東武東上本線

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東武東上本線
50000系
路線総延長 75.0 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V (直流)
STRrg KRZu KRZu STRq STRq
西武池袋線
KRZt KRZt KRZt
tBHFq + HUB81
tBHFq + HUB81
tBHFq
tSTRq tSTRq tSTRlg
東京地下鉄有楽町線
KBHFe + HUB63
KBHFe + HUB63
KBHFe
BHF + HUB25
BHF + HUB25
BHF
BHF + HUB25
BHF + HUB25
BHF
KBHFa + HUB72
KBHFa + HUB72
KBHFa
HUB64 tSTR
0.0 池袋駅
tKBHFr + HUB83
tKBHFr + HUB83
tKBHFr
STR STR STR HUB26 tSTR
東京地下鉄:丸ノ内線
tSTRq KRZt KRZt KRZt
tBHFq + HUB83
tBHFq + HUB83
tBHFq
tSTRlg tSTR
東京地下鉄:副都心線
STRrg ABZrf STR STR LUECKE LUECKE
STR ÜWol ÜWur STR
STRrf ÜWu+l ÜWo+r STR
JR東湘南新宿ライン
STRq STRrf STR STR
JR東:山手線
STR eDST
西山(信)
STR BHF
1.2 北池袋駅
STRq STRrf STR
JR東:埼京線
BHF
2.0 下板橋駅
BS2rf BS2lf
STR DST
BS2lg BS2rg
eBHF
金井窪駅 -1945
BHF
3.0 大山駅
BHF
4.0 中板橋駅
BHF LUECKE LUECKE
4.7 ときわ台駅
STR tABZrg tSTRrf
STR tHST
小竹向原駅
STR tABZlf
西武西武有楽町線
BHF LUECKE
6.0 上板橋駅
eABZlf exSTRlg
啓志線
STR exKHSTe
グラントハイツ駅
STR LUECKE
東京地下鉄:有楽町線・副都心線
BHF tÜWcru tÜWor
7.4 東武練馬駅
STR tÜWo+l tÜWclo
BHF tHST
8.9 下赤塚駅 / 地下鉄赤塚駅
BHF tHST
10.4 成増駅 / 地下鉄成増駅
STR TUNNELe
CPICl CPICr
12.5 和光市駅
ABZrg ABZrl KDSTr
東京地下鉄和光検車区
BHF
14.0 朝霞駅
STR
JR東武蔵野線
HSTq + HUB81
HSTq + HUB81
HSTq
KRZu
北朝霞駅
HUB62
BHF + HUB82
BHF + HUB82
BHF
16.4 朝霞台駅
BHF
17.8 志木駅
BHF
19.3 柳瀬川駅
BHF
20.6 みずほ台駅
BHF
22.0 鶴瀬駅
BHF
24.2 ふじみ野駅
BHF
25.9 上福岡駅
BHF
28.3 新河岸駅
KRZo STRlg
JR東:川越線
BHF + HUB84
BHF + HUB84
BHF
BHF + HUB82
BHF + HUB82
BHF
30.5 川越駅
STR STR
西武:新宿線
KHSTl KRZo KRZo
本川越駅
STR STRlf
STRrg ABZrf
DST BHF
31.4 川越市駅
STRlf ABZlg
川越工場
eHST
入間川水泳場駅 -1951
WBRÜCKE
入間川
BHF
34.8 霞ヶ関駅
BHF
37.0 鶴ヶ島駅
BHF
38.9 若葉駅
BHF
40.6 坂戸駅
ABZlf STRq
越生線
BHF
42.7 北坂戸駅
BHF
46.2 高坂駅
eABZlf exSTRq
秩父鉱業専用線
BHF
49.9 東松山駅
BS2rf eBS2lf
BHF exSTR
52.6 森林公園駅
STRrg ABZrf exSTR
KDSTe STR exSTR
森林公園検修区
BHF exSTR
55.4 つきのわ駅
BS2lg eBS2rg
BHF
57.1 武蔵嵐山駅
DST
嵐山信号場
STRrg KRZu STRq
JR東:八高線
BHF + HUB84
BHF + HUB84
BHF
BHF + HUB82
BHF + HUB82
BHF
64.1 小川町駅
STR eABZlf exSTRq
根古屋線
STRlf KRZo STRlg
BHF HST
67.1 東武竹沢駅 / 竹沢駅
STR STRlf STRq STRlg
BHF LUECKE
70.8 男衾駅
BHF
73.5 鉢形駅
WBRÜCKE
荒川
BHF
74.4 玉淀駅
STRlf
BHFq + HUB81
BHFq + HUB81
BHFq
STRlg LUECKE
75.0 寄居駅
STRq
BHFq + HUB26
BHFq + HUB26
BHFq
ABZ3lf KRZu
秩父鉄道秩父本線
STRrg
BHFq + HUB83
BHFq + HUB83
BHFq
STRq STRrf
JR東:八高線

