東武野田線

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東武野田線
東岩槻付近
東岩槻付近
路線総延長 62.7 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V 架空電車線方式 (直流)
最高速度 100 km/h
uexKBFe + HUB81
uexKBFe + HUB81
uexKBFe
西武大宮線
uSTRrg
uBHFq + HUB26
uBHFq + HUB26
uBHFq
uSTRlg
uSTRlf
uSTRl + HUB26
uSTRl + HUB26
uSTRl
uABZ3lf uSTRq
埼玉新都市交通伊奈線
STRq
BHFq + HUB26
BHFq + HUB26
BHFq
STRq STRq
JR東東北上越新幹線
TUNNELlu
tBHFq + HUB26
tBHFq + HUB26
tBHFq
TUNNELru STRq
←JR東:埼京線 / 川越線
STRq
BHFq + HUB26
BHFq + HUB26
BHFq
STRq ABZ3lg
←JR東:宇都宮線 / 高崎線
STRq
KBHFr + HUB26
KBHFr + HUB26
KBHFr
STR
←JR東:京浜東北線
KBHFl + HUB83
KBHFl + HUB83
KBHFl
STRlg STR
0.0 大宮駅
BHF STR
1.2 北大宮駅
STR STRlf
↑JR東:宇都宮線→
BHF
2.2 大宮公園駅
BHF
4.0 大和田駅
BHF
5.6 七里駅
eBHF
加倉駅 1950年廃止
BHF
8.5 岩槻駅
eKRZo
武州鉄道
eBHF
渋江駅
WBRÜCKE
元荒川
BHF
10.9 東岩槻駅
BHF
12.2 豊春駅
BHF
14.1 八木崎駅
STR STRrg
伊勢崎線
STRlf ABZlg
BHF
15.2 春日部駅
STRrg ABZrf
KRZo STRrf
←伊勢崎線↑
eBHF
土井停留所 1947年廃止
BHF
17.8 藤の牛島駅
eBHF
永沼停留所 1956年廃止
BHF
20.6 南桜井駅
WBRÜCKE
江戸川
BHF
22.9 川間駅
KDSTa STR
七光台検修区
STRlf ABZlg
BHF
25.1 七光台駅
BHF
26.6 清水公園駅
BHF
27.7 愛宕駅
uexBHFl + HUB84
uexBHFl + HUB84
uexBHFl
exKDSTa + HUB25
exKDSTa + HUB25
exKDSTa
BHF + HUB82
BHF + HUB82
BHF
28.6 野田市駅
exSTRlf eABZlg
野田人車鉄道
BHF
30.9 梅郷駅
BHF
33.2 運河駅
BHF
35.1 江戸川台駅
BHF
36.8 初石駅
STR
BHFq + HUB81
BHFq + HUB81
BHFq
KRZu
つくばエクスプレス
HUB62
BHF + HUB82
BHF + HUB82
BHF
38.4 流山おおたかの森駅
BHF
39.7 豊四季駅
eBHF
北柏駅 1955年廃止
STR
 常磐線の北柏駅とは別
ABZfg
KBHFr + HUB81
KBHFr + HUB81
KBHFr
42.9 柏駅
KRZo
BHFq + HUB26
BHFq + HUB26
BHFq
←JR東:常磐線(快速)
KRZo
BHFq + HUB26
BHFq + HUB26
BHFq
←JR東:常磐線(各停)
eABZrg
exKBHFr + HUB83
exKBHFr + HUB83
exKBHFr
BHF
45.8 新柏駅
BHF
47.1 増尾駅
BHF
48.0 逆井駅
STR KDSTa
ABZrg STRrf
BHF
50.2 高柳駅
BHF
51.9 六実駅
HUB63
BHF + HUB82
BHF + HUB82
BHF
53.3 新鎌ヶ谷駅
BHFq + HUB26
BHFq + HUB26
BHFq
KRZu STRq
北総北総線
BHFq + HUB83
BHFq + HUB83
BHFq
KRZu STRlg
新京成新京成線
STR HST
初富駅
STR STRlf
BHF
55.2 鎌ヶ谷駅
BHF
57.7 馬込沢駅
BHF
60.1 塚田駅
BHF
61.3 新船橋駅
exKBHFl + HUB81
exKBHFl + HUB81
exKBHFl
exSTRq exSTRlg STR
海神駅 連絡線 1934年廃止
BHFq + HUB83
BHFq + HUB83
BHFq
STRlg exSTR STR
京成本線
tSTRq KRZt xKRZt KRZt tHSTq
東海神駅
STR exSTR STR
東葉東葉高速線
STR exSTRlf xABZ3lf
KBHFr + HUB81
KBHFr + HUB81
KBHFr
62.7 船橋駅
KRZo STRq STRq
BHFq + HUB26
BHFq + HUB26
BHFq
←JR東:総武線(快速)
KRZo STRq STRq
BHFq + HUB26
BHFq + HUB26
BHFq
←JR東:総武線(各停)
STR HUB26
↑京成:本線→
STRlf STRq STRq
BHFq + HUB83
BHFq + HUB83
BHFq
京成船橋駅

