東京地下鉄

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東京地下鉄株式会社
Tokyo Metro Co., Ltd.
Tokyo Metro logo (full).svg
Tokyo Metro Office Building.jpg
本社
種類 株式会社
市場情報 未上場
略称 東京メトロ
本社所在地 日本の旗 日本
110-8614
東京都台東区東上野三丁目19番6号
設立 2004年平成16年)4月1日
業種 陸運業
事業内容 旅客鉄道事業 他
代表者 代表取締役社長 奥義光
代表取締役副社長 安富正文
代表取締役副社長 村山寛司
資本金 581億円
発行済株式総数 5億8,100万株
売上高 連結:3,668億3,800万円
単独:3,320億800万円
(2012年3月期)
営業利益 連結:750億1,400万円
単独:706億4,500万円
(2012年3月期)
純利益 連結:313億6,600万円
単独:299億100万円
(2012年3月期)
純資産 連結:3,858億200万円
単独:3,752億9,500万円
(2012年3月31日現在)
総資産 連結:1兆2,698億6,300万円
単独:1兆2,635億8,900万円
(2012年3月31日現在)
従業員数 連結:10,025名 単独:8,482名
(2011年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 財務大臣 53.42%
東京都 46.58%
外部リンク www.tokyometro.jp
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東京地下鉄株式会社(とうきょうちかてつ、英称 : Tokyo Metro Co., Ltd.)は、東京都特別区(東京23区)およびその付近[1]地下鉄を経営する鉄道事業者である。愛称は東京メトロ東京の地下鉄路線のうち、銀座線などの9路線を運営している。

概要[編集]

1941年に設立された特殊法人営団)である帝都高速度交通営団(交通営団)を国の行政改革の一環として民営化するにあたり、同営団の事業を承継する法人として、2004年平成16年)4月1日東京地下鉄株式会社法に基づいて設立された特殊会社である。9路線11系統・195.1km(営業キロ)の地下鉄路線を運営するほか、関連事業を営む。

設立の経緯もあり、設立時に発行された株式は営団時代の出資者がそのまま引き継いでおり、現在の株主は旧国鉄の出資金を承継した日本国政府(名義上は財務大臣)と、東京都となっている。2009年(平成21年)度までに株式上場することを目標としていた[2]が、2009年に2010年(平成22年)度以降へ延期されており[3]、現在は公式サイト上で「できる限り早期の株式上場を目指します」と上場目標時期を明言していない状態となっている[4]。このように完全に公的資本会社であるが、民営化前の営団時代から日本民営鉄道協会に加盟しており、民営化後は16社目の大手私鉄とみなされている。

愛称とシンボルマーク[編集]

正式名称の「東京地下鉄」および愛称の「東京メトロ」はいずれも営団末期に社内(団内)で募集したものの中から採用された[5]。「メトロ」という言葉は(イギリスやアメリカを除く[6])世界各地で「地下鉄」の意味として用いられているが、これは1863年にロンドンで世界初の地下鉄を開業させたメトロポリタン鉄道に由来する[7]

東京地下鉄では、前身の営団時代から地下鉄路線網を「メトロネットワーク」と呼び路線図に記載していたほか、プリペイドカードメトロカードや駅売店の「Metro's」(メトロス)、オリジナルキャラクターでアリの「メトロン」、ドメイン名「www.tokyometro.jp」(旧営団時代は「www.tokyometro.go.jp」)など、「メトロ」という語を多用している。また、パスネット対応カードを「SFメトロカード」という名称で発行していた。

シンボルマークは、営団時代の「S」(地下鉄の「SUBWAY」のほかにSAFETY(安全)、SECURITY(保安)、SPEEDY(速さ)、SERVICE(サービス)の「S」の意味を含む)を図案化したものから、メトロ (METRO) の「M」を図案化した「ハートM」を採用している。これは、アテネオリンピックのシンボルマーク開発も手掛けた英国のデザイン会社ウルフオリンズ英語版社に依頼したものである。

コーポレートカラーは、シンボルマークの背景色でもある「ブライトブルー」。「東京メトロ」の背景色は「ダークブルー」とし、ブライトブルーを常にメインとしながらも両色を並べて表示する。シンボルマークと愛称を知ってもらうために、基本的に2つのボックスと2つの色を常に並べて表示し、これをコミュニケーションマークと制定した。

理念・キャッチコピー[編集]

