ジェイコブ・ワゲスパック

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ジェイコブ・ワゲスパック
Jacob Waguespack
オリックス・バファローズ #58
Jacob Daniel Waguespack Orix Buffaloes 20220608.png
2022年6月8日、京セラドーム大阪にて
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ルイジアナ州アセンション郡プレイリービル英語版
生年月日 (1993-11-05) 1993年11月5日(28歳)
身長
体重
6' 6" =約198.1 cm
235 lb =約106.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 アマチュアFA
初出場 MLB / 2019年5月27日
NPB / 2022年4月29日
年俸 7000万円(2022年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジェイコブ・ダニエル・ワゲスパックJacob Daniel Waguespack, 1993年11月5日 - )は、アメリカ合衆国ルイジアナ州アセンション郡プレイリービル英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。オリックス・バファローズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

2012年MLBドラフト37巡目(全体1126位)でピッツバーグ・パイレーツから指名されたが、ミシシッピ大学へ進学した。

プロ入りとフィリーズ傘下時代[編集]

2015年フィラデルフィア・フィリーズと契約してプロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズでプロデビュー。A-級ウィリアムズポート・クロスカッターズ英語版でもプレーし、2球団合計で19試合に登板して0勝1敗1セーブ、防御率2.00、32奪三振を記録した。

2016年はA級レイクウッド・ブルークロウズでプレーし、43試合に登板して4勝2敗6セーブ、防御率3.52、72奪三振を記録した。

2017年はA+級クリアウォーター・スレッシャーズ英語版とAA級レディング・ファイティン・フィルズでプレーし、2球団合計で31試合(先発16試合)に登板して9勝7敗1セーブ、防御率3.42、108奪三振を記録した。

2018年はAA級レディングとAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスでプレーした。

ブルージェイズ時代[編集]

2018年7月31日にアーロン・ループとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[1]。移籍後は傘下のAAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、移籍前を含めた3球団合計で28試合(先発21試合)に登板して6勝10敗1セーブ、防御率4.80、112奪三振を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]

2019年は開幕をAAA級バッファローで迎えた。5月26日にメジャー初昇格を果たすと[3]、翌27日のタンパベイ・レイズ戦でメジャーデビュー[4]。この年メジャーでは16試合(先発13試合)に登板して5勝5敗、防御率4.38、63奪三振を記録した[5]

トロント・ブルージェイズ時代
(2020年7月28日)

2020年は11試合に登板して防御率8.15、16奪三振を記録した[5]

2021年3月6日にジョエル・パヤンプスの加入に伴ってDFAとなり[6]、10日にマイナー契約でAAA級バッファローへ配属された[7]。オフの11月7日にFAとなった[5]

オリックス時代[編集]

2021年12月17日にオリックス・バファローズと契約した[8]

2022年、新型コロナウイルスの影響で[9]来日が3月11日となり[10]、同18日に入団会見を行った[11]。4月22日の阪神タイガースとの二軍戦では6回無安打無失点に抑え、チームの継投ノーヒットノーランに貢献するなど[12]ウエスタン・リーグでは3試合の登板で防御率0.75と順調な調整を見せ、4月29日の埼玉西武ライオンズ戦で来日初登板初先発[13]。勝敗は付かなかったが、5回3安打6奪三振無失点と好投した[14]。ただ、その後は味方の拙守があったり[15]、課題のクイックモーションで度々盗塁を許したり[16]と投球以外の要素が響き、5先発で0勝3敗と苦しんだ[17]。6度目の先発となった6月1日の横浜DeNAベイスターズ戦で5回3安打7奪三振1失点の好投[18]、打席ではスクイズを決めて来日初打点を記録する活躍で来日初勝利を挙げた[19]。日程の都合で6月9日に出場選手登録を抹消され[20]、週5試合の日程が続くこともあり、中継ぎとして[21]同19日に再登録[22]。6連戦の日程になると先発へ戻り、約1か月ぶりの先発となった7月6日の西武戦では勝敗は付かなかったが、5回1失点(自責点0)の好投[23]。続く同12日の福岡ソフトバンクホークス戦では6回3安打9奪三振1失点の好投で勝利投手となった[24]。しかし、7月18日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では乱調により5回途中で降板すると[25]、その後はチーム事情もあって同23日から再びリリーフに回った[26]。すると、翌7月24日に守護神の平野佳寿が体調不良により「特例2022」で登録抹消[27]。同日のソフトバンク戦、3点リードの9回表に登板し、味方の拙守が絡んで無死満塁のピンチを作ったものの[28]、2三振を奪うなど無失点に抑えて[29]来日初セーブを挙げた[28]

投球スタイル[編集]

投球データ(2020年レギュラーシーズン)
球種 割合 平均球速 最高球速
% mph km/h mph km/h
フォーシーム 43.8 92.5 148.9 95 152.9
チェンジアップ 18.9 82.3 132.4 85 136.8
カッター 18.1 88.4 142.3 91 146.5
カーブ 10.8 75.8 122 80.2 129.1
シンカー 1.3 91.2 146.8 93.8 151

最速159km/h[28]フォーシームチェンジアップカッターなどの変化球を操る。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2019 TOR 16 13 0 0 0 5 5 0 0 .500 335 78.0 75 12 29 0 5 63 2 0 43 38 4.38 1.33
2020 11 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 90 17.2 27 2 9 0 2 16 0 0 20 16 8.15 2.04
MLB:2年 27 13 0 0 0 5 5 0 1 .500 425 95.2 102 14 38 0 7 79 2 0 63 54 5.08 1.46
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2019 TOR 16 2 5 0 0 1.000
2020 11 2 1 0 0 1.000
MLB 27 4 6 0 0 1.000
  • 2021年度シーズン終了時

