湯沢町

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ゆざわまち
湯沢町
Naebatop.jpg
苗場スキー場
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
甲信越地方
都道府県 新潟県
南魚沼郡
団体コード 15461-0
面積 357.00 km²
(境界未定部分あり)
総人口 8,287
推計人口、2014年8月1日)
人口密度 23.2人/km²
隣接自治体 南魚沼市十日町市中魚沼郡津南町
群馬県吾妻郡中之条町
利根郡みなかみ町
長野県下水内郡栄村
町の木 ベニヤマザクラ
町の花 コスモス
湯沢町役場
所在地 949-6192
新潟県南魚沼郡湯沢町神立300
北緯36度56分2.4秒東経138度49分2.8秒座標: 北緯36度56分2.4秒 東経138度49分2.8秒
Yuzawa town hall.JPG
外部リンク 湯沢町

湯沢町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

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湯沢町(ゆざわまち)は、新潟県南魚沼郡に属するである。南魚沼市への通勤率は11.0%(平成22年国勢調査)。

古くから三国街道宿場町として温泉地としても知られ、川端康成小説雪国』の舞台となった。近年ではフジロック・フェスティバルの開催地でもある苗場が、ウィンタースポーツ登山メッカとして人気を集める。

概要[編集]

地元では「湯沢」と呼ばれることが多いが、上越新幹線越後湯沢駅があることや秋田県湯沢市と区別するため、一般的には越後湯沢と呼ばれることも多い。

周辺の南魚沼市十日町市と並んでスキー場が多く、JR東日本も当町内でスキー場経営を開始する際に上越新幹線の路線を延伸し季節営業のスキー場専用駅(ガーラ湯沢駅)を建設した。時を同じくして、JR東日本 SKI SKIキャンペーンの展開により、東京など首都圏から新幹線でスキー場へ(CMの際には東京ーガーラ湯沢 最短○分と表記)というスタイルも確立された。

また、日本有数の別荘地でもある。このことから、リゾート開発の一モデルとしてよく取り上げられる。その為、バブル期には「東京都湯沢町」とまで揶揄された(新潟日報が1988年から1989年にかけて連載していた特集のタイトルから)。

南魚沼郡に残った唯一の町であり、魚沼産コシヒカリや、日本酒の産地としても名高い。

地理[編集]

新潟県の中部最南端に位置し、町域は山間部にあるが中央を南北に流れる魚野川沿いに平地があり、その川沿いに鉄道および高速道路が通っており長距離トンネルで群馬県側と繋がっている。なお国道17号はトンネルを避ける形で中央から南西部を通っている。

隣接自治体[編集]

山脈[編集]

三国山脈

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白砂山、上ノ間山、稲包山、忠次郎山、上ノ倉山、佐武流山、大黒山、向山、三国峠三国山、筍山、大源太山、天丸木山、赤倉山、赤湯山、平標山、仙ノ倉山、松手山、万太郎山谷川岳苗場山、一ノ倉岳、茂倉岳、神楽ヶ峰、日白山、東谷山、八木尾山、タカマタギ山、武能岳、白板山、向山、雁ヶ峰、足拍子山、荒沢山、七ッ小屋山、正面山、高石山、大源太山、柄沢山、方丈山、秋葉山大峰山、立柄山、高津倉山、飯士山

河川[編集]

清津川、セバト川、浅貝川、二居川、地王堂川、カッサ川、藪川、水無川、外ノ川、砥沢川、呑井沢川、魚野川、松川入川、大源太川、足拍子川、戸沢川、駒形川、ツナギ川、奥添地川、湯ノ沢川

湖沼[編集]

二居ダムカッサダムカッサ川ダム、大源太湖

公園[編集]

上信越高原国立公園魚沼連峰県立自然公園

歴史[編集]

平安末期、高橋半六(高半旅館祖)の温泉発見より(自然湧出毎分約500リットル)始まった現・湯沢町の歴史は、その後温泉湧出地名の湯ノ沢から湯沢となる。上杉謙信などが活躍した戦国時代には、直江兼続が生まれた地とも言われている(直江兼続出生地については南魚沼市とする説が一般的だが、湯沢町に樋口姓が多い事から湯沢出生地説が有力)。江戸時代には三国街道宿場町へと発展していく。1931年(昭和6年)に上越線が開通したほか、翌1932年(昭和7年)7月9日には温度71度、1分間に270リットル自然湧出する温泉を掘り当てることに成功した。その後、次々と温泉掘削に大きな成果を上げ、現在の湯沢温泉の基礎ができあがると、大規模な温泉保養地となっていった。また、1937年(昭和12年)に川端康成の小説「雪国」が刊行されると、越後湯沢の知名度は全国的なものとなる。