野田線(のだせん)は、埼玉県さいたま市大宮区大宮駅から千葉県柏市柏駅を経て船橋市船橋駅を結ぶ東武鉄道鉄道路線である。東武鉄道の路線で千葉県内を走行する唯一の路線でもある。

目次

[編集] 路線データ

大宮駅 - 柏駅間は、ほぼ国道16号線に並行する。また、高柳駅 - 船橋駅間は、ほぼ県道船橋我孫子線に並行する。

[編集] 概要

埼玉県南東部から千葉県北西部にかけて、東京30km圏内の東半分を結ぶ路線であり、1930年(昭和5年)に全線開通した。

現在は沿線における生活路線だが、当初は野田市駅から柏駅まで醤油を運ぶ貨物輸送のために作られた。かつては野田市のキッコーマン本社内に運搬用の駅が存在し[1]、柏駅からは日本鉄道(現在のJR常磐線)経由で日本全国に醤油が輸送されていた。柏駅のスイッチバック状配線は貨物輸送の名残りであり、現在の同駅8番線の場所に貨物列車用の引き込み線が設けられていた。

[編集] 歴史

[編集] 千葉県営鉄道

千葉県は、東葛飾郡野田町(現・野田市)の醤油醸造業者から舟運に頼るだけの交通の不便さを訴えられたため、1910年(明治43年)8月3日に東葛飾郡千代田町(現・柏市) - 野田町間他1線について軽便鉄道敷設免許申請を鉄道省に提出した。建設費は県債を募集して充てることとし、醸造組合は20万円でその県債を引き受けた。

当初、軌間は軍用軽便鉄道で使用していた600mmを予定していたが、野田醤油醸造組合では鉄道院線(現・JR東日本線)と同軌間でなければ常磐線柏駅で貨車の直接乗り入れができず不便である点を主張し、その結果1067mmに変更して着工することになった。同年8月31日に免許が下りると同時期に工事が着工され、1911年(明治44年)5月9日千葉県営軽便鉄道柏 - 野田町間(現・野田市駅)9マイル10チェーン (14.7km) が開通した。

[編集] 北総鉄道・総武鉄道

1921年(大正10年)、千葉県当局は路線維持を前提に県営鉄道の払い下げを行う方針を打ち出した。野田線の場合、野田醤油醸造組合が野田町 - 船橋間に列車の直通運転を計画し、京成電気軌道専務取締役本多貞次郎を中心に払い下げ運動を展開した。同年、この千葉県から払い下げられた路線(野田町 - 柏間)の経営と柏 - 船橋間の新線を敷設する目的で北総鉄道北総線を営業している1972年設立の北総鉄道とは無関係)を発起し、11月21日に免許が下りた。

