国道55号

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一般国道

Japanese National Route Sign 0055.svg

国道55号
路線延長 231.5 km(総延長)
222.8 km(実延長)
制定年 1963年指定
起点 徳島県徳島市
かちどき橋南詰)
主な
経由都市
徳島県阿南市
高知県室戸市
高知県安芸市
終点 高知県高知市
県庁前交差点
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0011.svg国道11号
Japanese National Route Sign 0195.svg国道195号
Japanese National Route Sign 0193.svg国道193号
Japanese National Route Sign 0493.svg国道493号
Japanese National Route Sign 0032.svg国道32号
Japanese National Route Sign 0056.svg国道56号
Japanese National Route Sign 0033.svg国道33号
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
国道55号終点
高知市

国道55号(こくどう55ごう)は、徳島県徳島市から室戸市を経由して高知県高知市へ至る一般国道

概要[編集]

室戸岬を筆頭に海岸沿いの区間が路線全体の半分近くを占めており、急勾配・急カーブもほとんど存在しないことからドライブコースとしても利用されるが、沿線の好眺望ゾーンは同時に台風常襲地帯でもあり、からにかけては沿道の山腹崩壊や落石、高波などによって通行規制が敷かれることも少なくない。また、大津波警報の発令など津波の襲来が予想される場合にも通行規制が敷かれることがある。

市街化が急速に進んだ徳島市南部、バイパス整備が遅れている阿南市橘地区、また1970年代早々に4車線路が整備された高知市 - 南国市などは、交通量が大変多く渋滞が発生しやすい傾向にある。

高知県東洋町 - 室戸市の海岸沿いの区間はとても走りやすく、四国地方整備局が発表している「道路の走りやすさマップ」では、四国では珍しい最良の「Sランク」となっている。

徳島市沖浜付近から小松島市芝生まで、および阿南市福井(福井ダム付近)から室戸岬を越えて香南市野市までは現代の遍路道となっており、多くの遍路が利用する道となっている。一部に別ルートや旧道、自転車専用道路などがあるのでそちらを利用する遍路が多いが、美波町日和佐から安芸市街地までの区間では数多く歩き遍路の姿を見かける。日和佐の薬王寺から室戸岬の最御崎寺まで、約75kmの間には札所寺院がないため、中には暑い日中を避けて夜を徹して歩く遍路もいる。

また、高知県安芸市下山において上下線が分離されている。理由は、神木である“なぎの木”のためである。


路線データ[編集]

一般国道の路線を指定する政令[1]に基づく起終点および経過地は次のとおり

歴史[編集]

  • 1953年昭和28年)5月18日
    二級国道194号高知徳島線(高知県高知市 - 徳島県徳島市)
  • 1963年(昭和38年)4月1日
    一級国道に昇格。一級国道55号(徳島県徳島市 - 高知県高知市)として指定。194号は高知市 - 西条市の路線に採番される。
  • 1965年(昭和40年)4月1日
    一級二級制度廃止に伴い、一般国道55号(徳島県徳島市 - 高知県高知市)として指定。

工事概要[編集]

  • 1963年(昭和38年)4月、国直轄施工による一次改築事業開始。8月、徳島県阿南市橘町、福井町及び海部郡牟岐町内、高知県香美郡赤岡町~安芸郡芸西村間等で改良工事着手。9月、室戸市内改良着手。
  • 1965年(昭和40年)南国バイパス着手[5]
  • 1966年(昭和41年)羽ノ浦バイパス着手。阿南市 - 日和佐町間星越峠改良着手。
  • 1969年(昭和44年)3月、大山岬改築完了[6]。9月、羽ノ浦バイパス完成[7]
  • 1970年(昭和45年)4月、南国バイパス後免高須間供用。
  • 1971年(昭和46年)3月、星越峠改良を完了。11月、日和佐地区1次改良を完了[7]
  • 1973年(昭和48年)3月、高知県東洋町甲浦の改良を完了[8]宍喰町内改良を最後に徳島県内一次改築完了[7]。これにより国道55号、56号によるWルートが完成。4月、南国バイパス全線供用[7]。阿南道路事業化。
  • 1975年(昭和50年)10月、室戸岬付近の改築完了[8]
  • 1979年(昭和54年)3月、室津局改完成[9]
  • 1983年(昭和58年)12月、坂本局改完成[10]
  • 1989年(平成元年)3月、南国バイパス全線4車線化完成[11]

災害[編集]

  • 1966年(昭和41年)5月21日 県東部の集中豪雨により室戸から佐喜浜にかけ寸断され10日間通行止め[5]
  • 1970年(昭和45年)8月21日 物部川橋が欠傷し13日間通行止め[6]

路線状況[編集]

バイパス[編集]

阿南道路

徳島県内

  • 徳島南バイパス(徳島県徳島市 - 小松島市)
  • 羽ノ浦バイパス(阿南市)羽ノ浦駅前の羽ノ浦町中心市街地をパスする。
  • 牟岐道路は、徳島県海部郡牟岐町内妻から海部郡海南町浅川間に計画された4.7kmのバイパスである。当該区間は線形も悪く、降雨時には土砂崩壊等がたびたび発生することから事前通行規制区間にも指定されていた。それを解消するために1973年(昭和48年)に事業着手された。道路規格は第3種第3級、車線数は2車線、道路幅員は10m, 車線幅員は3.0m, 設計速度は50km/hである。工事は1979年(昭和54年)に着手し、1983年(昭和58年)12月には、牟岐町内妻から海南町福良2.8kmが供用し、1996年(平成8年)3月には全線完成供用した。また1996年(平成8年)4月には通行規制区間が解除された。主な構造物としては、内妻高架橋(L=235m), 福良トンネル (L=294m, W=9.5m) 1987年(昭和62年)完成がある。
  • 阿南道路(徳島県阿南市)