記録[編集]

NPB[編集]

初記録
投手記録
打撃記録

背番号[編集]

  • 62(2019年 - 2020年)
  • 58(2022年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Todd Zolecki (2018年7月31日). “Phils acquire All-Star Ramos, lefty reliever Loup” (英語). MLB.com. 2019年9月1日閲覧。
  2. ^ Laura Armstrong (2018年11月20日). “Blue Jays exercise right to not share arms” (英語). The Star.com. 2019年9月1日閲覧。
  3. ^ Alexis Brudnicki (2019年5月26日). “For Waguespack, callup 'a dream come true'” (英語). MLB.com. 2019年9月1日閲覧。
  4. ^ Toronto Blue Jays at Tampa Bay Rays Box Score, May 27, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年9月1日閲覧。
  5. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2022年4月1日閲覧。
  6. ^ TC Zencka (2021年3月6日). “Pitching Notes: Payamps, Mata, Osuna” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月7日閲覧。
  7. ^ Connor Byrne (2021年3月10日). “Blue Jays Outright Jacob Waguespack” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月11日閲覧。
  8. ^ 新外国人選手獲得のお知らせ”. オリックス・バファローズ (2021年12月17日). 2022年4月1日閲覧。
  9. ^ 西武は未だ入国0人、日本ハムも2人だけ…パ各球団の助っ人来日状況は?”. Full-Count (2022年3月2日). 2022年8月1日閲覧。
  10. ^ オリックス ワゲスパックとバレラが来日 外国人選手5選手は全員が来日”. デイリースポーツ (2022年3月12日). 2022年8月1日閲覧。
  11. ^ オリックス・ワゲスパックが入団会見「あと少し先発としてのスタミナを」”. BASEBALL KING (2022年3月18日). 2022年8月1日閲覧。
  12. ^ オリックス二軍が継投ノーノー達成 阪神は西純矢“プロ初完投”も屈辱8連敗”. BASEBALL KING (2022年4月22日). 2022年8月1日閲覧。
  13. ^ 【オリックス】ワゲスパック「熱気与えられる投球したい」来日初登板初先発の29日西武戦へ気合”. 日刊スポーツ (2022年4月28日). 2022年8月1日閲覧。
  14. ^ 【オリックス】〝新助っ投〟ワゲスパックが150キロ超連発の衝撃デビュー!長身から投げ下ろす直球は威力十分”. 中日スポーツ (2022年4月29日). 2022年8月1日閲覧。
  15. ^ オリっ子がっかり 今季2度目同一カード3連敗 ワゲスパック力投もミスミス”. デイリースポーツ (2022年5月6日). 2022年8月1日閲覧。
  16. ^ オリックス 前夜に大型連敗阻止も連勝ならず 3失策に6盗塁を献上と拙守が目立つ”. デイリースポーツ (2022年5月11日). 2022年8月1日閲覧。
  17. ^ ワゲスパック遠い初勝利…悔やむ巨人・岡本和への1球「一番良いボールで勝負したつもりだけど…」【オリックス】”. 中日スポーツ (2022年5月25日). 2022年8月1日閲覧。
  18. ^ ワゲスパックが来日初勝利! 杉本裕太郎に本塁打が飛び出しオリックスが勝利”. パ・リーグ.com (2022年6月1日). 2022年8月1日閲覧。
  19. ^ オリ・ワゲスパック 6度目の正直で来日初勝利 初打点のおまけつき”. Sponichi Annex (2022年6月2日). 2022年8月1日閲覧。
  20. ^ 【9日の公示】巨人・坂本を登録、菅野が特例2022で抹消 DeNA・中川虎大を登録”. Sponichi Annex (2022年6月9日). 2022年8月1日閲覧。
  21. ^ オリ・ワゲスパックを中継ぎへ配転 上位浮上へ投手陣テコ入れ”. Sponichi Annex (2022年6月17日). 2022年8月1日閲覧。
  22. ^ 【19日の公示】巨人、前日負傷降板のアンドリース抹消 シューメーカーを登録”. Sponichi Annex (2022年6月19日). 2022年8月1日閲覧。
  23. ^ 2022年7月6日 【公式戦】 試合結果 (オリックスvs埼玉西武)”. 日本野球機構. 2022年8月1日閲覧。
  24. ^ 【オリックス】ワゲスパック、6イニングで3安打、来日最多の9奪三振、1失点で今季2勝目”. 中日スポーツ (2022年7月12日). 2022年8月1日閲覧。
  25. ^ 【オリックス】ワゲスパック乱調で楽天に完敗「先頭の四球はちょっときつい」中嶋監督”. 日刊スポーツ (2022年7月18日). 2022年8月1日閲覧。
  26. ^ 2022年7月23日(土) 京セラD大阪【パ・リーグ公式戦】 オリックス・バファローズ vs 福岡ソフトバンクホークス 16回戦 試合速報 ベンチ入り選手”. 日本野球機構. 2022年7月23日閲覧。
  27. ^ 【オリックス】平野佳寿、体調不良により特例2022で抹消 発熱はなし 今季リーグ最多25S”. 日刊スポーツ (2022年7月24日). 2022年8月1日閲覧。
  28. ^ a b c 【オリックス】先発要員ワゲスパックが来日初セーブ 9回無死満塁とするも快速球で3人打ち取る”. 日刊スポーツ (2022年7月24日). 2022年8月1日閲覧。
  29. ^ 2022年7月24日 【公式戦】 試合結果 (オリックスvs福岡ソフトバンク)”. 日本野球機構. 2022年8月1日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]