1922年(大正11年)4月5日に創立総会を開き、本社所在地を東京市本所区押上町(現・東京都墨田区押上)に、取締役社長は本多貞次郎が就任し、資本金150万円で北総鉄道を設立した。同月に千葉県東葛飾郡船橋町(現・船橋市)九日市に本社を移し、柏 - 船橋間の測量や用地買収にかかった。1923年(大正12年)北総鉄道は柏 - 船橋間19.6kmの工事に着手し、12月27日に船橋線 船橋 - 柏間が開業した。なお、同年7月には県営鉄道を41万円で譲り受け、翌8月より同社野田線(柏 - 野田町間14.7km)として営業を開始している。また、柏 - 船橋間の路線の駅は柏駅の東側にあり、柏 - 野田を結ぶ路線の駅は柏駅の西側にあって、常磐線をサンドイッチするような配置となっていた。

1926年(大正15年)、野田町駅(現・野田市駅)から東武鉄道粕壁駅(現・春日部駅)を経て省線大宮駅までを結ぶ新線敷設の構想が北総鉄道社内から持ち上がり、同年5月31日に敷設免許を受けた。同年7月に本多貞次郎から斎藤三郎に取締役社長が変わり、12月に本社を千葉県東葛飾郡柏町(現・千葉県柏市)豊四季に移転した。1928年(昭和3年)9月に資本金を450万円に増資して工事に着手した。最初から将来の北総鉄道の電化を睨み、全線を電気運転をするという認可を受けた。

1929年(昭和4年)9月1日、野田町駅(現・野田市駅) - 清水公園駅間1.3マイル(約1.9km)が開通し、同年11月17日大宮仮停留所(大宮駅から北大宮駅方331m付近) - 東武鉄道粕壁駅(現・春日部駅)9.5マイル (15.3km) が開通した。この大宮 - 粕壁駅間の開通に当たって粕壁駅構内に変電施設を設置し、北総鉄道線で初の電車運転を開始した。その後大宮駅構内の工事が進み、同年12月9日に省線大宮駅まで乗り入れた。大宮 - 粕壁間が開通し、路線が下総北部にとどまらず、総・武両地方にわたるようになったことから、1929年(昭和4年)11月22日に北総鉄道から総武鉄道総武本線を開業させた1889年設立の総武鉄道とは無関係)に社名変更した。

大宮 - 粕壁、野田町 - 清水公園の新線敷設工事と併せて既設線の電化工事も進められ、1929年(昭和4年)12月に野田変電所が竣工、同年12月30日から清水公園 - 柏間の電気運転を開始した。電気運転開始に当たって電気機関車3両、電車10両、そして未電化区間にはガソリンカーを1929年に3両、1930年に2両購入し、旅客営業や貨物営業に就いた。

粕壁 - 清水公園間は江戸川架橋工事の竣工とともに1930年(昭和5年)10月1日開通し、全線開通となった。この時に大宮 - 柏間の直通電車の運転を開始した。これに先立ち8月30日には、船橋線の駅を常磐線西側に移転することで船橋線・野田線の駅を統合している。また、船橋線の船橋口では京成電気軌道と連絡線の工事が進められ、1929年(昭和4年)12月25日に京成海神停留場を連絡駅とし船橋 - 海神間にガソリン客車による旅客営業が開始されたが、収益が上がらず1933年(昭和8年)9月に営業を休止、翌1934年(昭和9年)4月2日で営業を廃止した。

1935年(昭和10年)7月1日、埼玉県南埼玉郡岩槻町(現・さいたま市岩槻区)の岩槻自動車株式会社(乗合自動車事業)を買収、また乗合自動車9両と貸切自動車1両を購入し野田町 - 越谷・草加駅間で乗合自動車事業を開業した。1936年(昭和11年)4月2日には北足立郡大宮町・上尾町・原市町近郊(現・さいたま市大宮区北区見沼区上尾市)で乗合自動車事業を展開する大宮自動車商会を買収するなど、総武鉄道沿線の中小乗合自動車事業者の買収を積極的に進めた。

