国道16号

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一般国道

国道16号
東京環状 - 国道16号の通称
総距離 253.2 km
陸上距離 251.0 km
制定年 1887年
起点 神奈川県横浜市西区
高島町交差点
相模原市八王子市昭島市
川越市さいたま市春日部市
柏市千葉市木更津市
横須賀市を巡行する環状線
終点 神奈川県横浜市西区
高島町交差点
接続する
主な道路
記法
国道1号
国道4号
国道6号
国道14号
国道17号
国道20号
国道51号
国道122号
国道126号
国道127号
国道246号
国道357号
国道409号
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国道16号(こくどう16ごう)は、神奈川県横浜市西区を起・終点とし、首都圏を環状に結ぶ一般国道である。通称、東京環状とも呼ばれる。

国道16号は東京近郊を環状に結ぶ数少ない道路であり、神奈川県横浜市、相模原市東京都八王子市埼玉県さいたま市千葉県千葉市といった都市を結ぶため日中は交通量が非常に多く、流れの良くない区間が多い。保土ヶ谷バイパスなどでは朝のラッシュ時に全線に渡る渋滞が頻発する。また、全区間にわたって通行車両に占める大型車やトラックの比率が高く、いわばトラック街道となっている。

車線数は片側2車線区間が大部分を占め、保土ヶ谷バイパスなど片側3車線区間も一部存在する。しかし、埼玉県入間市や東京都昭島市などにバイパスとして整備されていない片側1車線区間が僅かながら存在する。

環七通り環八通りと共に、東京都心部よりの距離を表す基準になっている。

目次

[編集] 概要

[編集] 歴史

国道16号は、歴史的には横浜 - 横須賀とそれ以外の部分とに分けられる。

横浜 - 横須賀が国道に指定されたのは1887年明治20年)のことである。明治20年7月2日勅令第28号によって各地の鎮守府に至る道路は国道とされることになり、同年7月8日、国道45号「東京より横須賀鎮守府に達する路線」として指定された。この路線は横浜まで国道1号「東京より横浜に達する路線」(現在の国道15号)と重複しており、同路線を延長するものであった。1920年大正9年)施行の旧道路法に基づく路線認定では、旧国道45号がそのまま国道31号「東京市より横須賀鎮守府所在地(横須賀市)に達する路線」となり、1952年(昭和27年)12月4日、新道路法に基づく路線指定で一級国道16号(横浜市 - 横須賀市)に指定された。

横浜市 - 千葉市間は、1953年昭和28年)5月18日二級国道129号東京環状線に、千葉市 - 木更津市間は二級国道127号館山千葉線の一部として国道に指定された。1963年(昭和38年)4月1日、国道127号の一部と国道129号を国道16号に統合、同時に横須賀市街 - 観音崎間と木更津市 - 富津市間も指定され、国道16号は横浜市を起終点とする路線となった。国道127号の残余区間はそのまま館山木更津線と再指定され、国道129号平塚市 - 相模原市間の二級国道平塚相模原線になった。1965年(昭和40年)4月1日には道路法改正によって一級・二級の別がなくなり、一般国道16号となった。

相模原市中央部は道幅が広く、片側2車線で側道や街路樹、広い歩道も完備されているが、これは戦時中に軍都計画が持ち上がった際、緊急時に滑走路として使えるようにした為である(ドイツアウトバーンや瀬谷の海軍道路と同じ理由)。

江戸時代の横浜 - 八王子間は、神奈川宿から八王子を経て甲州街道へと通じる主要な街道で、年貢の輸送や村の産物を運び交換するなど、生活上必要な道であった。元禄享保期の頃から街道として使用されていた。また、江戸時代から明治の頃は、津久井生糸織物を買い付けに往来する外国商人の姿も多かったという。

[編集] 道路概況

大和市・相模原市の区間については東京都区間で説明する。

[編集] 神奈川県区間

起点は横浜市だが、ここでは横須賀市走水から説明する。しばらく海岸線を走った後、三春町より横須賀街道に入る。横須賀市の中心街を通り、周辺が山だらけとなる横須賀市北部を北上し、横浜市金沢区・磯子区・南区と進み、起終点の横浜市西区高島町に至る。国道1号との重複区間を西に進み、浜松町交差点で別れ北西へ進むと横浜環状2号線交点(川島)を経て、保土ヶ谷バイパスと上川井で合流する。このあたりで現道と並行するバイパス道路の保土ヶ谷バイパスは、自動車専用道路ながら通行料無料のため利用者が多く、日本で最も交通量が多い道路となっている。

