四国旅客鉄道

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四国旅客鉄道株式会社
Shikoku Railway Company
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 JR四国、JR-S、四鉄(よんてつ)
本社所在地 760-8580
香川県高松市浜ノ町8番33号
電話番号 087-825-1622
設立 1987年(昭和62年)4月1日
業種 陸運業
事業内容 旅客鉄道事業 他
代表者 代表取締役社長 松田清宏
資本金 35億円
売上高 313億5,000万円
(2007年3月期)
総資産 3,571億3,700万円
(2007年3月31日現在)
従業員数 2,942人(2007年4月1日現在)
決算期 3月31日
主要株主 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 100%
主要子会社 ジェイアール四国バス
外部リンク www.jr-shikoku.co.jp/
  

四国旅客鉄道株式会社(しこくりょかくてつどう、英称:Shikoku Railway Company)は、1987年4月1日日本国有鉄道(国鉄)から旅客鉄道事業を引き継ぎ発足したJR旅客鉄道会社のうちの一つ。

旧国鉄四国総局の流れを汲んでいる。四国島内(本四備讃線の一部は岡山県内)に855.2kmの鉄道路線を有する。本社は香川県高松市。略称は「JR四国」(ジェイアールしこく)。コーポレートカラー水色代表取締役社長は松田清宏。会社スローガンは「Always Railways」である(本社社屋に設置の看板やCM・ポスターなどに表示されている)。

JRグループ各社で唯一、社名のデザイン文字に通常の「鉄」の文字を使っている(他社は「鉃」(「金」偏に「矢」)である)。発足後暫くは「失」の方を使用し、一時期は他社同様に「鉃」を使用していたが、その後元に戻っている。しかし、会社の封筒や印刷物に一部「矢」の方を使っている。

目次

[編集] 概況

通称JR会社法に拠る特殊会社である。JR旅客6社の中では最も規模が小さく、経営基盤も弱い。北海道旅客鉄道(JR北海道)、九州旅客鉄道(JR九州)と同様、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構国鉄清算事業本部(発足当初は日本国有鉄道清算事業団)が全株式を保有しており、現在までのところ株式上場の目途は立っていない。経営支援策として経営安定基金が造成されており、さらに固定資産税減免を受けている。

北海道新幹線をJR北海道が経営するようになる予定の2015年度以降、JR旅客6社で唯一新幹線を経営していない会社となる。よって交流電化区間・標準軌区間も唯一持たないことになる。また、計画中の整備新幹線も含め運行実績または具体的な予定が、JRの旅客鉄道会社では唯一存在しない。四国新幹線は整備新幹線に含まれない「基本計画線」である。

発足当初の時点では、黒字路線は鉄道路線と自動車路線を全て含めても松山高知急行線だけという状況であった[1]。その後、1988年の瀬戸大橋の開通効果などで売上げを伸ばし、四国内の高速道路の急速な整備に対抗して世界初の振子式気動車を投入するなど積極的なスピードアップ策を打ち出したものの、その後利用客は、減少傾向が続いている。特に、明石海峡大橋開通後、そのメリットが最大限となる徳島県内からだけでなく、四国各地と京阪神方面を結ぶ高速バス路線が数多く開設され、順調に利用客を伸ばす中、瀬戸大橋線利用客の減少傾向が見られるようになる。そのため、新型車両の導入、既存車両のリニューアルや企画乗車券の発売などのてこ入れをしており、一定の効果が見られる。一方、四国島内輸送についても、高速バス網の充実や少子高齢化の影響で減少傾向にある。

一方で、最後まで同社が直営していたバス(自動車)部門も、2004年バス部門を分社し「JR四国バス」として、バス部門の経営基盤と路線の強化を図っている(分社化前の1995年には、現在タクシー専業の「香川県交通」から貸切バス部門を譲り受け、香川県内エリアの貸切バス事業を強化している)。高速バスは順調に成果を伸ばしており、JR四国グループにとっては鉄道に次ぐ主力事業として位置づけられている。

