駅ナンバリング

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駅番号を効果的に使用している駅名標の例(東京地下鉄)
路線番号 (7) を大書した乗り換え案内の例(ソウルメトロ3号線高速ターミナル駅
後から実施し、壁面に駅番号ステッカー (G12) を貼付している例(東京メトロ銀座線三越前駅

駅ナンバリング(えきナンバリング)とは、鉄道駅に対して、通常の駅名とは別に英字(ラテン文字)とアラビア数字等からなる駅番号を付ける制度。駅番号制とも呼ばれる。世界的に普及しているラテン文字やアラビア数字を使うことで、旅行者にも駅を識別しやすくする。鉄道駅のほかバス停留所に導入されている例もある。

駅番号の構成

駅番号は記号部分と数字部分(番号部分)から構成されている事が多い。事業者が1路線しか運行していない場合や、直通運転や運賃の通算がない独立した路線の場合では、数字部分のみのこともある。

数字のみの例

など。

記号部分

路線記号は通常は英字1文字または2文字からなる。路線の識別にもアラビア数字を用いていることもある。路線記号は路線名のローマ字表記の省略形になっていることが多く、その中でも頭文字をそのまま路線記号にしたものが多い。ただし、同一地域で頭文字が同じ路線がある場合は路線記号が重複しないように変更される。

また、複数の路線が直通し、事実上一体の路線として運行されているような場合には、1つの路線記号を持ち、駅番号も連続したものとなっていることがある。この場合の路線記号は、最も主要な部分の路線名に基づいて設定されたと見られるものを使用していることが多い(神戸市営地下鉄西神山手線北神急行線間など)。

なお、本線から分岐する支線が存在する場合、丸ノ内線のように大文字・小文字で区別するものや、番号を飛ばして附番する、支線分岐駅の駅番号から「211-1」のように枝番号をつけていくもの(南海電気鉄道など)などの表記法がある。

京成電鉄や京浜急行電鉄、南海電気鉄道など、路線別に記号を使わず、その事業者の全路線で同じ記号を用いている事業者もある。

数字部分

数字部分は通常、0または1から始まる一連の番号になっている。1桁の番号は、桁数を合わせるために頭に0を付けられる形で「01」のように2桁になっていることが多い。また、方角を基準に定めている場合には路線の起・終点とは必ずしも一致しない場合がある。例えば東京地下鉄では銀座線・丸ノ内線・日比谷線・千代田線で終点側の駅が01である(理由は後述)。また、路線図などでも本来の起・終点と逆になっている場合が多い。

既存区間の途中に新駅ができた場合、例えば番号8と9の駅の間に新駅ができた場合は、番号をずらすことはせず、8-1などのように枝番号をつけることがほとんどである。これは日本の高速道路におけるインターチェンジジャンクションコミュニティバスなどの例と同様である。2008年3月15日、駅ナンバリングを導入している四国旅客鉄道(JR四国)土讃線波川駅 (K08) と日下駅 (K09) の間に新設された小村神社前駅は駅番号がK08-1であり枝番号を付番する形をとった。一方で、ソウルの首都圏電鉄1号線では、東廟前駅の開業にともない、新駅より上りの全駅で番号を1ずつずらした。

駅ナンバリング導入時に新駅設置計画がある場合は、予めその駅にも番号を振っておき、その駅が開業するまでは欠番とする例がある。愛知環状鉄道線では導入時に計画があった2つの新駅(導入翌年に開業)にも番号を振っていた。京福電気鉄道(嵐電)では新駅設置計画のある区間や駅間の長い区間の番号を飛ばして(A01の次がA03など)いたが、2016年4月に撮影所前駅が開業した際に番号を振り直して欠番を解消した[1]

また大阪市営地下鉄では、番号の小さい側でも乗り入れ路線と連番にするため、および将来の延伸を考慮して、数字部分が原則として11から始まっている。

日本での事例

日本では昭和末期から長崎電気軌道が導入していたが[2][3]2002年FIFAワールドカップ日韓大会の開催に合わせて横浜市営地下鉄が実施、2004年東京の地下鉄である東京地下鉄都営地下鉄で同時実施したのを皮切りに、駅に番号が振られる地区が出始めた。観光などで訪日外国人の増加を目指す政府の「ビジット・ジャパン・キャンペーン (YOKOSO! JAPAN)」に即した取り組みとして導入されているものもある。事業者によっては外国人の利用の増加を見込んで導入しているところもある。また、中京圏の鉄道は2005年日本国際博覧会(愛知万博)の開催を前に中部運輸局の指導により相次いで導入したものである。

日本の採用事例で、東京メトロ都営地下鉄とゆりかもめの東京都心部3事業者と東武鉄道は記号部と番号部の間にハイフンが入る(ただし、ハイフンの入らない事業者でも車内の液晶やLED表示では入っている場合がある)。ただし、駅名標や路線図では記号部と番号部の2行で表記されている。

事業者単位で見ると、新規路線の開業や既存路線の延伸開業、万国博覧会やサミット、オリンピックなどの国際的な大規模行事が該当地域で行われることなどをきっかけとして導入されることが多く、2004年以降に開業した路線では開業時から導入されているものもある。ラインカラー制や案内表示の多言語表記などと併用して導入されることも多い。

2016年3月現在、日本の大手私鉄においては西日本鉄道をのぞく事業者で全面的ないしは部分的に導入されている。

以下、日本の鉄道事業者において実施されているものである。

北海道

JR北海道

北海道旅客鉄道(JR北海道)では、2007年10月1日より主要線区で導入した。中心となる札幌駅を「01」として特急列車の方面別に記号を付け、札幌駅からの駅数で付番している。

札幌市営地下鉄

大通駅改札の駅ナンバリング表示

札幌市営地下鉄では、2006年1月26日より導入された。

N 南北線 (N / Namboku 南北) 麻生駅 (N01) - 真駒内駅 (N16)
T 東西線 (T / Tozai 東西) 宮の沢駅 (T01) - 新さっぽろ駅 (T19)
H 東豊線 (H / toHo 東豊) 栄町駅 (H01) - 福住駅 (H14)

札幌市電

札幌市電では、2015年4月1日より導入[4]

函館市電

函館市電では路線図等に記載している[5]。導入時期不詳。記号部は運行している2つの系統の両方が経由する湯の川停留場 - 十字街停留場間は両方の系統の記号が付されている。

■Y 2系統(Y / Yachigashira 谷地頭) 湯の川駅 (DY01) - 十字街駅 (DY20) → 宝来町停留場 (Y24) - 谷地頭停留場 (Y26)
■D 5系統(D /Dokku どつく) 湯の川駅 (DY01) - 十字街駅 (DY20) → 末広町停留場 (D21) - 函館どつく前停留場 (D23)

道南いさりび鉄道

道南いさりび鉄道では2016年3月26日の開業時から駅ナンバリングを導入する。[6]ただし、五稜郭駅はJR北海道の(H74)のみが付番され、道南いさりび鉄道線のナンバリングは付与されない。なお前身のJR江差線時代では、分岐駅である五稜郭駅を除く全区間でJR北海道の駅ナンバリング導入の対象外路線だった[7]

東北

仙台市地下鉄

仙台市地下鉄では、2015年3月に導入された[8][9]