温泉観光地として発展した結果、2000年(平成12年)には全就業人口の81%が第3次産業に従事している一方、第1次産業・第2次産業はその立地が難しい地勢条件などから年々減少している。1982年(昭和57年)の上越新幹線開通と、1985年(昭和60年)関越自動車道全線開通、1997年(平成9年)の北越急行ほくほく線開業など、交通が便利になることによって、当町の就労人口、特に第3次産業就業者が増え続けた。

1986年(昭和61年)からのバブル景気と、1987年(昭和62年)に成立したリゾート法の影響もあり、50棟近くのリゾートマンションも開発された。

2004年(平成16年)に発生した新潟県中越地震では、被害の少なかった当町にも風評被害の影響で客足は減少した。また、2007年(平成19年)7月16日にも同じ新潟県で新潟県中越沖地震が発生したが、観光業界が一体となり新たな観光需要の喚起に取り組んだ結果、現在では首都圏のリピーターを中心に客足は戻っている。また温泉旅館は、新たなニーズに応えるべく露天風呂付客室等の設備投資を行なうものもあり、2007年(平成19年)には数軒の旅館がリニューアルオープンしている。

2011年(平成23年)に発生した東日本大震災でも被害は少なく、町が積極的に被災者の受け入れをしたことが高く評価された。その後、交通インフラの充実や苗場地域などでの夏季の冷涼な気候、町内に大規模ダムを抱え、自然エネルギー電源地でもある立地性の良さから、被災地や首都圏からの避難移住も増えてきている。魚沼コシヒカリについては、猛暑温暖化の影響で標高300m - 400m地域の品質向上が注目されている。

沿革[編集]

人口[編集]

Demography15461.svg
湯沢町と全国の年齢別人口分布(2005年) 湯沢町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 湯沢町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
湯沢町(に相当する地域)の人口の推移
1970年 8,374人
1975年 10,871人
1980年 9,514人
1985年 9,491人
1990年 9,986人
1995年 9,606人
2000年 9,130人
2005年 8,713人
2010年 8,398人
総務省統計局 国勢調査より

行政[編集]

町長[編集]

  • 初代:角谷虎繁(1955年〈昭和30年〉4月30日 - 1968年〈昭和43年〉7月6日)
  • 第2代:高橋好政(1968年〈昭和43年〉8月10日 - 1976年〈昭和51年〉8月9日)
  • 第3代:森下菊二(1976年〈昭和51年〉8月10日 - 1986年〈昭和61年〉1月1日)
  • 第4代:南雲幸蔵(1986年〈昭和61年〉2月6日 - 1989年〈平成元年〉11月30日)
  • 第5代:村山隆征(1989年〈平成元年〉12月10日 - 2005年〈平成17年〉12月9日)
  • 第6代:上村清隆(2005年〈平成17年〉12月10日 - 2013年〈平成25年〉12月9日)
  • 第7代:田村正幸(2013年〈平成25年〉12月10日 - )

産業[編集]

産業別就業人口[編集]

  • 第1次産業:204人
  • 第2次産業:725人
  • 第3次産業:4,026人

総務省統計局 / 国勢調査(2005年)

地域[編集]

教育[編集]

  • 湯沢町立三国小学校(統合により廃校予定)
  • 湯沢町立三俣小学校(統合により廃校予定)
  • 湯沢町立神立小学校(統合により廃校予定)
  • 湯沢町立土樽小学校(統合により廃校予定)
  • 湯沢町立湯沢小学校(旧・新潟県立湯沢高等学校跡地に移転計画あり。)
  • 湯沢町立湯沢中学校

1978年(昭和53年)4月1日に、新潟県立六日町高等学校の定時制湯沢分校が独立、新潟県立湯沢高等学校として開校したが、2006年(平成18年)4月1日に再統合。同校は2008年3月31日閉校。

医療[編集]

交通[編集]

越後湯沢駅

鉄道[編集]

越後湯沢駅上越新幹線をはじめ、上越線、更には北越急行ほくほく線の大半の列車が発着する、新潟県南部のターミナル駅となっている。

新幹線については、東京〜新潟間の「とき」の他、東京〜越後湯沢間の「たにがわ」が、それぞれ約1時間間隔で運転される。在来線では、金沢・福井方面とを結ぶ、ほくほく線経由の特急「はくたか」が発着する。

