西武有楽町線
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西武有楽町線(せいぶゆうらくちょうせん)は、東京都練馬区内の練馬駅 - 小竹向原駅間を結ぶ西武鉄道の鉄道路線。旧都市交通審議会(現在の交通政策審議会)の答申第11号にある8号線(有楽町線)の一部である。西武池袋線と東京地下鉄有楽町線・副都心線を連絡している。
当路線は、「西武」を含んだ「西武有楽町線」が正式な路線名称である(詳細は後述)。西武線内で地下に駅がある唯一の路線でもある。また、前述の地下鉄2線乗り入れと当路線全線地下区間(練馬駅構内を除く)のため、車内信号閉塞式(ATC)を唯一採用している。
目次 |
[編集] 路線データ
[編集] 路線名称について
当路線は、「西武」を含めた「西武有楽町線」が正式な路線名である[1]。
これは、東京地下鉄の有楽町線と区別するためのものであり、運転系統の都合で付けられた通称や、不動産業者の思惑で名付けられた俗称(例:東武伊勢崎線の各駅停車(主に北千住 - 北越谷間の複々線区間)を「日比谷線」、東日本旅客鉄道(JR東日本)の常磐線各駅停車を「千代田線」と称するなど)とは違う由来である。
[編集] 路線形態について
当路線は、1983年10月1日に開業した当初の営業区間が小竹向原 - 新桜台間であり、他の西武鉄道の路線と接続していなかったことから、営団地下鉄有楽町線の延伸区間のように扱われた。西武鉄道管理の駅でありながら、新桜台駅構内のデザインや案内サイン類に、営団地下鉄(→東京地下鉄)有楽町線の駅と類似したものが存在するのは、その時代の名残である。ただし、現在は西武様式の案内サイン類への交換が進められている。
この路線が西武鉄道のものであることを実感するのが、池袋 - 新桜台間の運賃である。池袋線練馬駅経由の運賃は大人170円(西武鉄道の分のみ)であるのに対し、東京地下鉄小竹向原駅経由の運賃は大人300円(東京地下鉄160円+西武鉄道140円、連絡運輸による割引はない)となる。
[編集] 運転
当路線を介して、西武池袋線と東京地下鉄有楽町線・東京地下鉄副都心線との相互直通運転を実施している。相互直通運転区間は、飯能駅(西武池袋線) - 新木場駅(有楽町線)・渋谷駅(副都心線)間で、早朝または深夜を除くほとんどの列車が飯能方面、新木場・渋谷方面へ直通する。
列車種別として「快速」(朝・日中)、「準急」(終日)、「各駅停車」(終日)が設定されているが、当路線内は全列車が各駅に停車する。本数等の内訳は以下のとおり。
- 朝のピーク時は16本/時。副都心線へは飯能発快速(副都心線内急行)4本と、清瀬または保谷発各駅停車2本が直通。有楽町線へは小手指発準急(有楽町線内各駅停車)4本と、清瀬または練馬高野台発各駅停車6本が直通する。
- 日中は8本/時。副都心線とは飯能発着快速(副都心線内急行)2本と清瀬発着各駅停車2本が、有楽町線とは小手指発着準急(有楽町線内各駅停車)2本と清瀬発着各駅停車2本が直通する。
- 夕方は8本/時。副都心線からは飯能行き準急(副都心線内急行)2本と清瀬行き各駅停車2本が、有楽町線からは所沢行き準急(有楽町線内各駅停車)2本と清瀬行き各駅停車2本が直通する。
なお、小竹向原で種別変更を行う列車があるため、西武側(池袋線・西武有楽町線)の列車種別と東京地下鉄側(有楽町線・副都心線)の列車種別が違う場合がある(例:西武側では「快速」だが東京地下鉄側では「(副都心線の)急行」)[2]。
[編集] 西武ドームへの観客輸送
西武ドームでの野球開催時に限り、有楽町線新木場・副都心線渋谷発の西武球場前行が運行される。有楽町線・副都心線との相互直通運転開始以前は西武狭山線・西武池袋線と西武新宿線・多摩湖線・山口線レオライナーで運転されていた野球臨時列車であったが、西武池袋線との直通運転を開始した1998年シーズンから有楽町線直通、2008年6月14日から副都心線直通が設定され、新木場・渋谷からの西武球場前行が運転されるようになった。
- 基本的には新木場発の清瀬・所沢行の定期列車を延長する形で、渋谷発は小手指行の運転変更により運転される(「準急 西武球場前行」などの優等種別の設定もあり)。
- 使用車両は6000系・東京地下鉄7000系・東京地下鉄10000系、このうち自社車両である6000系で運転される場合は先頭車の前面にヘッドマークが装着されていることもある(埼玉西武ライオンズの球団ロゴマークのヘッドマークが多いが、場合によっては埼玉西武ライオンズの人気選手の特製ヘッドマークを掲出して運転されることもある)。過去には東京地下鉄07系も使用していた。