N 南北線 (N / Namboku 南北) 泉中央駅 (N01) - 富沢駅 (N17)
T 東西線 (T / Tozai 東西) 八木山動物公園駅 (T01) - 荒井駅 (T13)

関東

JR東日本・東京モノレール・東京臨海高速鉄道

JR東日本では、2020年東京オリンピック開催を見据えて、2016年10月をめどに、複数の路線がまたがって運行している首都圏エリアの特定区間に於いて、グループ会社の東京モノレール東京臨海高速鉄道と合わせて、駅ナンバリングを導入する予定である[10][11][12]。また、これに応じて、駅名標も駅ナンバリングを掲載し、更に中国語(簡体字)と韓国語の併記をした新しい駅名標に交換する予定である。

路線コードはアルファベット2文字で、「J」に始まり、路線名の頭文字(例:山手線…JY。重なる場合は東京メトロ・都営地下鉄と同様に、その次の文字。例外として東京モノレールはモノレール(MOnorail)の「MO」、りんかい線はりんかい(Rinkai)の「R」1文字)で、原則として東京駅始発の路線は東京駅を起点に(東京駅を通過する路線及び経由しない路線については南及び西方から。また、山手線及び武蔵野線は東京駅から反時計回りに)、順に首都圏エリアの各路線の駅番号2桁を割り当てている(例:山手線の東京駅…JY01)。また、ナンバリングの枠線は従来から用いられているラインカラーとしている。そのため、乗換駅の場合東京メトロなどと同様に、同一駅に複数の駅番号がつく場合がある。

他社線と大きく違うところが、東京駅新宿駅などの主要な乗換駅において、IATA空港コードを模した3レターコードが付け加えられているところである(例:東京駅…TYO)。

JR東日本
東京モノレール
東京臨海高速鉄道

東京地下鉄・都営地下鉄

路線番号 (M) 付きの誘導標識(東京地下鉄)
東京地下鉄のナンバリング駅名標
東京地下鉄のナンバリング路線図

東京地下鉄(東京メトロ)、および東京都交通局都営地下鉄)では利便さを考慮し、ラインカラー・路線名の表現・記載方法・乗車制度など足並みを揃えて導入される制度が多くなっている。駅番号も同時に導入されたため、英字は両事業者で重ならないように配慮されている。このため、両事業者共通で説明できる部分は先にこの項にて解説する。駅番号の大小方向は以下の法則で統一されている。

2004年4月1日の東京地下鉄発足時に導入された。渋谷駅新宿駅池袋駅が存在する西方の駅を「01」としている。始発駅も終着駅も西方に存在するコの字型の路線(丸ノ内線、都営三田線)の場合、南西方から反時計回りに数値が増加していく。ただし都営大江戸線は時計回りに数値が増加していく(後述)。

目黒駅 (N-01/I-01) - 白金高輪駅 (N-03/I-03)間 (2.3 km) は東京メトロ南北線と都営三田線で、和光市駅 (Y-01/F-01) - 小竹向原駅 (Y-06/F-06)間 (8.3 km) は東京メトロ有楽町線と副都心線で、それぞれ線路・駅施設を共有しており、1つの駅に2つの駅番号が付けられている。同じ駅については路線記号部分のみ異なり、数字部分は同じである。有楽町線と副都心線の小竹向原駅 (Y-06/F-06) - 池袋駅 (Y-09/F-09)間はそれぞれ別の線路を使用しているが、途中の駅数が2駅と同数のため、数字部分は同じである。


東京地下鉄
都営地下鉄
  • A 浅草線 (A / Asakusa) 西馬込駅 (A-01) - 押上駅 (A-20)
  • I 三田線 (I / mIta) 目黒駅 (I-01) - 西高島平駅 (I-27)
    「Mita」のMが丸ノ内線で使われたため、I(英大文字の「アイ」)が採用された。
  • S 新宿線 (S / Shinjuku) 新宿駅 (S-01) - 本八幡駅 (S-21)
  • E 大江戸線 (E / o-Edo) 新宿西口駅 (E-01) - 光が丘駅 (E-38)
    大江戸線のみ基準が異なり、新宿西口駅から「6」の字を時計回りに辿る形になっており、西方から01とはなっていない。また、路線記号は路線名の頭文字そのままだと英字のOになるはずだが、英字のO(オー)と数字の0(ゼロ)が紛らわしいのでEとなっている[13]

ゆりかもめ

ゆりかもめでは有明駅 - 豊洲駅間が延伸開業した2006年3月27日より導入された。 「Yurikamome」のYが豊洲駅で接続する東京メトロ有楽町線で使われたため、U(英大文字の「ユー」)が採用された。

日暮里・舎人ライナー

東京都交通局日暮里・舎人ライナーでは、2008年3月30日の開業時より導入された。記号部分(英字)を持たず数字だけで構成されている。

京成電鉄・新京成電鉄・北総鉄道・芝山鉄道

通常の駅名標(京成本線 京成関屋駅
重複付番の例(都営・京成 押上駅)

京成電鉄北総鉄道芝山鉄道では2010年7月17日京成成田スカイアクセス開業日)に導入された[注 1]。路線記号は、京成が「KeiSei(京成)」を示す「KS」、北総が「HokuSo(北総)」を示す「HS」、芝山が「ShibayamaRailway(芝山鉄道)」を示す「SR」で、これと数字で構成される[注 2]

付番基準については、京成は上野を「KS01」として、本線など各路線ごとに押上、および本線との接続駅の次の駅から、北総・芝山は、京成との接続駅の次の駅から東へ向け連続番号を振っている。

3社とも駅番号の二重付番を行わない方針を採っており、京成本線と京成他路線の分岐駅については本線の番号のみが付番され、北総と重複する京成駅の内、東松戸駅新鎌ヶ谷駅千葉ニュータウン中央駅印旛日本医大駅は北総の番号 (HS) のみが付番される。

新鎌ヶ谷駅・京成津田沼駅押上駅だけは例外で、新京成線と都営地下鉄浅草線の駅番号(それぞれ順番にSL11、SL24、A-20)が付番されているが、新鎌ヶ谷駅と京成津田沼駅は新京成が後から全駅に導入したため(後述)、押上駅は「京成押上線の起点」という理由により、北総や京成の駅としてもそれぞれ「HS08」「KS26」「KS45」が付番されている[14]

京成津田沼駅の重複付番の例(新デザイン)

新京成電鉄では2014年2月から駅ナンバリングを順次導入した[15]。路線記号は、従前より新京成の略称として多く用いられている「SK」は、後述の西武国分寺線が先に使用している為、「Shin-Keisei Line」を示す「SL」を採用した。

新鎌ヶ谷駅と京成津田沼駅はそれぞれ北総と京成の駅番号が設定されている(前述)が、新京成はそれらの駅にも駅番号を設定した。

駅構内での表示は記号部と番号部の2行分割書きとなる。

京成電鉄
新京成電鉄
北総鉄道
芝山鉄道

京浜急行電鉄

従来デザインの駅名標(横浜駅)

京浜急行電鉄では2010年10月21日羽田空港国際線ターミナル駅開業日)に導入。路線記号は、「Keihin Kyuko(Keikyu)」を示す「KK」で、これと数字で構成される[注 2]。同年6月25日に京成電鉄での実施と同時に発表され、記号番号の組み合わせや駅構内での表示が記号部と番号部の2行分かち書きとなる点も同様だが、要領が以下の通り京成他2社とは異なる。