JR旅客6社で唯一、自社でのインターネット座席予約システムを構築していない。

また、一部のPOS端末と一部のの自動券売機で発券された乗車券類には「裏の白いきっぷ」が残っている。しかし、2008年2月26日に開業した高知駅新駅舎運用開始と同時に、自社で初となる自動改札機の運用を開始。また、同年6月1日には高松駅にも導入された。近隣で稼動している西日本旅客鉄道(JR西日本)岡山地区や山陽新幹線自動改札機対応の必要性もあり、自動券売機の磁気化券対応改修工事が徐々に進んでいる。さらに、高知駅には、指定席券売機が導入され2008年3月15日に稼働を開始。同年6月1日には、高松駅でも使用を開始した。なお、高知、高松以外の駅への自動改札機導入については、2008年度中に方針を決める、としている。

IC乗車カードの発行については、「四国共通カード(仮称)」の発行で、伊予鉄道高松琴平電気鉄道土佐電気鉄道と合意しているものの、JR四国内での運用開始時期などについて、公式な発表はなされていない。

いずれもJR旅客鉄道各社では最後まで導入なされなかった機器類であり、JR他社や四国内の私鉄に比べ、改札システムは遅れている。

元会長の梅原利之は1996年5月にJR西日本常務からJR四国専務として就任した経緯がある[2]

それと関係なく、JR西日本との協力関係は年々強くなっている。JR四国の快速マリンライナー」、特急南風」、特急「しおかぜ」に代表される岡山駅を発着する各列車とJR西日本の山陽新幹線は運命共同体的な存在であることが理由の一つとして挙げられる。ともに航空機高速バスと激しい競争下にあるなかで、JR四国から(へ)の列車は新幹線乗継客が多く、各列車どちらかの利用者が減れば、他方の利用者も減るという相関関係にあるためである。

営業提携としては、高速バス対策として、松山・高知 - 岡山間に会社をまたぐ特別企画乗車券を発行したり、当時JR西日本のみの企画乗車券であった「阪神往復フリーきっぷ」にJR四国区間をセットし発行するようになった(後に、JR西日本の同名企画乗車券は「関西往復フリーきっぷ」にリニューアル)こと、本来JR西日本エリア内の企画乗車券であった「のぞみ早特往復きっぷ」を、岡山までの乗車券類とセットにして四国内でも購入できるようにしたこと、5489サービスの提携などがあげられる(ただし、インターネット予約であるe5489plusサービスに関しては、JR四国の窓口での受け取りはできない)。

乗車券の種類としては、土佐くろしお鉄道線や特急グリーン車も含めた四国内全線が乗り放題の各種フリーきっぷが充実しているのもJR四国の特徴と言える。内容は同じようなフリーきっぷでもそれぞれ土佐くろしお鉄道線の利用可能範囲が異なる。代表的なものとして、「四国フリーきっぷ」・「四国再発見早トクきっぷ[3]・「週末乗り放題きっぷ」(これらは土佐くろしお鉄道線は窪川 - 若井のみ)、四国グリーン紀行・バースデイきっぷ(これらは土佐くろしお鉄道は全線が乗り放題)などが挙げられる。かつてはJR北海道・東日本・九州の各社もフリーきっぷが充実していた。

技術面では、駅POSシステムのソフトウェアを、JR西日本のそれをベースとしたものを導入、自動券売機のハードウェア、ソフトウェアもJR西日本と同じ機種を導入することなどが挙げられる。そのため、JR四国の券売機でありながら、JR西日本のキャラクターであるキク象や、JR西日本の制服を着用した駅員のイラストが画面に表示されるものもある。さらに、「マリンライナー」で運用されている5000系電車の普通車・電装品・運転関係部分は、223系2000番台をベースに設計された223系5000番台と共通設計である。

これらの厳しい経営事情の環境要因として、JR四国の路線と競合する区間の道路の整備率が非常に高いことがあげられる。そのため、特に不都合がない限り、移動手段としては自家用車(および自動二輪車原付自転車)が圧倒的であり、人口の多い市街地でさえ補助金なしではバス路線の維持が困難なエリアが多い。市街地を外れ郊外にもなると、補助金で運用するコミュニティバスが辛うじて走行する程度で、それさえもない地域が多数ある。