東京メトログループ理念は「東京を走らせる力」2013年(平成25年)4月からのキャッチコピー「Color your days.」である。

2013年(平成25年)4月から7代目のイメージキャラクターとして女優堀北真希を起用している(歴代のキャッチコピーとイメージキャラクターは「キャッチコピーおよびイメージキャラクター」を参照)。

路線[編集]

東京地下鉄の路線図
記号 路線番号 路線名 区間 キロ程 色名
  G 3号線 銀座線 浅草駅(G-19) - 渋谷駅(G-01) 14.3 km オレンジ
  M 4号線 丸ノ内線 本線:池袋駅(M-25) - 中野坂上駅(M-06) - 荻窪駅(M-01) 24.2 km レッド
m 分岐線:中野坂上駅(M-06) - 方南町駅(m-03) 3.2 km
  H 2号線 日比谷線 北千住駅(H-21) - 中目黒駅(H-01) 20.3 km シルバー
  T 5号線 東西線 中野駅(T-01) - 西船橋駅(T-23) 30.8 km スカイ
  C 9号線 千代田線 本線:綾瀬駅(C-19) - 代々木上原駅(C-01) 21.9 km グリーン
支線:綾瀬駅(C-19) - 北綾瀬駅(C-20) 2.1 km
  Y 8号線 有楽町線 和光市駅(Y-01) - 小竹向原駅(Y-06) - 新木場駅(Y-24) 28.3 km ゴールド
  Z 11号線 半蔵門線 渋谷駅(Z-01) - 押上駅(Z-14) 16.8 km パープル
  N 7号線 南北線 目黒駅(N-01) - 白金高輪駅(N-03) - 赤羽岩淵駅(N-19) 21.3 km エメラルド
  F 13号線 副都心線 和光市駅(F-01) - 小竹向原駅(F-06) - 渋谷駅(F-16) 11.9 km ブラウン
  • 有楽町線のうち和光市 - 小竹向原間は、東京圏鉄道網整備計画などでは13号線(副都心線)の一部となっており、東京地下鉄によると副都心線の起点駅は和光市となっている。そのため、和光市 - 小竹向原間は有楽町線と副都心線の共有区間となっている。なお、副都心線開業前は、先行開業していた小竹向原 - 新線池袋(現・池袋)間を有楽町線新線として営業していた。
  • 副都心線の営業キロは小竹向原 - 渋谷間のもので、有楽町線との共用区間は含まない。
  • 路線番号に欠番(1・6・10・12号線)があるのは、都営地下鉄と共通の連番にしているためである。

銀座線と丸ノ内線は標準軌(軌間1,435mm)・第三軌条方式直流600V)、それ以外の路線は他社線との相互乗り入れを行う必要性などから狭軌(軌間1,067mm)・架空電車線方式(直流1,500V)による電気鉄道となっている。また、車両の大きさも銀座線が小型車(16m級)、丸ノ内線と日比谷線が中型車(18m級)、その他の線区が大型車(20m級)と、建設時期や他社乗り入れ車両の関係から線区ごとに異なっている。

なお、東京地下鉄では起点から終点に向かう下り線を「A線」、終点から起点に向かう上り線を「B線」と呼んでいる。駅ではホームの番号が若い方をA線としている(綾瀬・中野坂上および半蔵門線各駅をのぞく自社管理駅に限る)。また、列車番号では上下で奇数偶数の区別をしていないため、直通のない銀座・丸ノ内線をのぞいて「A○○△△S」「B○○△△K」(○○はその列車の始発「時」、△△は運用番号、末尾のアルファベットは車両の所属元の符号)のように頭にA・Bが付く。

ちなみに、2004年の発足時に導入された駅番号(駅ナンバリング)は、基本的に西・南から東・北方面に向かって振られており、路線によっては起点ではなく終点側の駅が「01」である場合もある点に注意が必要である。上表では左側の駅が起点である。なお、各線の記事の駅一覧では駅番号順で記載している。

今後の新線開業については、当初の営団の目標である「地下鉄網の整備」に目途が立ち、民営化を目指すために東京地下鉄が設立されたという経緯を勘案し、副都心線以降は行わない方針である。ただし、今後新線建設に対する協力を求められる場合には、東京地下鉄の都市鉄道ネットワークの一部を構成する事業者としての立場から、「当社の経営に悪影響を及ぼさない範囲内において行う」という方針であるともいう。