1937年(昭和12年)には個人経営の利根川渡船事業(現・野田市目吹あたり)も買収し、渡船事業も展開した。

[編集] 東武鉄道

1943年(昭和18年)12月28日、東武鉄道の臨時株主総会にて東武鉄道と総武鉄道との合併が承認され、翌1944年(昭和19年)3月1日東武鉄道と合併した。元々総武鉄道は京成電気軌道の傍系企業であったが、本多貞次郎が取締役社長を辞任した頃から徐々に京成との関係が薄くなっていき、キッコーマンの傍系企業としての結び付きが強くなったようである。そして陸上交通事業調整法が遠因となって東武鉄道に合併された。当初は大宮 - 柏間が野田線、柏 - 船橋間が船橋線の呼称であったが、後に大宮 - 船橋間の全線が野田線と改称されている[2]。なお、乗合自動車事業(路線バス)も鉄道事業と同様に東武鉄道に合併された。

戦後は1957年(昭和32年)に北大宮 - 大宮公園間が複線化されたのを皮切りに、大宮・柏・船橋を起点に複線化が進められた。また車両の近代化(旧型車両→3000系列5000系列(→2080系)→8000系)・駅舎の改築も順次進められている。

[編集] 年表

  • 1911年(明治44年)5月9日 千葉県営軽便鉄道野田線 柏 - 野田町(現・野田市)間開業
  • 1923年(大正12年)8月1日 千葉県営軽便鉄道野田線を北総鉄道に譲渡
  • 1923年(大正12年)12月27日 北総鉄道船橋線 船橋 - 柏間開業
  • 1924年(大正13年)4月1日 法典駅を馬込沢駅に改称
  • 1929年(昭和4年)9月1日 北総鉄道が野田町 - 清水公園間を開業
  • 1929年(昭和4年)11月17日 北総鉄道が粕壁(現・春日部) - 大宮(仮駅)間を開業(電化)
  • 1929年(昭和4年)11月22日 北総鉄道が総武鉄道に改称
  • 1929年(昭和4年)12月11日 総武鉄道が大宮(仮駅) - 大宮間を開業(電化)
  • 1929年(昭和4年)12月25日 総武鉄道が船橋 - 海神間(非電化)を開業
  • 1929年(昭和4年)12月30日 柏 - 清水公園間電化
  • 1930年(昭和5年)4月12日 北大宮駅開業
  • 1930年(昭和5年)8月30日 船橋線から野田線柏駅へ連絡線を設け、常磐線を挟んで離れていた船橋線の柏駅を野田線柏駅に統合
  • 1930年(昭和5年)10月1日 総武鉄道が清水公園 - 粕壁間(電化)開業。牛島信号所開設
  • 1930年(昭和5年)12月6日 牛島信号所 - 川間間に武州川辺駅開業
  • 1930年(昭和5年)12月9日 (臨)永沼駅(現・南桜井駅)駅開業
  • 1931年(昭和6年)3月1日 牛島信号所を駅に格上げし、牛島駅(現・藤の牛島駅)開業
  • 1931年(昭和6年)3月5日 牛島駅を藤の牛島駅に改称
  • 1931年(昭和6年)7月3日 永沼駅を常設駅とする
  • 1931年(昭和6年)10月13日 七里 - 岩槻町間に加倉駅開業
  • 1933年(昭和8年) 豊四季 - 柏間に柏競馬場前開業(後の北柏駅だが、常磐線の駅とは別)
  • 1933年(昭和8年)5月10日 粕壁 - 藤の牛島間に土井停留場開業(貨物駅)
  • 1933年(昭和8年)7月29日 逆井駅開業
  • 1934年(昭和9年)4月1日 船橋 - 海神間を廃止
  • 1939年(昭和14年)6月10日 岩槻町駅を岩槻駅に改称
  • 1943年(昭和18年)1月26日 柏競馬場前駅を北柏駅に改称
  • 1943年(昭和18年)11月6日 永沼 - 武州川辺間に米島駅開業