つまり、自宅から駅までの交通機関が不便なだけでなく、駅から目的地への移動手段も不便な環境である。また、線路の敷設状況自体が、高松を起点とした旧来の交通体系のまま固定されており、四国を縦断する路線を除けば、沿岸部に偏っているところが不便さに拍車をかけている。このため、居住地と目的地が鉄道路線の近くや、あるいは自家用車を持たない人を除けば、ほとんどの地域では、自家用車を使ったほうが時間的にもコストの面でも効率がよく、鉄道はほとんど太刀打ちできない。

また、JR北海道は札幌都市圏とドル箱空港の新千歳との空港連絡鉄道、JR東日本は首都圏東北新幹線、JR東海は東海道新幹線中京都市圏、JR西日本は関西都市圏(アーバンネットワーク)と山陽新幹線、JR九州は福岡北九州都市圏九州新幹線などといった、JR四国以外のJR各社にはある大都市圏や安定路線がJR四国のエリアにはない。

このような事情から、慢性的に経営基盤が脆弱であり、基本方針として収益性に非常にシビアである。したがって、単に導入しただけでは、経費が増えるだけでペイする見込みの薄いシステム(インターネット関連サービスや自動改札など)の導入には非常に消極的である。このため、基本的な設備や車両の保守更新など、鉄道輸送事業として本質的(あるいは最低限)に必要な領域への予算投入に重点を置く姿勢を貫いている。

2000年からは、8000系電車を除く特急車両に『アンパンマン』のキャラクターを描いた「アンパンマン列車」の運転、2006年には8000系全編成の指定席がすべてリニューアル改修され、金曜日夕方5時以降と土曜・休日の終日は30歳未満の片道61km以上の同一区間往復利用で四国内の運賃特急料金を大幅に (40%) 割り引く「ヤングウィークエンドカード」の発行などで利用の促進を図ったり、最近ではメディアを使った各種割引乗車券の宣伝も始めている。また地元での行事などをPRするためのヘッドマークを頻繁に快速・普通列車に掲出したり、2007年までプロ野球独立リーグである四国アイランドリーグをオフィシャルスポンサーとして支援する(スポンサーからは降りたが、現在も運営会社IBLJの株主である)など、四国四県との地域密着型事業にも積極的である。

なお、2006年に国土交通省の交通政策審議会・交通体系分科会の地域公共交通部会に提出した資料においては、長期的に望まれる設備投資として、フリーゲージトレインによる瀬戸大橋線を介した新幹線直通列車の導入、高徳線・予讃線(伊予市駅 - 内子駅 - 宇和島駅)・土讃線(琴平駅 - 高知駅)の電化、予讃線の伊予西条駅 - 松山駅間の短絡線(高縄半島の付け根を経由)建設が挙げられているが、いずれも現時点では具体的な構想には至っていない[4]

[編集] 本社・企画部等

JR四国 本社

[編集] 本社

なお、JR貨物も含めたJRグループ7社のうちで唯一支社が存在せず、全路線が本社の直轄となっている。国鉄時代も四国総局(JR移行直前の組織名称)が四国島内を一括して管轄していた。