1982年1月に免許申請を行った8号線(豊洲 - 亀有間14.7 km)については、半蔵門線(水天宮前 - 押上間)の開業や輸送需要予測の減少等、免許申請時とは事業環境が異なってきたことから、東京地下鉄としては、整備主体となることはきわめて困難と表明している。

直通運転区間[編集]

東京地下鉄では、銀座線・丸ノ内線をのぞく7路線で他社線との相互直通運転を行っている。ここではその概要のみ示す。詳細は各路線の記事を参照のこと。

東京地下鉄の所有車両は、東武鉄道(日比谷線・有楽町線・半蔵門線・副都心線)、東京急行電鉄(半蔵門線・南北線・副都心線)、横浜高速鉄道(副都心線)、東日本旅客鉄道(JR東日本)(東西線・千代田線)、小田急電鉄(千代田線)、西武鉄道(有楽町線・副都心線)、東葉高速鉄道(東西線)、埼玉高速鉄道(南北線)と相互乗り入れを行っており、埼玉県千葉県神奈川県茨城県までの広範囲で運転されている。ただし、茨城県内の乗り入れ駅は取手駅のみであり、乗り入れ時間帯も通勤時間帯に限定される。

()内の駅名は通常のダイヤにおける最長直通運転区間臨時列車、有料特急列車をのぞく)で、一部時間帯のみしか直通運転を行わない区間もある。[ ]内の英字は当該社所属車両に割り当てられる運用番号の末尾の記号(列車記号)で、この英字によって所属を区別する。なお、東京地下鉄の所有車両の識別符号はメトロを示す「M」ではなく、営団時代から引き続き「S」が使われている。おおむね各鉄道会社の所属車両の表示は東武と東葉高速が「T」[8]、東急・横浜高速・JR東日本は「K」、小田急は「E」、西武と埼玉高速は「M」である。

歴史[編集]

東京の地下鉄、すなわち東京地下鉄都営地下鉄の路線網の変遷。ただし、JR・私鉄など他の鉄道は2008年時点のもので固定。

東京の地下鉄の歴史は、1927年昭和2年)東京地下鉄道株式会社が、早川徳次により浅草駅 - 上野駅間(現在の銀座線の一部)を開業したことによって始まった。その後、新橋駅までの延伸と1938年(昭和13年)に部分開業した東京高速鉄道の新橋駅-渋谷駅間との1939年(昭和14年)の相互直通運転開始を経て、戦時下の政府による交通事業の統制(陸上交通事業調整法)によって東京市内の乗合バス軌道東京市へ、地下鉄両社は1941年(昭和16年)9月1日に新たに設立された帝都高速度交通営団に引き継がれた。

営団とは戦争(日中戦争)遂行のための統制管理目的の組織である。帝都高速度交通営団は住宅営団食糧営団などとともにその営団の一つであり、その運営は帝都高速度交通営団法に規定されている。終戦後、GHQの指令によって、他のほとんどの営団は解体されたが、帝都高速度交通営団はその運営が戦争目的ではないと認められ存続された。このため、新線建設の資金調達に関しては財政投融資が活用され、公団に近い形で運営が行われてきた。また公共企業体ながら日本民営鉄道協会(民鉄協)に加盟した。

戦後は、日本国有鉄道国鉄分割民営化以降は日本政府)と東京都が出資する特殊法人という位置付けにあったが、1986年(昭和61年)6月10日臨時行政改革推進審議会の答申で、営団地下鉄民営化の基本方針が打ち出された。その後も1995年(平成7年)2月24日と2001年(平成13年)12月19日閣議決定を経て、2002年(平成14年)12月18日東京地下鉄株式会社法が公布され、2004年(平成16年)4月1日に東京地下鉄株式会社となった。株式会社化後も、引き続き出資比率は政府53.4%と東京都46.6%となっており、2008年(平成20年)6月14日の副都心線開業後に株式を上場して、完全民営化を目指すとしている。

1995年(平成7年)3月20日オウム真理教による無差別テロ事件である地下鉄サリン事件が発生した。当日は営団地下鉄全線で一時運休、中でもサリンを散布された日比谷線は終日運休した。霞ケ関駅などの事件現場となった駅は、3-6日間営業を中止した。

東京地下鉄発足後は、表参道駅を皮切りに商業施設「エチカ」を展開するなど新しい動きが見られるほか、主要駅に「サービスマネージャー」を配し、様々な質問に対応している。

