京葉線

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京葉線
京葉線の主力車両、205系電車2004年4月10日、舞浜駅付近にて撮影
京葉線の主力車両、205系電車
2004年4月10日、舞浜駅付近にて撮影
京葉線の路線図
路線総延長 43.0 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V (直流)
最高速度 100 km/h

京葉線(けいようせん)は、東京都千代田区東京駅から、東京湾湾岸沿いを経由して千葉県千葉市中央区蘇我駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線幹線)である。このほかに、千葉県船橋市西船橋駅南船橋駅の間および西船橋駅と市川市市川塩浜駅の間に支線を持つ。

目次

[編集] 概要

西船橋付近の三角線

東京駅 - 蘇我駅間の本線と、西船橋駅から南船橋駅・市川塩浜駅に延びる2つの支線からなる。支線は運転系統上武蔵野線直通に使われており、路線図や乗り換え案内では同線の一部とされているケースも見受けられる。

  • 東京駅 - 蘇我駅43.0km
  • 市川塩浜駅 - 西船橋駅5.9km(高谷支線)
  • 西船橋駅 - 南船橋駅5.4km(二俣支線)

鉄道要覧』では以下のように書かれている。

  • 西船橋駅 - 蘇我駅22.4km
  • 東京駅 - 南船橋駅26.0km
  • 市川塩浜駅 - 西船橋駅5.9km

東京から千葉・蘇我まで総武本線のバイパス的な役割を果たす路線であるとともに、東京都心と舞浜駅前にある東京ディズニーリゾートや、海浜幕張駅周辺の幕張メッセ千葉マリンスタジアムなどのある幕張新都心を結ぶアクセス路線であり、また沿線の船橋市浦安市千葉市などの生活路線でもある。

蘇我駅内房線外房線と接続しており、東京駅から房総方面へ向かう特急列車が当路線を経由して運行されている。各駅停車快速列車も朝夕ラッシュ時に内房線・外房線・東金線との直通運転を行っている。また、武蔵野線のほぼすべての列車が西船橋駅から東京駅あるいは海浜幕張駅まで乗り入れる。

ラインカラー、ワインレッド)。首都圏のJRでは京葉線のみが使用するカラーである。

千葉みなと駅 - 蘇我駅間を除く区間が電車特定区間に指定されている。また全線が東京近郊区間に含まれており、Suicaのサービスエリアとなっている。

2007年度の国土交通省発表による調査において、京葉線は2006年には最大196%の乗車率(葛西臨海公園駅・新木場駅間、上り方面)であると発表された[1]。これは首都圏の鉄道の混雑率の中で上位10位内に入る数字となっている。

2008年3月31日に発表されたJR東日本の「グループ経営ビジョン2020-挑む-」において、京葉線は武蔵野線・南武線横浜線と共に「東京メガループ」に指定された。私鉄との接続で重要な役割を担っているとして、今後利便性・快適性を輸送サービス・駅設備・生活サービスのそれぞれの面から向上させ、乗り換えの利便性を含めて今までより脚光を当てるとしている。

[編集] 路線データ

東京駅 - 越中島駅間が東京支社、潮見以東が千葉支社の管轄である。

[編集] 沿線概況

東京湾岸を走ることにより、強風など気象条件に弱い。海岸沿いの高架線を走るため、海風の影響を強く受け、強風などの荒天の時は運転中止やダイヤの大幅な乱れに見舞われやすい。このため、沿線では強風対策を求める声が上がり、一部の高架に風対策フェンスが設置された。それでもダイヤの乱れが相次いでいるため、沿線からはさらなる強風対策を求める声が上がっている。

ダイヤが乱れた時は武蔵野線との直通運転を中止し、同線用の8両編成(車体はオレンジ+茶帯)の205系が京葉線内の東京駅 - 西船橋駅間のみで運用される。

京葉線は周辺にほかの鉄道路線がないエリアを走行しているため、運転を見合わせると代替交通手段がなくなる。以前には、送電障害が生じた際に交通手段がなくなったため、最も近くても3km程度離れている東京地下鉄東西線葛西駅浦安駅行徳駅南行徳駅に利用客が殺到したことがある。

[編集] 本線(東京 - 蘇我)

[編集] 東京 - 新木場

東京駅の京葉線ホームは、東海道新幹線八重洲南乗り換え口コンコースから約300m南、東京都道406号皇居前鍛冶橋線鍛冶橋通り)の直下にあり、1974年に成田新幹線が着工された際、日本鉄道建設公団により建設が開始された[2]東京駅の場所に位置する。新幹線の工事凍結後、東京駅についてはJR東日本により工事が開始され、京葉線の駅として完成した[3][4]

「東京駅」と名乗っているものの、京葉線のホームは各新幹線やほかの在来線ホームとかなり離れた鍛冶橋通りの直下した場所にあるため、ほかの路線との乗り換えには徒歩で10 - 15分程度を要する。そのため、途中に動く歩道が設置されている。横須賀線総武快速線のホームも地下5階と京葉線と同様に深いところにあるが、同駅で途中下車できる乗車券を所持していない場合、両ホームの移動には中央通路と京葉線連絡通路を経由して行かなければならないため、1km以上もの道のりとなる。また、一部出口は有楽町駅方面に出ることが可能であり、有楽町駅までは最短経路だと徒歩5分程度で行くことができる。

東京駅を発車するとしばらくの間鍛冶橋通りの直下を走っていく。中央区に入ると間もなく首都高速八重洲線(地下)を潜って右へカーブして南東を向き、東京地下鉄銀座線都営地下鉄浅草線(共に地下)を相次いで潜る。首都高速都心環状線と交差すると左へカーブして東を向き、間もなく東京地下鉄日比谷線が接続する八丁堀駅に到着する。東京駅より他路線との接続が良いため、東京駅の補完的役割も果たしている。駅周辺は東京マツダ麒麟麦酒の本社が所在する典型的なオフィス街である。

