パトリック・サンドバル

パトリック・サンドバル
*Patrick Sandoval*
ロサンゼルス・エンゼルス #43
	2020年3月26日
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州オレンジ郡ミッションビエホ
生年月日	1996年10月18日（26歳）
身長; 体重	6' 3" ＝約190.5 cm; 190 lb ＝約86.2 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	投手
プロ入り	2015年 MLBドラフト11巡目
初出場	2019年8月5日
年俸	$2,750,000（2023年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ミッションビエホ高等学校（英語版）; ロサンゼルス・エンゼルス (2019 - );
国際大会
代表チーム	メキシコ
WBC	2023年
	この表について

パトリック・ジョーダン・サンドバル（Patrick Jordan Sandoval, 1996年 10月18日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジ郡ミッションビエホ出身のプロ野球選手（投手）。左投左打。MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属。

経歴[編集]

プロ入りとアストロズ傘下時代[編集]

2015年のMLBドラフト11巡目（全体319位）でヒューストン・アストロズから指名され、プロ入り。なお、契約しない場合は南カリフォルニア大学へ進学の予定であった。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・アストロズでプロデビュー。6試合に先発登板して0勝3敗、防御率6.08、11奪三振を記録した。

2016年はアパラチアンリーグのルーキー級グリーンビル・アストロズ（英語版）でプレーし、13試合（先発8試合）に登板して2勝3敗、防御率5.30、51奪三振を記録した。

2017年はA-級トリシティ・バレーキャッツ（英語版）、A級クアッドシティーズ・リバーバンディッツ（英語版）、A+級ビューズクリーク・アストロズでプレーし、3球団合計で14試合（先発11試合）に登板して3勝4敗1セーブ、防御率4.09、78奪三振を記録した。

2018年はA級クアッドシティーズとA+級ビューズクリークでプレーした。

エンゼルス時代[編集]

2018年7月26日にマーティン・マルドナードとのトレードで、インターナショナル・ボーナス・プール（海外選手契約金枠）を介してロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した^[2]。移籍後は傘下のA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズ（英語版）とAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、移籍前を含めた4球団合計で26試合（先発20試合）に登板して11勝1敗2セーブ、防御率2.06、145奪三振を記録した。

2019年は開幕をAA級モービルで迎え、AAA級ソルトレイク・ビーズを経て8月5日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした^[3]。同日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー^[4]。この年メジャーでは10試合（先発9試合）に登板して0勝4敗、防御率5.03、42奪三振を記録した。

2021年は開幕からまずまずの成績を残し、7月24日のミネソタ・ツインズ戦では8.1回に渡ってノーヒットノーランを継続する快投を演じた。14先発で防御率3.62と好投していたが、8月18日に腰の手術で残りのシーズンを全休することになった^[5]。

2022年は開幕から1度も故障者リスト入りせずにエースの大谷翔平と共に先発陣の柱として奮闘。打線の援護に泣いて負け越したものの27先発で防御率2.91とキャリアハイの成績を残した。

投球スタイル[編集]

球種は多彩で、スライダー・チェンジアップ・シンカーを得意球としている^[6]。

緩急をつけて強い打球を打たせないことを持ち味としており、2021年の平均被打球速度は137.4km/hを記録し、メジャーリーグの上位3％に入った^[7]。フォーシームの平均球速は約150km/hと先発投手の平均レべルだが、2022年は被打率.355と振るわず、投球比率を低く（23.0％）している^[6]。

制球力に課題はあるものの、2022年の対左打者の被打率は.151と、メジャートップレベルの成績を残している^[8]。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年度	球団	登板	先発	完投	完封	無四球	勝利	敗戦	セ丨ブ	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2019	LAA	10	9	0	0	0	0	4	0	.000	169	39.1	35	6	19	1	42	4	1	22	22	5.03	1.37
2020		9	6	0	0	0	1	5	0	.167	159	36.2	37	10	12	0	33	2	0	26	23	5.65	1.34
2021		17	14	0	0	0	3	6	1	.333	363	87.0	69	11	36	4	94	3	0	38	35	3.62	1.21
2022		27	27	1	1	1	6	9	0	.400	638	148.2	139	8	60	5	151	6	0	56	48	2.91	1.34
MLB：4年		63	56	1	1	1	10	24	1	.294	1329	311.2	280	35	127	10	320	15	1	142	128	3.70	1.31