[編集] 企画部・営業部・事務所

[編集] 歴史

  • 1987年昭和62年)
  • 1988年(昭和63年)
  • 1989年平成元年)
    • 3月11日 - 特急「南風」、「しまんと」で2000系気動車運転開始、瀬戸大橋線児島 - 宇多津間と土讃線多度津 - 阿波池田間高速化(最高速度120km/h)。
    • 7月1日 - 土讃線阿波池田 - 高知間高速化(最高速度120km/h)。
    • 10月14日 - 高松 - 東京間に夜行高速バスを運行開始
  • 1990年(平成2年)
    • 4月1日 - 宇高連絡船高速艇運航休止。
    • 11月21日 - 特急「しおかぜ」にも2000系気動車を投入。予讃線・内子線・土讃線高知 - 窪川間(最高速度120km/h、一部区間110km/h)と牟岐線高速化(最高運転速度110km/h)、特急「うずしお」乗り入れ開始、
  • 1991年(平成3年)
    • 3月16日 - 運行を休止していた宇高連絡船の高速艇を廃止(これにより宇高航路が完全に廃止)。
    • 11月21日 - 四国全線の自動信号化・CTC化完成。
  • 1992年(平成4年)
  • 1993年(平成5年)
    • 3月18日 - 予讃線 高松 - 伊予市間電化完成、最高速度130km/hに。
  • 1994年(平成6年)
  • 1995年(平成7年)
  • 1996年(平成8年)
    • 1月10日 - JR四国を含む三島会社が運賃を改定。JRグループの日本全国同一運賃体系が崩れ、運賃格差が発生。
    • 3月16日 - 徳島線高速化(最高運転速度110km/h)、特急「剣山」運行開始。
  • 1998年(平成10年)
  • 1999年(平成11年)
    • 3月13日 - 急行「よしの川」廃止によりJR旅客6社で初めて急行列車全廃。
  • 2000年(平成12年)
    • 10月14日 - 土讃線の特急で「アンパンマン列車」運転開始。
  • 2001年(平成13年)
    • 5月13日 - 高松駅新駅ビル完成。
    • 6月22日 - 改正JR会社法が施行(成立は2001年6月15日)。本州3社が本法の適用から除外されたものの、指針によりJR四国を含む三島会社とJR貨物との協力関係の維持を規定。
  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年)
  • 2006年(平成18年)
    • 3月1日 - 臨時駅を除く全駅を対象に駅番号表示を開始(JR旅客6社で初。相互直通運転を行う土佐くろしお鉄道、阿佐海岸鉄道と同時実施)。
    • 5月25日 - 徳島地区に一般型気動車1500形投入。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月1日 - 発足後初めて新制服に移行。
  • 2008年(平成20年)
    • 2月26日 - 高知駅新駅舎開業に合わせて、JR四国初となる自動改札機を導入。
    • 3月15日 - 特急列車が全席禁煙となる(喫煙ルームを除く)。阿佐海岸鉄道阿佐東線との相互直通運転を一時中止。
    • 6月1日 - JR西日本の5489サービスに共同参加する形で電話予約サービス開始。同じく高松駅に自動改札機が設置されるとともに、指定席券売機設置。
    • 10月10日 - 高松駅にエクスプレス予約の受信端末を設置。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月19日 - 特急列車での車内販売を予讃線・土讃線で試験的に再開(短い区間で限定的に実施)。

[編集] 今後の予定

[編集] 路線

以下の9路線、855.2kmの鉄道路線(第一種鉄道事業)を営業している。

凡例 [幹]:幹線系線区、[地]:地方交通線 下段は駅ナンバリングの頭文字とラインカラー

路線図
  • 予讃線 [幹]
    高松 - 松山間は「よさんせん」のY、内子線を含む松山 - 内子 - 宇和島間は「内子経由、宇和島方面」からU、ラインカラーはオレンジ、向井原 - 伊予長浜 - 伊予大洲は途中経由する「下灘」と海岸周り=SeasideからS、ラインカラーはグレー
  • 内子線 [地] 新谷駅 - 内子駅 5.3km
    「内子」のU、ラインカラーはオレンジ
  • 予土線 [地] 若井駅 - 北宇和島駅 76.3km
    愛称の「しまんとグリーンライン」からG、ラインカラーは
  • 高徳線 [幹] 高松駅 - 徳島駅 74.5km
    起点の「高松」と終点の「徳島」からT、ラインカラーは黄緑
  • 鳴門線 [地] 池谷駅 - 鳴門駅 8.5km
    「鳴門」のN、ラインカラーは赤紫
  • 徳島線 [地] 佃駅 - 佐古駅 67.5km
    愛称の「よしの川ブルーライン」からB、ラインカラーは藍色
  • 牟岐線 [地] 徳島駅 - 海部駅 79.3km
    「牟岐」、および愛称の阿波室戸シーサイドラインの「室戸」からM、ラインカラーは水色(エメラルドグリーン)
  • 土讃線 [幹] 多度津駅 - 窪川駅 198.7km
    多度津 - 高知間は「どさんせん」からD、高知 - 窪川間は「高知」、「窪川」のK、ラインカラーはピンク
  • 本四備讃線 [幹] 児島駅 - 宇多津駅 18.1km