八丁堀駅を発車すると右へカーブして鍛冶橋通りから分かれ亀島川を潜る。カーブを抜けて南東を向くと隅田川と晴海運河を潜って江東区に入り、都営地下鉄大江戸線(地下)を跨ぐと越中島駅に到着。東京23区内のJR駅で最も利用客数が少ない駅だが、駅直上に東京海洋大学越中島キャンパスがあるため、大学生の利用がある。

越中島駅を発車するとしばらく道路の直下を走り、左へカーブして汐浜運河平久川を相次いで潜る。カーブを抜け東を向くと首都高速9号深川線と交差し地上に出る。このトンネルの出口は東京支社と千葉支社の境界でもある。ここまでの区間は成田新幹線用に検討された用地を活用して建設された区間で、同新幹線はこのまま東進して東京地下鉄東西線に並行する予定であった。京葉線の方は左手に越中島貨物駅を見つつ、高架を上りながら右へカーブして南東を向き汐見運河を渡って潮見駅に到着する。駅周辺は駅開業前は倉庫や造船所、鉄工所といった典型的な準工業地域だったが、駅開業を機に集合住宅開発が急速に進行し、現在は集合住宅や大型商業施設が混在する地域となっている。

潮見駅を発車すると右へカーブして南を向き、右手に潮見コヤマビルを見ると曙運河を高い高架で渡る。この高い高架からは右手に辰巳の森海浜公園と丸太が貯留されている広大な新木場を、左手に夢の島を見渡すことができる。間もなく東京辰巳国際水泳場が見えると左へカーブし、大規模なトラス橋で曙運河と国道357号東京湾岸道路)、首都高速湾岸線を跨ぎ、カーブを抜けて東を向き右手から東京臨海高速鉄道りんかい線東京地下鉄有楽町線が合流して新木場駅に到着する。駅南側は駅名の通り木材関連企業が多いが、近年は開発が進みNECソフトの本社など大企業のオフィスも軒を連ねるようになったほか、駅北側はスポーツ公園や熱帯植物園のある都立夢の島公園となっている。

[編集] 新木場 - 新浦安

新木場駅を発車するとしばらくの間国道357号(東京湾岸道路)と首都高速湾岸線と並行して走る。間もなく高架を下り、一層下の東京臨海高速鉄道りんかい線の連絡線と合流する。この連絡線は京葉線と東京臨海高速鉄道りんかい線が共に東京外環状線の一部として計画された名残で、現在定期列車は運転されておらず、京葉線 - 埼京線方面の一部の団体列車などがこの連絡線を使用する[5]。千葉市内の中学校の修学旅行などで長野方面へ向かう場合にも利用されることがあり、複数校が同一方面へ向かう場合は団体列車に相乗りすることもある。右へカーブすると右手に東京地下鉄新木場車両基地の引き込み線が分かれ、荒川放水路)を渡る。この橋梁は荒川と中川の河口に架橋されており、右手には東京湾を見渡す。荒川を渡ると江戸川区に入り、左手に首都高速中央環状線と湾岸線の葛西ジャンクションを、右手に葛西臨海公園を見ると右へカーブし南東を向き葛西臨海公園駅に到着。駅南側の葛西臨海公園は行楽地として賑わっているのに対し、駅北側は東京都下水道局葛西水再生センターがあるほか、工場や倉庫が立ち並んでいる。

葛西臨海公園駅を発車すると間もなく旧江戸川を渡る。この橋梁も旧江戸川の河口に架橋されており、右手には東京湾を見渡すことができる。旧江戸川を渡ると千葉県浦安市に入り、国道357号(東京湾岸道路)と首都高速湾岸線が分かれ舞浜駅に到着する。東京ディズニーリゾートの最寄駅として有名であり、東京ディズニーランド東京ディズニーシーの利用客で賑わっている。駅南側はイクスピアリボン・ヴォヤージュ、イクスピアリに隣接する舞浜リゾートラインディズニーリゾートライン線リゾートゲートウェイ・ステーション駅などディズニー関連施設が多く、駅とそれらの施設を結ぶペデストリアンデッキや、直行バスと高速バスが発着するバスターミナルが整備されている。一方駅北側は京成不動産が開発した住宅街が広がっている。

舞浜駅を発車すると間もなく左へカーブして見明川を渡る。カーブを抜けて北東を向くと右手に工場街を見て住宅街の中を走っていき、間もなく境川を渡って新浦安駅に到着。駅周辺は都市基盤整備公団(現・都市再生機構)や民間企業によって整備されたオフィスや集合住宅、大型商業施設が軒を連ねており、東京地下鉄東西線浦安駅とともに浦安市の中心市街地を形成している。

[編集] 新浦安 - 海浜幕張

新浦安駅を発車すると間もなく左へカーブして猫実川を渡って市川市に入る。そこからしばらく三番瀬に沿って、左手に工場街を見て走っていく。右手から三番瀬が離れると間もなく市川塩浜駅に到着する。駅周辺は典型的な工業地域だが、駅北西は特別緑地保全地区に指定され、宮内庁新浜鴨場と市川野鳥の楽園がある。

市川塩浜駅を発車すると間もなく右へカーブして北東を向き、左手から再び国道357号(東京湾岸道路)と首都高速湾岸線が並行する。間もなく運河を渡って右へカーブすると江戸川(放水路)と運河を相次いで渡る。運河を渡ると高谷支線を分けて高架を上り、並行していた首都高速湾岸線が東関東自動車道に名称を変える。現在ここは市川ジャンクションといい事実上一本の道路として機能しているが、将来は東関東自動車道と東京外環自動車道、首都高速湾岸線が接続する高谷ジャンクション(仮称)として大型接続施設となる予定である。真間川を渡ると高架を下り左手に一層下の高谷支線が分かれ、右にカーブして運河を渡り二俣新町駅に到着。駅ホーム東端で左手から合流した二俣支線の高架を潜る。駅周辺は市川塩浜駅同様工業地域であり、駅北側に防衛省の宿舎などがある以外は工場や倉庫が立ち並んでいる。

