され[15]、同日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(福岡ヤフオク!ドーム)において、4点リードの7回表に2番手でプロ初登板し、1回を投げ被安打1、被本塁打1、奪三振1、1失点の成績だった[16]。二軍公式戦においては、9試合に登板し、5勝1敗、防御率3.06の成績を残す[17]

2017年、宮崎春季キャンプではA組に抜擢され[18]、3月14日に行われた読売ジャイアンツとの自身初登板となるオープン戦で、3回を無四球、4奪三振、1失点と好投したものの[19]、開幕一軍入りは果たせなかった。5月14日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦において、中継ぎ投手として今季初登板を迎える[20]。5月21日の対埼玉西武ライオンズ戦に中継ぎ登板。5月27日の対北海道日本ハムファイターズ戦(札幌ドーム)において、一軍公式戦初先発を果たす。結果は勝利投手の権利まであと2アウトの4回1/3、6失点での降板で、プロ初勝利は手にできなかったが[21]、6月3日のセ・パ交流戦、対横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)において、5回2/3、3失点の投球内容でプロ初勝利を出身地の横浜で飾る[22]。6月29日の対日本ハム戦(福岡ヤフオク!ドーム)では、5回2/3を4安打無失点の好投で、本拠地での初勝利を挙げる[23]。以降は先発するも勝ち星は付かず、9月以降は一軍での登板機会を失ったが、シーズンを通して一軍公式戦15試合に登板し、2勝4敗、防御率4.78の成績を残した。シーズンオフの12月4日、福岡ヤフオク!ドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、400万円アップの年俸1,200万円(金額は推定)でサインした[24]

2018年、宮崎春季キャンプ中に腰痛で離脱し[25]、一軍公式戦の登板機会を得たのは8月4日の対オリックス・バファローズ戦となる[26]。シーズントータルで6試合に先発登板し、1勝2敗、防御率3.45の成績を残す。シーズンオフの12月7日、福岡ヤフオク!ドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1,200万円(金額は推定)でサインした[27]

2019年、6月9日に行われたセ・パ交流戦、対広島カープ戦で先発するも、3回1/3で3失点を喫し敗戦投手となるが[28]、同月18日の対東京ヤクルト戦おいて、6回を投げ勝利投手となる[29]。7月7日の対オリックス戦では8回2失点の好投も見せるが、シーズンを通して腰痛に悩まされ、7試合の登板にとどまった[30]。シーズンオフの12月3日、福岡市内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の年俸1,200万円(金額は推定)で契約更改した[30]

2020年、開幕を一軍で迎えた[31]。6月20日(対ロッテ・福岡PayPayドーム)、7回途中同点の場面で初登板したが、勝ち越しを許し敗戦投手となった[32]。続く6月23日(対西武・メットライフドーム)の登板でも失点すると[33]、翌々日25日には一軍登録を抹消された[34]。8月21日に一軍昇格すると[35]、8月26日(対オリックス・福岡PayPayドーム)から8試合連続で無失点を記録し、同月29日の対日本ハム戦では自身初のホールドを挙げるなど[36]、自己最多の25試合に登板しリーグ優勝に貢献。巨人との日本シリーズでは第4戦で、先発の和田毅の後を受けて3回から5回途中までの2回2/3を2安打4奪三振無失点と抑え、日本シリーズ初登板にして勝利投手となった[37]。シーズンオフの12月8日、福岡市内の球団事務所で契約交渉に臨み、800万円アップの年俸2,000万円(金額は推定)で契約更改した[38]。同月16日、「第4、5腰椎椎間板ヘルニア経皮的全脊椎内視鏡下手術」を受けたと発表された[39]

2021年、1月16日にタレントで元SDN48の甲斐田樹里と結婚したことが明らかになった[40]

選手としての特徴[編集]