ほくほく線が開通してからは、首都圏と北陸とを結ぶ連絡駅という役割が長岡駅から越後湯沢駅へシフトした。北陸新幹線の延長後、利用客の減少が懸念される。

JR logo (east).svg 東日本旅客鉄道(JR東日本)
Shinkansen green.svg 上越新幹線
Shinkansen green.svg 上越新幹線支線(正式には上越線支線)
上越線
北越急行
ほくほく線
  • (湯沢町内には路線・駅はないが、すべての特急はくたかと大部分の快速列車・普通列車が六日町駅 - 越後湯沢駅間を上越線に乗り入れている)

路線バス[編集]

道路[編集]

高速道路
一般国道
一般県道
林道
  • 高石林道
  • 一之沢滝ノ又線 (全延長11km、幅員5m)
  • 小松原林道
  • 田代林道
  • 赤湯林道
  • 向山林道
  • 三国峠(標高1,100m
  • 火打峠(標高983m)
  • 二居峠(標高810m)
  • 芝原峠(標高680m)
  • 蓬峠(標高1,529m)
  • 栄太郎峠(標高994m)
  • ガーラ峠

観光[編集]

NASPAコスモスガーデン

観光スポット[編集]

  • 浅貝水芭蕉群生地
  • 穴沢河川公園
  • 石川遼記念館(湯沢温泉通り)[2]
  • 上越線毛渡沢橋梁
  • 体験工房「大源太」
  • 大源太キャニオンキャンプ場
  • 滝沢公園(不動滝)
  • 田代ロープウェイ(最高地上高日本一:230m)
  • ちょうちん岩
  • つちたる自然公園
  • 電源開発奥清津発電所「OKKY」
  • 陶芸工房「旭窯」
  • ドラゴンドラ(世界最長:5481m)
  • トレッキング湯沢
  • 苗場インディペンデンスボードウォーク(日本最長)
  • NASPAコスモスガーデン
  • ぽんしゅ館
  • 主水公園(雪国の碑)
  • 山鳥原公園
  • 湯沢高原「アルプの里」湯沢温泉ロープウェイ)・恋人の聖地(天空の鐘)
  • 湯沢中央公園
  • 湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」
  • レジャープール「オーロラ」
  • 「わらべの詩」童画の父川上四郎記念越後湯沢全国童画展入選作品常設展示場(二居共同浴場「宿場の湯」内)

史跡[編集]

  • 諏訪社
  • 大源太川第1号砂防堰堤
  • 小坂百庚申塔一群
  • 瑞祥庵
  • 荒谷毘沙門堂
  • 大峰百番観音(大峰山秋葉山
  • 荒戸城跡:県指定史跡
  • 八木沢口留番所跡
  • 八木沢十二神社
  • 八木沢観音堂
  • 大島十二神社
  • 雪災碑
  • 伊米神社
  • 三復庵跡
  • 三国街道三俣宿本陣関新右衛門宅跡
  • 鶴女碑
  • 三国街道三俣旧脇本陣越後屋
  • 三俣観音堂
  • 三国街道三俣旧脇本陣池田家
  • 三俣百庚申
  • 三国街道二居旧本陣富沢家
  • 寄居城跡
  • 浅貝十二神社
  • 浅貝百庚申
  • 御坂三社神社(三国権現)

スキー場[編集]

ゴルフ場[編集]

  • ゴールド越後湯沢カントリークラブ

フィッシングパーク[編集]

  • 湯沢フィッシングパーク
  • 湯沢東山フィッシングパーク
  • 大川フィッシングパーク

温泉[編集]

催事[編集]

フジロック・フェスティバル

当町を題材にした作品[編集]

古典[編集]


随筆[編集]


小説[編集]


漫画[編集]


楽曲[編集]

当町に本社がある主な企業[編集]

(五十音順)

当町に拠点を置く主な特定非営利活動法人[編集]

当町に事業所・支店がある主な企業[編集]

(五十音順)

メディア[編集]

  • 魚沼よみうり ミニコミ誌
  • VITA湯沢 - 季刊 無料ミニコミ誌(平成19年7月創刊、年4回発行)

出身有名人[編集]

特別観光大使[編集]

観光カリスマ[編集]

  • 南雲友美(にいがた観光カリスマ)[3]

関連のある有名人[編集]

関連図書[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政
観光
計画