付番基準については、品川を「KK01」として、途中の支線(および事実上の支線格である本線の堀ノ内→浦賀)に向けて連続する形(本線京急蒲田 (KK11)→空港線糀谷 (KK12) … 空港線羽田空港国内線ターミナル (KK17)、本線雑色 (KK18)→本線六郷土手 (KK19)→本線京急川崎 (KK20)→大師線港町 (KK21) - 大師線小島新田 (KK26)、本線八丁畷「KK27」 -)になっており、本線の下り基準で見た場合、堀ノ内駅を除く支線接続駅の次の駅は番号が連続せずに支線の終点駅の次の番号に飛ぶことになる。

また、本線泉岳寺駅はすでに都営地下鉄浅草線の駅番号である「A-07」が設定されていて、案内でもこれを用いている[16]

東京急行電鉄・横浜高速鉄道

通常の駅名標(東急世田谷線 下高井戸駅)
境界2社のものが付番されている例(東急・横浜高速鉄道 横浜駅)

東京急行電鉄では、2012年2月上旬から順次全駅に導入している[17][18]

また、横浜高速鉄道もみなとみらい線において同年9月下旬頃から[要出典]導入している[19]

東京メトロとの相互直通運転の境界駅である渋谷駅・中目黒駅・目黒駅にはすでに東京メトロの駅番号が付与されているが、東急としての駅番号も付与される。更に目黒駅には白金高輪駅まで東京メトロ南北線と施設を共用する都営地下鉄三田線の駅番号も付与されている為、駅番号が東急・メトロ・都営と3つ付与されている。また、同じく東急と横浜高速鉄道の境界駅である横浜駅では東急と横浜高速鉄道の番号がそれぞれ付与されている。なお、こどもの国線は第二種鉄道事業者の東急の番号を付与している。

東京急行電鉄
横浜高速鉄道

東武鉄道

駅番号入り駅名標(伊勢崎線 浅草駅)
途中駅の駅名標(伊勢崎線 久喜駅)

東武鉄道では、2012年3月17日のダイヤ改正、業平橋駅の「とうきょうスカイツリー駅」への改名、伊勢崎線浅草駅・押上駅 - 東武動物公園駅間の愛称「東武スカイツリーライン」導入に合わせ全駅に導入された[20]

路線群毎に記号を設け、また番号部は同一群内で番台区分されていることが特徴で、記号部と番号部の間はハイフンが入る。記号部の最初の一文字は全て東武の「T」となっている。複数の路線が乗り入れている駅では春日部駅以外は二重付番を行わず、支線区は分岐駅の次の駅から順に付番する。

東京メトロとの相互直通運転の境界駅である押上駅・北千住駅・和光市駅には既に東京メトロの駅番号が付与されているが、東武としての駅番号も付与される。

西武鉄道

通常の駅名標(狭山線西武球場前駅)

西武鉄道では、2013年3月16日から開始された池袋線の東京メトロ副都心線経由での東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転に合わせ、2013年3月までに順次導入した[21]。記号部の最初の一文字を自社の頭文字の"S"としている点や記号部を路線群毎に分けている点は東武鉄道と、路線群毎では連番となっている点は京成電鉄他と共通している。所沢、東村山、小川、国分寺、萩山、西武遊園地、西武球場前の各駅はそれぞれの路線群ごとに付番される。

東京メトロとの相互直通運転の境界駅である小竹向原駅にはすでに東京メトロの駅番号が付与されているが、西武としての駅番号も付与されている。ただし、貨物線として営業していたが、付番時には長期休止中となっている安比奈線には導入されない。

京王電鉄

駅番号入り駅名標(京王線 京王八王子駅

京王電鉄では、2013年2月22日に実施されたダイヤ改定に合わせ、順次導入した[22]。記号部は、京王線とその支線では「KO」、井の頭線では「IN」となっている。番号部は京成電鉄・西武鉄道と同じく、路線群毎では連番かつ同一路線内の欠番なしとなっている。両路線群が接続する明大前駅は、京王線と井の頭線の両方が付番される。

都営地下鉄との相互直通運転の境界駅である新宿駅(新線新宿駅)にはすでに都営地下鉄新宿線の駅番号 (S-01) が付与されているが、京王としての駅番号も付与されている。

小田急電鉄・箱根登山鉄道・箱根ロープウェイ・箱根観光船

小田原駅・小田急仕様の駅ナンバリング駅名標

小田急電鉄箱根登山鉄道箱根ロープウェイ箱根観光船では、2014年1月から駅ナンバリングを順次導入した[23]。新宿駅 - 箱根方面間は4社の鉄道・索道・航路(小田急小田原線・箱根登山鉄道・箱根ロープウェイ・箱根観光船)通しで付番されているのが特徴。東京都内の新宿駅から芦ノ湖元箱根港まで実に67の駅・港が連続付番されている。この区間の記号部は「OH」(小田急箱根の頭文字)を使うが、コーポレートカラーから小田急線内は青系、その他各社内(小田急箱根HD系)は赤系の色を用いて区別している。

小田急の他の鉄道路線は路線別に江ノ島線が「OE」(小田急江ノ島の頭文字)、多摩線が「OT」(小田急多摩の頭文字)を冠する。箱根方面、江ノ島線、多摩線ともに番号部は複数の路線が乗り入れている駅では重複付番を行わず、江ノ島・多摩線は起点の次の駅から順に付番する。

代々木上原駅は東京地下鉄の駅番号(C-01)が付与されているが、小田急としての駅番号(OH05)も付与されており、路線図などには各社線ごとに駅番号が記載されている。運賃計算上新松田駅(OH41)と同駅扱いで特急あさぎりが停車する東海旅客鉄道との境界駅松田駅には駅ナンバリングの掲示はない。

相模鉄道

駅名標(大和駅)

相模鉄道では、2014年2月下旬から随時導入した[24]。アルファベットは「SO」(SOtetsu)で、数字は本線は「01」、いずみ野線は「31」から順に付番される。本線といずみ野線の分岐駅である二俣川駅では二重付番を行わず、いずみ野線は次の駅から順に付番される。

首都圏新都市鉄道

首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスでは、2005年8月24日の開業時から導入された。東京地下鉄および都営地下鉄と接続しているが、それらの路線とは無関係に実施している。ただし、英字を含まず、今のところ接続他社各線と重複していない。また、事業者は異なるが、東京都区内で他に番号のみの駅番号を使用している日暮里・舎人ライナーとは接続がない。

横浜市営地下鉄

横浜市営地下鉄では、2002年に導入された。2008年3月30日以降は、東京の地下鉄・ゆりかもめなどと同様、駅構内表示などで記号部と番号部の2行分かち書きがされている。

  • B ブルーライン (B / Blue) 湘南台駅 (B01) - あざみ野駅 (B32)
    当初は番号だけであったが、実質的な2路線目となるグリーンラインの開業により、既存の1号線(湘南台駅 - 関内駅)・3号線(関内駅 - あざみ野駅)には「ブルーライン」の愛称が使用され、駅番号もBlue lineのBを冠してB01 - B32になった。また、この2つの路線は直通し、一体の路線として運行されていることから、駅番号も連続したものとなっている。
  • G グリーンライン (G / Green) 中山駅 (G01) - 日吉駅 (G10)