車内の自動放送も変更され、新たに英語による案内放送が開始された(詳細は案内放送の節を参照)。さらに、新しい案内サインシステムの導入を進めている(詳細は「サインシステム」の節を参照)。

また、フリーペーパーにも力を入れており、外部の編集・発行分を含めて自社系列の定期刊行フリーペーパーを7誌発行して各駅の専用ラックにて配布しているほか(筆頭は広報紙「メトロニュース」。民営化に伴うリニューアルで「TOKYO METRO NEWS」。「メトロ―」当時は現業部門の裏話なども掲載していた)、2006年秋からは、専用ラックをリニューアルさせると同時に、他社にも門戸を開放して、全部で6社18紙誌の配布を行っている。

そして、発足当時よりテレビのミニ番組東京日和』を日本テレビで放送するなど、沿線以外からも旅客誘致に努めている。

年表[編集]

前史[編集]

  • 1927年昭和2年) 銀座線(12月30日)開業。当時は東京地下鉄道
  • 1938年(昭和13年) 東京高速鉄道開業。
  • 1939年(昭和14年) 銀座線全面完成、東京地下鉄道と東京高速鉄道が直通運転を開始。
  • 1941年(昭和16年) 帝都高速度交通営団発足。
  • 1951年(昭和26年) 丸ノ内線着工、この年から新路線の建設が始まる。
  • 1954年(昭和29年) 丸ノ内線が戦後最初の路線として開業(1月20日)。
  • 1961年(昭和36年) 日比谷線(3月28日)・荻窪線(11月1日)開業。
  • 1962年(昭和37年) 荻窪線が全面完成し、現在の丸ノ内線が全面完成、わずか8年弱で完成した。日比谷線、東武伊勢崎線と相互直通運転開始。
  • 1964年(昭和39年) 日比谷線、わずか3年弱で全面完成、東急東横線と相互直通運転開始。東西線開業(12月23日)。
  • 1966年(昭和41年) 東西線、国鉄中央線と相互直通運転開始、都内のベッドタウンへ乗り入れ。
  • 1969年(昭和44年) 東西線全面完成、営団地下鉄として初めて千葉県へ路線を延ばす。国鉄総武線と相互直通運転開始。千代田線開業(12月20日)。営団で5番目の路線開業となった。
  • 1971年(昭和46年) 千代田線、国鉄常磐線と相互直通運転開始、千葉県へ乗り入れると共に6000系電車運転開始。
  • 1972年(昭和47年) 荻窪線の名称を廃止し、丸ノ内線に統一。
  • 1974年(昭和49年) マナーポスター開始。第1号は森昌子原ひさ子を起用した「少年老イ易ク楽成リ難シ」(9月)。有楽町線開業(10月30日)。
  • 1978年(昭和53年) 千代田線全面完成。小田急小田原線と相互直通運転開始。半蔵門線開業(8月1日)。当時は路線距離が短いため営団は車両を所有せず、東急の車両で新玉川線・田園都市線から直通運転。営団が建設し1977年4月7日に東急新玉川線の駅として開業していた半蔵門線渋谷駅の管理を乗り入れ先の東急から移管。
  • 1981年(昭和56年) 半蔵門線、8000系電車運転開始。
  • 1982年(昭和57年) 千代田線、国鉄常磐線の乗り入れ区間を延長、茨城県取手駅まで乗り入れる。
  • 1983年(昭和58年) 有楽町線、西武有楽町線への直通運転開始。
  • 1984年(昭和59年) 銀座線、01系電車運転開始。
  • 1987年(昭和62年) 国鉄分割民営化により東西線と千代田線の直通先は東日本旅客鉄道になる。有楽町線、営団地下鉄として初めて埼玉県へ路線を延伸、東武東上線との相互直通運転開始。東西線、8000系電車運転開始。
  • 1988年(昭和63年) 有楽町線全面完成。日比谷線、03系電車、丸ノ内線、02系電車、東西線、05系電車運転開始。メトロカードを発売。
  • 1991年平成3年) 南北線開業(11月29日)、平成初の地下鉄路線として開業、9000系電車運転開始。NSメトロカードを発売。
  • 1993年(平成5年) 千代田線、06系電車、有楽町線、07系電車運転開始。銀座線、2000形電車を全廃。
  • 1994年(平成6年) 有楽町線新線開業、平成に入り2番目の路線開業となる。日比谷線、3000系電車を全廃。
  • 1995年(平成7年) 地下鉄サリン事件。全路線が午前中の運転を休止。駅係員2名が殉職。また、丸ノ内・日比谷・千代田の各線は1週間近く運転を休止。
  • 1996年(平成8年) 東西線、東葉高速線と相互直通運転開始。丸ノ内線、500形電車を全廃、営団全車両で冷房化達成。SFメトロカードを発売。
  • 1998年(平成10年) 有楽町線、西武池袋線との相互直通運転開始。
  • 2000年(平成12年) 東西線、新05系電車運転開始。南北線全面完成、東急目黒線と相互直通運転開始。パスネットを導入。
  • 2001年(平成13年) 南北線、埼玉高速鉄道線と相互直通運転開始。
  • 2002年(平成14年) 千代田線、小田急多摩線と相互直通運転開始。
  • 2003年(平成15年) 半蔵門線が全面完成、東武伊勢崎線・日光線と相互直通運転開始、営団最後の車両系列となった08系電車運転開始。