二俣新町駅を発車すると右へカーブして二俣川を渡って船橋市に入る。高架を上り一層上の二俣支線と合流し、高架を下りて南海神川を渡ると両手に住宅街が広がり、海神川海老川を相次いで渡ると間もなく右へカーブして南船橋駅に到着する。駅北西のららぽーとTOKYO-BAYの利用客で賑わうほか、駅北側に船橋競馬場がある。駅南側は駅南西に船橋オートレース場があるほかは集合住宅が立ち並んでいるが、現在は駅南西にあったららぽーとスキードームSSAWS跡地の再開発で開店したイケア船橋がある。

南船橋駅を発車すると間もなく習志野市に入り、右へカーブしながら谷津干潟を高架で渡っていく。谷津干潟を渡ると左へカーブして南東を向き、右手に工場街を見て走っていき、間もなく市街地に入って新習志野駅に到着。駅周辺は駅開業前は駅北側に習志野市秋津公園サッカー場がある以外は空き地が目立ち閑散としていたが、近年は開発が進み商業施設や住宅が軒を連ねている。

新習志野駅を発車すると菊田川を渡り、左手に香澄公園を見ながら下り線が高架から地上に下りる。間もなく左手に国道357号(東京湾岸道路)と東関東自動車道が分かれ、左手に京葉車両センターを見ると千葉市美浜区に入る。しばらく左手に京葉車両センターを、右手に広大に空き地を見て、前方に高層ビルが見えてくると再び高架を上り、浜田川を渡って市街地に入り海浜幕張駅に到着する。幕張新都心の中心であり、駅周辺は幕張メッセ千葉マリンスタジアム三井アウトレットパーク 幕張を賑わいを見せ、イオングループシャープなど大企業が入る高層ビルや大型集合住宅も立ち並んでいるが、計画開始から30年以上を経た現在も一部空き地があり開発が進められている状況である。

[編集] 海浜幕張 - 蘇我

海浜幕張駅を発車すると幕張海浜公園を跨いで海浜ニュータウンに入っていく。右手に見える幕張ベイタウンは西欧風に統一された街並みや景観などで高い人気を誇る。花見川を渡ると住宅街の中を走り検見川浜駅に到着する。駅周辺は集合住宅が立ち並ぶ一方で美浜区の行政の中心であり、美浜区役所のほか郵便局や消防署、警察署などの公共施設が多い。

検見川浜駅を発車すると住宅街の中を走っていく。間もなく左へカーブして草野水路を渡って東を向き稲毛海岸駅に到着。駅周辺は海浜ニュータウンで最初に入居が開始された地域で現在は海浜ニュータウンの中心となっており、商業施設が多く大型集合住宅も軒を連ねている。

稲毛海岸駅を発車すると右へカーブして南東を向く。右手に見える高層住宅群はパイロット・ハウスといい、建設省(現・国土交通省)などが主催して行われた将来住宅コンクールに出展されたものである。カーブを抜けたところが新港信号場となり、黒砂水路を渡ると上下本線が高架から地上に下り、右手に自動車学校や商業施設などが続く。ここは千葉貨物ターミナル駅の跡地である。新港信号場の下り待避線が高架構造となっているのは、この下り待避線は元々上り本線として使用されており、下り本線から千葉貨物ターミナル駅への入場分岐線の設置計画があったため、上り本線と入場分岐線の交点を立体交差としたものである。間もなく下り待避線が高架を降りて合流し、跨線橋を潜ると再び高架を上り中央区に入って千葉みなと駅に到着する。駅東側と南側は千葉市の行政の中心であり、千葉市役所のほか警察署や郵便局などの公共施設が多い。駅南西には千葉港があり工場や倉庫が立ち並ぶ地域となっているが、駅南側に千葉ポートパーク千葉ポートタワーなどがあり賑わっているほか、駅周辺の空地も開発が進められている。

千葉みなと駅を発車すると間もなく左手に千葉都市モノレール1号線が分かれ、右手に千葉港が見えると左へカーブして東を向く。間もなく右へカーブして南を向くと三度国道357号(東京湾岸道路)と並行し、都川を渡る。右手にJFEスチール東日本製鉄所を見ると左へカーブし南東を向いて国道357号(東京湾岸道路)を跨いで右手に分かれ、間もなく右へカーブし再び南を向き左手に外房線が合流して高架から地上に下り蘇我駅に到着。駅周辺は元々川崎製鉄(現・JFEスチール)の企業城下町であり現在もJFEスチール関連施設が多いが、近年は再開発も進められており、フクダ電子アリーナハーバーシティ蘇我などの大型商業施設の利用者で賑わっている。

線路名称上の京葉線は蘇我駅が終点となっているが、一部の列車は蘇我駅から内房線と外房線に直通し、内房線君津駅(一部の上り列車は上総湊駅発)、外房線上総一ノ宮駅(一部の列車は勝浦駅)、東金線成東駅まで乗り入れている。

[編集] 高谷支線(市川塩浜 - 西船橋)・二俣支線(西船橋 - 南船橋)