予讃線・高徳線・徳島線・土讃線は、かつて線路名称に「○○本線」という名称がついていた(1988年に名称変更)。また本四備讃線および予讃線高松駅 - 宇多津駅間には「瀬戸大橋線」という愛称が付けられている。

[編集] 列車

全般的に速達列車優先のダイヤ構成をとっている。特急列車は、JR他社の特急に比べ停車駅数はやや多めといわれる。日中は速達性重視として停車駅を絞りこんでいるものの、通勤通学時間帯は通勤特急としての役割を果たすために、停車駅を増やしている。また、JR四国管内では通勤・通学定期券と別途自由席特急券を買えば、特急列車の自由席を利用できる。また、最初から特急料金を組み込んだ特急定期券「快てーき」も設定され、この利用客も多い。また、1994年(平成6年)6月1日からはそれまでの50kmまでの特定特急券に加えて、新たに25kmまでの特定特急券を四国全域に設定。2007年現在は25kmまで310円、50kmまで510円で(別途料金を収受する列車に限ってみれば)大都市圏におけるホームライナー、東京圏における普通列車グリーン席的な存在として積極的に利用してもらおうとPRしている。

特急列車をこのような停車駅設定にすることによって特別料金不要の速達サービスとして全国的に運行するエリアが広がりつつある快速は、JR四国の定期列車としては高松 - 岡山間の「マリンライナー」、高松 - 坂出間の行き違い施設増設工事完成によって新設された高松 - 坂出間快速の「サンポート」の2列車のみである。しかし、快速「サンポート」は大都市のJRや民鉄で言うところの区間快速あるいは準快速であり、高松 - 坂出間快速、以西は観音寺琴平方面まで一部を除いて各駅停車で運転している。

臨時快速列車としては、多客臨の「ムーンライト高知」、「ムーンライト松山」のほか、トロッコ列車も、単線区間で他の定期列車(特に特急)の運行の妨げにならないように原則快速運転となる。

特急の全面禁煙化には従来否定的であった。全面禁煙化を行っていないJR西日本にまたがる列車が多いのに加え、高速バスとの競争上残さざるを得ないためである。それでも利用客からは全面禁煙化の要望も多く、受動喫煙を防止するよう定めた健康増進法が施行されたこともあって、特急車両である8000系や2000系では喫煙ルームの設置を新たに行うことで分煙化を進めて来た。ただし、2007年時点で指定席は全面禁煙となっている。なお、2011年までには全席禁煙とすることが発表されていたが(「南風」運用の「アンパンマン列車」は先行して客室禁煙としている)、この件に関しては2007年12月20日に追加発表があり、当初より若干前倒しして2008年3月15日からすべての車両がデッキも含めて完全禁煙となることが決まった。車両運用の都合上、喫煙ルームの設置は徐々に行われて行くものとみられる。