東京地下鉄発足後[編集]

車両[編集]

以下の車両は、東京地下鉄発足後に運用された、または今後導入される予定のものである。営団地下鉄時代に運用を終了した過去の車両については「帝都高速度交通営団」の項を参照。

  • 銀座線
    • 01系
    • 1000系(2012年春に1編成を導入し、2013年春より量産を開始[9]
  • 丸ノ内線
  • 日比谷線
  • 東西線
    • 5000系(東西線用。2007年に運行終了)
    • 05系
    • 07系(新造配置は全車有楽町線であったが、転属により全車が東西線で使用されている)
    • 15000系
  • 千代田線
  • 有楽町線・副都心線
    • 7000系
    • 07系(有楽町線・有楽町線新線のみ。現在は全車が東西線に転属)
    • 10000系
  • 半蔵門線
  • 南北線

運賃[編集]

大人普通旅客運賃(小児半額・端数は1円単位で切り捨て)。2014年4月1日改定。

  • 下表はICカード利用時の運賃である。切符の運賃は10円単位で、端数は切り上げる(小児半額・端数は10円単位で切り上げ)。
キロ程 運賃(円)
初乗り6km 165
7 - 11 km 195
12 - 19 km 237
20 - 27 km 278
28 - 40 km 308
  • 都営地下鉄との乗り継ぎには割引がある。東京地下鉄全駅と都営地下鉄全駅が対象で、最も安い経路の運賃から70円値引き。パスネット・PASMO・Suica使用時も対象となる。
  • 千代田線綾瀬 - 北千住間(2.6km)の相互発着は133円(切符は140円)の特定運賃。また、前後のJR常磐線と跨って利用する場合は、同区間をJR線(2.5km)として取り扱う。この区間はJR常磐線と運賃計算上の二重戸籍区間となっており、東京地下鉄で唯一JRの乗車券が使用できる。また、この区間ではPASMOのサービス開始前、ICカード全国相互利用サービス開始前から、SuicaおよびSuicaと相互利用可能なIC乗車券も使用できた。
  • 南北線目黒駅 - 白金高輪駅間のみの乗車の場合は、線路・ホームを都営三田線と共有しているため、都営地下鉄の乗車券でも乗車することができる。同区間のみの利用の場合は東京地下鉄の運賃を適用、白金高輪以遠に跨る場合は、全区間を引き続き利用する方(あるいは乗ってきた方)の運賃として適用する。
  • 近距離では他社に比べてやや割高感があるが、中・遠距離は割安である。
    • 例1:中野から西船橋まで308円(切符は310円)。同区間をJR東日本で利用すると550円であり、両駅の周辺駅への利用や通過連絡運輸を適用した場合でも地下鉄線経由の方が安くなるケースが多い。
    • 例2:和光市から西船橋まで308円(切符は310円。有楽町線と東西線を利用、飯田橋乗り換え)。他のルートでは、
      A 東武東上線、JR武蔵野線利用(朝霞台・北朝霞乗り換え)では943円(切符は950円)。
      B 東武東上線、JR山手線、総武線利用(池袋、秋葉原乗り換え)では711円(切符は720円)。
      であり、所要時間の差もA、Bともに東京地下鉄のみのルートと比較して、数分から10分ほどしかない。

一日乗車券・回数券について[編集]