東上本線(とうじょうほんせん)とは、東京都豊島区池袋駅から埼玉県大里郡寄居町寄居駅までを結ぶ、東武鉄道鉄道路線東上線とも呼ばれている。

目次

[編集] 路線データ

[編集] 歴史

[編集] 経緯

日本興業鉄道・京越鉄道(ともに未成線)など、川越の周辺で数多くの鉄道が企図・発起されるも、申請却下や免許失効で実現を見なかった。

日本興業鉄道の発起人のメンバーの中には、後に東上鉄道の発起人になる内田三左衛門や千家尊賀が名を連ねていた。内田の出地は川越の豪商、千家の出地は出雲大社の宮司の家柄で兄千家尊福貴族院に4回当選し、埼玉、静岡、東京府知事(官選)を歴任、1906年(明治39年)に第一次西園寺内閣司法大臣に推されている。片や京越鉄道の発起人は川越電気鉄道創業者の綾部利右衛門新河岸川・福岡運河(現・ふじみ野市)の回漕店福田屋の星野仙蔵らが連ねていた。星野は川越商業銀行取締役や黒須銀行を経て1904年(明治37年)に衆議院議員に当選し、当時同じく当選した初代根津嘉一郎から東上鉄道の計画を聞き協力を惜しまなかった。東上鉄道創業当初は監査役に就任したようである。日本興業鉄道計画が絶たれ、新たに千家尊賀と内田三左衛門ほか数名は新たに東上鉄道を発起した。1903年(明治36年)12月23日、逓信省にて東上鉄道の仮免許申請書を提出した。途中出資者が集まらず、紆余屈折を経て東武鉄道社長根津嘉一郎に会社創立を託すことになったようである。

1908年(明治41年)10月6日、東京府北豊島郡巣鴨町(現・東京都豊島区巣鴨) - 埼玉県入間郡川越町(現・埼玉県川越市) - 比企郡松山町(現・埼玉県東松山市) - 児玉郡児玉町(現・埼玉県本庄市)および群馬県高崎市を経て群馬県群馬郡渋川町(現・群馬県渋川市)に至る鉄道の敷設仮免許受け、1911年(明治44年)11月11日に東上鉄道創立総会を開き取締役社長に根津嘉一郎が就き、本社を東京府東京市本所区小梅瓦町(現:東京都墨田区押上1丁目)の東武鉄道本社に置いた。資本金は450万円。実際の東上鉄道本社は川越に置かれたが、初代根津嘉一郎が東上鉄道の経営に乗り出すと本社登記地のみ押上の東武鉄道本社に変更された。

東上鉄道は設立後、初代根津嘉一郎や原邦造(愛国生命社長→東上鉄道取締役)など投資家の手により開業した。

直ちに本免許を申請し、1912年(大正元年)11月16日東京府東京市小石川区小石川大塚辻町(現・東京都豊島区南大塚)から群馬県群馬郡渋川町に至る鉄道敷設の件は先ず許可され、同月30日東京府北豊島郡巣鴨村大字池袋字宮ノ下から同村大字向原(現・東京都豊島区東池袋)に至る軽便鉄道の免許を受け、その後1914年(大正3年)4月18日には埼玉県入間郡川越町から田面沢村に至る軽便鉄道の免許を受け、1914年(大正3年)5月1日池袋 - 田面沢間(池袋 - 下板橋間2.2km、川越 - 田面沢間2.3kmは軽便鉄道、下板橋 - 川越間29kmは私設鉄道)が開通し、旅客・貨物運輸営業を開始した。開業にあたり蒸気機関車5両を鉄道省から3両、高野登山鉄道から2両をそれぞれの会社から購入し、高野登山鉄道から客車13両、貨車を35両を購入、東武鉄道から機関車を借り入れた。

その後の延長工事のため、1916年(大正5年)2月27日に田面沢 - 川越間軽便鉄道の旅客営業を廃止し、1916年(大正5年)川越町 - 坂戸町間5.7マイル(9.2km)が開通するや同日川越 - 田面沢間は廃止となった。東武鉄道から客車3両が譲渡された。1918年(大正7年)3月それまで私設鉄道法によって運営された区間は以後、軽便鉄道法による旨指定され、また時節第一次世界大戦の影響で物価は急騰し東武・東上両鉄道の営業費が増加したため、両社を合併し、営業上の経費節減と車両の運用諸設備の更新などを図るために1920年(大正9年)4月7日両社長間で合併の仮契約を結び、同年4月27日に開業線池袋 - 坂戸町40.6kmと未開業線坂戸町 - 高崎間62.8kmのすべての一切をあげて東武鉄道と合併した。同年7月に東武鉄道と東上鉄道の合併登記と引き継ぎが完了して東武鉄道東上本線となった。合併に際しては東武鉄道の1株当たり東上鉄道の1株を割り当てる5:5の対等合併で東上鉄道は解散となった。

現路線はすべて東上鉄道時代に建設されたもので、東武鉄道への合併後は用地買収中だった寄居以遠の延伸は、国鉄八高線の建設計画が出てきたので中断された(坂戸 - 寄居間は東上鉄道が建設し、合併直後に開通している)。

東京から群馬県渋川を結ぶ計画だったことから、東京と上野国の頭文字を取って「東上」とした。当面の終点目標は渋川であったが、将来は新潟県長岡まで延長する計画もあった。

計画当時は、「氷川・池袋・練馬・白子(現・和光市)・膝折(現・朝霞市)・大和田(現・新座市)・竹間沢・大井(現・ふじみ野市)・川越・小坂・松山(現・東松山市)・菅谷(現・嵐山町)・能増(現・小川町)・今市・小前田(現・寄居町)・児玉(現・本庄市)・藤岡・山名・飯塚(現・高崎市)・金古・渋川・棚下・沼田・真庭・湯原・網子・万太郎・土樽・湯沢・塩沢・六日町(現・南魚沼市)・浦佐・小出(現・魚沼市)・堀内・十日市・長岡」として氷川 - 渋川間を第一期線、渋川 - 長岡間を第二期線としていた。川越・児玉往還(東京 - 高崎)、三国街道(現国道17号線。高崎以遠)と旧街道筋に沿って敷設する計画であったことが分かる。

