ジェイ・ジャクソン

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ジェイ・ジャクソン
Jay Jackson
Jjackson.jpg
広島時代
日南市天福球場、2018年2月11日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 サウスカロライナ州グリーンビル郡グリーンビル
生年月日 (1987-10-27) 1987年10月27日(32歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 MLBドラフト9巡目
初出場 MLB / 2015年9月14日
NPB / 2016年3月26日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ランディ・ジャクソン・ジュニアRandy Jackson, Jr.[1] , 1987年10月27日 - )は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリーンビル郡グリーンビル出身のプロ野球選手投手)。右投右打。愛称はスマイリー・ジェイ(Smiley J)これはカープ時代のジャクソンスマイルにちなむ。[2]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

キリスト・チャーチ・エピスコパル高等学校では投手のみならず内野手や外野手としてもプレーしていた[1]。奨学金を得てサザン・カンファレンス(NCAA ディビジョンI)所属のファーマン大学英語版に進学した。大学でも投手、野手双方でプレーしており、大学三年時のシーズン(2008年)には先発投手として9勝(2敗)、防御率3.17、野手(主に左翼手右翼手)として打率.336、8本塁打、41打点、6盗塁を記録している[3]。また、投手として先発して降板した後に指名打者又は一塁手として打席に立つこともあった。

高校時代はバスケットボール選手でもあり通算得点は1500点以上であった[1]

プロ入りとカブス傘下時代[編集]

2008年MLBドラフト9巡目(全体281位)でシカゴ・カブスから指名され、6月10日に契約。傘下のA-級ボイシ・ホークスで5試合に登板後、7月にA級ピオリア・チーフスへ昇格。A級ピオリアでは6試合(先発1試合)の登板で、2勝2敗、防御率3.00、37奪三振を記録した。8月にA+級デイトナ・カブスへ昇格し、4試合(先発3試合)に登板。2勝0敗、防御率1.59、21奪三振を記録した。

2009年はAA級テネシー・スモーキーズで開幕を迎え、16試合に先発登板したが、5勝5敗、防御率3.70の成績で、7月30日にA+級デイトナへ降格した。A+級デイトナでは7試合の先発登板で2勝2敗、防御率1.64と好投し、9月6日にAAA級アイオワ・カブスへ昇格。AAA級アイオワでは1試合に登板した。

2010年はAAA級アイオワでプレーし、32試合(先発25試合)に登板して11勝8敗、防御率4.63、119奪三振を記録した。

2011年はメジャーのスプリングトレーニングに参加し[4]、3試合に登板したが防御率15.00と安定せず[5]、メジャー契約は勝ち取れなかった。この年はAAA級アイオワでプレーし、26試合に先発登板して8勝14敗、防御率5.34、97奪三振を記録した。オフにはベネズエラン・ウィンターリーグに参加し、レオネス・デル・カラカスで7試合に登板した。

2012年もメジャーのスプリングトレーニングに参加[6]。この年もAAA級アイオワでプレーし、37試合(先発9試合)に登板して3勝7敗、防御率6.57、76奪三振を記録した。オフにはメキシカン・パシフィック・ウィンターリーグに参加。ベナドス・デ・マサトランで10試合に登板した。

2013年4月4日に自由契約となった。

マーリンズ傘下時代[編集]

2013年4月9日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ[7]。移籍後はAA級ジャクソンビル・サンズでプレーし、14試合に先発登板して3勝6敗、防御率3.16、73奪三振を記録した。7月13日にAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズへ昇格。AAA級ニューオーリンズでは7試合(先発4試合)に登板して1勝1敗、防御率4.68、20奪三振を記録した。オフの11月4日にFAとなった。

パイレーツ傘下時代[編集]

2013年11月20日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んだ[8]。前年と同様、メキシカン・パシフィック・ウィンターリーグに参加し、マサトランで17試合に登板。クローザーとして2勝0敗10セーブ、防御率0.00、19奪三振を記録した。

2014年は傘下のAAA級インディアナポリス・インディアンスで開幕を迎え、25試合(先発12試合)の登板で5勝4敗、防御率4.89、87奪三振を記録した。

ブルワーズ傘下時代[編集]

2014年8月7日に金銭トレードでミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[9]。移籍後は傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズで6試合に先発登板して0勝3敗、防御率5.06、28奪三振を記録した。オフの11月4日にFAとなった。この年もメキシカン・パシフィック・ウィンターリーグに参加し、ヤキス・デ・オブレゴンで18試合に登板した。