有効期間内の1日に限り、東京地下鉄線全線が乗り降り自由な「東京地下鉄一日乗車券」(大人710円、小人360円)がある。当日券と前売券の2種類があり、当日券は自動券売機定期券売り場で、前売券は発売日から6か月間以内の1日のみ有効で定期券売り場のみで販売されている。なお、自動券売機で販売する一日乗車券(発売当日限り有効)はパスネット・PASMO・Suicaでも購入可能で、他社が管理する駅(中野・西船橋・日比谷線北千住・中目黒・代々木上原・半蔵門線/副都心線渋谷・和光市・目黒)も含めた東京地下鉄線全駅で購入できる。

このほか、都営地下鉄と組み合わせた「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」や、23区内の都営交通(都営地下鉄・都営バス多摩地域を含む)・都電荒川線・「日暮里・舎人ライナー」)やJR線と組み合わせた「東京フリーきっぷ」、各私鉄などと組み合わせた一日乗車券も販売されている。また、東京への訪問者や学生の修学旅行のために、1日間または2日間有効のオープンチケットも販売されている。なお、オープンチケットは、関東1都6県および山梨県をのぞく全国の旅行代理店で東京方面向けの旅行商品(JR乗車券等を含む)とセット販売となる。

営団地下鉄から民営化されて以降、「○○東京メトロパス」として自社の一日乗車券と私鉄など各交通機関と組み合わせた多数の企画乗車券が発売されている。

また、民営化以後、映画美術館などのイベントなどの図柄を印刷した一日乗車券が枚数限定で発行されている(2006年春のドラえもん、同年夏のディズニー、同年冬のさようなら東西線5000系、2012年5月の東京スカイツリーグランドオープンなど)。SFメトロカードの記念図柄カードは2007年2月をもって新規発売を終了した。2007年秋の「第24回全国都市緑化ふなばしフェア おとぎの国の花フェスタinふなばし」に併せて東葉高速鉄道とのセット一日乗車券を発売するほか、ぐるっとパスとのセット一日乗車券も同時期から発売された。さらに50を超える都内のスポットに一日乗車券を提示するだけで割引などを受けられるサービスを行っている。ただし、「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」「東京フリーきっぷ」「京急羽田・ちか鉄共通パス」ではこのサービスを行っていない。

回数券は「同一運賃帯に有効」という方式(券面には運賃のみが記載されており、入場時に入場駅名が印字される。乗り越しの場合は差額のみ精算する)を採用しており、普通回数券(11枚綴り)、時差回数券(12枚綴り/平日10時-16時の入場か精算および土曜・休日の全時間帯に有効)、土休日回数券(14枚綴り)の3種類がある。いずれも普通片道運賃の10倍で発売日から3か月間有効、自動券売機で現金かパスネット・PASMO・Suicaで購入できる。なお、綾瀬-北千住間の相互発着については両駅でのみ(北千住駅は千代田線のみ)当該区間の130円回数券(普通回数券・時差回数券・土休日回数券)を発売している。

案内放送[編集]

車内の自動放送で英語による案内放送を行っている(自動放送対応車両のみ)。以前には1964年(昭和39年)10月の東京オリンピック開催中に期間限定でテープで放送されたり、2002年に南北線でFIFAワールドカップ開催時に放送されたことがある。

車内放送は、日本語は森谷真弓、英語はクリステル・チアリが担当している。初電終電の時間帯や平日の朝夕ラッシュ時には、乗換案内や英語放送を省略設定とすることが多い。現在ではすべての自社車両と大半の乗り入れ車両で自動放送装置が設置されているが、車掌が乗務する路線では、自動放送に対応しない乗り入れ車両は車掌の肉声で案内するほか、装置があっても自動放送を使用せずにすべて肉声で案内することもある。

列車が発車する時はブザーや発車サイン音が鳴る。この発車サイン音は南北線、副都心線(小竹向原駅 - 渋谷駅)、有楽町線(ホームドア稼働駅)、丸ノ内線(茗荷谷駅をのぞく本線各駅)、銀座線(浅草駅・上野駅・銀座駅・溜池山王駅)で使用している。南北線の発車サイン音は、直通先の東急目黒線都営三田線と同じ物である。その他の路線ではブザーを使用している。また駅自動放送の声は、A線では女性声・B線では男性声を使用している(半蔵門線のみ逆であるが、これは渋谷 - 青山一丁目間で並行する銀座線と揃えたためである)。