横浜シーサイドライン

横浜シーサイドラインでは、2010年に導入された。同様に駅番号を持つ京浜急行電鉄と金沢八景駅にて接続しているが無関係に実施している。つくばエクスプレスや日暮里・舎人ライナーと同様に英字を含まず、接続他社各線と重複していない(神奈川県内で他に番号のみの駅番号を使用している路線は存在しない)。

江ノ島電鉄

江ノ島電鉄では2011年6月9日に駅構内の案内表示の統一化を図るため、併せて導入された[25]。路線記号は「EN」で、これと数字で構成される。

東葉高速鉄道

東葉高速鉄道では、2014年3月15日より駅ナンバリングを順次導入した[26]。アルファベットは「TR」(Toyo Rapid)で、これと数字で構成される。

東京メトロとの相互直通運転の境界駅である西船橋駅にはすでに東京メトロ東西線の駅番号 (T-23) がすでに付与されているが、東葉高速鉄道としての駅番号も付与されている。

中部

伊豆急行

富士急行

富士急行では2011年7月1日富士吉田駅の富士山駅への改称とともに本格実施。ただしそれ以前から一部では導入していた。駅名標に記載。

長野電鉄

導入年不明。一部駅の駅名標には記載されていないが、駅掲出の時刻表・車内掲出の路線図などに表示されている。

  • ●N 長野線 (N / Nagano) 長野駅 (N1) - 湯田中駅 (N24)
  • ●Y 屋代線 (Y / Yashiro、2012年4月1日廃止) 屋代駅 (Y1) - 須坂駅 (NY13)
    • 長野線と接続していた須坂駅は、両路線どちらの起点から数えても13番目にあたるため、路線記号をまとめて「NY13」とされていたが、廃止後は「N13」に変更された[27]

上田電鉄

2016年4月1日より導入。駅名標に記載[28]

静岡鉄道

2011年10月1日から本格実施。ただしそれ以前から一部では導入していた。駅名標に記載。

遠州鉄道

遠州鉄道では、2007年12月中旬に全駅に導入された。全駅に導入される前に既存の駅の駅名変更があり、駅名変更した駅とその両隣の駅の駅名標には先行的に導入されていた(2007年4月1日に駅名変更した遠州病院駅と両隣の第一通り駅八幡駅2007年8月1日に駅名変更した美薗中央公園駅と両隣の浜北駅遠州小林駅)。駅の柱などに取り付ける縦長の駅名標への導入は駅名変更した駅のみが先行導入されていた。列車内に掲示されている路線図への導入は、遠州病院駅の駅名変更と同時に行われた。

豊橋鉄道

豊橋鉄道では、2007年に路面電車の東田本線、2008年に渥美線に導入された。複数の路線を有する事業者であるが記号部分(英字)を持っていない。

名古屋市営地下鉄・名古屋ガイドウェイバス・名古屋臨海高速鉄道

名古屋市営地下鉄名古屋ガイドウェイバス名古屋臨海高速鉄道の名古屋地区3事業者では、地下鉄名城線名古屋大学駅 - 新瑞橋駅間開業・環状運転開始の日、および西名古屋港線(あおなみ線)の旅客営業開始日である2004年10月6日に一斉に導入された。

名古屋市営地下鉄
名古屋ガイドウェイバス
名古屋臨海高速鉄道

愛知高速交通

愛知高速交通では、2005年3月6日の開業時から導入されている。

愛知環状鉄道

愛知環状鉄道では、2004年4月1日から導入された。導入後の2005年3月1日に新駅が2駅開業しているが、導入時に予めその2駅も含めて付番されており、枝番等のない連続する番号になっている。

伊豆箱根鉄道

導入年不明。公式ホームページ[29] や路線図、実際の駅名標で確認できる。

名古屋鉄道

名古屋鉄道では2016年3月中旬以降順次導入することが同月14日に発表された[30]。名鉄線同士での重複付番はないが、他社局との共同使用駅では既に割り当てられている他社局の番号と重複する。

路線名 区間(若番順) 備考
NH 名古屋本線 (NH / Nagoya-Honsen) 豊橋駅 (NH01) → 名鉄岐阜駅 (NH60)
TK 豊川線 (TK / ToyoKawa) 八幡駅 (TK01) → 豊川稲荷駅 (TK04) 起点の国府駅 (NH04) は名古屋本線の駅番号。
GN 西尾線蒲郡線 (GN / Gamagōri・Nishio) 北安城駅 (GN01) → 吉良吉田駅 (GN13) → 蒲郡駅 (GN22) 西尾線起点の新安城駅 (NH17) は名古屋本線の駅番号。
MU 三河線 (MU / Mikawa (Umi) ) 重原駅 (MU01) → 碧南駅 (MU11) 従来の路線案内通り知立駅を境に猿投方面(山線)と碧南方面(海線)とを分割。知立駅 (NH19) は名古屋本線の駅番号。
MY (MY / Mikawa (Yama) ) 三河知立駅 (MY01) → 猿投駅 (MY11)
TT 豊田線 (TT / ToyoTa) 上豊田駅 (TT01) → 赤池駅 (TT07) 終点の梅坪駅 (MY08) は三河線の駅番号。また、赤池駅は名古屋市営地下鉄鶴舞線の駅番号 (T20) と合わせて併記。
TA 常滑線空港線 (TA / Tokoname・Airport) 豊田本町駅 (TA01) → 常滑駅 (TA22) → 中部国際空港駅 (TA24) 起点の神宮前駅 (MH33) は名古屋本線の駅番号。
KC 河和線知多新線 (KC / Kōwa・Chita) 高横須賀駅 (KC01) → 富貴駅 (KC17) → 河和駅 (KC19)
富貴駅 (KC17) → 上野間駅 (KC20) → 内海駅 (KC24)
河和線起点の太田川駅 (TA09) は常滑線の駅番号。高横須賀駅 - 南加木屋駅間の新駅に備えてKC02は欠番。
TB 津島線尾西線 (TB / Tsushima・Bisai) 甚目寺駅 (TB01) → 津島駅 (TB07) → 弥富駅 (TB11) 津島線起点の須ヶ口駅 (NH42) は名古屋本線の駅番号。
BS 尾西線 (BS / BiSai) 町方駅 (BS01) → 観音寺駅 (BS12)
西一宮駅 (BS21) → 玉ノ井駅 (BS24)
津島駅 (TB07) 以南は津島線と一体の番号が振られている。また、名鉄一宮駅 (NH50) を境に番号を振り直しているためBS13からBS20まで飛番。
TH 竹鼻線羽島線 (TH / Takehana・Hashima) 西笠松駅 (TH01) → 江吉良駅 (TH08) → 新羽島駅 (TH09) 竹鼻線起点の笠松駅 (NH56) は名古屋本線の駅番号。
IY 犬山線 (IY / InuYama) 下小田井駅 (IY01) → 上小田井駅 (IY03) → 新鵜沼駅 (IY17) 上小田井駅は名古屋市営地下鉄鶴舞線の駅番号 (T01) と合わせて併記。
KG 各務原線 (KG / KakamiGahara) 鵜沼宿駅 (KG01) → 田神駅 (KG16) 起点の名鉄岐阜駅 (MH60) は名古屋本線、終点の新鵜沼駅 (IY17) は犬山線の駅番号。
HM 広見線 (HM / HiroMi) 富岡前駅 (HM01) → 御嵩駅 (HM10) 起点の犬山駅 (IY15) は犬山線の駅番号。
KM 小牧線 (KM / KoMaki) 羽黒駅 (KM01) → 上飯田駅 (KM13) 終点の犬山駅 (IY15) は犬山線の駅番号。また、上飯田駅は名古屋市営地下鉄上飯田線の駅番号 (K01) と合わせて併記。
ST 瀬戸線 (ST / SeTo) 栄町駅 (ST01) → 尾張瀬戸駅 (ST20)
CH 築港線 (CH / CHikkō) 東名古屋港駅 (CH01) 起点の大江駅 (TA03) は常滑線の駅番号。