パドレス時代[編集]

2015年1月26日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結んだ[10]。AA級サンアントニオ・ミッションズで開幕を迎え、リリーフとして6試合に登板。0勝1敗1セーブ、防御率1.69の成績で、4月27日にAAA級エル・パソ・チワワズへ昇格。AAA級エル・パソでは48試合の登板で、3勝3敗14セーブ、防御率2.54と結果を残し、9月14日にパドレスとメジャー契約を結んだ[11]。同日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でメジャーデビュー。9点リードの9回裏から登板したが、4安打2失点で2死しか取れず降板した。メジャー1年目のこの年は6試合に登板し、防御率6.23だった。

広島時代[編集]

2015年12月24日に広島東洋カープとの契約が合意に達したと発表された[12]

投球を終え、菊池涼介(左)と笑顔でハイタッチするジャクソン
投球を終え、菊池涼介(左)と笑顔でハイタッチするジャクソン

2016年3月26日の対横浜DeNAベイスターズ戦で1点差の8回に2番手として来日初登板し、1回を無失点に抑え、初ホールドを記録した[13]。ほぼ1年を通して8回を任され、リーグ2位の37ホールドを記録し、広島東洋カープ25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。北海道日本ハムファイターズとの日本シリーズでは今村猛と共に6試合すべてに登板したが、第3戦で中田翔に一時逆転となる2点適時打を打たれ、第4戦でブランドン・レアードに決勝の2点本塁打を浴び、第6戦は2/3回を投げ6失点を喫するなどシーズン中のように活躍することはできず、チームも日本一を逃した。11月18日、翌シーズンの選手契約に合意したことが球団から発表された[14][15]

2017年もセットアッパーとしてフル回転し、2年連続60試合登板をマークし連覇に貢献した。

2018年は過去2年と比べ四死球を出す場面が増え安定感を欠くようになり、ヘロニモ・フランスアの台頭もあり一時二軍調整となるなど、登板数も過去2年を大きく下回った。4月27日にはシーズン中にも関わらず新日本プロレス の広島大会に来場、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーとして、大のカープファンである内藤哲也らと共にリングに上がった。11月14日に球団が契約を結ばないことが発表された。

ブルワーズ時代[編集]

2019年2月15日にブルワーズとマイナー契約を結んだ[16]。開幕は傘下のAAA級サンアントニオ・ミッションズ[17]で迎え、4月29日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[18]。5月5日にDFAとなり[19]、8日にマイナー契約でAAA級サンアントニオへ配属された[20]。7月13日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[21]。今季終了後、FAとなった。 同年12月3日、アメリカの移籍情報サイトと日本のスポーツ新聞数社が千葉ロッテマリーンズの獲得を報じた。

投球スタイル[編集]

最速155km/hのストレートに加え、高速スライダーフォークを投げる。

人物[編集]

  • 幼少時は学業優秀であり学校(キリスト・チャーチ・エピスコパル高等学校に進学する前)では上位クラスに所属していた。両親によればその当時は宿題を学校で済ませており家に持ち帰ったことはなかったという[22]。また、キリスト・チャーチ・エピスコパル高等学校には学業にて奨学金を得て入学している[22]
  • 進学先としてファーマン大学を選んだ理由の一つは実家に近かったためである(ファーマン大学はキリスト・チャーチ・エピスコパル高等学校と同じくサウスカロライナ州グリーンビルにキャンパスを構えている)。家族(両親と2人の妹)は、ジャクソンが在籍していた時のすべてのホームゲームとロードゲームの多くを観戦していた[23]
  • リリーフ登板で0点に抑えベンチに戻る際には、帽子をほんの少し上げ屈託のない笑顔を見せる。これをファンやマスコミの間では「ジャクソンスマイル」と呼び人気を博している。
  • カープ在籍時に日本人女性と結婚しており、2018年12月末にはその妻との間に長男が誕生した[24]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2015 SD 6 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 20 4.1 7 0 1 0 0 4 0 0 3 3 6.23 1.85
2016 広島 67 0 0 0 0 5 4 0 37 .556 271 68.1 46 4 23 0 0 89 1 0 15 13 1.71 1.02
2017 60 0 0 0 0 2 2 1 30 .500 243 62 43 5 19 0 1 55 2 0 16 14 2.03 1.00
2018 48 0 0 0 0 3 2 1 25 .600 201 45.2 42 6 26 1 1 48 0 0 16 14 2.76 1.49
2019 MIL 28 0 0 0 0 1 0 0 2 1.000 132 30.1 22 6 18 1 2 47 0 0 15 15 4.45 1.32
MLB:2年 34 0 0 0 0 1 0 0 2 1.000 152 34.2 29 6 19 1 2 51 0 0 18 18 4.67 1.38
NPB:3年 175 0 0 0 0 10 8 2 92 .556 715 176.0 131 15 68 1 2 192 3 0 47 41 2.10 1.13
  • 2019年度シーズン終了時