市川塩浜駅を発車するとしばらくの間本線上を走っていく。江戸川(放水路)と運河を渡ると本線から分かれ、左手に市川ジャンクションを見ながら高架を下っていく。真間川を渡ると左へカーブして一層上の本線から分かれ、高架を上りながら国道357号(東京湾岸道路)と東関東自動車道を跨ぐ。間もなく右手に二俣支線が見え、カーブを抜けて北を向くと一層上の二俣支線が高架を下って合流し、京葉道路と二俣川を相次いで跨いで船橋市に入ると西船橋駅に到着する。総武線各駅停車と東京地下鉄東西線、東葉高速鉄道東葉高速線が接続する千葉県内の主要駅の一つであり、駅周辺は大型集合住宅などが増えている。

[編集] 運行形態

[編集] 地域輸送

東京駅開業以前は緩行運転のみであったが、新木場駅までの暫定開業時に武蔵野線直通列車(6両→1991年12月より順次8両化・列車番号末尾はE、蘇我方面行はY)は葛西臨海公園駅を通過するダイヤが組まれた。

1990年3月10日の東京駅延伸開業と全線開通により、臨海副都心葛西臨海公園東京ディズニーリゾート幕張新都心など再開発地域・観光施設を沿線に抱えることから快速列車の本数が比較的多いダイヤを組み、平日は葛西臨海公園を通過、土曜・休日は八丁堀を通過、と停車駅をそれぞれ設定し、休日の快速は「マリンドリーム」、武蔵野線直通列車は「むさしのドリーム」という愛称で運行されていた。その後2002年12月1日のダイヤ改正で平日と土曜・休日の停車駅が統一されたことから愛称が廃止され、現在は京葉快速と武蔵野線直通の武蔵野快速となっている。

(参考)2002年12月1日ダイヤ改正前の停車駅
通勤快速
京葉快速
武蔵野快速
各駅停車
↑平日
土曜・休日↓
東京 八丁堀 越中島 潮見 新木場 葛西臨海公園 舞浜 新浦安 市川塩浜 二俣新町 南船橋 新習志野 海浜幕張 検見川浜 稲毛海岸 千葉みなと 蘇我
マリンドリーム
むさしのドリーム
各駅停車
  • ●:停車 ―:通過 ○:9:00頃-18:00頃は停車 =:経由しない

2002年12月1日に開業以来初となる白紙ダイヤ改正が行われ、日中の運転間隔均等化と朝ラッシュ時の快速列車と各駅停車の混雑の均等化のほか、快速列車の停車駅追加が行われ、JR東日本でもそれをPRしていたが、結果として次のようなダイヤの変更が行われた。

  1. 朝ラッシュ時の上り快速の通勤快速待避に伴うスピードダウン(約43分→48分 - 50分)
  2. 海浜幕張 - 蘇我間の日中における本数の減便(平日:毎時6本→4本、土曜・休日:毎時7本→4本)
  3. 土曜・休日日中の上り快速のスピードダウン(約40分→約48分)
    • これは、快速の本数が平日は30分間隔なのに対し、土曜・休日は平日の倍の15分間隔に増発されるのに伴い、一部の快速が途中駅で特急の待避を行うこととなったためと待避をしない列車も運転間隔の均等化を図るために時間調整などをしたためである。運転士によっては駅間で速度を落として時間を調整する場合もある。なお、2003年の改正で同時間帯の特急を待避しない快速において若干のスピードアップが図られた(48分→46分)。
  4. 日中の武蔵野線直通の海浜幕張発着の廃止
    • ただし、朝夕時間帯に海浜幕張発着の武蔵野線直通が増発されたため、総運転本数は変わっていない。

この改正では、海浜幕張以遠の各駅、特に稲毛海岸駅の利用客から「ダイヤ改悪」、停車駅よりも通過駅の方が少なくなった快速に対しては「停車駅が多すぎる」「(実質)区間快速化された」などといった批判の声が続出し、またJR側にも相当な苦情が寄せられたのか、改正直後には駅長からのダイヤ改正のコンセプトなどの釈明文が駅構内に貼り出された。ちなみに、この改正の1年前の2001年に海浜幕張駅の折り返し設備が沿線自治体の負担により完成したが、あくまでも負担の名目は「武蔵野線直通列車の設定のため」で、この設備が上記の本数減便のために活用された。

[編集] 京葉線内運用および内房線・外房線・東金線直通

京葉線内運用は東京新習志野・海浜幕張・蘇我発着で運行される。

蘇我から先、下り列車は平日の通勤快速と土曜・休日の快速が1本、快速が4本ずつ内房線外房線東金線に乗り入れる。上り列車は朝に快速が1本、平日の通勤快速と土曜・休日の快速が3本ずつ、夜には各駅停車が京葉線に直通する。

直通区間は内房線は君津駅まで、朝に通勤快速が1本上総湊駅から出発、外房線上総一ノ宮、勝浦駅、同線経由東金線成東駅までである。

外房線への通勤快速は東京駅 - 誉田駅間は同線方面の列車と東金線方面の列車を併結して同駅で切り離し、翌朝には同駅で両線の列車を併結して東京駅へ運転される。そのため、この列車に関連する運用のみ分割併合に対応した201系K1 - K4編成が充当される。

[編集] 通勤快速

平日の朝に上りが4本、平日夜間に下りが2本運行される。線内の途中停車駅は八丁堀・新木場と東京近郊の路線としては少ない。

全列車が内房線・外房線・東金線と直通運転を行う。

[編集] 京葉快速

平日日中は30分に1本、休日日中は15分に1本運行される。日中は上りは海浜幕張駅で同駅始発の各駅停車東京行に接続している。下りは平日の日中以外はほとんどの列車が新浦安駅で各駅停車に接続している。また、南船橋発着の武蔵野線直通と接続する。前述のダイヤ変更により、途中駅での特急列車の通過待ちまたは時間調整をする列車が多く、中には最速の各駅停車よりも所要時間が掛かる列車もある。