[編集] 東京都区間

保土ヶ谷バイパス合流後は東名高速道路横浜町田IC国道246号交点(東名入口交差点)が続く。上川井の保土ヶ谷バイパス本線から横浜町田ICまでは立体化されたが、日中は慢性的に2km程度の渋滞が発生するため、町田市東名入口交差点の立体化工事(町田立体)が行われている。その後は、大和バイパスから相模原市の谷口陸橋までは片側3車線の広幅員道路となっている。鵜野森を過ぎると、ロードサイドの大型店舗やファミリーレストランが立ち並ぶ街並みである。相模原市の直線状の道をしばらく進み、橋本高架橋を直進すると、有料の八王子バイパスに入る。

八王子市南部では八王子バイパスと現道が並行するが、横浜方面から現道へ入るには迂回が必要で、さらに八王子市街を除き片側1車線である。八王子市街では甲州街道との重複やJR中央線の踏切などもあり、流れは悪い。しかし、八王子市街から昭島方面に抜けてすぐに片側1車線になるものの、峠を越えると片側2車線になる。また、市街地を避ける八王子バイパスも有料区間を過ぎてから大和田交差点付近までは、流れが滞ることが多い。バイパスと現道は左入橋交差点で合流しており、中央自動車道八王子ICへ向かう車やICから出てきた車、バイパスへ抜ける車と非常に交通量が多く、付近はしばしば渋滞している。

左入橋交差点を抜けて坂を上がると多摩川が目前に広がり、拝島橋が横切っている。その先、堂方上交差点を左に曲がるが、小荷田交差点までの1.5kmは新奥多摩街道東京都道29号立川青梅線)との重複区間となっている。この区間は外回り(新奥多摩街道、下り)2車線、内回り(新奥多摩街道、上り)3車線の変則区間だが、道路幅はどちらも同じである。内回りは本来2車線のところを3車線にしてあるため車線幅が狭く、大型車は車線にまったく余裕がない。このため、渋滞時にはこれが原因で、より一層渋滞に拍車をかけている。

武蔵野橋、陸橋拡幅架け替え工事(手前右手、横田基地方。前方左手、昭島方)(2009年1月時点)

また、小荷田交差点から武蔵野橋(JR五日市線青梅線八高線跨線橋、玉川上水橋)南間の昭島市街は未だに片側1車線であるため、慢性的に渋滞している。その後、武蔵野橋からは片側2車線になり流れが良くなる。3000メートル滑走路を持つ米軍横田基地を右に見ながらしばらく進むと旧道(現・東京都道166号瑞穂あきる野八王子線)と箱根ヶ崎駅周辺を迂回する瑞穂バイパスの分岐に差しかかる。分岐のトンネルを抜けると青梅街道との立体交差がある。瑞穂バイパスを抜けると再び旧道と合流、すぐに埼玉県入間市となる。

なお現在、五日市街道〜睦橋通り(東京都道7号杉並あきる野線)と重複する武蔵野橋は、片側3車線化の陸橋拡幅架け替え工事中である。また、その南の片側1車線区間の昭島市街も、片側2車線化に向けて用地買収が進んでいる。

[編集] 埼玉県区間

首都圏中央連絡自動車道(圏央道)入間ICを過ぎ、武蔵バイパスの先、入間・狭山市境付近には片側1車線区間が残り、河原町交差点では流れが悪くなる。尚、狭山市内の大部分は2009年3月26日午前11時に片側2車線となった。川越市に入り、関越自動車道川越ICを過ぎて脇田新町交差点を右折し、川越市街地を迂回するように進むが、途中には急カーブがあり線形は良くない。国道254号との交差点である新宿町(北)交差点では、国道254号へ右折する車が右車線を埋め尽くし、左車線への強引な車線変更が頻繁に行われる。

国道254号バイパスとの交点である小仙波交差点を過ぎ、新上江橋で荒川を渡ると西大宮バイパスに入る。宮前ICから吉野町ICまでの3.7kmは国道17号新大宮バイパスとの重複区間となり、片側3車線の道路が続く。吉野町ICの側道を下って右折し、東大宮バイパスを東へ進む。東北自動車道岩槻ICのあるさいたま市岩槻区加倉南交差点付近は終日混雑している。岩槻春日部バイパスで春日部市に入り、小渕交差点で国道4号日光街道)と交差する。同交差点より春日部野田バイパスとなり、庄和インター交差点で国道4号バイパス(新4号国道)と交差した後、金野井大橋で江戸川を渡る。