この計画当時の予定経路と現路線とでは多少異なっているのは、様々な誘致があったからである。志木付近の商人による誘致では、和光市からも川越街道沿いに行く予定であった路線が大きく北にカーブを描いて朝霞へと至っている。

また、川越以遠の延伸では、宿場町でなく人口が多い周辺の町を経由するように計画が見直され、坂戸、小川、寄居など当初の敷設計画になかった町を経由したため、路線は数度に亘ってうねった曲線を描いている。

1992年(平成4年)3月31日をもって秩父鉄道との直通運転を廃止したが、本線との間で車両の回送をする場合は、現在でも秩父鉄道を介して行っている。

[編集] 年表

[編集] 運行概況

当線は東京都都心部と埼玉県南西部を結ぶ通勤・通学路線として、また日中の生活路線として機能している。運転間隔・本数と運行種別は概ね以下の通り(各種別ごとの停車駅など詳細は別項を参照されたい)。

朝の通勤・通学ラッシュ時(上り)

  • 寄居 - 小川町間:10 - 20分間隔
  • 小川町 - 森林公園間:7 - 14分間隔
  • 森林公園 - 成増間:2 - 3分間隔
  • 成増 - 池袋間:優等列車(急行・通勤急行・準急のいずれか)と普通がそれぞれ4 - 6分間隔

日中

  • 池袋 - 成増・和光市間の急行・準急:6 - 9分間隔
    • 毎時8本(急行が5本・準急が3本)
  • 池袋 - 成増間の普通列車:7 - 10分間隔
    • 毎時8本(成増発着・志木発着がそれぞれ4本)
  • 和光市 - 朝霞台間を各駅に停車する列車:3 - 7分間隔
    • 毎時13本(準急が3本・池袋発着の普通が4本・有楽町線新木場発着の普通列車と副都心線渋谷発着の副都心線内急行・普通列車がそれぞれ2本)
  • 志木 - 川越間を各駅に停車する列車:4 - 13分間隔
    • 毎時7本(準急が3本・有楽町線新木場発着の普通列車と副都心線渋谷発着の副都心線内急行がそれぞれ2本)
  • 川越市 - 森林公園間を各駅に停車する列車:10 - 14分間隔
    • 毎時5本(すべて急行で、森林公園発着が2本・小川町発着が3本)
  • 森林公園 - 小川町間を各駅に停車する列車:15 - 25分間隔
    • 毎時3本(すべて急行)
  • 小川町 - 寄居間を各駅に停車するワンマン普通列車:16 - 43分間隔
    • 毎時2 - 3本

池袋 - 志木間を除き、普通列車(各駅停車)は有楽町線・副都心線直通列車を中心に設定している。和光市 - 志木間は都市高速鉄道13号線が整備され、唯一の複々線区間となっており、踏切も一切設置されておらず、速達列車は高速運転が可能となっている。また、複々線区間内においては時間帯・地下鉄線直通の有無に関係なく普通列車は内側の線路を走り、その他の優等列車(TJライナー・快速急行・急行・通勤急行・準急)は外側の線路を走る。

[編集] 直通運転

都市高速鉄道13号線は、渋谷 - 池袋 - 小竹向原 - 和光市 - 志木間を結ぶ路線として計画され、これに基づき小竹向原 - 和光市 - 志木間が先行して整備・開業し(小竹向原 - 和光市:東京地下鉄、和光市 - 志木:東武東上線複々線)、地下鉄8号線新木場 - 有楽町 - 池袋 - 小竹向原)と合わせて有楽町線と呼ばれていた。現在は、和光市駅から東京メトロ有楽町線および副都心線相互直通運転を行っており、小竹向原飯田橋、有楽町、新木場(有楽町線)、新宿三丁目渋谷(副都心線)方面へ乗り入れている。直通列車の種別は地下鉄線内の種別にかかわらず、すべて普通となっている。

2012年度(予定)には副都心線と東急東横線横浜高速鉄道みなとみらい線の相互直通運転が開始されるが、副都心線経由での東上線内と東急線内への相互乗り入れに関しては協議中[1]である。

かつては、大和町駅(現和光市駅) - 都営地下鉄三田線高島平駅間に、新線(連絡線)を建設して、同線を経由して東急池上線方面との相互直通運転が計画されていた。その名残として、高島平駅は2面4線のホームとなっている。

[編集] その他の概況

成増駅 - 志木駅間は整備され、成増駅近隣を除き踏切は全くないが、その他の区間は全線的に建設当初のままで地上区間が多い。経路上で交差する主要道路はほぼ全路線が立体交差化されており(川越街道新大宮バイパス山手通り環七通り環八通り笹目通り朝霞市役所通り慶應通り志木街道防衛道路浦和所沢バイパス国道16号川越一番町通り国道407号坂戸バイパス、埼玉県道39号川越坂戸毛呂山線坂戸バイパス、国道254号東松山バイパス埼玉県道47号深谷東松山線、国道254号小川バイパスなど)、上福岡川越の各駅周辺を除けば深刻な道路渋滞はほとんどないと言える。

一方、埼京線との並走区間である池袋駅 - 下板橋駅間は平日朝ラッシュ時間帯に両線相まって「開かずの踏切」となっている。

埼玉西部と東京池袋を結ぶ小川町駅以南の沿線地域は新興住宅地の開発が盛んである。近年は大型マンションが増えている。このように沿線の住宅開発が進んでいるため、いわゆる埼玉都民が多く利用し、東武鉄道の中でもトップクラスの収益を上げる路線である。