サインシステム[編集]

発足時より新しい案内サインシステムの導入を進めている。東京都渋谷区のデザイン会社・アール・イー・アイがデザインを手がけたもので、旧営団地下鉄のサインシステムが検討された1975年当時から「利用者の高齢化」「国際都市化」「鉄道の複雑化」が進展したことを受け、全般的にユニバーサルデザインを取り入れつつも、サインの数を増やさず、かつ大型化もせずに表示の重点整備や簡略化をすすめ、字体もぼやけた状態でも誤読の少ない書体を選定している[10]

発足時は大手町駅銀座駅に試験的に設置され[11]2005年10月から本格導入を開始[12]2006年3月までに乗り換え駅を中心に83駅に、残る駅も副都心線接続予定駅と他社管轄駅をのぞき2007年3月末までに導入された。半蔵門線渋谷駅(2008年6月に開業した副都心線も)は、2007年12月2日の東急への業務移管に伴い、東急様式のサインシステムが設置された。

有楽町線の地下鉄成増駅 - 池袋駅間の各駅と新宿三丁目駅明治神宮前駅は、2008年6月14日の副都心線開業に合わせてさらに新しい案内サインシステムが設置された。トピー工業が納入したLED誘導サインが用いられており、薄型化と省電力を実現している[13]。ただし、副都心線開業後も駅名標や改装工事中のエリアには、更新されずに残っているサイン類があったが、2010年3月6日に明治神宮前駅が「明治神宮前〈原宿〉駅」と案内を改めるのに伴い、駅名標は更新されている。

英字表記[編集]

2006年頃より駅の看板・車内の案内表示器の英字表記(ラテン文字表記)に対して長音符マクロン)が使われなくなり、以前から存在する長音符が付いている看板類と混在している状態である。しかし、他社の路線名・駅名などには使われている。

キャッチコピーおよびイメージキャラクター[編集]

キャッチコピー
  • 2004年度 - 「東京ポジティブで行こう」「ココロも動かす地下鉄へ。」
  • 2005年度 - 「東京スピード」「東京のスピードで楽しもう。」→「東京はポジティブに楽しもう。」(JR福知山線脱線事故が発生したため、キャッチコピーが変更となった)
  • 2006年度 - 「東京□.net」「東京の楽しみをつなぐチカラ。」
  • 2007年度、2010年度 - 「TOKYO HEART」「メトロが心をつないでく。」(キャッチコピーの再利用は初めて)
  • 2008年度 - 「DO! TOKYO HEART」
  • 2009年度 - 「TOKYO HEART」「東京にもっとハートを。」
  • 2011年度 - 「TOKYO WONDERGROUND」(東日本大震災の影響により開始が1か月遅れた)
  • 2012年度 - 「We are the Tokyo Navigator」
  • 2013年度、2014年度 - 「Color your days.」
イメージキャラクター
マスコットキャラクターゆるキャラ
メトポン
東京地下鉄所有車両のドアステッカーに使用されているタヌキのキャラクター。メトポンの妻「ちかポン」、その子供「ポン太」も存在する。メトポンは、東京地下鉄の各種イベントのポスターにも登場する。メトポンがドアステッカーに登場したのは2007年からであり、それまではネコがドアにしっぽを挟まれた絵であった。主な特徴は以下の通り[14]
  • 地方出身で大人になってから上京
  • 趣味は東京食べ歩き(特に下町が大好き)
  • 特技は野球
  • 大好物はカレービール
一日太郎
東京地下鉄一日乗車券のキャラクター。頭部に「1」の文字がある。全身白色。
ぎんちゃんまるちゃん
地下鉄博物館のキャラクター。卵形の体に羽が生えている妖精。ぎんちゃんは銀座線、まるちゃんは丸ノ内線からそれぞれ抜け出てきた設定。

関連企業・団体[編集]

グループ企業[編集]

公益法人[編集]

東京地下鉄向け車両を製造したメーカー[編集]

上記は営団時代を含む。東京地下鉄移行後に新車を納入したメーカーは日立製作所、日本車輌製造と川崎重工業。

不祥事[編集]

格付け[編集]

株式会社日本格付研究所による格付けは、「AAA」となっている。(2011年11月21日現在)[21]

その他[編集]

駅内での公衆無線LAN案内板

脚注[編集]