JR四国のワンマン列車はJR他社と次の点で異なる。

  • 有人駅でも全部のを開放せず「後乗り・前降り」である。起点駅であっても進行方向後部の扉しか開放せず、他のJRでは発行しない起点駅での整理券も発行するほどの徹底ぶりである。ただし、終点駅が有人駅の場合はすべての扉を開放することもある。また途中駅での乗車客が多い高徳線上り高松駅着の列車では例外的に他扉より降車客を降ろす時間帯もある。これは乗車券・定期券の所持者も整理券を取らせるためである。駅のLED発車標でもワンマン列車であることを明確にし、車内放送、駅放送でも整理券を取るようにPRしている上、乗車扉ではセンサーで人を感知すると「整理券をお取り下さい」とアナウンスを流す装置まで設置しているが、乗車券・定期券を所持する旅客にはなかなか徹底しない。そこで、2008年3月15日のダイヤ改正より、乗車券・定期券を所持していない客のみに整理券を取らせるようになった。そのため、ワンマン列車の車内放送もダイヤ改正後は別の音声に取り替えられている。なお、ワンマン運転で乗車券・定期券・整理券のいずれも所持していない場合、始発駅からの運賃を徴収される。
  • かつては高徳線などで2両ワンマン運転も存在したが、2007年現在は2両ワンマン列車はない。2両編成でも進行方向後寄りの車両は回送車両で乗車できない。これは四国運輸局が2両ワンマン運転を許可しないためといわれ[要出典]、列車によっては起点駅ではツーマン(車掌乗務)運転であったのに途中駅から2両目を締め切った上でワンマン運転になるケースも見られる。このような理不尽さに利用者からは「席があるのに座れない」と不評である。
  • ワンマン列車の列車番号は4000番台に統一されている。
  • 予讃線高松 - 多度津間ではワンマン運転は実施されない。逆にそれ以外の全線区では、閑散時間帯の列車を中心にワンマン運転を行っている。また、予讃・土讃線では多度津以西を、また平日の混雑区間のみ車掌が乗務する「区間ワンマン」列車、平日のみ全区間ツーマンとなる列車、またワンマン運転扱いながら運転扱いをしない車掌が乗務する列車も存在する。この場合、車掌は車内補充券の発売、特別改札、下車時改札の支援などを行っているが、ドア扱い、車内放送などの運転扱いを行わない。

他の多くの路線と異なり、年末年始(原則として12月30日 - 1月3日)は一括して休日ダイヤを適用せず、カレンダー通りのダイヤで運行する。すなわち、12月30日、12月31日1月2日、1月3日の各日が日曜日または振替休日でない場合、「休日運休」の列車は運転される(JR西日本米子支社管内路線も同様)。

その他、特急を含め車内販売は2003年に全廃された(かつては四国キヨスクや四鉄構内営業が担当していた)。

以下にJR四国発足以降に同社の路線で運行されている、もしくはかつて運行されていた列車を挙げる。種別が変更された列車は変更後のもので記載し、全列車が他社の車両で運行されているものはその会社名も記載する。

[編集] 現行列車

[編集] 廃止列車


[編集] 車両

N2000系 うずしお
5000系 マリンライナー

JR四国の車両形式」も参照

JR化以降の車両は、私鉄と同様な車両番号を採用しており、「キハ」「モハ」といった記号を使わず、また「四カマ」などの略号の所属車両基地表記がない(5000系は除く)。気動車には代わりに機関車と同じ区名票が付くが、電車にはない。当初はさらに保安装置の種別表記まで排除されたが、現在はATS-SS搭載を示す「SS」(一部車両はSS)の表記がある。これはATS-SS未搭載車と区別する意味合いがあった。一方、国鉄から承継した車両には、JR西日本と同様、「日本国有鉄道」の銘板が未だに残る(ただし、JR東日本から譲り受けた113系電車と、JR東海から譲り受けた14系客車は除く。113系は長期間使うことを見越しているため、1987年のJR東日本発足直後に「JR東日本」の銘板に取り替えられていたのを、改修時に「四国旅客鉄道」の銘板に再び取り替えている。14系は購入時に「東海旅客鉄道」の銘板の撤去が行われ、会社の銘板は付いていない状態である)。

会社発足直後は、世界初の制御振り子式気動車2000系や制御振り子式特急電車8000系、軽快気動車ながら独特の座席配置、電気指令式ブレーキ排気ブレーキ併用)を導入した1000形制御電動車のみの単行 (1M) から付随車 (T) を2両連結した1M2Tまで編成の自由度を持ち、小型断面を採用した7000系など意欲的な車両を多数導入した。しかし、6000系以降の電車は、製造コスト削減のためJR他社の車両をもとに設計されたものが多い(6000系=211系311系、5000系5200形・5000形=223系、5000系5100形=E217系)。これらの車両は主に瀬戸大橋線で使用される5000系電車を除き、予讃線の観音寺以西にある狭小トンネルの断面に対応させるため、パンタグラフ折りたたみ高さは3,900mm以内に抑えられている。また、老朽車の置き換えのため、JR他社で廃車となった車両(113系)を譲り受け、大改造して導入するなどのコスト削減施策も実施している。

