国道313号

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一般国道

国道313号標識

国道313号
サンイチサン
総距離 174.1 km [1]
陸上距離 163.2 km [1]
制定年 1970年昭和45年)
道路の方角 南北
起点 広島県福山市
主な
経由都市
岡山県井原市高梁市真庭市鳥取県倉吉市 [注 1]
終点 鳥取県東伯郡北栄町
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0002.svg国道2号
Japanese National Route Sign 0182.svg国道182号
Japanese National Route Sign 0486.svg国道486号
Japanese National Route Sign 0180.svg国道180号
Japanese National Route Sign 0484.svg国道484号
Japanese National Route Sign 0181.svg国道181号
Japanese National Route Sign 0482.svg国道482号
Japanese National Route Sign 0009.svg国道9号
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
起点の府中分かれ交差点付近(2013年9月)。福山市入舟町にて

国道313号(こくどう313ごう)は、広島県福山市から岡山県を経由して鳥取県東伯郡北栄町へ至る一般国道である。

概要[編集]

沿線に観光地が多いことからロマンチック街道313とも呼ばれ、観光振興の盛んな路線である。

路線データ[編集]

呼称の他に「ロマンチック街道313」という路線愛称がある
  • 総延長: 175.1 km (うち 重用延長 10.9 km ) [1]
  • 実延長: 164.2 km (うち 現道 158.0 km ,旧道 4.2 km ,新道 2.1 km ) [1]
  • 改良率: 97.3 % (延長 159.8 km ) [1]
  • 整備率: 74.7 % (延長 122.8 km ) [1]
  • 歩道設置延長: 105.2 km [1][注 2]

歴史[編集]

年表[編集]

  • 1970年昭和45年)4月1日
    • 一般国道313号として鳥取県倉吉市 - 広島県福山市を指定。

路線状況[編集]

高梁市中心部(2009年10月)。国道180号との重複区間
倉吉市和田付近(2012年4月

通称[編集]

  • 府中線 (広島県福山市三吉町南 - 福山市横尾町)
    • 福山市の中心部で呼ばれる通称。かつて国道182号および国道314号と重複していた区間。元県道福山井原線。通称の由来は、府中市方面に通じていた旧街道の府中道に並行していることや、現在でも府中市方面に向かうバス路線となっていることから。
  • 昭和通り (岡山県井原市井原町)
    • 井原市の中心部で呼ばれる通称。井原市井原町の町内区間を指し、井原市都市計画道路3・5・3号昭和通り線に指定[2][3]され、途中には小田川を跨ぐ「昭和橋」がある。なお、通称の由来は、井原市が市道昭和通り線として整備したことから。
  • 大通り〔高梁大通り〕 (岡山県高梁市)
    • 高梁市の中心部で呼ばれる通称。 国道180号との重複区間を指す。
  • バイパス (岡山県真庭市蒜山下長田 - 鳥取県倉吉市関金町関金宿)
    • 犬挟峠道路区間の呼称。
  • バイパス / 高速 (鳥取県倉吉市 - 東伯郡北栄町)
    • 北条倉吉道路区間の呼称。

バイパス[編集]

地域高規格道路[編集]

  • 北条湯原道路 (鳥取県東伯郡北栄町 - 岡山県真庭市)
    • 北条倉吉道路 (鳥取県東伯郡北栄町弓原 - 倉吉市和田)
    • 倉吉道路 (鳥取県倉吉市和田 - 小鴨) - 一部未供用
    • 倉吉関金道路 (鳥取県倉吉市関金町関金宿 - 倉吉市小鴨) - 未供用
    • 犬挟峠道路 (岡山県真庭市蒜山下長田 - 鳥取県倉吉市関金町関金宿)
    • 八束・湯原間 (岡山県真庭市蒜山下長田 - 禾津) - 一部未整備

重複区間[編集]

  • 国道486号 (広島県福山市神辺町大字下御領 - 岡山県井原市井原町)
  • 国道180号 (岡山県高梁市松山 - 高梁市津川町)
  • 国道181号 (岡山県真庭市久世 - 三田)
  • 国道482号 (岡山県真庭市蒜山初和 - 蒜山下長田)

異常気象時通行規制区間[編集]

雨量によって通行規制が実施される区間は、下記の表のとおり。[5]

区間 延長 雨量 規制
岡山県真庭市仲間 3.40 km 連続 100 mm
通行注意
時間 40 mm
または連続 180 mm
通行止
岡山県真庭市柴原 - 見尾 4.10 km 連続 100 mm
通行注意
時間 40 mm
または連続 180 mm
通行止

道路施設[編集]

道の駅[編集]

  • 醍醐の里 (岡山県真庭市鹿田)
  • 犬挟 (鳥取県倉吉市関金町山口)

主な構造物[編集]

トンネル

  • 芳井トンネル (岡山県井原市)
  • 三沢トンネル (岡山県高梁市)
  • 宮山トンネル (岡山県高梁市)
    • 読み: みややまトンネル 、延長 252 m [6]
  • 多和山トンネル (岡山県高梁市 - 真庭市)
  • 湯原トンネル (岡山県真庭市)
  • 新熊居トンネル (岡山県真庭市)
  • 中和トンネル (岡山県真庭市)
  • 犬挟トンネル (岡山県真庭市 - 鳥取県倉吉市)
    • 延長 2,626 m [7]
  • 湯の関トンネル (鳥取県倉吉市)