2008年度の設備投資計画によると池袋 - 小川町間にATCを導入し、2012年使用開始にむけて、工事に着手する予定である。

[編集] 列車種別

現行の停車駅に関しては駅一覧および停車駅の項を参照されたい。

[編集] TJライナー

詳細は「TJライナー」を参照

2008年6月のダイヤ改正で新設された種別。ホームライナー運用を行う種別であり、夕方以降のふじみ野以北各駅への速達性を高め、かつ「座席定員制」として快適な車内環境を確保する目的で池袋発夕方以降に設定された。池袋乗車時には運賃のほか着席整理券300円が必要である。

[編集] 快速急行

2008年6月のダイヤ改正にて新設された種別。この改正で特急が廃止されたため、実質上その後身と言える。平日は夕方上りのみ、土休日は朝下りと夕方上りで運行される。

運行区間は、下りは池袋小川町間(土休日ダイヤのみ)で、上りは森林公園→池袋間である。

シンボルカラーは従前の特急から引き継がれる緑。

停車駅は、改正前の特急停車駅に志木が加えられた(志木は1998年3月のダイヤ改正まで特急が停車していた)。夕方の運用はTJライナーの車両を池袋に送り込むためのもので、土休日の最後の1本を除き、使用車両は50090系に限定されている。その際はTJライナー同様、席はクロスシート(進行方向向き)で運用される。土休日下り小川町行に50090系が充当される場合はロングシートで運行されている。

[編集] 急行

全日を通して設定されている。日中の列車では唯一川越市以北へ向かう列車である。池袋 - 小川町・森林公園の区間で運行されている。川越市で後発のTJライナー・快速急行に追い越される列車もある(緩急接続)。シンボルカラーは赤。坂戸発着の越生線、小川町発着の寄居方面列車は急行と相互接続する。

日中は池袋 - 森林公園間が2本・池袋 - 小川町間が3本の毎時5本運転となり、運転間隔は不等(8 - 15分間隔)。

2008年6月のダイヤ改正前までは、朝は10分間隔(朝通勤時間帯は下りのみの運行)、日中および池袋発着21 - 23時台は15分間隔(毎時4本)、夕方は12分間隔(毎時5本)で運転されていた。

2008年6月のダイヤ改正より、日中の毎時1本の準急を川越市以北へ延長し急行としたため急行が毎時5本(日中)となり、平日朝ラッシュ時間帯の上り急行新設、夕ラッシュ時下りTJライナー新設と相まって川越市以北各駅利用者の利便性は格段に向上したが、逆に日中毎時3本に減少した準急依存の志木 - 川越間の急行通過各駅ではダイヤ改悪となった。ほか、ふじみ野での緩急接続がなくなったために急行列車の所要時間が池袋 - 川越間において1 - 3分ほど増加した。また、この改正では越生線の日中の運転本数は従前の毎時4本(15分間隔)のまま存置されたため、坂戸において越生線との接続が悪化している。

[編集] 通勤急行

平日の朝上り、計7本のみ設定されている。平日朝ラッシュ時間帯は通勤急行・急行・準急の3種別を運転し、1つの種別への乗客集中を避け、遅れを生じないようにしている。始発駅は小川町・森林公園のいずれか。運転間隔は8 - 20分の間で不定である。シンボルカラーは紫(ホーム設置の時刻表の色には「桜」と表示されている)。なお、急行は朝霞台に停車するが、通勤急行は通過する。その代わり、志木で普通列車との接続が行えるようになっている。

[編集] 準急

全日を通して設定されている。運行区間は朝夕が池袋 - 川越市・森林公園・小川町、日中が池袋 - 川越市のみ。シンボルカラーは青。3色LED表示は緑(2008年6月まではオレンジであった)。

日中は毎時3本の運転で、間隔は不等(13・24・23分間隔)。川越市行きは川越市まで先着し後発急行の連絡を受け、池袋行きは池袋まで先着する。日中以外の時間帯では、ふじみ野で急行の待避接続が行われる。また、平日ダイヤの夕方ラッシュ時にある小川町行き準急の3本については、森林公園で森林公園行きTJライナーの接続を行う。列車によっては、ふじみ野で急行と快速急行(またはTJライナー)の2本を待避する列車もある。

2008年6月のダイヤ改正まで、朝が8 - 10分毎、日中が15分毎、夕方が12分毎、早朝と深夜が5 - 22分毎だった。また、急行列車の運転時間帯はふじみ野で、後発の急行に待避接続するダイヤ設定であったが、同改正以後、日中は毎時4本から毎時3本に減便されたため、志木 - 川越間の急行通過駅では減便となった。

かつては朝ラッシュ時間帯の上りの準急がときわ台に停車していたことがあった。これは当時、当該時間帯において準急と普通が平行運転を行っていたため、準急は途中駅での時間調整が必要であったためである。

[編集] 普通

全日を通して設定されている。シンボルカラーは白ないし黒。3色LED表示はオレンジ(2008年6月までは緑であった)。駅での案内放送・自動放送に対応した車両または車掌によっては「各駅停車」とアナウンスされる。

小川町を境に運転系統が異なり、小川町 - 寄居間ではワンマン運転を行っている。

池袋 - 成増間において日中は毎時8本の運転で、運転間隔は5 - 10分毎。同区間を走るほとんどの列車は中板橋上板橋のどちらかで後発の優等列車を通過待ちをする。ただし、平日朝ラッシュ時の上り列車は上板橋・中板橋の両駅で通過待ちをする。なお、2008年6月のダイヤ改正までは、日中・夜間は7.5分毎で夕方は6分毎であった。