  • 1944年(昭和19年)3月1日 陸上交通事業調整法に基づき、東武鉄道が総武鉄道を吸収合併
  • 1945年(昭和20年)4月30日 北柏駅休止(常磐線の北柏駅とは別)
  • 1945年(昭和20年)5月20日 米島 - 川間間の武州川辺駅休止
  • 1947年(昭和22年)3月1日 柏 - 船橋間電化(現在の野田線の電化完了)
  • 1947年(昭和22年)6月4日 土井停留場廃止
  • 1948年(昭和23年)4月16日 野田線と船橋線を統合して大宮 - 船橋間を野田線とする
  • 1949年(昭和24年)9月1日 粕壁駅を春日部駅に改称
  • 1950年(昭和25年)5月30日 野田町駅を野田市駅に改称
  • 1950年(昭和25年)7月5日 武州川辺駅廃止
  • 1950年(昭和25年)8月1日 加倉駅廃止
  • 1955年(昭和30年)7月5日 北柏駅廃止(常磐線の北柏駅とは別)
  • 1956年(昭和31年)9月15日 新船橋駅開業
  • 1956年(昭和31年)12月23日 永沼駅を米島駅に移転・統合し、南桜井駅に改称
  • 1957年(昭和32年)9月26日 北大宮 - 大宮公園間複線化
  • 1958年(昭和33年)2月16日 江戸川台駅開業
  • 1960年(昭和35年)10月1日 運河 - 初石間複線化
  • 1964年(昭和39年)3月12日 塚田 - 新船橋間複線化
  • 1968年(昭和43年)4月6日 大宮 - 北大宮間複線化
  • 1968年(昭和43年)7月1日 七光台駅開業
  • 1969年(昭和44年)7月29日 七里 - 岩槻間複線化
  • 1969年(昭和44年)12月1日 東岩槻駅開業
  • 1971年(昭和46年)8月6日 大和田 - 七里間複線化
  • 1974年(昭和49年)2月22日 大宮公園 - 大和田間複線化
  • 1978年(昭和53年)11月14日 初石 - 柏間複線化
  • 1980年(昭和55年)12月17日 塚田 - 船橋間高架化
  • 1982年(昭和57年)10月26日 新船橋 - 船橋間複線化
  • 1982年(昭和57年)11月10日 馬込沢 - 塚田間複線化
  • 1983年(昭和58年)7月21日 柏 - 増尾間に新柏駅開業。新柏 - 増尾間複線化
  • 1984年(昭和59年) 貨物列車廃止(柏駅に常磐線との連絡線があった)
  • 1985年(昭和60年)11月19日 増尾 - 逆井間複線化
  • 1989年(平成元年)11月28日 六実 - 新鎌ヶ谷信号所(現在の新鎌ヶ谷駅とは位置が異なる)間複線化
  • 1991年(平成3年)11月26日 柏 - 新柏間複線化
  • 1992年(平成4年)12月1日 3000系置き換えにより野田線の全車両が大型(20m車)冷房車化完了
  • 1999年(平成11年)11月25日 六実 - 鎌ヶ谷間に新鎌ヶ谷駅開業、新鎌ヶ谷信号所廃止、岩槻 - 東岩槻間・鎌ヶ谷 - 馬込沢間複線化
  • 2004年(平成16年)10月19日 東岩槻 - 春日部間・鎌ヶ谷 - 新鎌ヶ谷間複線化、5000系置き換えにより最高速度100km/hへ引き上げ
  • 2005年(平成17年)6月20日 平日朝9時までの列車に女性専用車両導入
  • 2005年(平成17年)8月24日 豊四季 - 初石駅間に流山おおたかの森駅開業
  • 2007年(平成19年)3月17日 JR東日本との通過連絡運輸を廃止(連絡運輸自体は継続)

