多和田真三郎

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多和田 真三郎
埼玉西武ライオンズ #18
Tawata.jpg
2018年2月9日 春季キャンプ
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 沖縄県中頭郡中城村
生年月日 (1993-04-13) 1993年4月13日(25歳)
身長
体重
182 cm
82 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 ドラフト1位
初出場 2016年5月14日
年俸 2,600万円(2018年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
獲得メダル
男子 野球
日本の旗 日本
アジア プロ野球チャンピオンシップ
2017 野球

多和田 真三郎(たわた しんさぶろう、1993年4月13日 - )は、沖縄県中頭郡中城村出身[2]プロ野球選手投手)。右投右打。埼玉西武ライオンズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

津覇小学校1年生の時に津覇少年野球クラブで野球を始め、4年生から投手になった[3]。中城中学校では軟式の野球部に所属した[2]

中部商業高校では1年生の秋にベンチ入りし、2年生の秋にはエースとなったが3年生の全国高等学校野球選手権沖縄大会の決勝戦で糸満高校[4]に敗れ準優勝となったのが最高成績だった[5]

富士大学では1年生の春季から登板[3]。11月11日、第43回明治神宮野球大会の2回戦・国際武道大学戦で、1年生では史上2人目、大会史上4人目のノーヒットノーランを達成した[6]。3年生時、8月30日のノースアジア大学戦では、これまでのリーグの1試合奪三振記録17を上回る18奪三振を記録した[7]。11月14日、第45回明治神宮野球大会の1回戦に先発登板したが3回2/3を投げて7失点でチームはコールド負けした[8]。4年生の春季リーグの終盤で右肩腱板に炎症を起こし、6月に行われた第64回全日本大学野球選手権大会および秋季リーグには登板しなかった[9]北東北大学野球リーグでは1年生の秋季に最優秀防御率賞と最優秀選手賞、2年生の春季に最優秀選手賞、秋季に優秀選手賞、3年生の秋季と明治神宮野球大会第6回東北地区代表決定戦でそれぞれ最優秀選手賞を受賞し、ベストナイン(投手)には2年生の春季、3年生の秋季、4年生の春季に選ばれている[10]。大学通算で46試合に登板、316回1/3を投げ、32勝8敗、防御率1.08だった[11]。また、当時のリーグ新記録の299個の通算奪三振を記録した[9]。なおリーグ通算最多奪三振は後に高橋優貴により301に更新された。

2015年10月12日に行われたプロ野球ドラフト会議埼玉西武ライオンズから1巡目で指名を受け[12]、契約金1億円プラス出来高払い5,000万円、年俸1,500万円(金額は推定)で合意し、入団[13]。背番号は「18」に決まった[14]。ドラフト前に西武が1位指名を明言し公表したが、1位指名選手を明言したのは2014年の高橋光成に続き2年連続だった[15]。また、富士大学からドラフトで西武に入団したのは、2013年入団の山川穂高、2014年入団の外崎修汰に続き3年連続となった。

西武時代[編集]

2016年1月に行われた新人合同自主トレの投球練習で、大学4年生時に右肩を痛めて以来247日ぶりに投球を行った[16]。5月14日に出場選手登録され[17]、同日の対北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初登板・初先発し、1回0/3を投げ被安打3、奪三振1、与四球3、自責点4で敗戦投手になった[18]。2回に無死満塁から三者連続押し出し四球を記録したが、新人選手が初登板で三者連続押し出しを記録したのは、1940年に小野寺洋が記録して以来2人目のことだった[19]。6月4日の対阪神タイガース戦で先発、3回の表にプロ初打席に立ち、結果は空振り三振だった[20]。19日、対東京ヤクルトスワローズ戦に8番・投手で先発出場し、5回を投げ5失点でプロ初勝利を挙げた[21][22]。7月14日に行われたフレッシュオールスターゲームイースタン・リーグの選抜メンバーに選ばれ、5回裏に4番手で登板し1回を投げ無失点だった[23]。8月11日の日本ハム戦では、先発登板して9回を投げ被安打3、奪三振8、与四球1、無失点の成績で、初完投・初完封勝利を挙げた。なお、この年の新人選手の中では一番初めの完封勝利だった[24][25]

2017年は右肩違和感の影響もあり、16試合の登板で5勝5敗、防御率3.44だった。オフの10月12日に第1回アジア プロ野球チャンピオンシップ日本代表に選出された[26]。12月2日、北海道出身の25歳の女性と結婚したと発表した。秋にも第一子が誕生する予定である。

2018年、3,4月は5戦5勝、防御率2.06と活躍し、3,4月度の月間MVPを受賞した。5月5日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で球団タイ記録となる開幕から6戦6連勝を挙げる[27]。7月24日のオリックス・バファローズ戦では自身初の二桁勝利を挙げた[28]。9月以降は再び調子を上げ、9,10月は5戦4勝、防御率1.54の活躍で今季2度目の月間MVPを受賞。チームで唯一開幕から閉幕まで先発ローテーションを守り続け、26試合に登板。リーグ最多の5完投、16勝を挙げ、自身初のタイトルとなる最多勝利を獲得した。

選手としての特徴[編集]

大学生時の直球の最速は152km/h[29]で、プロ入り後の最速は151km/h[30]。変化球はスライダーフォークを軸に、時折カーブシンカーも混ぜる[2][16]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2016 西武 18 18 2 1 0 7 5 0 0 .583 433 98.2 101 6 40 0 8 91 10 0 51 48 4.38 1.43
2017 16 16 2 2 1 5 5 0 0 .500 411 96.2 93 11 26 0 8 74 3 0 39 37 3.44 1.23
2018 26 26 5 2 1 16 5 0 0 .762 730 172.2 173 12 47 0 11 102 5 0 81 73 3.81 1.27
通算:3年 60 60 9 5 2 28 15 0 0 .651 1574 368.0 367 29 113 0 27 267 18 0 171 158 3.86 1.30
  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別投手(先発)成績所属リーグ内順位[編集]





