有楽町線副都心線(副都心線内急行・通勤急行を含む)に直通する列車は、東上線内においては全て普通列車として新木場・渋谷 - 志木・川越市・森林公園間で運転されている。

なお、副都心線内急行・通勤急行の場合、種別の変更は和光市で行われる。また、副都心線直通列車は志木発着は副都心線内では各駅停車として、川越市・森林公園発着は副都心線内では急行・通勤急行として運転される。このほか、2008年6月のダイヤ改正から同年11月のダイヤ改正まで、有楽町線内準急の列車が東上線(東上線内は各駅に停車)に直通運転していたが、平日は有楽町線→東上線の1本のみ、土休日も朝の東上線→有楽町線3本と夕方以降の5往復が運転されるのみであった。

[編集] 使用車両

東武鉄道が保有する有楽町線・副都心線乗り入れ兼用車(9000系、9050系50070系)と地上運用専用車(8000系10000系、10030系50000系、50090系)のほか、直通先の東京地下鉄が保有する7000系10000系が使用されている。詳細は以下の項目を参照。

編成両数は、池袋 - 小川町間では志木発着の副都心線直通列車の一部に東京地下鉄保有の8両編成の運用がある以外すべて10両編成で運行されている。小川町 - 寄居間はすべて4両編成である。以前見られた6両編成の列車は、池袋 - 寄居間直通列車の廃止と小川町 - 寄居間ワンマン運転化に伴う編成両数の統一により、2005年3月17日のダイヤ改定をもって消滅している。

2008年6月14日のダイヤ改定以前では、池袋を発着する列車に8両編成列車があったが、改定後は10両編成に統一された。一方、同改定前は東京地下鉄の全編成が10両であったが、改定後は副都心線直通列車に再編成された7000系および10000系(いずれも東京地下鉄保有車両)の8両編成が志木 - 和光市間で運行されるようになった。

[編集] 現用車両

[編集] 自社車両

  • 8000系
    • 東上線系統には8両・6両・4両・2両の各固定編成があり、組み合わせて10両編成で運用されている。また、小川町 - 寄居間、坂戸-越生間はワンマン仕様車4両編成が限定的に使用されている。一部、秩父鉄道を介しての車両輸送対応車両もある。
  • 9000系・9050系50070系(地下鉄直通対応車)
    • 10両固定編成のみの系列であり、有楽町線・副都心線直通運用を中心に用いられているが、東上線内のみを走る10両編成の運用にも入る。ただし、例外的に9101Fは地下鉄線には入らず、東上線内のみの運用である(詳細は東武9000系電車の項を参照)。
  • 10000系
    • 東上線系統には10両・8両・2両の各固定編成があり、10両単独または8両+2両の組み合わせで10両編成で運用されている。かつては8両固定編成の単独運用も見られた。
  • 10030系
    • 東上線系統には10両・6両・4両の各固定編成があり、10両単独または6両+4両の組み合わせで10両編成で運用される。かつては4両+4両の8両編成や4両・6両固定編成の単独運用も見られた。
  • 50000系
    • 10両固定編成のみの系列であり、10両編成の地上運用のみに充当されている。
  • 50090系
    • 10両固定編成。夕方および夜間は主にTJライナーおよびその送り込み列車に充当される。朝および日中は普通列車・準急列車・急行列車・通勤急行・下り快速急行列車に充当されることがある。TJライナー・上り快速急行では座席配置をクロスシート仕様で、それ以外ではロングシート仕様で運行される。

[編集] 乗り入れ車両

  • 東京メトロ7000系
  • 東京メトロ10000系
    • 上記2形式は東京地下鉄有楽町線・副都心線からの乗り入れ車両であり、10両編成と8両編成がある。このうち、10両編成は有楽町線直通と副都心線直通(主に副都心線内急行・通勤急行)で使用され森林公園まで(大部分は川越市まで)乗り入れる。一方、8両編成は副都心線直通(副都心線内各駅停車)で使用され、志木まで乗り入れる。なお、同社の車両は2008年6月14日のダイヤ改正以前は森林公園までの定期乗り入れはなく、走行キロ数調整のための精算運転のため臨時的に乗り入れるのみであった。また、西武6000系は東京メトロ線を和光市駅まで乗り入れるが、和光市以遠の東上線には入れない。

[編集] 過去の車両

[編集] 女性専用車

  • 平日朝7:23 - 9:28に池袋駅に到着する上り急行・通勤急行・準急の進行方向最後尾車両(実施区間は全区間)
  • 平日朝7:09 - 9:05に和光市駅に到着する上り東京地下鉄有楽町線・副都心線直通の全列車の進行方向最後尾車両(同線内は9:20を過ぎた時点で扱いが取りやめとなる。実施区間は全区間)
    • 志木駅7:41始発・志木駅7:57始発の副都心線直通列車は8両編成のため、上り列車の志木方停止位置が10両編成と8両編成で異なる朝霞台駅では乗車位置が他の対象列車と異なる。

8000系を除く在籍編成全てにステッカーが貼られている。これは8000系が10両編成で運転される時に、編成組成のパターンがいくつかあるためである。 かつては10000系のうち、10000系の8連2本と10030系以降は貼られていなかったが、2008年6月14日のダイヤ改正に合わせて、4両編成ならびに伊勢崎線から転属してきた10000系2連2本の最後尾にも貼り付けられた。