近畿

JR西日本

近畿エリアの路線記号が付された駅の案内標(新大阪駅在来線改札内コンコース)

西日本旅客鉄道(JR西日本)では、近畿エリア広島エリアに路線記号を導入することを2014年8月6日に発表した[31]。公式サイトの路線図には、北陸新幹線の金沢駅延伸開業当日の2015年3月14日より反映された。JR北海道やJR四国とは違い、駅番号は導入されない。

近畿エリアでは北陸本線東海道本線山陽本線を「A」、大阪環状線を「O」とし、原則として分岐駅順にアルファベットを付与する。広島エリアではラインカラーを更新し、その頭文字のアルファベットを使用する。また、近畿エリアを走る201系や、221系223系225系などの種別表示については順次アルファベットを付与した表示幕に取り換え、広島エリアでは227系にアルファベットを併記した行先を表示している。

これに加えて、岡山・福山エリアにも路線記号を導入することが2015年9月17日に発表された[32]。2016年3月26日の吉備線の愛称「桃太郎線」、宇野線の愛称「宇野みなと線」[33][34] と運用を開始した。広島エリア同様にラインカラーの更新を行い、岡山駅ならびに福山駅を基準としてアルファベットを付与している。

さらに、山陰エリアにも路線記号を導入することが2016年2月4日に発表された[35]。山陰エリアはこれまでラインカラーを採用していなかったため、ラインカラーは新規の導入となる。伯備線のみは制定済みの岡山・福山エリアと路線記号・ラインカラーを揃え、それ以外の路線は東側の路線から順にアルファベットを付与している(ただし、山陰本線は米子駅を境に別区間と扱う)。また、山陰エリアを走るキハ40系・キハ47系の行先表示については、順次アルファベットとラインカラーを付与した表示幕に取り換える。

以下に路線記号の一覧を記す。近畿エリアについては北陸本線・東海道本線・山陽本線および大阪環状線との分岐駅を太字で表す。

広島エリアのラインカラー自体は、上記範囲外(白市駅・広駅以東三原駅まで、岩国駅以西、狩留家駅以東)にも適用されるが、路線記号の適用範囲はあくまでの上記の範囲のみである。

伊勢鉄道

伊勢鉄道では、2008年8月1日から導入。ワンマン運転時に発行される整理券と番号は同じである。普通列車のほとんどが乗り入れて始発・終着駅としているJR関西本線四日市駅を1と考えた番号となっている。

南海電気鉄道・泉北高速鉄道・阪堺電気軌道

駅ナンバリング導入後の南海新今宮駅の駅名標
駅ナンバリング導入後の泉北光明池駅の駅名標
駅ナンバリング導入後の阪堺大和川停留場の駅名標

2012年2月23日、南海電気鉄道及びと同社と直通運転をしている泉北高速鉄道、南海の子会社である阪堺電気軌道で駅ナンバリング実施が同時に発表された。路線記号は南海が「NanKai」から「NK」、泉北高速鉄道が「SemBoku」(せんぼく)から「SB」、阪堺が「HaNkai」から「HN」となる。

導入は南海・泉北高速鉄道(当時は大阪府都市開発)は2012年4月1日の和歌山大学前駅開業、ダイヤ改正と同時[36][37]、阪堺は同年3月下旬頃から順次実施されている[38]

南海電気鉄道

南海線系統と高野線系統で番台区分される。南海本線・空港線については泉佐野駅から空港線方面に連続する形を取り、羽倉崎駅以南は関西空港駅の続番となる。また、高野線汐見橋駅 - 岸里玉出駅間(通称:汐見橋線)を含む空港線以外の南海本線の支線各路線については、分岐駅の番号に分岐駅からの駅数を枝番に付したものとなっており、当初から枝番を導入するのは日本では初の事例となる。

泉北高速鉄道
阪堺電気軌道

番号については2009年7月4日以降の運転系統を基準に、上町線及び阪堺線住吉鳥居前駅 - 浜寺駅前駅間の各停留所を連番とし、阪堺線恵美須町駅 - 東粉浜駅間の各停留所は番台区分される。なお、導入時「HN27」と「HN30」は欠番となっていたが、このうち「HN27」は東湊停留場 - 石津停留場間に2015年2月1日に開業した石津北停留場に付けられた。一方、上町線の住吉公園停留場は2016年1月31日付で廃止となったため、同駅に付けられていた「HN11」が欠番となった。

京都市営地下鉄

京都市営地下鉄では、東西線の六地蔵駅 - 醍醐駅間が延伸開業した2004年11月26日から導入された。

京都丹後鉄道

WILLER TRAINSによって運行される京都丹後鉄道では、会社からのアナウンスは特にないが、2015年、公式ホームページの運賃表において駅ナンバリングが確認できる。また、WILLER TRAINS移管後にリニューアルされた駅名標においても表記される[39]

記号として宮福線を「F」、宮舞線宮津線の宮津以東)を「M」、宮豊線(宮津線の宮津以西)を「T」とし、路線の接点にあたる宮津駅は路線記号が付かない。番号は宮福線の福知山駅を1として、終点の宮津駅の14まで順に振っていき、宮舞線・宮豊線は宮津駅の14を基準として番号を割り振っている。

大阪高速鉄道

大阪モノレールを運営する大阪高速鉄道では、国際文化公園都市線阪大病院前駅 - 彩都西駅間が延伸開業した2007年3月19日から正式に導入された。ただし、2006年10月6日に駅番号制の導入が発表され、同月下旬から駅番号を記した路線図・駅名標が順次取り付けられていた。

大阪市交通局・北大阪急行電鉄

駅ナンバリング導入後の谷町線天王寺駅の駅名標。大半の駅でこちらの仕様のものが掲出されている
駅リニューアル後の御堂筋線本町駅の駅名標

大阪市営地下鉄および新交通システム(ニュートラム)を運営する大阪市交通局では、2004年7月1日から導入された。同時に地下鉄と直通運転を行っている北大阪急行電鉄大阪港トランスポートシステム (OTS) でも同時に導入された(OTSの路線は後に大阪市交通局に編入)。

地下鉄各路線では駅番号の数字部分が原則として11から始まるのが特色であり、相互乗り入れを行っている鉄道路線の駅が駅番号を採用した場合は、これに連続するよう付番された。