2016 23 パ・リーグ - - - - - - -
2017 24 - - - - - - -
2018 25 1位 2位 1位 2位 2位 9位 8位

年度別守備成績[編集]



投手












2016 西武 18 5 21 0 2 1.000
2017 16 4 9 0 0 1.000
2018 26 15 22 1 2 .974
通算 60 24 52 1 4 .987
  • 2018年度シーズン終了時

タイトル[編集]

表彰[編集]

記録[編集]

投手記録
打撃記録

背番号[編集]

  • 18 (2016年 - )

代表歴[編集]

出典[編集]

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  1. ^ 西武 - 契約更改 - プロ野球.日刊スポーツ.2018年3月28日閲覧。
  2. ^ a b c 多和田、快挙に「驚いてます」/神宮大会 日刊スポーツ 2012年11月12日紙面から
  3. ^ a b Vol.6 多和田真三郎 (富士大・投手)将来性抜群の逸材 週刊ベースボールONLINE 2014年12月12日掲載
  4. ^ 第93回全国高等学校野球選手権大会地区大会 沖縄県大会の結果 スポニチ Sponichi Annex
  5. ^ 富士大 創部48年初神宮/大学野球 日刊スポーツ 2012年10月29日紙面から
  6. ^ 1年生では史上2人目!富士大・多和田がノーヒッター スポニチ Sponichi Annex 2012年11月12日掲載
  7. ^ 富士大・多和田7年ぶりリーグ新18K 日刊スポーツ 2014年8月31日紙面から
  8. ^ 富士大・多和田乱調 初戦コールド敗退 日刊スポーツ 2014年11月15日紙面から
  9. ^ a b 富士大・多和田 我慢の秋「投げられない悔しさ」 日刊スポーツ 2015年9月30日紙面から
  10. ^ 新着情報一覧 2012/9/24(月) 2012年度 北東北大学野球秋季リーグ戦、2012/9/29(土) 優勝決定戦の結果について、2013/6/4(火) 2013年度北東北大学野球 春季リーグ戦 結果について、2013/9/29(日) 2013年度北東北大学野球秋季1部リーグ戦 個人賞およびベストナイン、2014/9/21(日) 2014年度 北東北大学野球秋季1部リーグ戦 個人表彰選手、ベストナイン、2014/10/27(月) 明治神宮野球大会第6回東北地区代表決定戦 富士大学が2年ぶり2回目の優勝選手・大会記録 北東北大学野球連盟
  11. ^ 別冊宝島 プロ野球選手データ名鑑2016 宝島社発行 61頁
  12. ^ 2015年ドラフト会議 全指名選手 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト 2015年10月22日配信
  13. ^ 西武ドラ1多和田 契約合意 松坂背番号「18」に決定 スポニチ Sponichi Annex 2015年11月12日掲載
  14. ^ 本日12/11「2015ドラフト新入団選手発表会」を実施! 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト 2015年12月11日配信
  15. ^ 西武ドラ1は富士大・多和田真三郎 2年連続の公表 日刊スポーツ 2015年10月21日掲載
  16. ^ a b 西武ドラ1多和田 火の玉ボーイだ!球児ほうふつ 絶賛の嵐 スポニチ Sponichi Annex 2016年1月26日掲載
  17. ^ 公示(出場選手登録・抹消) 2016年5月 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
  18. ^ 2016年5月14日 北海道日本ハム 対 埼玉西武 成績詳細 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
  19. ^ まさかの3連続押し出し…西武ドラ1多和田 76年ぶり悪夢デビュー スポニチ Sponichi Annex 2016年5月15日掲載
  20. ^ 2016年6月4日 阪神 対 埼玉西武 成績詳細 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
  21. ^ 西武ドラ1多和田5回5失点もプロ1勝「感謝しか」 日刊スポーツ 2016年6月20日紙面から
  22. ^ 2016年6月19日 東京ヤクルト 対 埼玉西武 成績詳細 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
  23. ^ プロ野球フレッシュオールスターゲーム2016 出場者試合結果 NPB.jp 日本野球機構
  24. ^ 西武ドラ1多和田 新人完封一番乗り!76年ぶり屈辱の地でリベンジ スポニチ Sponichi Annex 2016年8月12日掲載
  25. ^ 2016年8月11日 北海道日本ハム 対 埼玉西武 成績詳細 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
  26. ^ 大会出場メンバー25名を発表 3監督が記者会見で意気込みを語る 野球日本代表 侍ジャパン オフィシャルサイト (2017年10月12日) 2017年10月22日閲覧
  27. ^ “西武多和田、球団タイ開幕から6戦6勝も4失点反省”. 日刊スポーツ. (2018年5月6日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201805060000109.html 2018年10月5日閲覧。 
  28. ^ “西武多和田が完投で自身初2ケタ到達「見事」辻監督”. 日刊スポーツ. (2018年7月24日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201807240000979.html 2018年10月5日閲覧。 
  29. ^ 富士大・多和田 西武1位に歓喜「ストレートを見てもらいたい」 スポニチ Sponichi Annex 2015年10月22日掲載
  30. ^ 【西武】多和田、今季初勝利「慎二さんの分まで頑張ろう、と思った」

関連項目[編集]

外部リンク[編集]