朝夕の一部列車が内房線・外房線・東金線と直通運転を行う。

[編集] 各駅停車

平日日中は1時間あたり4本運行され、うち蘇我行きが2本、海浜幕張行きが2本運行される。休日日中は海浜幕張行きが1時間あたり4本運行される。

平日の日中以外は新浦安駅で京葉快速の待ち合わせを行うことが多いほか、一部列車は海浜幕張駅、新習志野駅、葛西臨海公園駅で特急列車の通過待ちを行う。 夜間の一部の列車が内房線、外房線から直通するものある。

[編集] 武蔵野線直通

平日日中は1時間あたり5本、休日日中は1時間あたり6本運行される。日中は東京駅・南船橋駅まで乗り入れるが、朝夕の時間帯には海浜幕張駅まで乗り入れる。

また、後述する日中の東京発の武蔵野線直通は毎時2本と少ないが、武蔵野線直通の後の京葉線の列車は南船橋駅で同駅始発の武蔵野線に接続しており、次発の東京発の武蔵野線直通より早く西船橋方面に行くことが可能である。平日は直後の各駅停車海浜幕張行、一部快速蘇我行、土曜・休日は直後の快速蘇我行がそれに該当する。また、平日は市川塩浜駅、土曜・休日は新浦安駅の各分岐駅の直前には、車内でも南船橋駅での乗り換えを薦めるアナウンスをすることがある。

[編集] 武蔵野快速

東京駅発着で日中は1時間あたり2本運行される。休日は平日の停車駅に加え、葛西臨海公園駅に停車する。平日の朝夕は葛西臨海公園駅で各駅停車を追い抜くこともある。

大晦日終夜運転では東京発着の各駅停車が運行され、通常は停車しない越中島駅潮見駅に停車する。

平日の日中時間帯は、おおむね毎時1本が新浦安駅で特急列車の通過待ち合わせを行う。

[編集] 各駅停車

平日日中は南船橋発着が1時間あたり3本、休日日中は1時間あたり4本運行される。日中の南船橋止まりの列車は南船橋駅で蘇我方面、東京方面両方に接続している。

[編集] 優等列車

定期列車として、特急列車の「わかしお」(外房線方面)と「さざなみ」(内房線方面)が当路線経由で運行されている。これらの列車が京葉線を経由しているのは、特急「成田エクスプレス」の運行開始に伴って総武快速線において線路容量が不足したことが背景としてある。

なお、京葉線内途中駅は無停車であったが、2002年以降一部列車が幕張新都心の海浜幕張駅に停車するようになった。そして、2007年3月18日のダイヤ改正から東京発16時までの下りおよび同駅発11時以降の上り全特急列車が同駅に停車するようになった。これに伴い、同駅の東京方面ホームには自由席特急券自動券売機が設置されたほか、駅係員がホームに出て自由席特急券を販売したり、アナウンスで同駅から東京駅まで直行することをアピールするなど、特急の短距離利用促進宣伝を行っている。

[編集] 臨時列車

先述の通り、沿線に東京ディズニーリゾートなどの観光施設を抱えていることから、最寄り駅の舞浜駅などに停車する東京駅発着の臨時列車が土曜・休日やゴールデンウィーク夏休み冬休みを中心に設定されることがある。

常磐線日立駅方面からの「わくわく舞浜・東京号」や、東京 - 仙台間(武蔵野線・東北本線経由)で583系を使用した臨時夜行快速列車「ムーンライト仙台」「ムーンライト東京」が運転されている。

「わくわく舞浜・東京号」は以前は「ワンダーランド号」「イクスピアリ号」として運行されていた。

[編集] 貨物列車

2000年12月2日のダイヤ改正より西船橋駅 - 蘇我駅間で乗り入れを開始した。京葉臨海鉄道からの車扱貨物コンテナ列車が乗り入れる。これらの列車は蘇我駅で総武・新金線経由で武蔵野線などを走っていたが、京葉線経由にシフトした結果、以前のルートより最大8時間35分も短縮することができ、千葉方面から日本各地への貨物輸送の一層の効率化が図られた。電気機関車高崎機関区EH200形新鶴見機関区EF65形EF210形が入線する。

[編集] 使用車両

以下に示す車両はすべて電車である。通勤型車両は武蔵野線用を含め、千葉支社京葉車両センター(千ケヨ)、特急車両は同幕張車両センター(千マリ)所属である。

[編集] 特急

[編集] 快速・各駅停車

E331系を除き片側4ドアの車両であり、京葉線用車両は10両編成、武蔵野線からの乗り入れ車両は8両編成である。

京葉線用ステンレス車両はラインカラーである赤(、ワインレッド)の帯を巻いている。一方、鋼鉄製の201系2004年まで運用されていた103系の車体色は、京浜東北線と同様の青(、スカイブルー)である。これは、東京湾の海の色をイメージしたのと、同線に最初に投入された103系の半数以上が京浜東北線からの転入車であったため、また、101系を使用したワインレッドの試験塗装が思わしくなかったためである。