最速153km/h[41](高校時代は最速150km/h[6])の速球に、ツーシームカーブスライダーカットボールチェンジアップフォークといった豊富な変化球を織り交ぜる[4]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2016 ソフトバンク 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 4 1.0 1 1 0 0 0 1 0 0 1 1 9.00 1.00
2017 15 10 0 0 0 2 4 0 0 .333 263 58.1 61 5 29 0 2 43 1 0 31 31 4.78 1.54
2018 6 6 0 0 0 1 2 0 0 .333 124 28.2 25 5 14 0 1 20 0 1 11 11 3.45 1.36
2019 7 7 0 0 0 1 1 0 0 .500 146 33.2 35 2 11 0 0 32 1 0 18 15 4.01 1.37
2020 25 0 0 0 0 0 1 0 6 .000 120 28.1 20 4 19 0 0 27 2 0 11 11 3.49 1.38
NPB:5年 54 23 0 0 0 4 8 0 6 .333 657 150 142 17 73 0 3 123 4 1 72 69 4.14 1.43
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手












2016 ソフトバンク 1 0 0 0 0 ----
2017 15 4 12 1 0 .941
2018 6 1 6 0 0 1.000
2019 7 1 6 2 0 .778
2020 25 4 5 0 0 1.000
通算 54 10 29 3 0 .929
  • 2020年度シーズン終了時

記録[編集]

投手記録
初記録
その他の記録
  • 初登板で対戦した第一打者に被本塁打:2016年9月30日、対東北楽天ゴールデンイーグルス25回戦(福岡 ヤフオク!ドーム)、7回表に三好匠から左越ソロ ※史上71人目
打撃記録
初記録
  • 初打席:2017年6月3日、対横浜DeNAベイスターズ2回戦(横浜スタジアム)、2回表に平良拳太郎から捕手前犠打
  • 初安打:同上、4回表に平良拳太郎から投手内野安打
  • 初打点:2019年6月18日、対東京ヤクルトスワローズ1回戦(神宮球場)、4回表に原樹理から投前スクイズ

背番号[編集]

  • 66 (2015年 - )

登場曲[編集]

  • 「GO」DEEP (2015年)
  • 「Hard Knock Days」GENERATIONS (2016年 - 2017年)
  • 「英雄」 doa (2018年)
  • 「Horizon」雅-MIYAVI- (2019年)
  • 「TAKARAJIMA」QoN (2020年 - )