大阪市営地下鉄
新交通システム(ニュートラム)
北大阪急行電鉄
  • □M 南北線 (M) 千里中央駅 (M08) - 江坂駅 (M11)
    地下鉄御堂筋線と同じ路線記号 (M) を持ち駅番号も連続したものとなっている。ただし、大阪市交通局が管理する江坂駅以外の各駅に掲出されている駅番号の色は御堂筋線と同様の赤地ではなく、「紺地に白字」または「白地に紺字」となっている。北急所有車両の車内路線表や北急各駅に掲出された運賃表に記された駅番号は大阪市交通局同様に赤地となっており、駅番号を表示する色については統一されていない。

近畿日本鉄道

駅ナンバリング導入後の大阪難波駅の駅名標。近鉄様式であるが、相互直通する阪神との境界であるため、同社の駅番号も記載されている

近畿日本鉄道(近鉄)のけいはんな線では、生駒駅 - 学研奈良登美ヶ丘駅間が延伸開業した2006年3月27日から導入された。その後、他の路線についても2015年8月20日より、順次導入することが発表された[40](ただし葛城索道線は対象外となっている)。

記号部は、主要路線である難波・奈良線、京都・橿原線、大阪線、名古屋線、南大阪・吉野線にA - Fのアルファベットを付け(Cは既にけいはんな線に付されている)、その支線に対してG - Pのアルファベットを付される。番号部は原則として01から順番に付されるが、自社線の接続駅で番号を統一させるため欠番となっている箇所がある。また、支線の番号部は主要路線の接続駅の番号部から順番に付される。

神戸市営地下鉄・北神急行電鉄

神戸市営地下鉄および北神急行電鉄では、2004年9月1日から導入された。

神戸市営地下鉄
  • S 西神・山手線 (S / Seishin) 新神戸駅 (S02) - 西神中央駅 (S17)
    • 同線は正式には山手線、西神線、西神延伸線の3線に分かれているが、ほぼ全列車が直通運転を行っていることもあり、通常は路線全体を「西神・山手線」と呼ぶため、駅ナンバリングにおいても直通運転している北神急行電鉄北神線を含めて同じ路線記号を持ち、駅番号も連続したものとなっている。山手線のアルファベット頭文字であるYは使わない。
  • K 海岸線 (K / Kaigan) 三宮・花時計前駅 (K01) - 新長田駅 (K10)
北神急行電鉄
  • □S 北神線 (S) 谷上駅 (S01) - 新神戸駅 (S02)
    • 神戸市営地下鉄西神・山手線と路線は直通し、一体の路線として運行されていることから、同じ路線記号を持ち、駅番号も連続したものとなっている。なお、谷上駅のみ駅番号の色が神戸市営地下鉄西神・山手線に所属する他の駅の「緑地に白字」と反転した「白地に緑字」となっている。

神戸新交通

神戸新交通では、ポートアイランド線市民広場駅 - 神戸空港駅間が延伸開業した2006年2月2日から導入された。

阪急電鉄・能勢電鉄

阪急電鉄(阪急)および能勢電鉄では、2013年12月21日から導入された。

阪急電鉄
駅ナンバリング導入後の阪急梅田駅の駅名標

阪急阪神ホールディングス傘下にある阪急電鉄(阪急)・阪神電気鉄道(阪神)は、2013年4月30日に同時に実施を発表した。阪急では、京都本線西山天王山駅が開業した2013年12月21日に導入された[41]。路線記号は「HanKyu」から「HK」となる。路線群毎に番台区分されており、路線群内では連番となっている。重複付番はなく、本線から支線が分岐する形態の乗換駅に加え、本線と支線が交差する乗換駅についても本線としての番号が付与されている。番号にハイフンが付くのは公式にて発表された資料とLED車内案内表示装置での表示のみで、駅名標などでは各ラインカラーの文字で上にHK、下に番号、丸を囲む形となる。

能勢電鉄

能勢電鉄では、阪急と同時に鉄道線のみに2013年12月21日から導入された。路線記号は「NoSe」から「NS」となる。また、阪急と異なり記号部と番号部の間はハイフンがなく、東武と同様に路線毎に番台区分されている。

阪神電気鉄道

駅ナンバリング導入後の阪神御影駅の駅名標

実施については上記の通り阪急と同時に発表されたが、阪神電気鉄道(阪神)では、2014年4月に導入された[42]。路線記号は「HanShin」から「HS」となる。また、阪急と異なり記号部と番号部の間はハイフンがなく、東武と同様に路線毎に番台区分されている(本線・神戸高速線は連番)。なお、他事業者管理の共同使用駅である西代駅山陽電鉄)・大阪難波駅近鉄難波線)については発表時点で協議中となっていたが、このうち山陽電鉄との共同使用駅である西代駅に関しては、山陽電鉄の駅ナンバリング導入に伴い阪神・山陽両社の駅ナンバリングを与えることとなった[43]。また、大阪難波駅も導入当初は阪神側の駅ナンバリングのみが付与されたが、2015年8月に近鉄の駅ナンバリング導入に伴い、近鉄側の駅ナンバリングも付与されることになった[44]

山陽電気鉄道

山陽電鉄では2014年2月7日に駅ナンバリングの導入が発表された。直通先である阪神電鉄と合わせた2014年4月1日に導入され、阪神電鉄の駅ナンバリング発表当初協議中として導入未定であった西代駅には、阪神電鉄が「HS 39」を、山陽電鉄が「SY 01」を附番し、それぞれ併記することとなった。路線記号は「SanYo」から「SY」となり、阪神電鉄同様ハイフンがなく、路線毎に番台区分される形式となっている[43]

神戸電鉄

駅ナンバリング導入後の有馬口駅の駅名標

神戸電鉄では、2014年4月1日に導入された[45]。路線記号は「KoBe」から「KB」となっている。神戸高速線と有馬線が続番として一体的に付番されているが、それ以外は線区ごとに番台区分されている。

京阪電気鉄道

駅ナンバリング導入後の伏見稲荷駅の駅名標

京阪電気鉄道では、2014年4月1日から導入された[46]。路線記号は京阪線系統は「KeiHan」から「KH」を、大津線系統は「OTsu」から「OT」を使用し、これと数字で構成される。また、長らく駅名標などには表示されておらず、各駅の運賃表のみに表示されていた[47] が、駅名標にも表示されるようになった。

2014年11月26日に駅ナンバリングについて公式発表された際は、鋼索線をのぞく京阪線系統の駅のみが付番の対象とされ、大津線系統の駅に関しては導入が予告されているのみであったが[48]、大津線も後に導入され、公式ホームページの各駅案内や実際の駅名標で確認できる[49]

京福電気鉄道

京福電気鉄道嵐山線(嵐電)では、2007年3月19日から導入された。2016年4月1日に撮影所前駅が開業したのに合わせ、全線で駅番号の振り直しが行われた[1]

叡山電鉄

叡山電鉄では、2008年10月19日から導入された。全駅通し番号で、叡山本線、鞍馬線の順につけられる。記号は「E」で、これと数字から構成される。

和歌山電鐵

和歌山電鐵では、会社からのアナウンスは特にないが、2015年、公式ホームページの路線図において駅ナンバリングが確認できる。

中国・四国

広島電鉄

通常デザインの駅名標(御幸橋電停)

導入年不明。2001年11月に実施した停留場名改称・駅名改称の時点で既に導入されていたものの、当時は路線図や停留場に表記してある程度で、旅客案内で使用されているものではなかった。