武蔵野線から乗り入れる車両はオレンジ色と茶色( )の帯を巻いている。かつて運用されていた鋼鉄製の103系はオレンジ一色であった。

  • E331系(14両編成)
    • 試験的に投入された連接車両で、1編成のみ存在する。14両編成で通常の列車の10両編成分と同じ長さである。
    • 2007年3月18日のダイヤ改正から土曜・休日のみの運用として営業運転を開始したが、後に部品の一部について改良が必要と判明し同年4月に営業運転から離脱した。改良後、何度かの試運転を経て2008年12月23日より改めて土休日ダイヤでの営業運転を開始した[6]
    • ドアの位置が既存車両と異なるため、本系列独自の乗車口マークが各ホームに設置されているほか、発車標や一部駅の時刻表では本系列運用時に「14両」が表記される。
  • 209系(10両編成)
    • 2008年10月より、京浜東北線根岸線2007年12月から2009年度にかけてE233系1000番台が導入されるのに伴い、運用から外れる同線用の209系の一部(500番台)を京葉線に転用させることとなり、ケヨ32編成(元ウラ83編成)およびケヨ33編成(元ウラ84編成)が同年12月1日より運転を開始[7]したのを皮切りに増備が進んでいる。その後、ケヨ34編成(元ウラ81編成)は2009(平成21)年1月17日(土)から、ケヨ31編成(元ウラ82編成)は2月2日(月)から、それぞれ営業運転を開始[8]している
  • 205系(10両編成 / 8両編成)
    • 当初より京葉線・武蔵野線用に製作された先頭車前面の形状が従来と違うスタイルの編成と、中央・総武緩行線山手線南武線埼京線からそれぞれ転属してきた車両が存在している。また8両編成は武蔵野線直通用である。なお、外房線・内房線直通列車は、原則として110km/h運転対応の当初からの在籍車である先頭車の前面が違う編成が使用される。また、量産先行車の4編成も山手線から当路線に転籍している。
  • 201系(10両固定編成 / 6両編成+4両編成=10両分割編成)
    • 中央・総武緩行線から転入して来た車両が在籍している。また、2007年にはこれに加えて中央線快速からも2本(元T32・T130編成)が京葉線用の改造を受け転入して来た。試作車の900番台もここで使用されていたが、こちらは山手線から転入して来た205系で置き換えられ2005年に廃車されている。
    • 車両分割のある外房線・東金線直通運用では分割併合に対応した「51 - 54」+「K1 - K4」編成が運用される(東京寄6両+蘇我寄4両編成)。
    • 10両固定編成は線内運用が基本だが、ダイヤが乱れた日などに205系10両編成に代わり外房線や内房線の直通列車としても使用される。
    • 一部の編成でデジタル無線取り付け工事を行っている。

[編集] 過去の車両

快速・各駅停車

  • 103系(10両編成 / 8両編成 / 6両編成 / 4両編成)
    • 開業当初、4両編成と6両編成を併結した編成が京浜東北線横浜線より青22号に揃えて津田沼電車区に転入、日中6両編成、朝夕ラッシュ時10両編成で運行された。1986年9月頃から1990年3月の東京開業まで日中が4両編成化され、その後、1993年12月より京葉線内限定運用の編成は終日10両編成化された。
    • また、同じく津田沼電車区→習志野電車区配置の中央・総武緩行線用103系にも京葉線対応工事が施工された編成が存在し、東京開業までの間京葉線で営業運転を行うこともあった。
    • 武蔵野線直通列車は当初6両編成であったが、1991年12月から1996年12月にかけて8両編成化された。
    • 8両編成の武蔵野線直通用に使用されていたE38編成が西日本旅客鉄道(JR西日本)に、E20 - 22・27編成のうちの各4両の計16両がインドネシアの鉄道会社(PT Kereta Api、KRLジャボタベックで使用)に売却されたほかは全廃された。
    • 10両編成の京葉線内限定運用のクハ103-713の車体は一部をカットして鉄道博物館で展示されている。
  • 快速「シャトルマイハマ
    • 165系改造車3両編成
      • 東京開業からしばらくの間、東京ディズニーランドへの連絡輸送を目的とする快速列車「シャトルマイハマ」として東京駅 - 西船橋駅間で運行していたこともある。また、休日などごくわずかに内房線外房線からも運行した。内装はディズニーをイメージしたものになっていた。1995年に上沼垂運転区(現・新潟車両センター)に転出し、「アルファ」と改称され主に新潟地区で運用されたが、2001年に廃車された。

[編集] 歴史

京葉線の計画以前に、京成電鉄が京葉線とほぼ同じルートで自社線のバイパス路線の建設を計画していた(京成の免許申請区間は東陽町 - オリエンタルランド - 船橋港 - 稲毛海岸 - 千葉港 - 千葉寺)。京成電鉄が浦安沖の砂州を埋め立てて開発をし、京成の社長が誘致した東京ディズニーランド(当時の仮称はオリエンタルランド)は、この新規路線の沿線開発の一環であった。

京成電鉄がその路線計画から手を引いた後、国鉄が貨物線として別途計画・建設した路線が京葉線であり、後に旅客線化された[9]

高架の設計・建築は貨物扱いを前提としたもので、川崎製鉄(現・JFEスチール)千葉製鉄所内への乗り入れ分岐部分(元:都川信号場)や千葉貨物ターミナル駅(2000年廃止)の東京方発着分岐部分、京葉電車区(現・京葉車両センター)脇の地平への分岐部分など、貨物列車用として用意された数多くの分岐の廃線部分および未完成部分が見受けられる。西船橋駅周辺のデルタ線もその名残りである。これらの構造を活用して、2000年12月2日からこれまで総武・新金常磐線経由で武蔵野線へ走っていた京葉臨海鉄道発着の貨物列車が蘇我駅 - 西船橋駅間を経由するルートに変更された。

なお、1975年の蘇我駅から千葉貨物ターミナル駅までの先行開業時には、蘇我駅から都川信号場までは川崎製鉄の専用線を通り、千葉貨物ターミナル駅に向かっていた。

また東京外環状線の計画段階では、新木場駅以西については国道357号線沿いに直進して東京臨海副都心を経由し、東京湾横断後品川埠頭直下で南進、東京貨物ターミナルに接続させる予定であった。計画変更時に新木場駅 - 東京貨物ターミナル間の軌道はほぼ完成していたため、既設設備を利用して東京臨海高速鉄道りんかい線が開業している。品川埠頭のトンネル内分岐点から南の区間は、当初接続予定であった東京貨物ターミナルの隣にある同社の八潮車両基地への回送線として使用されている。