高知県内

  • 吉良川改良(室戸市黒耳地区、室戸市吉良川町平尾地区680m, 同市吉良川町西灘地区1.3kmの3区間総延長4.5kmの改良工事である。昭和55年度に工事開始。黒耳地区は1985年(昭和60年)3月30日に供用、平尾地区1993年(平成5年)7月に供用、西灘地区1998年(平成10年)10月に供用。構造規格は、3種3級、設計速度50km/h, 幅員構成9.75-11.0m.)[12]
  • 元改良(室戸市元字岩谷口東新町から元字米ケ谷西1.1kmの改良工事である。平成11年度に工事開始。2002年(平成14年)7月に供用。構造規格は、3種3級、設計速度50km/h、幅員構成12.0m. 当地区の砂浜には、アカウミガメが産卵に訪れるため、構造を橋梁形式とし、海岸へ光が漏れにくくするため壁面に埋め込み照明を採用し防音対策にも配慮している。)[13]
  • 南国バイパス高知県香南市野市町東野から高知市小倉町まで)

自動車専用道路(事業中・一部供用済み)

別名[編集]

  • 土佐街道(土佐浜街道、土佐東街道)
  • 電車通り(高知市内で土佐電鉄線との並走区間)
  • 八坂八浜:徳島県牟岐町 - 海陽町

重複区間[編集]

  • 国道195号:徳島県徳島市(かちどき橋南詰交差点) - 徳島県阿南市橘町
  • 国道493号:高知県安芸郡奈半利町乙 - 高知県高知市本町(県庁前交差点)
  • 国道32号:高知県高知市介良甲 - 高知県高知市本町(県庁前交差点)
  • 国道195号:高知県高知市小倉町(小倉町交差点) - 高知県高知市本町(県庁前交差点)
  • 国道56号国道197号高知県高知市知寄町:(知寄町一丁目交差点) - 高知県高知市本町(県庁前交差点)

道路施設[編集]

主なトンネル

主な橋梁

  • 那賀川大橋(579m)
  • 内妻高架橋(235m)
  • 新物部川橋(361m)

休憩小屋 歩き遍路のための休憩小屋が設置されている。

道の駅[編集]

通行規制[編集]

高知県室戸市室戸岬町三津地区(三津漁港前) - 室戸岬 - 室戸市浮津(室戸郵便局前)では、元日の未明からにかけ一方通行規制が敷かれる。これは初日の出見物客の車が室戸岬付近に集中して交通麻痺状態となるのを防ぐためにとられている措置であり、規制中、区間内の車は下り方向(高知市方面)にしか進めない。上り方向(徳島市方面)の代替コースは、室戸岬を経由しない高知県道202号椎名室戸線(こちらも規制時間帯は東行き一方通行)となる。また、徳島県内でも、1月は徳島駅伝があるため通行規制が敷かれる。

事前通行規制区間[編集]

  • 高知県室戸市佐喜浜 - 高知県安芸郡東洋町(連続雨量230mmで通行止め)L=8.9km
  • 徳島県海部郡美波町 - 徳島県阿南市福井(連続雨量300mmで通行止め)L=10.1km

地理[編集]

通過する自治体[編集]

阿南市津乃峰町

交差する道路[編集]

阿南道路との接続路線については、当該路線記事を参照。

主な峠[編集]

  • 星越峠標高210m):徳島県阿南市
  • 寒葉坂(標高167m):徳島県美波町 - 牟岐町

脚注[編集]

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出典

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令 - 電子政府の総合窓口 イーガブ(2012年9月28日閲覧)
  2. ^ 道路統計年報2011 - II. 道路の現況 表26 p.5 - 国土交通省(2012年9月28日閲覧)
  3. ^ 道路統計年報2011 - II. 道路の現況 表27 p.5 - 国土交通省(2012年9月28日閲覧)
  4. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令 - 電子政府の総合窓口 イーガブ(2012年9月28日閲覧)
  5. ^ a b 土佐国道事務所40年のあゆみ、国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所2003年3月発刊、102頁
  6. ^ a b 土佐国道事務所40年のあゆみ、国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所2003年3月発刊、103頁
  7. ^ a b c d 建設省四国地方建設局40年のあゆみ、社団法人四国建設弘済会1999年3月発刊、98頁
  8. ^ a b 土佐国道事務所40年のあゆみ、国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所2003年3月発刊、104頁
  9. ^ 建設省四国地方建設局40年のあゆみ、社団法人四国建設弘済会1999年3月発刊、99頁
  10. ^ 土佐国道事務所40年のあゆみ、国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所2003年3月発刊、106頁
  11. ^ 土佐国道事務所40年のあゆみ、国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所2003年3月発刊、107頁
  12. ^ 土佐国道事務所40年のあゆみ、国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所2003年3月発刊、62頁
  13. ^ 土佐国道事務所40年のあゆみ、国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所2003年3月発刊、63頁

注釈

  1. ^ 2010年4月1日現在
  2. ^ 国道56号として指定されている並行する自動車専用道路を含む

参考文献[編集]

  • 徳島工事事務所50年史
  • 土佐国道事務所40年のあゆみ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]