一畑電車

導入年不明。駅名標やホームページにて提供される時刻表に表示されている。路線記号はなく数字のみで構成され、北松江線、大社線の順に連続する番号が与えられる。

JR四国・阿佐海岸鉄道・土佐くろしお鉄道

土佐くろしお鉄道の駅名標は中央部に番号を記載
JR四国の駅番号は重複型
阿佐海岸鉄道のナンバリング駅名標

四国旅客鉄道(JR四国)では、2006年3月1日、JRグループで初めて駅ナンバリングが採用された。多くの列車の系統の分かれ目となっていることや、県庁所在地駅に00を割り当てる法則となっていることから、同じ路線でも2種類以上の記号(英字)を持つ路線がある。予讃線の伊予長浜経由・土讃線の高知以西・徳島線・予土線・高徳線は、記号部分を路線名のローマ字表記の頭文字からではなく発着地や路線の愛称から採られている。ただし、本四備讃線では実施していない。また、小村神社前駅がナンバリング付与後に開業した際は「K08-1」というように、枝番方式を採用した。ナンバリング設定後に開業した駅にこの方式を採用している会社は現在はここだけである。主に駅名標や運賃表などに使用されている。

阿佐海岸鉄道および土佐くろしお鉄道の各路線でも同時に導入された。これらの路線では接続するJR線と連続する形で付番されている。

JR四国
  • ●Y 予讃線 (Y / Yosan):高松駅 (Y00) - 松山駅 (Y55)
    松山から西は以下のように区切られ、同じ路線であっても県庁所在地で番号がリセットされる。
  • ●U 予讃線・内子線経由 (U / Uchiko・Uwajima):松山駅 (U00) - 内子駅 (U10) - 宇和島駅 (U28)
  • ●S 予讃線(伊予長浜経由)(S / Shimonada・Seaside):向井原駅 (S06) - 伊予長浜駅 (S12) - 伊予大洲駅 (S18)
    下灘駅 (Shimonada)、海沿い (Seaside) 経由」のS。松山駅を00と考えた通し番号となっている。
  • ●D 土讃線 (D / Dosan):多度津駅 (D12) - 高知駅 (D45)
    高松駅を00と考えた通し番号となっている。予讃線と同じく県庁所在地駅の高知以西は番号が変わる。
  • ●K 土讃線 (K / Kochi・Kubokawa) 高知駅 (K00) - 窪川駅 (K26)
  • ●G 予土線 (G / shimanto Green line):若井駅 (G27) - 宇和島駅 (G47)[注 4]
    愛称「しまんとグリーンライン(Green line)」のG。高知駅を00と考えた通し番号となっている。
  • ●T 高徳線 (T / Takamatsu・Tokushima):徳島駅 (T00) - 高松駅 (T28)
    起点である「高松駅 (Takamatsu)」および終点である「徳島駅 (Tokushima)」のT
  • ●N 鳴門線 (N / Naruto):池谷駅 (N04) - 鳴門駅 (N10)
    徳島駅を00と考えた通し番号となっている。
  • ●B 徳島線 (B / yoshinogawa Blue line) 佐古駅 (B01) - 阿波池田駅 (B25)[注 5]
    愛称「よしの川ブルーライン (Blue Line)」のB。徳島駅を00と考えた通し番号となっている。
  • ●M 牟岐線 (M / Mugi・awa Muroto seaside line) 徳島駅 (M00) - 海部駅 (M28)
    「牟岐 (Mugi)」および愛称「阿波室戸 (Muroto) シーサイドライン」のM
阿佐海岸鉄道
  • ●AK 阿佐東線 (AK / Asa-Kaigan line):海部駅 (AK28) - 甲浦駅 (AK30)
    JR牟岐線と駅番号が連続したもの(徳島駅を00と考えたもの)となっている。
土佐くろしお鉄道
  • ●GN 阿佐線 (GN / Gomen-Nahari line):後免駅 (GN40) - 奈半利駅 (GN21)
    愛称「ごめん・なはり線 (Gomen-Nahari Line)」のGN。JR土讃線(後免 - 高知間)と駅番号が連続しており、高知駅を45と考えてそこから遠ざかる(=奈半利方向に行く)にしたがって数値が減少していく。
  • ●TK 中村線 (TK / Tosa-Kuroshio line)・宿毛線:窪川駅 (TK26) - 宿毛駅 (TK47)
    土佐くろしお鉄道 (Tosa-Kuroshio Line)」のTK。両線は連続した路線記号が付されており、さらにJR土讃線と駅番号が連続している(高知駅を00と考えたもの)。

高松琴平電気鉄道

高松琴平電気鉄道では、2013年(平成25年)12月15日の綾川駅開業時に駅ナンバリングを導入した。駅名標に記載。

伊予鉄道

伊予鉄道では、2015年(平成27年)6月に駅ナンバリングを導入した。駅名標に記載。付番の方法は郊外電車と市内電車(松山市内線)で独立しており、路線記号は郊外電車にのみ「IY」が与えられる。

郊外電車は高浜線、横河原線、郡中線の順に連続した番号を付番し、高浜線からバス連絡を行う松山観光港にも番号が付されている。市内電車はまず環状線系統を松山市駅から始めて時計回りに付番し、次に環状線から分岐し道後温泉駅へ向かう系統、本町六丁目停留場へ向かう系統の順に連続した番号を付番する。

新タイプの駅名標(余戸駅
  • 郊外電車
  • 市内電車 (松山市内線)

九州・沖縄

福岡市地下鉄

駅ナンバーとシンボルマークを併用している福岡地下鉄の駅名標(大濠公園駅)

福岡市交通局(福岡市地下鉄)では2011年1月24日から3月上旬にかけて各駅に順次導入すると案内がなされた[50][51]。交通局ウェブサイトの路線図では、従来から使用していた駅シンボルマークと駅番号を併用している[52]

筑豊電気鉄道

筑豊電気鉄道では、2013年1月28日から3月末日にかけて全駅において順次導入すると発表された[53]

長崎電気軌道

蛍茶屋線の駅名標(諏訪神社前停留場)

長崎電気軌道では、昭和末期から既に駅ナンバリングを導入していた。1984年(昭和59年)5月30日に宝町(下り)と大波止(上り)に試験的に設置された停留場名表示板において初めて停留場番号が表示された。その後、9月から10月にかけて長崎駅前や築町には上り下りとも番号入りの表示板が設置されたほか、他の主要停留場にも下りまたは上りに設置され、その後、順次設置が進められた[2]。1985年(昭和60年)発行の社史『ふりかえる二十年のあゆみ』には、1984年(昭和59年)9月中旬から各電停にローマ字入り標示板を逐次設置したと記されており、そこに駅番号が入った電停標示板の写真が掲載されている[3]。全停留所通し番号で、本線(赤迫線→本線)、蛍茶屋線、桜町線、大浦線の順につけられる。2012年、駅名標の番号欄(停留所名の左に○囲み数字で表示されている)が新デザインに変更され、白地に黒、数字を囲う○印が系統を表す色(青・赤・黄・緑)に変更された。なお、2 - 3系統が重複して走る区間の停留所はその分だけ○の色の数が多くなっている。

熊本市電

熊本市電A系統の駅名標(新水前寺駅前停留場)