[編集] 年表

  • 1975年昭和50年)5月10日 蘇我駅 - 千葉貨物ターミナル駅間が貨物線として開業。このうち蘇我駅 - 都川信号場間は川崎製鉄(現在のJFEスチール専用線を借用。千葉貨物ターミナル駅開業。
  • 1986年(昭和61年)1月21日 蘇我駅 - 都川信号場間の現行線供用開始。都川信号場廃止。川崎製鉄専用線の借用運転解消。
  • 1986年(昭和61年)3月3日 第1期線・西船橋駅 - 千葉貨物ターミナル駅間が旅客線として開業。起点を西船橋駅に変更。西船橋駅 - 千葉港駅間で旅客営業を開始。南船橋駅、新習志野駅、海浜幕張駅、検見川浜駅、稲毛海岸駅、千葉港駅(現在の千葉みなと駅)開業。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道が承継。日本貨物鉄道が千葉貨物ターミナル駅 - 蘇我駅間の第二種鉄道事業者となる。
  • 1988年(昭和63年)12月1日 第2期・新木場駅 - 南船橋駅間、市川塩浜駅 - 西船橋駅間が開業し、JRで初めてATS-P型の本格運用を開始。千葉港駅 - 蘇我駅間の旅客営業を開始。武蔵野線からの乗り入れ開始。新木場駅、葛西臨海公園駅、舞浜駅、新浦安駅、市川塩浜駅、二俣新町駅開業。
  • 1990年平成2年)3月10日 第3期・東京駅 - 新木場駅間が開業し全通。八丁堀駅、越中島駅、潮見駅開業。工事時には「京葉都心線」とも称された。
  • 1992年(平成4年)3月14日 千葉港駅を千葉みなと駅に改称。なお、旧駅名も読みは同じ「ちばみなとえき」であった。近くに同じ字の"ちばこう"があり混同を避けるためである。
  • 2000年(平成12年)4月1日 千葉貨物ターミナル駅廃止。
  • 2000年(平成12年) 12月2日 日本貨物鉄道が西船橋駅 - 蘇我駅間の第二種鉄道事業者となる。同時に貨物列車乗り入れ開始。旅客列車の武蔵野線の海浜幕張駅までの直通運転開始。新港信号場開設。
  • 2002年(平成14年)12月1日 開業以来初の白紙ダイヤ改正。土曜・休日に運行される快速の愛称「マリンドリーム」「むさしのドリーム」を廃止。南船橋駅と千葉みなと駅に京葉快速が終日停車。
  • 2004年(平成16年)10月16日 ダイヤ改正。通勤快速が新木場駅停車。
  • 2007年(平成19年)3月18日 ダイヤ改正。一部の特急列車を除き特急列車が海浜幕張駅に停車。E331系の営業運転開始。

[編集] りんかい線との関係

前述したように、京葉線と東京臨海高速鉄道りんかい線は元々東京外環状線建設計画の中で同時に計画された路線のため、新木場駅の蘇我寄りで線路がつながっている。また、八潮車両基地東京貨物ターミナル駅も容易に接続できる構造で、貨物列車も走行可能な設計になっている。そのため当初の計画通りに東京貨物ターミナルでりんかい線が接続された場合には「京葉線 - りんかい線 - 東京貨物ターミナル - 東海道貨物線」といった貨物列車や東海道貨物線を経由して横浜駅方面への東海道本線への直通旅客列車の運行が可能となる。現状でも「(内房線・外房線・武蔵野線) - 京葉線 - 新木場駅 - りんかい線 - 大崎駅 - 山手貨物線埼京線川越線」、さらに新宿駅から中央本線、東北貨物線(湘南新宿ライン池袋駅 - 大宮駅間)の使用で、高崎線宇都宮線との直通列車の運行が物理的には可能となっている[10]

なお、乗客が特定の団体客に限られ、普通乗車券や乗車カードの運賃処理の問題がない団体列車などでは、りんかい線を介した直通列車が運転されることがある。

りんかい線を介してJR線を乗り継ぐ場合、通過連絡による前後のJR線距離を通算した連絡乗車券が発売されていないため、現状の普通乗車券やSuicaなどの乗車カードでは接続駅となる大崎・大井町・新木場で別に運賃が加算され、距離の割りに割高になる。そのためか、「ホリデー・パス」などの東京周辺のJR線を自由に乗り降り可能な周遊きっぷ特別企画乗車券では、りんかい線やJR東日本が傘下に入れた東京モノレールも対象に加えるようになったものが多い。

[編集] イメージキャラクター

東京延伸開業時に高橋留美子デザインによる「マリン」というイメージキャラクターが登場した。オレンジカード、駅に飾るタペストリー205系前面に装着する全線開通と「マリンです。どうぞよろしく」の2種類のヘッドマークなどが制作された。現在は運転席背面にある遮光幕使用に関するステッカーにのみに残っている。