[編集] 駅構内放送

[編集] 発車ベル

現在、寄居駅と大山駅で発車時にベルが使用されている。

川越駅 - 北池袋駅間では冬季(川越駅 - 成増駅間は11月1日 - 4月30日、下赤塚駅 - 北池袋駅間は12月1日 - 3月31日)の朝ラッシュ時に限り、上り列車で使用されていた。この発車ベルは、発車メロディ導入の際に使用を終了した。

[編集] 発車メロディ

  • 池袋駅では、1992年(平成4年)6月の改良工事完成時から2008年6月のダイヤ改正まで伊勢崎線浅草駅などと別バージョンの半音高い「passenger」が使用されていた。曲はエンドレスになっており、信号が開通すると切れる方式である。
  • なお、2008年6月のダイヤ改正より、1・2番線は伊勢崎線浅草駅、亀戸線曳舟駅と同じ「passenger浅草(ただし浅草・曳舟駅と違い、信号が開通するまでなり続ける)」、3・4番線では野田線船橋駅と同じメロディ、TJライナーが発着する5番線では池袋駅独特のメロディが使用されている。

なお中間駅では、以下の時期より導入されている[2]。なお、森林公園以南の全駅に発車メロディの導入を進めている[3]

  • 2005年3月17日:中板橋駅(上りホームのみ、池袋駅の発車放送前の冒頭チャイムを発車メロディとして使用)
  • 2007年4月5日:和光市駅(有楽町線・副都心線方面の3番線は、装置が東京メトロのものであるため装置を更新せずベルを引き続き使用)
  • 2007年4月27日:ときわ台駅・成増駅・朝霞台駅
  • 2008年3月18日:下赤塚駅・朝霞駅・志木駅・ふじみ野駅・川越駅・川越市駅
  • 2008年12月22日:中板橋駅(他の中間駅で使用されているメロディに変更され、下りホームにも導入)
  • 2009年3月18日:北池袋駅・上板橋駅
  • 2009年3月31日:下板橋駅・東武練馬駅
  • 2009年5月18日:柳瀬川駅・みずほ台駅・鶴瀬駅・上福岡駅・新河岸駅

中間駅に使われるスイッチの操作方法が東日本旅客鉄道(JR東日本)のものに似ているが、スイッチの形が異なりONスイッチはと表示されている。また、スピーカーは従来のスピーカーとは別に設置されている。

[編集] 駅一覧

  • 普通列車は全駅に停車する。東京地下鉄に直通する列車は和光市駅 - 森林公園駅間の各駅に停車(副都心線に直通する優等列車も東上線内は各駅に停車する)。
  • 通勤急行は上りのみ、TJライナーは下りのみ運転される。
凡例
●:停車、|・↑・↓:通過(矢印はその方向のみ運転)
※:この駅間の乗り換えでの連絡運輸はなし
駅名 駅間キロ 営業キロ 準急 通勤急行 急行 快速急行 TJライナ丨 接続路線・備考 所在地
池袋駅 - 0.0 東日本旅客鉄道埼京線湘南新宿ライン山手線
西武鉄道池袋線
東京地下鉄○丸ノ内線(M-25)・○有楽町線 (Y-09)・○副都心線(F-09)
東京都 豊島区
北池袋駅 1.2 1.2  
下板橋駅 0.8 2.0  
大山駅 1.0 3.0   板橋区
中板橋駅 1.0 4.0  
ときわ台駅 0.7 4.7  
上板橋駅 1.3 6.0  
東武練馬駅 1.4 7.4  
下赤塚駅 1.5 8.9 東京地下鉄:○有楽町線(地下鉄赤塚駅:Y-03)※・○副都心線(地下鉄赤塚駅:F-03)※
成増駅 1.5 10.4 東京地下鉄:○有楽町線(地下鉄成増駅:Y-02)※・○副都心線(地下鉄成増駅:F-02)※
東京地下鉄線直通運転区間 ○有楽町線…新木場駅まで
○副都心線…渋谷駅まで
和光市駅 2.1 12.5 東京地下鉄:○有楽町線 (Y-01) ・○副都心線 (F-01)
両線とも川越市・森林公園方面から直通運転:上記参照
埼玉県 和光市
朝霞駅 1.5 14.0   朝霞市
朝霞台駅 2.4 16.4 東日本旅客鉄道:武蔵野線北朝霞駅
志木駅 1.4 17.8   新座市
柳瀬川駅 1.5 19.3   志木市
みずほ台駅 1.3 20.6   富士見市
鶴瀬駅 1.4 22.0  
ふじみ野駅 2.2 24.2  
上福岡駅 1.7 25.9   ふじみ野市
新河岸駅 2.4 28.3   川越市
川越駅 2.2 30.5 東日本旅客鉄道:川越線
川越市駅 0.9 31.4 西武鉄道:新宿線本川越駅)※
霞ヶ関駅 3.4 34.8  
鶴ヶ島駅 2.2 37.0   鶴ヶ島市
若葉駅 1.9 38.9   坂戸市
坂戸駅 1.7 40.6 東武鉄道越生線
北坂戸駅 2.1 42.7  
高坂駅 3.5 46.2   東松山市
東松山駅 3.7 49.9  
森林公園駅 2.7 52.6   比企郡
滑川町
つきのわ駅 2.8 55.4  
武蔵嵐山駅 1.7 57.1   比企郡
嵐山町
嵐山信号場 - (60.1) 営業キロは概算
小川町駅 7.0 64.1 東日本旅客鉄道:八高線 比企郡
小川町
東武竹沢駅 3.0 67.1            
男衾駅 3.7 70.8             大里郡
寄居町
鉢形駅 2.7 73.5            
玉淀駅 0.9 74.4            
寄居駅 0.6 75.0           秩父鉄道秩父本線
東日本旅客鉄道:八高線