熊本市交通局(熊本市電)では2011年3月1日に導入され、同時に運行系統・一部停留所の名称変更なども行われた[54]。利用者の多いA系統の停留所には(A・B両系統の共通区間も)記号を付さないのが特色である。

両系統が乗り入れる辛島町停留場 (8) - 健軍町駅間の停留所は、A系統の番号だけが付けられる。

鹿児島市電

鹿児島市交通局(鹿児島市電)では、現在に至るまで公式ホームページなどでの発表は一切ないが、各停留所に駅ナンバリングを記してある。表記は2段で、上段に系統番号、下段に駅番号を2桁で記している。両系統がまたがる区間は、番号を2つ付与している(ただし、起点が同じであるため、数値は同一)。

沖縄都市モノレール

沖縄都市モノレール線各駅の駅名標および自動券売機の運賃表で表示。

日本以外での事例

大韓民国

首都圏電鉄

ソウルメトロ4号線の駅名標

韓国鉄道公社ソウルメトロソウル特別市都市鉄道公社ソウル市メトロ9号線株式会社仁川交通公社KORAIL空港鉄道株式会社新盆唐線株式会社により運営されている(韓国の地下鉄も参照)。1985年34号線が開業した際、全路線に駅のナンバリングを実施した。当初、番号は二桁だったが、2000年に路線番号を追加して現在は基本的に三桁になった。

系統 路線・区間
1号線 京元電鉄線 逍遥山駅 (100) - 清凉里駅 (124)
ソウルメトロ1号線 清凉里駅 (124) - 「ソウル駅」駅(地下) (133)
京釜電鉄線
京仁線 九老駅 (141) - 仁川駅 (161)
長項電鉄線 天安駅 (P169) - 新昌駅 (P177)
餅店基地線 餅店駅 (P157) - 西東灘駅 (P157-1)
2号線 環状線 (本線) 市庁駅 (201) - 忠正路駅 (243) - 市庁駅 (201)
聖水支線 龍踏駅 (211-1) - 新設洞駅 (211-4)
新亭支線 道林川駅 (234-1) - カチ山駅 (234-4)
3号線 一山線 大化駅 (309) - (319)
ソウルメトロ3号線 (319) - 梧琴駅 (352)
4号線 ソウルメトロ4号線 タンゴゲ駅 (409) - 南泰嶺駅 (434)
果川線 南泰嶺駅 (434) - 衿井駅 (443)
安山線 衿井駅 (443) - 烏耳島駅 (456)
5号線 本線 傍花駅 (510) - 上一洞駅 (553)
支線 (P / Point) 遁村洞駅 (P549) - 馬川駅 (P555)
6号線 鷹岩駅 (610) - 峰火山駅 (647)
7号線 長岩駅 (709) - 富平区庁駅 (759)
8号線 岩寺駅 (810) - 牡丹駅 (826)
9号線 開花駅 (901) - 総合運動場駅 (930)
京義・中央線 京義線
龍山線 (K / Korail) 龍山駅 (K110) - 孔徳駅 (K312) - 加佐駅 (K315)
京元線 (K / Korail) 龍山駅 (K110) - 清凉里駅 (K117)
中央線 (K / Korail) 清凉里駅 (K117) - 龍門駅 (K137)
京春線 忘憂線 (K / Korail) 光云大駅 (119) - 上鳳駅 (K120) - 忘憂駅 (K121)
京春線 (P / Point) 忘憂駅 (K121) - 春川駅 (P140)
盆唐線 (K / Korail) 往十里駅 (K210) - 水原駅 (K245)
水仁線 (K / Korail) 烏耳島駅 (456) - 達月駅 (K251) - 仁川駅 (K264)
仁川1号線 (I / Incheon) 桂陽駅 (I110) - 国際業務地区駅 (I138)
空港鉄道 (A / Airport) ソウル駅 (A01) - 仁川国際空港駅 (A10)
新盆唐線 (D / Digital) 江南駅 (D07) - 光教駅 (D19)
議政府軽電鉄 (U / Uijeongbu) 鉢谷駅 (U110) - 塔石駅 (U125)
龍仁軽電鉄 (Y / Yongin) 器興駅 (Y110) - 前垈・エバーランド駅 (Y124)

釜山交通公社

釜山都市鉄道1号線の駅名標

釜山-金海軽電鉄

大邱都市鉄道公社

光州広域市都市鉄道公社

大田広域市都市鉄道公社

中華民国(台湾)

台北捷運

駅名標には記載されず、ごく一部の市販地図に付属する路線図に表記されている。ラインカラーの頭文字(ラインカラーが赤ならその路線の頭文字はRedRである)に番号を付する。また、保線用と思われる線路配線図(一般の乗客から見えるところにある)にも記されている。

高雄捷運

高雄捷運の路線図

中華人民共和国

北京地下鉄

北京地下鉄13号線五道口駅の駅名標。駅名の上の括弧の中に駅番号の「1304」が書かれる。

(路線記号)+(駅番号2ケタ)による表示。ハイフンやスペースによる区切りは付かない。

上海軌道交通

2010年5月現在、10号線のみ導入されている。

重慶軌道交通

シンガポール

MRT

LRT

タイ王国

バンコク・スカイトレイン(BTS)

BTSの路線図

サイアム駅を中心とし、東西南北でナンバリング。


その他

  • 福岡市地下鉄では駅番号制は導入されていなかったが、地下鉄駅が同じような構造で風景に乏しいということから、日本の鉄道事業者で駅ナンバリングが採用される以前より、各駅の駅名や周辺の名所・名物にちなんだ駅シンボルマークを制定している。これは発展途上国では非識字者が多いため、地下鉄の駅にシンボルマーク(図書館駅、将軍駅など)を制定していることをヒントにしている。だがシンボルマークだけでは分かりづらいという指摘があり、上記の通り2011年3月までに全線で導入することが発表された。また、シンボルマークを制定している同例として、メキシコシティ地下鉄があげられる。
  • 沖縄都市モノレール線(ゆいレール)においても駅番号制を導入せず、駅毎に異なる紅型の文様と駅到着時のチャイム(琉球民謡をアレンジしたもの)が用いられ、駅番号の代わりを果たしていたが、こちらも後に駅番号が導入された。
  • つくバス」や「コミュニティバスやわた」など、日本の一部のコミュニティバスでは停留所名に加えて番号を付する停留所番号制を実施しており、内容は駅ナンバリングと同様のものである。
  • 大阪府南部の南海ウイングバス南部でも2014年4月から同様の停留所番号制を導入しており、路線毎にアルファベットの路線記号も導入している。ただし、従来の系統番号とは連動していない。

脚注

注釈

  1. ^ ただし、車内の案内表示器での案内は、後述の京急に合わせて同年10月21日に導入された。
  2. ^ a b 車内のLED式案内表示器では、記号部と番号部の間にハイフンが入る形で表示される(例:「KS-09」「KK-37」)。
  3. ^ かつては両駅間(四条大宮駅より約400メートル西の壬生川通付近)に壬生駅があった。
  4. ^ 正確には若井 - 北宇和島間が予土線であるが、列車自体は宇和島を終点とするため、宇和島駅にもナンバリングが与えられている。
  5. ^ 正確には佐古 - 間が徳島線であるが、列車自体は阿波池田を終点とするため、阿波池田駅にもナンバリングが与えられている。

出典

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関連項目