[42]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ “ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). https://www.nikkansports.com/baseball/professional/koukai/team/koukai-hawks.html 2020年12月22日閲覧。 
  2. ^ a b c d e ソフトドラ1松本「66」伝説エース継承だ 日刊スポーツ 2014年11月27日紙面から
  3. ^ 第85回選抜高校野球 3月23日第4試合結果3月28日第3試合結果 スポニチ Sponichi Annex
  4. ^ a b c 松本、9球種でV候補幻惑!盛岡大付“8度目正直”夏1勝 スポニチ Sponichi Annex 2014年8月17日掲載
  5. ^ 第96回高校野球選手権 8月16日第3試合結果8月20日第4試合結果 スポニチ Sponichi Annex
  6. ^ a b c 【ドラフト】1位は松本投手!計13人を指名! 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
  7. ^ 新人入団会見で松本投手、栗原選手らが活躍誓う 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
  8. ^ 阪神、ドラ1候補に“大谷2世”をリストアップ 安楽と同等評価 スポニチ Sponichi Annex 2014年7月29日掲載
  9. ^ ロッテ 1位候補は「10人くらい」 盛岡大付・松本ら スポニチ Sponichi Annex 2014年10月1日掲載
  10. ^ ソフトBドラ1松本「日本代表する投手に」 日刊スポーツ 2014年10月23日掲載
  11. ^ “大谷2世”松本 プロでは投手一本「日本代表する投手に!」 スポニチ Sponichi Annex 2014年10月24日掲載
  12. ^ ソフトバンク松本 柳田から投球絶賛「すごい」”. 日刊スポーツ (2015年11月29日). 2017年12月2日閲覧。
  13. ^ 2015年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ) NPB.jp 日本野球機構
  14. ^ プロ野球フレッシュオールスターゲーム2016 出場者試合結果 NPB.jp 日本野球機構
  15. ^ 公示(出場選手登録・抹消) 2016年9月 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
  16. ^ 内川選手3打点!松本投手デビュー飾る2016年9月30日 福岡ソフトバンク 対 楽天イーグルス 成績詳細 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
  17. ^ 2016年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2017年12月2日閲覧。
  18. ^ ソフトバンク田中らA組/春キャンプ振り分け一覧”. 日刊スポーツ (2017年1月30日). 2017年12月2日閲覧。
  19. ^ OP戦初登板のホークス松本裕3回4K 無四球1失点”. 西日本スポーツ (2017年3月15日). 2017年12月2日閲覧。
  20. ^ ソフトバンク松本裕樹、今季初登板も2失点を反省”. 日刊スポーツ (2017年5月15日). 2017年12月2日閲覧。
  21. ^ 松本裕、悔しいプロ初先発 勝利投手の権利あと2死で…”. 西日本スポーツ (2017年5月28日). 2017年12月2日閲覧。
  22. ^ ソフトバンク14年1位松本裕、故郷横浜でプロ1勝”. 日刊スポーツ (2017年6月4日). 2017年12月2日閲覧。
  23. ^ ソフトバンク松本裕「ドームで勝てた」本拠地初勝利”. 日刊スポーツ (2017年6月29日). 2017年12月2日閲覧。
  24. ^ ソフトバンク松本裕樹400万増「来季は10勝を」”. 日刊スポーツ (2017年12月4日). 2017年12月24日閲覧。
  25. ^ ソフトバンク松本が腰痛で離脱、1週間から10日か”. 日刊スポーツ (2018年2月4日). 2019年4月13日閲覧。
  26. ^ 次も先発へ「十分」工藤監督 遅れてきた有望株、SB松本裕が自己最長タイ7回1失点”. 西日本スポーツ (2018年8月5日). 2019年4月13日閲覧。
  27. ^ ソフトバンク松本裕樹は現状維持「目標は10勝」”. 日刊スポーツ (2018年12月7日). 2019年4月13日閲覧。
  28. ^ “ソフトバンク松本無念KO「1軍打者はやはり違う」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2019年6月9日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201906090000698.html 2020年12月22日閲覧。 
  29. ^ “ソフトバンク松本が今季初勝利、54発の打力も発揮”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2019年6月18日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201906180001094.html 2020年12月22日閲覧。 
  30. ^ a b “ソフトバンク松本「体も心も鍛えたい」現状維持1200万円でサイン”. 西日本スポーツ (西日本新聞社). (2019年12月4日). https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/565094/ 2020年12月18日閲覧。 
  31. ^ “ソフトバンク開幕1軍メンバー公示/一覧”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年6月18日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202006180000372.html 2020年12月22日閲覧。 
  32. ^ “ソフトバンク松本が好リリーフ一転、敗戦投手に 工藤監督「僕の責任かなと思う」”. 西日本スポーツ (西日本新聞社). (2020年6月20日). https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/618823/ 2020年12月22日閲覧。 
  33. ^ 2020/06/23(火) 埼玉西武 vs 福岡ソフトバンク”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト (2020年6月23日). 2020年12月18日閲覧。
  34. ^ “DeNA百瀬ら登録、楽天渡辺直ら抹消/25日公示”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年6月25日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202006250000636.html 2020年12月22日閲覧。 
  35. ^ “ソフトバンク今宮ら抹消、牧原ら登録/20日公示”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年8月20日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202008200000370.html 2020年12月22日閲覧。 
  36. ^ “ソフトバンク松本プロ初ホールド「貢献できるよう」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年8月29日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202008290000492.html 2020年12月22日閲覧。 
  37. ^ “ソフトバンク松本シリーズ初登板で快投 巨人打線から4K”. 西日本スポーツ. (2020年11月25日). https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/667522/ 
  38. ^ “ソフトバンク松本800万円増「来季は先発10勝」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年12月8日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202012080000484.html 2020年12月22日閲覧。 
  39. ^ “ソフトバンク松本がヘルニア手術 復帰まで3カ月”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年12月16日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202012160000786.html 2020年12月22日閲覧。 
  40. ^ "【ソフトバンク】14年ドラ1松本裕樹が8歳差婚…お相手の元SDN48甲斐田樹里がSNS発表". スポーツ報知. 報知新聞社. 16 January 2021. 2021年1月16日閲覧
  41. ^ “松本、自己最速153キロ 5回2失点、開幕ローテへ前進”. 岩手日報 IWATE NIPPO. (2020年3月23日). https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/3/23/75010 2020年10月24日閲覧。 
  42. ^ チーム情報 球場使用曲一覧”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2020年12月22日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]