[編集] 千葉県区間

千葉県に入り、野田市を抜けて柏市に入り、常磐自動車道柏ICを過ぎると、大型車やトラックが非常に多くなる。平日は乗用車よりも大型車のほうが多いほどで、いわばトラック街道となっている。柏市呼塚で国道6号(水戸街道)と交差し、柏市、白井市船橋市八千代市と直線状ながら混雑した片側2車線道路が続く。この周辺は1970年代以降に整備された新道区間のため、直線的な道路となっている。

千葉市に入り、稲毛区に入ると東関東自動車道千葉北ICがあり、当ICを過ぎると混雑するのは京葉道路穴川ICまでで、この先は国道357号交点(千葉市中央区浜野)まで京葉道路の側道となっている。浜野からは京葉工業地域を走るため通行車両の多くは大型トラックであるが、交通量はあまり多くなく、直線状道路となっている。大和田からは旧来からの片側1車線道路となり、しばらく行くと千葉県側の終点、富津交差点である。指定区間はここから浦賀水道の対岸、横須賀市走水へと続く。

[編集] 問題点

神奈川、埼玉、千葉の3県の都市または県庁所在地横浜市さいたま市千葉市※いずれも政令指定都市)を環状に結ぶ幹線道路であり、東京都多摩地域を唯一縦貫する国道の為、交通が集中してしまう。放射状に伸びる幹線道路との重複区間も多く(国道1号、国道20号、新奥多摩街道、新大宮バイパス)、右左折が必要な箇所も多く、渋滞でうまく進路変更できない場合などは誤ったルートに入りやすい。拝島と入間に残った1車線区間はバイパスもない為、ボトルネックとなっている。自動車専用道路ではない為に歩行者、二輪車などとの事故も多い。

環八通り、環七通り、山手通り、明治通りというような相互に補完しあう環状の迂回路が少ないため、交通集中により渋滞が起こりやすい(特に土曜日や日曜日、祝日はロードサイド店へ行く車で混雑する)。それでも、放射道路を横に繋ぐ環状道路の特性から、渋滞していなければ目的地まで短距離、短時間で到着できるというメリットがあり、利用者は多い。

一方で、夜間から早朝にかけては日中に比べ交通量が少なくなり、当然速度超過で走る車も多く、今度はそれによる事故も発生しうる。そのためにオービスが何箇所かに設置されており、またパトカーによる取り締まりも行われているようである。

[編集] 重複区間

[編集] 通過市町村

[編集] 接続路線など

[編集] 自動車専用道路・国道及び主な河川・峠

富津市 - 横須賀市は海上区間

  • 神奈川県 ※横浜横須賀道路の接続路線は当該記事を参照
    • 国道134号(横須賀市) - 三春町二丁目交差点
    • 国道133号(本町通、横浜市中区) - 桜木町一丁目交差点
    • 国道1号(横浜市西区、終点) - 高島町交差点

[編集] 都道府県道および政令指定都市主要地方道

富津市 - 横須賀市は海上区間

[編集] バイパス

[編集] 有料道路

[編集] 迂回路

首都圏では大規模な環状道路整備が大きな課題になっているが、2008年3月29日現在では川島IC - あきる野IC八王子JCTが開通している首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が利用できる。

その他の迂回路として、高島 - 上川井で新横浜通り綱島街道 - 成瀬街道、又は厚木街道 - かまくらみちが、東名高速道路横浜町田IC - 八王子バイパスでは神奈川県道50号座間大和線 - 神奈川県道507号相武台相模原線(村富線)、町田街道滝山街道東京都道61号山田宮の前線、埼玉県道・東京都道179号所沢青梅線、瑞穂あきる野八王子線、奥多摩街道、新奥多摩街道が、埼玉県道8号川越入間線(茶つみ通り)、埼玉県道260号鯨井狭山線 - 埼玉県道262号日高狭山線 - 国道299号(飯能狭山バイパス)、埼玉県道160号川越北環状線 - 月吉橋 - 埼玉県道12号川越栗橋線、埼玉県道51号川越上尾線 - 埼玉県道323号上尾環状線 - 埼玉県道87号上尾久喜線、埼玉県道78号春日部菖蒲線が、千葉県道80号野田岩槻線、千葉県道5号松戸野田線千葉県道7号我孫子関宿線、千葉県道8号船橋我孫子線(船取県道)、千葉県道66号浜野四街道長沼線、千葉県道155号四街道上志津線、館山自動車道などがある。保土ヶ谷バイパスの迂回路としては、横浜市の環状2号線、環状4号線も利用できる。

[編集] 別名

[編集] 道の駅

[編集] ギャラリー

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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