国道308号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

一般国道

国道308号標識

国道308号
総距離 35.0 km
制定年 1970年
起点 大阪府大阪市中央区
主な
経由都市
東大阪市生駒市
終点 奈良県奈良市
接続する
主な道路
記法
国道25号26号165号重複)
国道479号
阪神高速13号東大阪線
近畿自動車道
国道170号
国道168号
国道24号京奈和自動車道(京奈道路)に連絡)
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
大阪市中央区南船場、末吉橋付近
東大阪市・生駒市境、暗峠の石畳

国道308号(こくどう308ごう)は、大阪府大阪市中央区から奈良県奈良市に至る一般国道である。暗峠周辺は石畳による舗装という特徴がある。

目次

[編集] 概要


後述の酷道と呼ばれる区間以外(主に東大阪 - 大阪市内、中央大通と呼ばれる区間)は第一次緊急輸送道路(広域緊急交通路)として指定され、また、大阪市営地下鉄中央線及び近鉄けいはんな線阪神高速13号東大阪線が並走する等、東西の幹線が少ない大阪の道路において重要な役割を担っている。

酷道と呼ばれる経路(や旧国道308号部分)はかつての暗越奈良街道を踏襲している。バイパス(第二阪奈有料道路)が供用されている区間(大阪府奈良県境および生駒市から奈良市にかけての区間)の旧道は石畳区間を含むなど車両の通行が困難な急勾配・狭隘路となっており、事実上、沿線住民の生活道路および行楽者のハイキング道として機能している。

後述するように、現在は都市間・長距離・高速移動上の実用性はほとんどない。 並走する第二阪奈有料道路阪奈道路国道163号西名阪自動車道への迂回がほとんどのドライバーにとって有益である。

[編集] 重複区間

[編集] 歴史

  • 1961年:十大放射線・三環状線事業により、築港枚岡線(大阪市内部 築港深江線)別名中央大通りとして都市計画道路整備
  • 1970年4月1日:一般国道308号(大阪府大阪市 - 奈良県奈良市)として指定(なお、当時国道指定された道筋は東大阪市では現在の大阪府道・奈良県道702号大阪枚岡奈良線で、現在の国道308号とは異なる。当時の終点は奈良市大森町)。
  • 1972年10月1日:現在の国道308号道筋が国道指定。旧国道308号線は大阪枚岡奈良線として一般府県道に格下げ
  • 1983年3月31日:奈良市尼辻東町(現三条大路1丁目) - 奈良市大森町間(1972年4月1日から国道24号重複区間だった)を奈良県道1号奈良生駒線として主要地方道に格下げ。

[編集] 通過市町村

[編集] 主な接続路線

[編集] バイパス

[編集] 別名

[編集] 急坂区間

暗峠西側の急坂区間。この写真の部分が最急勾配部という訳ではない。ホイールスピンによるタイヤ痕が見受けられる。

東大阪市の近鉄奈良線ガード下を越えてからは暗峠までの区間および榁木峠の西側は急坂区間となっている。

とくに暗峠の西側、東大阪市東豊浦町にある勧成院の海抜が100m、峠の海抜は450mであり、平均斜度は20%、最大斜度は37%で、国道としては日本一の急勾配となっている。また暗峠から東大阪市の市街地方面へは転げ落ちるような急な下り坂である。

ただし標高が低めで舗装が良好ということもあり、子供からお年寄りまで楽しめる登山ハイキングスポットとして重宝されている。しかしながら、車両も少なからず通行するので事故には充分注意しなければならない。

[編集] 狭隘区間

暗峠の幅員1.3m制限標識。すでに幅員は拡張されているが、標識は更新されず、腐食が進行している。
付け替え前は本線だった旧道部分。写真の区間の道幅は目測で1.5m程度しかない。
奈良市内では狭隘な区間を路線バスが走行する
  • 東大阪市から奈良市にかけての区間に、自動車軽自動車を含む)同士でのすれ違いができない区間が残っている。このため、東大阪市から生駒市にかけて(近鉄奈良線ガード東側から国道168号旧道交点まで)の区間の一部に西行きの一方通行規制が敷かれている(東行きは部分的に迂回する必要がある)。また、峠の周辺など一方通行でない区間で車が出会った場合、待避可能な場所までどちらかが後退を強いられる。
  • 片側がで反対側がガードレールのない、通行できる幅が車1台分という区間もある。したがってここで脱輪して走行不能に陥ると、即座に国道封鎖となる。
  • 現在ではある程度改修工事が進み、軽自動車も通行困難な狭隘区間は解消している。付け替え後の新道の脇に旧道の残っている部分があるが、そこは軽自動車がようやく通行可能なほどに道幅が狭くなっている。
  • 奈良交通奈良富雄線(近鉄奈良駅尼ヶ辻駅学園前駅)が毎時1・2本運転、尼ヶ辻駅〜県立奈良病院前間が毎時3本程度運転されており、尼ヶ辻駅付近および、宝来バス停〜東坂バス停間は狭隘な区間を路線バスが走行する。また尼ヶ辻駅にはバス誘導員が常駐し、狭隘区間を走行するバス同士や誘導員と無線連絡を行ないながら走行している。

[編集] 車両通行上の注意事項

周辺住民にとっては重要な生活道路であり、「通行はご遠慮下さい」の看板もある。したがって、やむを得ぬ理由が無い限り、通行すべきではない。前述の通り第二阪奈有料道路・阪奈道路・国道163号・西名阪自動車道への迂回が望まれる。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

他の言語