- 1998年の運行開始当初は夏休みやゴールデンウィークなどの限られた期間中の野球開催日に下り2本だけの運転であったが、2001年頃のダイヤ改正から西武線の野球開催時の増発ダイヤに組み込まれ、西武ドームでの公式戦全試合やオープン戦などの野球開催時に上下数本が運行されるようになった。
- 運行開始当初は清瀬行を延長する形で運転していたが、当時の折り返し時間の関係と車両運用上の都合で、本来のダイヤ上では東京地下鉄の車両で運転されるダイヤを6000系に車種変更して運行されていた。事前に小手指で東京地下鉄の車両から6000系に車両交換を実施してそのまま新木場行として運行し、折り返し西武球場前行となり、同駅到着後に小手指の車庫へ回送となり、入れ替わりに本来の清瀬発新木場行用に事前に車両交換した東京地下鉄の車両を小手指の車庫から回送し、本来の運用に戻しての運行であった。現在は、延長運転を考慮したダイヤに変わり、代走はほとんど見られなくなった。
- なお、1999年シーズンのオールスターゲーム開催時には当時西武ライオンズに所属していた松坂大輔(1本目)と松井稼頭央(2本目)の特製ヘッドマークが掲出された新木場発の西武球場前行が西武線内急行として2本運転された(地下鉄線内は各駅停車、西武線内は新桜台、練馬、石神井公園、以後池袋線急行停車駅と同一)。
- 同様に西武ドームでの音楽ライブコンサートや主要イベント(「国際バラとガーデニングショウ」など)の開催時にも新木場・渋谷発の西武球場前行が運転されることがある。
[編集] ダイヤの乱れ
西武有楽町線・池袋線と東京メトロ有楽町線・副都心線・東武東上線でダイヤが大幅に乱れた場合、西武有楽町線には折り返し設備がないため、長時間にわたって運休となり、新桜台駅に停車する列車が運行されない。この場合、利用者は江古田駅・桜台駅・小竹向原駅からの迂回を強いられることになる。
[編集] 使用車両
当線の保安装置の関係上、地下鉄乗り入れ対応車(ATC)以外の車両の運転ができない。
[編集] 自社車両
[編集] 乗り入れ車両
[編集] 過去の乗り入れ車両
[編集] 歴史
- 1983年(昭和58年)10月1日 - 新桜台 - 小竹向原間(1.2km)開業。小竹向原駅より営団地下鉄有楽町線との直通運転を開始する。
- ただしこの時点では、当路線は西武鉄道の他路線と接続しておらず、全線開通までの間、営団地下鉄の車両のみが運行された。
- 1994年(平成6年)12月7日 - 練馬 - 新桜台間(1.4km)開業(全線開業)。営団地下鉄有楽町線新線との直通運転を開始する。
- 練馬駅付近の高架化工事が遅れたため、暫定的に下り線のみの単線で開業した。練馬駅の高架化工事が完成するまでは、営団地下鉄有楽町線方面からの列車は練馬駅折り返しとされ、池袋線との直通は行われなかった。ただし線路自体は池袋線と接続されたため、当路線と営団地下鉄有楽町線の直通運転に西武の車両(6000系)の使用を開始した。
- 1998年(平成10年)3月26日 - 練馬駅高架化工事の完成に伴い、練馬 - 新桜台間を複線化(全線複線化)、池袋線との直通運転を開始。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄の民営化により、直通運転先が東京地下鉄(東京メトロ)となる。
- 2008年(平成20年)6月14日 - 東京地下鉄副都心線との相互直通運転を開始。
[編集] 駅一覧
| 駅名 | 駅間 キロ |
累計 キロ |
接続路線 |
|---|---|---|---|
| 練馬駅 | - | 0.0 | 西武鉄道:池袋線(飯能駅まで直通運転)・豊島線 都営地下鉄: |
| 新桜台駅 | 1.4 | 1.4 | |
| 小竹向原駅 | 1.2 | 2.6 | 東京地下鉄: ・ |
[編集] エピソード
- 以前は行き先によっては終電が早く、当時の営団地下鉄有楽町線内では、午後2時台に「最終 快速小手指行き」などと案内されていた。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
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