2022年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2019	LAA	10	2	4	1	0	.857
2020		9	1	5	1	0	.857
2021		17	3	7	0	0	1.000
2022		27	7	14	0	1	1.000
MLB		63	13	30	2	1	.956

2022年度シーズン終了時

表彰[編集]

国際大会

オールWBCチーム：1回（投手部門：2023年）

背番号[編集]

43（2019年 - ）

代表歴[編集]

2023 ワールド・ベースボール・クラシック・メキシコ代表

脚注[編集]

^ “Patrick Sandoval Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年1月22日閲覧。
^ Brian McTaggart (2018年7月26日). “Astros acquire Maldonado from Angels” (英語). MLB.com. 2020年8月16日閲覧。
^ Dylan A. Chase (2019年8月5日). “Angels Promote Patrick Sandoval” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月16日閲覧。
^ “Los Angeles Angels at Cincinnati Reds Box Score, August 5, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月16日閲覧。
^ “Angels’ Patrick Sandoval suffers potentially season-ending lower back injury” (英語). Orange County Register (2021年8月18日). 2021年9月14日閲覧。
^ ^a ^b “Patrick Sandoval Statcast”. Baseball Savant. MLB Advanced Media. 2023年3月20日閲覧。
^ “2021 Pitcher Avg.Exit Velocity”. Baseball Savant. MLB Advanced Media. 2023年3月20日閲覧。
^ “2022 Avg. against Left-handed Hitters”. Baseball Savant. MLB Advanced Media. 2023年3月20日閲覧。

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、Baseball-Reference (Register)
Patrick Sandoval stats MiLB.com （英語）
Patrick Sandoval (@P_Sandoval16) - Twitter
Patrick Sandoval (@psandy16_) - Instagram

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[1] “Patrick Sandoval Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年1月22日閲覧。

[2] Brian McTaggart (2018年7月26日). “Astros acquire Maldonado from Angels” (英語). MLB.com. 2020年8月16日閲覧。

[3] Dylan A. Chase (2019年8月5日). “Angels Promote Patrick Sandoval” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月16日閲覧。

[4] “Los Angeles Angels at Cincinnati Reds Box Score, August 5, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月16日閲覧。

[5] “Angels’ Patrick Sandoval suffers potentially season-ending lower back injury” (英語). Orange County Register (2021年8月18日). 2021年9月14日閲覧。

[savant-6] “Patrick Sandoval Statcast”. Baseball Savant. MLB Advanced Media. 2023年3月20日閲覧。

[7] “2021 Pitcher Avg.Exit Velocity”. Baseball Savant. MLB Advanced Media. 2023年3月20日閲覧。

[8] “2022 Avg. against Left-handed Hitters”. Baseball Savant. MLB Advanced Media. 2023年3月20日閲覧。