[編集] 留置線のある駅

  • 下板橋駅 - 閑散時の車両留置に使用。8本ほど存在する。
  • 上板橋駅 - 10両編成まで対応。以前は8両編成対応であったが、2008年6月のダイヤ改正で池袋発着の全ての列車が10両編成化されたため、10両編成対応に改良された。引き上げ線として1本存在する。
  • 成増駅 - 引き上げ線として1本存在する。
  • 志木駅 - 駅の1番線横に2本、引き上げ線として4本の計6本存在する。
  • 上福岡駅 - 乗り入れ計画があった都営地下鉄三田線の折り返し線として使用する計画もあった。引き上げ線として1本存在する。また、2番線横にも1本存在するが現在は入庫することができない。
  • 川越市駅 - 元川越電車区、現川越工場を併設。駅の1番線横に2本、引き上げ線として2本の計6本存在する。なお、他に工場内の留置線も存在する。
  • 高坂駅 - 主に川越工場出場車の試運転の折り返しに使われる。かつては貨物列車の運転停車にも使われた。駅のホームを挟む形で2本存在する。
  • 森林公園駅 - 森林公園検修区を併設。有楽町線・副都心線直通列車は当駅が終着である。
  • 小川町駅 - 駅の4番線横に1本、引き上げ線として1本の計2本存在する。駅の横の線路は主に回送列車が使用する。
  • 男衾駅 - 駅の改札口と2番線の間に1本存在するが通常は使用しない。
  • 寄居駅 - 秩父鉄道経由で新車の受け渡し、転入出車、東武鉄道南栗橋工場入出場車の受け渡しなどが行われる。駅の2番線横に1本存在する。

[編集] 廃駅

  • 田面沢駅(現・川越市 - 霞ヶ関間、1914年5月1日 - 1916年10月27日)
  • 入間川水泳場駅(現・川越市 - 霞ヶ関間、1920年7月11日 - 1951年8月20日、夏季のみの臨時駅
  • 金井窪駅(現・下板橋 - 大山間、1931年9月27日 - 1945年4月15日)

[編集] 過去の接続路線

  • 上板橋駅:東武啓志線
    • 太平洋戦争に敗れ、米軍を中心とした連合国軍の占領下に置かれたため、米軍の住宅地が必要になった。このため、上板橋からグラントハイツ(現在の光が丘)に向けて路線を建設した。「啓志」というのは、当時のグラントハイツ建設工事責任者のケーシー中尉の名から取られた。上板橋より近い東武練馬や下赤塚などから路線を建設しなかった理由は、東京第一陸軍造兵廠練馬倉庫(現在の陸上自衛隊練馬駐屯地)付近まで、上板橋から引き込み線が既に敷設され、それを延長して建設されたためである。
  • 霞ヶ関駅(当時は的場駅):埼玉県営鉄道霞ヶ関砂利線
    • 元は入間川砂利株式会社が建設した専用鉄道、軌間762mmの軽便線。1920年(大正9年)7月20日全通(入間川 - 的場駅、全長2.4km)。1923年(大正12年)県営砂利事業開始のために埼玉県に譲渡された。1957年(昭和32年)(推定)廃止[4]
  • 高坂駅:日本セメント・秩父鉱業高本線(廃線時は日本セメント東松山専用線)
    • 高坂駅 - 葛袋駅 - 高本駅。1984年(昭和59年)8月1日全線廃止。
  • 小川町駅:東武根古屋線
    • 小川町駅 - 根古屋駅。石灰石運搬用の貨物線。1926年(大正15年)開通。1967年(昭和42年)4月1日廃止。

[編集] 周遊券

東上線では下記の周遊券を発売している。

[編集] かつての特急と秩父鉄道直通

[編集] 特急

[編集] フライング東上

1949年から1962年まで、5310系を使用した有料特急「フライング東上」[5]が、春と秋の行楽シーズンの休日に運転されていた。この愛称はイギリス国鉄(当時)の「フライング・スコッツマン」にあやかったもので、専用のヘッドマークが用意されたほか、音楽を流す放送装置を備え「ミュージックカー」と称していた。

しかし、あまり乗車率は良くなく、1956年頃を境に特急料金は廃止され、さらに1962年には伊勢崎線急行増発のために5310系は本線へ異動になり、8000系などの通勤形電車のみでの運行となった。

[編集] 行楽急行・特急

かつての特急ヘッドマーク
(のちに特急の愛称名は廃止される)
2008年6月14日のダイヤ改正まで運転されていた特急

通勤車両による運行となった後も1992年まででは秩父鉄道線への直通運転が行われていた(後述)。また、下記のような愛称もあり、先頭車の前面にはヘッドマークも掲出されていた。

1971年より急行の運行を開始したことに伴い、名称を「特急」としているが、それ以前は「行楽急行」と称していた。

なお、昭和40年代には秩父鉄道線直通の「ちちぶ」や越生線直通の「くろやま」「かまきた」が存在していた。

昭和50年代の運行形態は以下に挙げる通りである。

  • 運行区間
    • みつみね:池袋駅 - 三峰口駅 … 秩父鉄道線直通(休日運転)
    • ながとろ:池袋駅 - 上長瀞駅 … 秩父鉄道線直通(同上)
    • たまよど:池袋駅 - 寄居駅(同上)
    • さだみね:池袋駅 - 小川町駅(平日運転)
    • むさしの:池袋駅 - 森林公園駅(休日運転)
  • 車両:8000系
  • 停車駅:池袋駅・志木駅川越駅川越市駅坂戸駅東松山駅 - 寄居駅間の各駅(1979年ダイヤ改正以前の東松山 - 寄居間は、森林公園・小川町のみ停車)