[編集] 運行形態

大宮駅 - 春日部駅 (15.2km)、南桜井駅 - 江戸川橋梁付近(約1.3km)、運河駅 - 柏駅 - 逆井駅 (14.8km)、六実駅 - 船橋駅 (10.8km) の各区間が複線で、残りは単線である。単線区間ではすべての駅で上下列車の交換が可能である。

なお野田線では、大宮から柏・船橋方面に向かう列車を下り、船橋から柏・大宮方面に向かう列車を上り、と定めている。

全列車が8000系6両編成による各駅停車のみの運行である。最高速度は2004年10月19日ダイヤ改正以後は100km/hである。

柏駅がスイッチバック状の配線のため、運行区間は大宮 - 柏間と柏 - 船橋間に大別される。ただし、早朝を中心に大宮 - 船橋間直通列車が1日数本あるほか、七光台 - 船橋間の出入庫列車など、柏駅を跨いで運転される列車も僅かに存在している。

大宮 - 柏間は、以前は大宮 - 岩槻・春日部間や柏 - 運河・清水公園間など多数の区間列車が設定され、毎時4 - 8本と区間ごとに輸送力のばらつきがあったが、2007年3月10日ダイヤ改正より日中時間帯は10分間隔で毎時6本、全列車大宮 - 柏間運行に統一されるとともに、一部の駅では安全側線の設置・弾性ポイントへの交換による通過速度向上などの改良が行われ、所要時間が3 - 4分短縮された。

柏 - 船橋間は以前より日中10分間隔で運転されており、ダイヤ改正により柏駅を跨いでの野田線乗り継ぎが待ち時間の短縮、均一化により容易になった。単線区間での列車交換は基本的に高柳駅で行う。朝方に六実駅で長時間停車する列車があり、車掌によっては保温・保冷のため4つのドアのうち中2つを閉めることがある。

車掌は野田車掌区が担当する。

[編集] 日光線・鬼怒川線直通列車

昭和40年頃、大宮市(現さいたま市)周辺の自治体が大宮 - 東武日光・鬼怒川温泉の直通列車を要望した。東武鉄道ではこの要望に応える形で1969年(昭和44年)より春・秋の観光シーズンを中心として大宮駅 - 春日部駅 - 東武日光駅鬼怒川温泉駅間の臨時急行列車「きりふり」・「りゅうおう」(「きりふり」は東武日光行、「りゅうおう」は鬼怒川温泉行)を設定したが、利用客が少なく1972年(昭和47年)秋シーズンの運転をもって打ち切りとなった。春日部駅で配線の都合上折り返しが必要となり、東北本線日光線を経由する国鉄急行「日光」等より所要時間を要したことや、野田線には単線区間が多く線路容量に余裕がなかったことも原因と考えられる。

その後も「大宮駅から野田線を経由して日光・鬼怒川への直通特急の新設を」という要望が繰り返し出され、1990年(平成2年)8月28・29日には1720系「DRC」を使用して大宮駅 - 東武日光駅間に大宮市市制施行50周年を記念した団体列車「大宮市民号」が運転された。この年に就役した100系「スペーシア」の乗り入れと、大宮市と友好都市を結んでいる福島県南会津郡舘岩村(現・南会津町)の玄関口となる会津鉄道会津線会津田島駅への列車の運行が期待されたが、東武側は「利用が見込めない」として要望を断っている。

1999年(平成11年)3月16日より特急「けごん」・「きぬ」の一部列車が春日部駅に停車するようになり、2001年(平成13年)3月28日からは全列車の停車を開始した。2004年(平成16年)10月19日に大宮 - 春日部間の複線化が完成し直通列車再開の準備が整ったかに見えたが、東武日光線とJR東日本宇都宮線(東北本線)を相互直通運転する特急の運行が発表され、2006年(平成16年)3月18日より「日光」・「(スペーシア)きぬがわ」として運転が開始されたことにより、さいたま市はこれを「事実上の再開」とみなして件の要望を取り下げている。