記録[編集]

NPB投手記録

背番号[編集]

  • 25(2015年、2019年)
  • 58(2016年 - 2018年)

脚注[編集]

  1. ^ a b c 2008 Jay Jackson Season Summary, Furman University Athletics
  2. ^ https://www.mlb.com/news/brewers-players-weekend-nicknames
  3. ^ 2008 Southern Conference Baseball Statistics: Furman University
  4. ^ Cubs invite 21 non-roster players to Major League Spring Training”. MLB.com Cubs Press Release (2011年1月27日). 2015年12月1日閲覧。
  5. ^ Jay Jackson Stats, Fantasy & News”. MLB.com. 2015年12月1日閲覧。
  6. ^ Cubs invite 21 non-roster players to Spring Training”. MLB.com Cubs Press Release (2012年1月30日). 2015年12月1日閲覧。
  7. ^ Bill Passonno (2013年4月12日). “Jay Jackson surfaces with Marlins”. CBS Sports. 2015年12月1日閲覧。
  8. ^ Pirates sign five minor league free agents”. MLB.com Pirates Press Release (2013年11月20日). 2015年12月1日閲覧。
  9. ^ Adam McCalvy, Caitlin Swieca (2014年8月7日). “Brewers acquire Minor Leaguer from Bucs”. MLB.com. 2015年12月1日閲覧。
  10. ^ Padres extend 18 non-roster invitations to Major League Spring Training”. MLB.com Padres Press Release (2015年1月26日). 2015年12月1日閲覧。
  11. ^ Barry M. Bloom (2015年9月14日). “Padres promote four players to big leagues”. MLB.com. 2015年12月1日閲覧。
  12. ^ ジェイ・ジャクソン選手、選手契約合意!”. 広島東洋カープ公式サイト (2015年12月24日). 2015年12月24日閲覧。
  13. ^ 広島ジャクソン来日初登板で初ホールド「悪くない」”. 日刊スポーツ (2016年3月26日). 2016年3月26日閲覧。
  14. ^ ジャクソン選手、ヘーゲンズ選手、選手契約合意”. 広島東洋カープ (2016年11月18日). 2016年11月21日閲覧。
  15. ^ “広島ジャクソンと来季契約「とサポートに感謝」”. 日刊スポーツ. (2016年11月18日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1739974.html 2016年11月21日閲覧。 
  16. ^ 前広島のジャクソンがブルワーズとマイナー契約”. 日刊スポーツ (2019年2月17日). 2019年2月19日閲覧。
  17. ^ 2019年にコロラドスプリングス・スカイソックスより球団名変更。以前所属の同名球団とは別母体
  18. ^ “元広島ジャクソン、ブルワーズで4年ぶりメジャー復帰 3Aで防御率0.00と活躍”. Full-count. (2019年4月30日). https://full-count.jp/2019/04/30/post359478/ 2019年4月30日閲覧。 
  19. ^ Adam McCalvy (2019年5月5日). “Journeyman Smith called up for pitching depth” (英語). MLB.com. 2019年5月7日閲覧。
  20. ^ MLB公式プロフィール参照。2019年5月9日閲覧。
  21. ^ Ty Bradley (2019年7月13日). “Brewers Select Jay Jackson, Option Mauricio Dubon” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年7月14日閲覧。
  22. ^ a b Meet the Jackson Family - Palmetto Promise Institute
  23. ^ Concentrating On Baseball Helps Furman's Jackson Become Pro Prospect, Furman University Athletics
  24. ^ 【野球】元カープ・ジャクソンがグラブに込めた「広島愛」デイリースポーツ online 2019年2月24日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]