昭和60年代までは先頭車の前面にヘッドマークを掲出して運行されていた。その後、種別幕の使用開始に際し、種別幕へ種別と愛称を併記する方式に変更し、愛称の廃止まで続いた。

  • 1989年から小川町 - 寄居間無停車となる。
  • 1992年3月31日をもって秩父鉄道直通運転および列車愛称を廃止した。
  • 1998年3月26日より志木駅を通過し、小川町 - 寄居間の各駅には再び停車するようになった。
  • 2005年3月17日のダイヤ改正より平日の運行がなくなり、土曜・休日も寄居発着が廃止された。停車駅に和光市を追加(同日は平日だったため、ダイヤ改正後の特急運転と和光市停車は同月19日からとなった)。
  • 2008年6月8日の運用で特急の運転が最後となった。
  • 2008年6月14日のダイヤ改正により特急の種別が廃止。代わってTJライナー・快速急行を新設。TJライナーはフライング東上以来の有料列車である。

[編集] 秩父鉄道直通

秩父鉄道に直通を開始したのは1949年(昭和24年)4月3日からのことで、当時は準急列車が乗り入れていた。特急「フライング東上」号も長瀞まで直通していた列車もあった。

昭和30 - 40年代には様々な秩父鉄道直通列車が運転され、「みつみね」「ながとろ」「ちちぶ」「うらやま」などの愛称を付けて運転されていたが、昭和50年代後半には休日運転の特急「みつみね」(池袋 - 三峰口)と「ながとろ」(池袋 - 上長瀞)に固定された。これらは8000系6両固定車限定で運用され、東上線内の特急と同じくヘッドマークを掲出していた。

だが、東上線の長編成化のため、「みつみね」と「ながとろ」は小川町で系統分割され、同駅以南は10両編成で運転し、同駅からは6両編成の接続列車として秩父鉄道線に乗り入れる形に変更された。

しかし、西武鉄道の秩父鉄道乗り入れ開始(当時は野上駅まで)に対抗するため、1989年(平成元年)のダイヤ改正から分断されていた「みつみね」と「ながとろ」の池袋駅 - 秩父鉄道直通が再開された。

再開にあたり、西武鉄道との対抗上それまで東松山駅以遠が各駅停車だった停車駅体制が見直され、小川町駅 - 寄居駅間の途中駅が全駅通過運転となった。なお、この2列車は全区間8000系6両編成で運行され、混雑を緩和するために小川町発着の10両編成の急行が数分の間隔で前後に運転される方式となった。

そのため、急行の後を追って途中追い抜くことなく運転されたことから、所要時間は急行と大差なかった。また、当時の「ゆぁ東上」では行楽シーズン時には寄居方に増結を行い森林公園で切り離しを行うことがあると書かれていたが、実際に行われたかどうかは不明である。

復活時の停車駅は以下の通り。

運転時刻は以下の通り。

  • みつみね号:池袋駅8:20発→三峰口駅10:43着/三峰口駅16:41発→池袋駅18:59着
  • ながとろ号:池袋駅9:00発→上長瀞駅10:48着/上長瀞駅15:10発→池袋駅16:59着

しかし、秩父鉄道が東武鉄道と互換性のないATSを導入することになり、特定車両使用の困難さから1992年(平成4年)3月31日をもって秩父鉄道への直通は中止され、「みつみね」と「ながとろ」は愛称名なしの池袋 - 寄居間の特急となった。なお、これ以後も本線系統との回送があるため、その牽引用として8000系2両編成3本に秩父鉄道のATSを搭載した。また、ほぼ同時期に西武鉄道による秩父鉄道乗り入れ列車の運転区間が野上駅から寄居駅に延長されている(その後、2007年(平成19年)3月6日から運転区間が長瀞駅までに短縮されている)。

2007年7月21日に開催された秩父鉄道・東武鉄道合同リレーイベントでは、森林公園から寄居まで「東武リレー号」を、秩父鉄道では寄居 - 三峰口間の往復で「SLパレオエクスプレス」(貸切扱い)をそれぞれ運転し、寄居駅での接続体制を取った。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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  1. ^ レールファン音楽館 Railfan ONGAKUKAN - スタッフの部屋 東京メトロ副都心線開業!!
  2. ^ 導入時期については、その都度『ゆぁ東上』(沿線情報誌)・駅ポスターにて公表されている
  3. ^ 東武鉄道2008年度安全報告書http://www.tobu.co.jp/anzen/houkoku/2008houkoku.pdf
  4. ^ 山本智之「ふる里で走っていた砂利運びの小さな鉄道 埼玉県営鉄道をめぐって」、中川浩一「埼玉県営鉄道で見かけた2両の蒸気機関車」(交友社鉄道ファン』2004年8月号 No.520 pp.143 - 149)
  5. ^ 1956年の広告には「特急フライング・トージョー号」と記されている。これは、近刊雑誌では2007年12月刊行の「鉄道ピクトリアル」臨時増刊号(第799号)のP148や、「鉄道ファン」2008年9月号に掲載されている。

[編集] 外部リンク

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