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表話編歴ロサンゼルス・エンゼルスロースター
投手	31 タイラー・アンダーソン 51 ハイメ・バリア 47 グリフィン・キャニング 78 デービス・ダニエル（英語版） 32 タッカー・デビッドソン 48 リード・デトマーズ 53 カルロス・エステベス 40 ジャスティン・ガーザ（英語版） 46 ジミー・ハーゲット 66 コルトン・イングラム 28 アーロン・ループ 68 ホセ・マルテ 55 マット・ムーア 65 ホセ・キハダ 73 クリス・ロドリゲス 43 パトリック・サンドバル 63 チェイス・シルセス 59 ホセ・ソリアーノ 54 ホセ・スアレス 52 ライアン・テペラ 60 アンドリュー・ワンツ 57 ザック・ワイス
二刀流選手	17 大谷翔平
捕手	14 ローガン・オーハッピー 33 マックス・スタッシ 21 マット・サイス
内野手	23 ブランドン・ドルーリー 22 デビッド・フレッチャー 6 アンソニー・レンドン 2 ルイス・レンヒフォ 13 リバン・ソト 38 マイケル・ステファニック 10 ジオ・ウルシェラ 4 アンドリュー・ベラスケス 20 ジャレッド・ウォルシュ
外野手	7 ジョー・アデル 16 ミッキー・モニアック 8 ブレット・フィリップス 12 ハンター・レンフロー 27 マイク・トラウト 3 テイラー・ウォード
監督・コーチ	88 フィル・ネビン（監督） 81 レイ・モンゴメリー（英語版）（ベンチコーチ） 85 マーカス・テイムズ（打撃コーチ） 87 ポール・ソレント（打撃インストラクター） 86 フィル・プランティアー（英語版）（打撃コーチ補佐） 83 マット・ワイズ（投手コーチ） 84 ビル・ヘゼル（投手コーチ補佐） 80 デーモン・マショア（英語版）（一塁コーチ） 82 ビル・ヘイセルマン（英語版）（三塁兼捕手コーチ） 89 ベンジー・ギル（フィールドコーディネイター） 95 ドリュー・ブテラ（ブルペン捕手） 91 マイク・アッシュマン（打撃投手） 93 ジェイソン・ブラウン（英語版）（アシスタント） 90 ティム・バス（アシスタント） 94 アリ・モダミ（アシスタント）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2023年2月16日更新

表話編歴野球メキシコ代表 - 2023 ワールド・ベースボール・クラシック
監督	30 ベンジー・ギル
コーチ	9 ビニー・カスティーヤ（ベンチコーチ） 18 ジェイコブ・クルーズ（打撃コーチ） 70 ボビー・マガリャネス（打撃コーチ） 12 ヒル・ベラスケス（一塁コーチ） 21 トニー・ペレジカ（三塁コーチ） 15 ホラシオ・ラミレス（ブルペンコーチ）
投手	14 ジョジョ・ロメロ 16 サムエル・サスエタ 23 エルビエル・アルメンタ 33 ヘラルド・レイエス（英語版） 43 パトリック・サンドバル 46 セサル・バルガス 48 ジェーク・サンチェス（英語版） 49 ヘスス・クルス（英語版） 50 マニー・バレーダ（英語版） 53 ロエル・ラミレス（英語版） 55 アドリアン・マルティネス（英語版） 59 ホセ・ウルキディ 65 ジオバニー・ガジェゴス 77 ハビエル・アサド 99 タイフアン・ウォーカー
捕手	15 オースティン・バーンズ 51 アレクシス・ウィルソン（英語版）
内野手	3 ルイス・ウリアス 11 ロウディ・テレス 13 アラン・トレホ（英語版） 17 イサーク・パレデス 32 ジョーイ・メネセス 38 ロベルト・バレンズエラ 62 ジョナサン・アランダ
外野手	2 ジャレン・デュラン 5 アレク・トーマス 24 ホセ・カルドナ（英語版） 27 アレックス・ベルドゥーゴ 56 ランディ・アロサレーナ

表話編歴 2023 ワールド・ベースボール・クラシック表彰選手
大会MVP	大谷翔平
優秀選手	投手：大谷翔平, ミゲル・ロメロ, パトリック・サンドバル捕手：サルバドール・ペレス一塁手：張育成二塁手：ハビアー・バエズ三塁手：ヨアン・モンカダ遊撃手：トレイ・ターナー外野手：ランディ・アロサレーナ, マイク・トラウト, 吉田正尚指名打者：大谷翔平
1次R MVP	台中 : 張育成東京 : 大谷翔平フェニックス : ランディ・アロサレーナマイアミ : サルバドール・ペレス