千葉県側からも、昭和40 - 50年代の春秋に、船橋市の市立小学校の日光修学旅行輸送などのため、団体臨時列車「たびじ」が運転されていた。ただし、こちらも当時単線区間が多かったために線路容量に余裕がなかったことと、船橋駅が高架駅化及び駅ビル(東武百貨店船橋店)建設により駅構内が狭隘をきわめていたことから、大半は船橋からは運転されず柏からの発着となっていたようである。

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[編集] 利用状況

郊外路線だが、全線が東京近郊のベッドタウンに位置し、1980年代頃以降の沿線宅地化が著しく通勤利用が多いため、東武鉄道では本線(伊勢崎線日光線)、東上線に次ぐ基幹路線と位置付けている。

つくばエクスプレスの開業やJR湘南新宿ラインの輸送強化などにより、野田線の旅客流動は大きく変動している。そのため、2007年3月に伊勢崎線に次いで野田線でも白紙ダイヤ改正を実施し、柏駅での船橋方面列車 - 大宮方面列車の接続改善や昼間の春日部 - 清水公園間増発など、野田市・流山市北部地域から船橋、伊勢崎線方面への利便性向上が図られている。

列車はすべて各駅停車のみで優等列車の運行はない。船橋から大宮へ行く場合、野田線を乗り通す(約90分、780円)よりも、JR東日本総武緩行線武蔵野線京浜東北線と乗り継いだ方が高いが早い(約70分、890円)。

[編集] 女性専用車

2005年(平成17年)6月20日より女性専用車が導入された。平日の始発から9時までの上り・下りの全列車・全区間を対象とし、9時をもって一斉に打ち切られる。対象車両は上り・下りともに柏寄り先頭車両となっている。

半環状線の野田線では朝ピーク時の混雑区間は多岐に渡り、また柏でのスイッチバックも絡み、大宮発船橋行などのように柏駅を跨ぐ列車が数本あるため、何両目を女性専用車とするかには紆余曲折があった。最終的に、野田線で最も混雑する車両は大宮に到着する列車の、改札口に近い先頭車両と判断され、女性専用車は最も混雑度が低いとされる最後尾の車両に導入が決定された。

柏と船橋に到着する列車も大宮と同様に混雑するが、両駅は改札へ続く階段がホームに満遍なく設置されているので、車両毎の混雑度はある程度平準化されており、先頭車両、最後尾車両どちらにあったとしても問題はないとされた。ただし、新柏駅のように1か所のみの階段に最も近い車両が女性専用車となっているケースもある。