[編集] 駅一覧

  • 特急列車の停車駅についてはわかしお (列車)さざなみ (列車)を参照。
  • 接続路線のうち、東日本旅客鉄道の路線名は、旅客列車の運転系統上の名称。
  • 武蔵野快速は武蔵野線内では各駅停車となる。
凡例
特定都区市内[区]:東京都区内、[山]東京山手線内
停車駅 … ●:全列車停車、○:土休日と大晦日 - 元旦の終夜運転時のみ停車、|:通過、∥:他線路経由(注:大晦日 - 元旦の終夜運転時のみ停車)
接続路線 … ※:連絡運輸なし
駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 各駅停車 各駅停車 武蔵野快速 京葉快速 通勤快速 接続路線・備考 所在地
[区][山] 東京駅 - 0.0 武蔵野線直通 東日本旅客鉄道東北新幹線山形新幹線秋田新幹線上越新幹線北陸新幹線長野新幹線)・中央線山手線京浜東北線東海道線総武線(快速)横須賀線
東海旅客鉄道東海道新幹線
東京地下鉄丸ノ内線丸ノ内線 (M-17)、東西線東西線大手町駅:T-09)、千代田線千代田線二重橋前駅:C-10)、有楽町線有楽町線有楽町駅:Y-18)
東京都 千代田区
[区] 八丁堀駅 1.2 1.2 東京地下鉄:日比谷線日比谷線 (H-11) 中央区
[区] 越中島駅 1.6 2.8   江東区
[区] 潮見駅 2.6 5.4  
[区] 新木場駅 2.0 7.4 東京臨海高速鉄道りんかい線
東京地下鉄:有楽町線有楽町線 (Y-24)
[区] 葛西臨海公園駅 3.2 10.6   江戸川区
舞浜駅 2.1 12.7 舞浜リゾートラインディズニーリゾートラインリゾートゲートウェイ・ステーション駅 千葉県 浦安市
新浦安駅 3.4 16.1  
市川塩浜駅 2.1 18.2   市川市
西船橋駅 5.9 24.1 東日本旅客鉄道:武蔵野線(直通運転)総武線(各駅停車)
東京地下鉄:東西線東西線 (T-23)
東葉高速鉄道東葉高速線
京成電鉄本線京成西船駅)※
船橋市
二俣新町駅 4.4 22.6 武蔵野線直通 駅間営業キロは市川塩浜駅とのもの 市川市
南船橋駅 3.4 26.0 西船橋駅 - 南船橋駅間の営業キロは5.4km 船橋市
新習志野駅 2.3 28.3   習志野市
海浜幕張駅 3.4 31.7   千葉市
美浜区
検見川浜駅 2.0 33.7    
稲毛海岸駅 1.6 35.3    
新港信号場 - -    
千葉みなと駅 3.7 39.0   千葉都市モノレール1号線 千葉市
中央区
蘇我駅 4.0 43.0   東日本旅客鉄道:内房線(下記参照)・外房線(下記参照)
京葉臨海鉄道臨海本線(貨物線)
直通運転 朝夕時間帯のみ各駅停車・京葉快速の一部と通勤快速が以下の路線へ直通運転
○内房線…君津駅(上りは一部上総湊駅発)まで
○外房線…上総一ノ宮駅(一部勝浦駅)・東金線成東駅まで

[編集] 廃駅

[編集] 各駅について

開通当時はみどりの窓口を省略した駅が多かった。東京開通時点では越中島・潮見・葛西臨海公園・市川塩浜 - 新習志野・千葉みなとが該当した。そのためこれらの駅では100km超の乗車券が発売できず、「1,750円以上のきっぷは1,590円のきっぷをお求めになり着駅または車内で精算してください」と掲示されていた。

東京駅・八丁堀駅・越中島駅の地下区間3駅と蘇我駅を除き、首都圏の多くの線区で導入されていたような発車メロディは長い間導入されず、電子ベルを使用している駅が多く存在していた。しかし、2004年6月14日に舞浜駅にディズニーのメロディが、2005年3月26日には海浜幕張駅に千葉ロッテマリーンズ応援歌のメロディなどご当地ソングが導入され、2006年8月25日には利用者の増加から、新浦安駅テイチク製の発車メロディが導入された。その後、老朽化した放送機器の更新を兼ねて2007年3月10日(千葉みなと駅)から同年3月25日(潮見駅)にかけて、ほかの電子ベル使用駅についても発車メロディが導入され、すべての駅で発車メロディが導入されている。

[編集] 新駅設置計画

2008年現在、新習志野駅 - 海浜幕張駅間(コストコ幕張店付近)と千葉みなと駅 - 蘇我駅間(寒川新駅(仮称)。フェスティバルウォーク蘇我付近)に新駅を設置する構想が存在する[11]。特に、後者については、新駅予定地に「花の駅そが」が作られている。

[編集] 脚注

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  1. ^ 快適性・安心性評価指標の内容と概略
  2. ^ 『鉄道ピクトリアル』1975年8月号、1976年10月号、1977年9月号 電気車研究会
  3. ^ 『鉄道ジャーナル』1988年3月号
  4. ^ 京葉線東京駅の建設の経緯については、「新幹線用として完成していたホームを流用した」とする文献(『新幹線発達史』イカロス出版、『新線鉄道計画徹底ガイド 新幹線編』川島令三著 山海堂)がある一方で、「新幹線の規格で設計された」とする文献(『新幹線がわかる事典』原口隆行著 日本実業出版社、『<図解>新説 全国未完成鉄道路線――謎の施設から読み解く鉄道計画の真実』川島令三著)が存在する。
  5. ^ 東京テレポート - 新木場間暫定開業時は、車両の保守を京葉電車区で行うための回送ルートとして活用されていた。
  6. ^ JR東日本千葉支社・E331系の運転再開について
  7. ^209系500番台、京葉線で営業運転を開始」『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2008年12月3日
  8. ^500番台の動き」『鉄道ファン』railf.jp 209系情報局 500番台の動き
  9. ^ ただし、京葉貨物線の旅客線化が決定する以前にも京葉貨物線沿線にある海浜ニュータウン検見川浜駅稲毛海岸駅付近)周辺から東京都心方面へ通勤・通学する住民のために京葉貨物線を利用して、営団地下鉄(当時)有楽町線へ直通運転させる計画が存在した。
  10. ^ 平成12年運輸政策審議会答申第18号(pdf) の答申路線<22><23><27>。
  11. ^ 「蘇我特定地区」整備計画のあらまし - 千葉市都市局

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