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  1. ^ 東京地下鉄株式会社法 第1条
  2. ^ 東京メトログループ中期経営計画「Step Up Tokyo Metro Plan 2009」”. 東京地下鉄 (2007年3月28日). 2007年6月29日閲覧。
  3. ^ 東京メトロ、10年度に上場を延期”. 日本工業新聞新社 (2009年10月14日). 2009年11月4日閲覧。
  4. ^ 経営戦略 - 持続的な企業価値の向上を目指して”. 東京地下鉄. 2012年9月16日閲覧。
  5. ^ 知られざる東京メトロ コーポレートアイデンティティ”. 東京メトロ 2012年度総合職採用サイト. 東京地下鉄. 2013年3月23日閲覧。
  6. ^ イギリスでは「Underground」「Tube」、アメリカでは「Subway」が地下鉄の意味として用いられる。
  7. ^ 「深迷怪鉄道用語辞典」313ページ ISBN 4-907727-18-6
  8. ^ 南北線の白金高輪から目黒まで直通する都営地下鉄車も「T」である。
  9. ^ “銀座線に新型車両1000系を導入 平成24年春から運行開始” (PDF) (プレスリリース), 東京地下鉄, (2011年2月17日), http://www.tokyometro.jp/news/2011/pdf/metroNews20110217_02.pdf 2011年2月18日閲覧。 
  10. ^ 東京メトロ 旅客案内サインシステム基準制作 - アール・イー・アイ公式サイト内
  11. ^ “お客様の心に響くサービスを目指して 「東京メトロ」の新しいサービスが始まります。(別紙)” (プレスリリース), 営団地下鉄, (2004年3月11日), http://www.tokyometro.jp/news/s2004/2004-13_2.html 2012年9月16日閲覧。 
  12. ^ “新しい旅客案内サインシステムをスタート! - 平成18年度中に全駅に展開” (プレスリリース), 東京メトロ, (2005年10月3日), http://www.tokyometro.jp/news/2005/2005-32.html 2012年9月16日閲覧。 
  13. ^ “東京メトロ 副都心線に超薄型LED誘導サイン680面を納入!!” (プレスリリース), トピー工業, (2008年6月16日), http://www.topy.co.jp/release/archives/2008/06/16/entry369.html 2012年9月16日閲覧。 
  14. ^ 「メトポン!みてポン!歩いてポン!スタンプラリー」を実施!”. 東京地下鉄 (2009年9月29日). 2010年2月4日閲覧。
  15. ^ 2013年4月1日付けでメトロスポーツ[1]を吸収合併。
  16. ^ a b “駅員がスイカ情報検索 ブログでセクハラ書き込み”. J-CAST. (2007年8月20日). http://www.j-cast.com/2007/08/20010470.html?p=all 2012年7月24日閲覧。 
  17. ^ a b “女性のパスモ履歴引き出し→「2ちゃんねる」で公開 東京メトロ駅員を懲戒解雇”. MSN産経ニュース. (2012年4月17日). http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120417/crm12041712450006-n1.htm 2012年7月24日閲覧。 
  18. ^ お客様のICカード乗車券乗車履歴の漏えいについて (PDF)
  19. ^ 都営三田線・日比谷駅・東京メトロ日比谷線経由。
  20. ^ 白金高輪駅で運賃誤表示=3カ月気付かず-東京メトロなど - 時事通信社(2013年6月19日付、同月30日閲覧)
  21. ^ 株式会社日本格付研究所による格付け(2012年8月11日閲覧) (PDF)
  22. ^ 東京メトロ、3月21日に全線エリア化、ケータイWatch、2013年3月18日
  23. ^ 平成25年3月21日(木)正午より、東京メトロの全線で携帯電話が利用可能に!
  24. ^ 東京メトロ全線の駅構内で「ソフトバンクWi-Fiスポット」を提供開始、ソフトバンクモバイル、2010年10月25日
  25. ^ 東京メトロとNTTBP、駅構内無線LANの無償化と情報配信の試験を実施、ITpro、2013年2月13日
  26. ^ 平成25年5月28日(火)正午より、東京メトロの全線でWiMAX(ワイマックス)が利用可能に!

参考文献[編集]

  • 中村建治『メトロ誕生〜地下鉄を拓いた早川徳次と五島慶太の攻防』交通新聞社、2007年7月、ISBN 978-4330-93607-9

関連項目[編集]

外部リンク[編集]