塩見泰隆

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塩見 泰隆
東京ヤクルトスワローズ #9
YS-Yasutaka-Shiomi20190210.jpg
2019年2月10日
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県相模原市中央区
生年月日 (1993-06-12) 1993年6月12日(28歳)
身長
体重
179 cm
77 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2017年 ドラフト4位
初出場 2018年7月31日
年俸 1,350万(2021年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

塩見 泰隆(しおみ やすたか、1993年6月12日 - )は、神奈川県相模原市中央区出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。東京ヤクルトスワローズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学生の頃から軟式野球を始め、相模原市立星が丘小学校相模原市立中央中学校(海老名リトルシニア)を経て武相高等学校に進学。

高校時代は、2年生の秋からレギュラーに定着。3年生の夏の県大会では、3番・右翼手スタメン出場。チームは準々決勝茂木栄五郎らを擁する桐蔭学園に延長12回の激戦の末に2対3で破れ、甲子園に出場することはできなかった。同期には井口和朋らがいた。

高校卒業後は帝京大学に進学。1年時から試合に出場し、3年生の春のリーグ戦では打率.279、17安打本塁打1、11盗塁の成績を残した。同期には青柳晃洋西村天裕らがいた。

大学卒業後はJX-ENEOSに入団。1年目は膝に怪我を負ったが、2年目の2017年から1番・中堅手でスタメン出場。計19試合、打率.282、本塁打1、10打点の成績を残した。

同年10月のNPBドラフト会議東京ヤクルトスワローズから4位指名され、契約金4,500万円、年俸1,000万円で入団した[2]背番号9

プロ入り後[編集]

2018年は、二軍で打率.306、4本塁打、10打点、8盗塁を記録し、7月31日に一軍に初昇格。その日の広島東洋カープ戦で「5番・右翼手」として一軍デビューした。チームの新人では1986年に3番を務めた荒井幸雄以来32年ぶりにクリーンナップに座ったが、4打席無安打に終わった[3]。その後もなかなか安打が出なかったが、10月7日、神宮球場での阪神タイガース戦で右翼線に落ちる二塁打を打ち、通算25打席目でプロ初安打を記録した[4]

2019年は、オープン戦で好成績を残して[5][6]開幕一軍入りを果たすも、前年同様不振が続き、一軍抹消と登録を繰り返した。二軍では7月の月間MVPを受賞し[7]、その後9月5日に大引啓次と入れ替わりで一軍に昇格する[8]。19日の対阪神戦で髙橋遥人からプロ初本塁打を打つ[9]など、再昇格後の9月は月間打率.314と好調だった。なお、二軍では規定打席未満ながらリーグ2位の16本塁打を記録するなど2年連続で好成績を残した。12月16日、前年年俸950万円(推定)から100万円アップの1,050万円(推定)で契約更改した[10]

2020年は、練習試合から結果を出し[11][12]、開幕一軍入りする。開幕から「5番・中堅手」でスタメン起用され、2戦目に神宮球場での初本塁打を打った。出場数は怪我の影響で登録抹消されたため[13]、前年より減少したものの最終的に打率.279と前年より飛躍した年となった。

2021年は、オープン戦では不振に苦しむも、開幕戦で「6番・中堅手」でスタメン起用。結果は3打数1安打だった[14]。開幕直後に新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と判定された青木宣親、およびのコンディション不良を抱えていた山田哲人が離脱した際には3番や5番に座り、村上宗隆と共に打線を牽引した。4月後半からスタメンを数試合外れたが、5月下旬には中軸から下位に新外国人のホセ・オスナドミンゴ・サンタナが加わったことで1番に完全に固定された。9月18日の読売ジャイアンツ戦で史上71人目76度目のサイクル安打を達成[15]。月別の成績に大きなムラがあり、阪神の佐藤輝明に次ぐ156三振を喫したが、持ち味の長打力のある打撃を見せて14本塁打、出塁率.357(リーグ11位)、OPSは.798を記録。走塁面でも高い盗塁成功率を記録し、守備面でも5月16日の中日ドラゴンズ戦においてバックホームで大島洋平の本塁生還を阻止しチームのサヨナラ負けを防ぐ[16]など、印象的な活躍を見せた。中軸からリードオフマンと役割に応じて結果を残し、大きな故障もなく初めて規定打席に到達するなど飛躍の年となり、レギュラー1年目にしてリーグ優勝に大きく貢献した。クライマックスシリーズのファイナルステージでは計3戦で打率.400、4打点をあげ、第1戦と第2戦ではヒーローインタビューに呼ばれる活躍を見せた。