しかしながら、2000年代初頭まではJR他社の車両に比べ、普通列車にトイレがない、特急車両にかかわらず洋式トイレがない編成がある、バリアフリー対応が遅れている、内装に特徴がないなど、JR他社の車両に比べ見劣りする部分を指摘する声も上がっていた。8000系のリニューアル工事では、洋式トイレの増設、木製のシートバックを持つ座席の採用など、バリアフリーへの配慮と同時にデザインに四国らしさを反映させた。2006年に新製された1500形は1000形のマイナーチェンジ版ながらバリアフリー対策や環境対策にも配慮した意欲的な車両となっている。

なお、JR四国はJR6社の中で国鉄形を含めて唯一、座席がすべてロングシートの電車(103系105系など)が存在しない(気動車ではキハ32形キハ54形が存在する)。

また、JR旅客6社の中では唯一寝台車を保有していない。ただし、寝台特急「サンライズ瀬戸」(285系)の自社管内の乗務は担当している。

[編集] 車両基地

※( )内は車両基地の略号。「四」は四国本社直轄、という意味。

[編集] 車両工場

[編集] 乗務員区所

[編集] 工務区所

[編集] 関係会社

  • ウィリーウィンキー
  • 宇和島ステーション開発
  • 駅レンタカー四国
  • ジェイアール四国ホテル開発
  • ジェイアール四国バス
  • ジェイアール四国アーキテクツ
  • ジェイアール四国企画
  • ジェイアール四国コミュニケーションウェア
  • JR四国情報システム
  • 四国電設工業
  • 四国開発建設
  • 四国鉄機
  • ジェイアール四国メンテナンス
  • 四国キヨスク
  • よんてつ不動産
  • 四鉄サービス
  • 四鉄運輸
  • ステーションクリエイト愛媛
  • ステーションクリエイト香川
  • ステーションクリエイト高知
  • ステーションクリエイト徳島
  • 高松駅弁
  • 徳島ターミナルビル
  • 本四塗装工業
  • めりけんや

[編集] その他出資会社

以下はJR四国グループの企業ではないもののJR四国も出資している。

[編集] かつて存在した関係会社

  • ジェイアール四国エムエスネットワーク
  • 四鉄商事
    • 前身は国鉄購買部。特急列車の車内販売の営業および四国内でRストアという名の小さな店舗を展開していたが、2000年に清算される。その後はステーションクリエイト4会社がその業務内容の一部を引き継いでいる。

[編集] CM

現在は「阪神往復フリーきっぷ」など企画乗車券の販促を狙ったビジネスライクなものが中心になっているが、瀬戸大橋線が開通した1988年からしばらくは、全国区の著名タレントをイメージキャラクターに起用した観光キャンペーンCMが作られ、四国・岡山地域のみならず首都圏・近畿圏の各テレビ局でも放映された。

なお、1987年に当時の国鉄四国総局が制作したJR四国発足告知のCMでは、まだ建設工事中であった瀬戸大橋線海上区間のイメージ映像が使われた。これは新会社発足と同時に瀬戸大橋線が開業するかのような誤解を視聴者に与えるものであり、物議をかもした。

[編集] 脚注

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  1. ^ 鈴木文彦『高速バス大百科』(1989年・中央書院)p88の記述による。
  2. ^ 朝日新聞インターネット版1996年4月3日付。
  3. ^ 2009年3月までは「四国再発見きっぷ」であった。
  4. ^ 四国地域における鉄道等の活性化について第3回地域公共交通部会(2006年11月14日)資料
  5. ^共通カード導入へ JR四国など3社」 四国新聞 2002年2月26日

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