[編集] 使用車両

  • 8000系…野田線で運行される8000系は全編成6両編成となっている。

[編集] かつての使用車両

[編集] 駅一覧

  • 全列車全駅に停車する。
  • つくばエクスプレスの () 内の数字は駅番号を表す。
駅名 駅間キロ 累計キロ 接続路線 所在地
大宮駅 - 0.0 東日本旅客鉄道東北新幹線山形新幹線秋田新幹線上越新幹線北陸新幹線長野新幹線)・京浜東北線東北本線宇都宮線)・高崎線湘南新宿ライン埼京線川越線
埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)
埼玉県 さいたま市 大宮区
北大宮駅 1.2 1.2  
大宮公園駅 1.0 2.2  
大和田駅 1.8 4.0   見沼区
七里駅 1.6 5.6  
岩槻駅 2.9 8.5   岩槻区
東岩槻駅 2.4 10.9  
豊春駅 1.3 12.2   春日部市
八木崎駅 1.9 14.1  
春日部駅 1.1 15.2 東武鉄道伊勢崎線
藤の牛島駅 2.6 17.8  
南桜井駅 2.8 20.6  
川間駅 2.3 22.9   千葉県 野田市
七光台駅 2.2 25.1  
清水公園駅 1.5 26.6  
愛宕駅 1.1 27.7  
野田市駅 0.9 28.6  
梅郷駅 2.3 30.6  
運河駅 2.3 33.2   流山市
江戸川台駅 1.9 35.1  
初石駅 1.7 36.8  
流山おおたかの森駅 1.6 38.4 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス (12)
豊四季駅 1.3 39.7   柏市
柏駅 3.2 42.9 東日本旅客鉄道:常磐線(快速)常磐線(各駅停車)
新柏駅 2.9 45.8  
増尾駅 1.3 47.1  
逆井駅 0.9 48.0  
高柳駅 2.2 50.2  
六実駅 1.7 51.9   松戸市
新鎌ヶ谷駅 1.4 53.3 新京成電鉄新京成線
北総鉄道北総線
鎌ケ谷市
鎌ヶ谷駅 1.9 55.2  
馬込沢駅 2.5 57.7   船橋市
塚田駅 2.4 60.1  
新船橋駅 1.2 61.3  
船橋駅 1.4 62.7 東日本旅客鉄道:総武線(快速)総武線(各駅停車)
京成電鉄本線京成船橋駅

[編集] 留置線のある駅

[編集] 廃駅

  • 加倉駅(現・七里 - 岩槻間 1931年10月13日 - 1950年7月31日)
  • 渋江駅(現・岩槻 - 東岩槻、当時は岩槻 - 豊春間 武州鉄道の乗換駅)
  • 土井停留所(現・春日部 - 藤の牛島間、当時は粕壁 - 藤の牛島間 1933年5月10日 - 1947年6月3日)
  • 永沼停留所(現・藤の牛島 - 南桜井間、1930年12月9日 - 1956年12月23日、米島駅に統合され南桜井駅に改称)
  • 武州川辺駅(現・南桜井 - 川間間 1930年12月6日 - 1950年7月5日)
  • 北柏駅(現・豊四季 - 柏間 1933年 - 1955年7月5日、開業時は柏競馬場前駅、常磐線の北柏駅とは別)
  • 海神駅(現・京成電鉄海神駅 1929年12月25日 - 1934年3月31日、船橋 - 海神間に総武鉄道海神連絡線があった)

[編集] 今後の予定

  • 清水公園 - 梅郷間が高架化される(2017年度完成予定)[3]
  • 春日部駅付近の連続立体交差事業が計画されているが、着工にはまだ至っていない(2005年度 着工準備採択)[4][5]
  • 逆井 - 六実間の複線化が計画されているが、着工にはまだ至っていない[6]
  • 柏 - 新柏間[7]、馬込沢 - 塚田間[8]にそれぞれ新駅の設置が要望・検討されているが、具体的な目処は立っていない。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注および出典

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  1. ^ TBSテレビがっちりマンデー!!2007年7月8日放送分による
  2. ^ http://www.city.funabashi.chiba.jp/sogokotsu/railway/history/rekisitoubu.htm
  3. ^ 野田線「清水公園 - 梅郷」間の連続立体交差事業(高架化)に着手しますPDF 東武鉄道 2008年7月16日
  4. ^ 春日部駅付近連続立体交差事業 春日部市政策課
  5. ^ 平成17年度新規事業採択時評価結果 東武伊勢崎線・野田線連続立体交差事業(春日部駅付近)PDF 国土交通省道路局
  6. ^ 特定都市鉄道整備事業の実施状況についてPDF 東武鉄道 2004年11月24日
  7. ^ 常盤台に駅を誘致しよう! 常盤台駅(仮称)誘致促進協議会
  8. ^ 船橋市都市計画マスタープラン 3-5 法典地域 船橋市都市計画部都市計画課

[編集] 外部リンク

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