選手としての特徴[編集]

走攻守、三拍子揃った外野手。守備範囲が広く、打撃はリストが強くパンチ力もある[17]

人物・エピソード[編集]

趣味はゴルフ[18]

バレーボール選手父親と元陸上選手母親を持つ[19]

高校の先輩に、ヤクルトのファンクラブ名誉会員でもあるお笑いタレント出川哲朗がいる[20]。そのことについては、「当然知っているし、あのリアクションの感じがかなり好きなので、ぜひ球場に来ていただきたい」と語っている[21]

大学時代、野球部の練習場が相模原市内の山間部にあるため、頻繁に出没する野生のイノシシを追いかけ回していた。卒業まで捕まえることこそできなかったが、「併走していた」という[22]

大学の同期の青柳とはよく連絡を取り合う仲で、ドラフト指名後に最初に来た祝福メールも青柳からのものだった[23]

練習中にを折ったことがある[24]

前述の通り、2021年のクライマックスシリーズのファイナルステージで活躍し、自他ともにMVPの有力候補と目されていた。しかしMVP選出はならず、第3戦勝利後のセレモニーでは、MVP発表の際に奥川恭伸の名前が呼ばれた瞬間、隣にいた村上らとともにずっこけるパフォーマンスを見せた[25][26][27]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2018 ヤクルト 16 26 25 1 1 1 0 0 2 0 0 0 0 0 1 0 0 7 0 .040 .077 .080 .157
2019 45 98 88 20 16 2 2 1 25 7 4 1 0 0 8 0 2 24 1 .182 .265 .284 .549
2020 43 179 154 20 43 4 2 8 75 21 13 2 3 0 17 0 5 44 4 .279 .369 .487 .856
2021 140 534 474 80 132 21 7 14 209 59 21 5 2 0 48 1 10 156 1 .278 .357 .441 .798
NPB:4年 244 837 741 121 192 28 11 23 311 87 38 8 5 0 74 1 17 231 6 .259 .340 .420 .760
  • 2021年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



外野












2018 ヤクルト 9 12 0 0 0 1.000
2019 37 55 0 1 0 .982
2020 42 67 4 1 0 .986
2021 137 263 4 5 1 .982
通算 225 397 8 7 1 .983
  • 2021年度シーズン終了時

表彰[編集]

国際大会

記録[編集]

初記録
その他の記録

背番号[編集]

  • 9(2018年 - )

登場曲[編集]

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ヤクルト - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2021年1月2日閲覧。
  2. ^ “ヤクルト4位塩見、出川哲朗ばりの“ヤバイ”選手に”. 日刊スポーツ. (2017年11月16日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711160000623.html 2018年10月10日閲覧。 
  3. ^ “ヤクルト塩見1軍初昇格で即スタメン「全然違う」”. 日刊スポーツ. (2018年7月31日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201807310000886.html 2018年10月10日閲覧。 
  4. ^ “ヤクルトのドラ4・塩見 25打席目のプロ初安打「一生打てないかと思った」”. デイリースポーツ. (2018年10月7日). https://www.daily.co.jp/baseball/2018/10/07/0011711937.shtml 2018年10月10日閲覧。 
  5. ^ 一般社団法人日本野球機構. “2019年度 オープン戦 個人打撃成績(規定打席以上)” (日本語). 日本野球機構. 2019年10月16日閲覧。
  6. ^ 【野球】オープン戦首位は広島 アピールした若手は…阪神・木浪、ヤクルト・塩見” (日本語). デイリースポーツ online (2019年3月27日). 2019年10月5日閲覧。
  7. ^ イースタン・リーグにおいて塩見選手が7月度月間MVPを受賞!” (日本語). 東京ヤクルトスワローズ (2019年8月8日). 2019年10月5日閲覧。
  8. ^ 【5日の公示】巨人・菅野、ヤクルト・大引らを抹消”. スポーツニッポン (2019年9月5日). 2019年10月5日閲覧。
  9. ^ ヤクルト・塩見 待望のプロ初本塁打「自信になった」” (日本語). デイリースポーツ online (2019年9月20日). 2019年10月5日閲覧。
  10. ^ “ヤクルト塩見「少し上げてもらいました」定位置争い”. 日刊スポーツ. (2019年12月16日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201912160000184.html 2019年12月20日閲覧。 
  11. ^ SANKEI DIGITAL INC (2021年6月4日). “ヤクルト・塩見 練習試合も好調! 中前へ2点適時打” (日本語). サンスポ. 2021年6月4日閲覧。
  12. ^ SANKEI DIGITAL INC (2021年6月4日). “ヤクルト・塩見、2号ソロ 3年目のレギュラー定着へアピール” (日本語). サンスポ. 2021年6月4日閲覧。
  13. ^ SANKEI DIGITAL INC (2021年6月4日). “ヤクルト・塩見、突き指で出場選手登録を抹消” (日本語). サンスポ. 2021年6月4日閲覧。
  14. ^ 出場成績 2021年3月26日(金) vs. 阪神 JERA セ・リーグ公式戦 神宮 | 東京ヤクルトスワローズ”. 東京ヤクルトスワローズ (2021年3月26日). 2021年6月4日閲覧。
  15. ^ a b “【ヤクルト】塩見泰隆がサイクル達成!右安、右三塁打、右越え3ラン、左翼線二塁打”. スポーツ報知. 報知新聞社. (2021年9月18日). https://hochi.news/articles/20210918-OHT1T51161.html?page=1 2021年9月18日閲覧。 
  16. ^ ヤクルト、塩見の好返球でサヨナラ負け阻止 奥川は6回1失点も2勝目ならず | BASEBALL KING” (日本語). BASEBALL KING. 2021年11月8日閲覧。
  17. ^ プロ野球 ドラフト会議 塩見選手(区内出身)ヤクルト4位に 50m5.8秒 即戦力で期待 | さがみはら中央区” (日本語). タウンニュース (2017年11月2日). 2021年6月4日閲覧。
  18. ^ 塩見 泰隆(しおみ やすたか) - 東京ヤクルトスワローズ” (日本語). SANSPO.COM. 2021年6月4日閲覧。
  19. ^ JX-ENEOS・塩見、ヤクルトで好きな選手は山田「打撃のときに何を考えているかも聞きたい」”. サンケイスポーツ (2017年10月27日). 2017年10月30日閲覧。
  20. ^ HISATO. “二軍で爆発した出川の後輩・塩見泰隆 『#ヤバイよ塩見』は広まるか”. 文春オンライン. 2021年6月4日閲覧。
  21. ^ 燕D4・塩見、高校先輩の出川ばり体張る!背番9決定「最高の番号」”. サンケイスポーツ (2017年11月17日). 2017年10月30日閲覧。
  22. ^ 燕D4・塩見、イノシシも恐れる快足!30メートル走3秒85”. サンケイスポーツ (2018年1月17日). 2018年1月20日閲覧。
  23. ^ ヤクルトのドラ4塩見、帝京大同期の阪神・青柳撃つ”. デイリースポーツ (2017年11月17日). 2018年1月20日閲覧。
  24. ^ ヤクルト・塩見が「ギャーッ!」 前歯折り眉間から血がたらり…” (日本語). 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社 (2021年5月6日). 2021年6月4日閲覧。
  25. ^ “ヤクルト まさか?最優秀選手は奥川 頭を抱える塩見にナイン大爆笑”. デイリースポーツ online. (2021年11月12日). https://www.daily.co.jp/baseball/2021/11/12/0014838115.shtml 2021年11月12日閲覧。 
  26. ^ “ヤクルト20歳奥川恭伸がクライマックスシリーズ最年少MVP 第1戦完封”. 日刊スポーツ. (2021年11月12日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202111120001338.html 2021年11月12日閲覧。 
  27. ^ “ヤクルト最優秀選手は…奥川!塩見100万円“オレじゃないの?”村上と新喜劇ばりズッコケ 高津監督爆笑”. Sponichi Annex. (2021年11月12日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/11/12/kiji/20211112s00001173661000c.html 2021年11月12日閲覧。 
  28. ^ NEWS 新聞 池田隆英壓制中職聯隊 日職東軍奪冬盟二連霸”. 亞洲冬季棒球聯盟公式サイト(繁体中文) (2018年12月16日). 2018年12月29日閲覧。
  29. ^ “ヤクルト塩見泰隆2安打3打点“馬ネタ”にSNS&客席ざわつく”. 日刊スポーツ. (2021年11月11日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202111110001260.html 2021年11月26日閲覧。 
  30. ^ 2018アジアウインターベースボールリーグ(AWB)NPBメンバー一覧”. 日本野球機構 (2018年12月10日). 2018年12月29日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]