主な橋梁

  • 成羽橋 (岡山県高梁市)
  • 落合橋 (岡山県高梁市)
  • 北房大橋 (岡山県真庭市)
  • 鹿田橋 (岡山県真庭市)
  • 久世大橋 (岡山県真庭市)
    • 延長 160 m 、幅員 12.0 m 、旭川に架橋[8]
  • 神庭大橋 (岡山県真庭市)
    • 延長 139 m 、幅員 9.5 m 、旭川に架橋[8]
  • 荒井橋 (岡山県真庭市)
    • 延長 114 m 、幅員 10.5 m 、旭川に架橋[8]
  • 湯原温泉大橋 (岡山県真庭市)
    • 延長 156 m 、幅員 10.5 m 、旭川に架橋[8]

地理[編集]

通過する自治体[編集]

交差する主な道路[編集]

交差する主な道路 交差する場所 交差点等の名称 備考
国道2号 広島県 福山市 三吉町南 府中分かれ 起点
国道182号国道314号重複) 神辺町川南 神辺第一陸橋
国道486号 神辺町下御領 湯野入口
岡山県 井原市 井原町 薬師 屈折
国道180号 高梁市 松山 落合橋東詰 屈折
国道484号 段町 高梁警察署
国道180号 津川町 新幡見橋 (南詰) 屈折
中国自動車道 真庭市 山田 北房IC
下市瀬 落合IC
国道181号 久世
屈折
三田
屈折
米子自動車道 禾津 湯原IC
国道482号 蒜山初和
蒜山下長田
屈折
国道9号山陰自動車道 鳥取県 東伯郡北栄町 弓原 北条IC/JCT 終点

沿線の主な観光地[編集]

並行する鉄道[編集]

並行する旧街道[編集]

備中松山城下を街道の中心とし、現在の広島県福山市鳥取県倉吉市などにつながっていた備中往来(びっちゅうおうらい)と大部分が広域的には一致し、踏襲する形となっている。

旧街道の名称 地域における名称・別名 並行している地域
府中道 薮路 広島県福山市中心部 - 福山市横尾町
備中往来 千田街道 / 神辺街道 (奈良津越え上方道) 福山市中心部 - 福山市神辺町
近世山陽道 西国街道 福山市横尾町 - 岡山県井原市井原町
古代山陽道
福山市神辺町下御領 - 井原市井原町
東城往来 雲州街道 井原市井原町 - 井原市芳井町吉井
備中往来 成羽往来 / 八日市往来 / 笠岡往来 井原市芳井町吉井 - 高梁市
落合往来 / 作州街道 高梁市 - 真庭市落合垂水
出雲街道
真庭市久世 - 真庭市本郷
大山道
真庭市
備中往来 作州街道 真庭市 - 鳥取県倉吉市

幻となった構想[編集]

井原市芳井町吉井の東城往来にある道標。井原市芳井町から福山市に通じる道がかつて存在していたことを物語る。

現在の国道313号は、広島県福山市の国道2号を起点に北上し、福山市横尾町より山陽道(近世山陽道)に沿って岡山県井原市に入る。そして、井原市の中心部より東城往来(雲州街道)に沿う形で井原市芳井町に向かい、東城往来(雲州街道)と別れ、高梁市を目指すが、国道313号が国道に昇格される以前、国道のルート設定の段階以前において、現在のこのルートとは別のルートを国道として整備する構想が浮上していた。井原市の中心部を通さず、東城往来(雲州街道)と並行させないで、福山市と高梁市を短絡で結ぶというもので、福山市から一気に高梁市を目指すルート(備中往来〔中条道〕を踏襲)と、県境の井原市高屋町(現在の広島県道・岡山県道103号七曲井原線)から高梁市を目指すルートの二つが候補になっていて、いずれのルートも井原市芳井町で現在の国道313号と接続されることになっていた。しかし、このルート構想を実現させるためには、長大なトンネルの建設を必要とし、大規模事業になることと、井原市中心部が国道のルートから外れ、当時の井原市にとっては国道の恩恵が受けられないことで反対があり、現在のルートとなった[9]

脚注[編集]

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注釈

  1. ^ a b 一般国道の路線を指定する政令(Wikisource) で示されている自治体のうち、市町村合併による消滅自治体は省略および合併後の自治体名で記載。
  2. ^ 道路実延長における歩道設置延長。
  3. ^ 2005年(平成17年)10月1日に東伯郡北条町・大栄町は合併し、現在は東伯郡北栄町。

出典

  1. ^ a b c d e f g 『道路統計年報』 2012年版 -道路の現況(表26)- (PDF)国土交通省道路局、2013年(平成25年)3月8日閲覧。
  2. ^ 『井原市都市計画総括図』、井原市都市建設課、井原市役所。
  3. ^ 「岡山県の都市計画2012 - 資料編 - (交通施設)」 (PDF)『岡山県ホームページ』、岡山県庁、2013年(平成25年)3月8日閲覧。
  4. ^ 国道313号北房バイパスの供用開始について
  5. ^ 「異常気象時通行規制区間及び規制基準」(平成24年度版) (PDF)『岡山県ホームページ』、岡山県庁、2013年(平成25年)2月11日閲覧。
  6. ^ 「トンネル内の道路附属物の一斉点検結果について」 (PDF) 、岡山県庁土木部道路整備課(平成25年3月14日付発表)、2013年(平成25年)3月15日閲覧。
  7. ^ 「県管理の道路トンネルの緊急点検の実施結果について」 (PDF) 、岡山県庁土木部道路整備課(平成24年12月21日付発表)、2013年(平成25年)1月27日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h 「岡山県統計年報」、岡山県庁総合政策局統計調査課、平成22年版(表92)、2013年(平成25年)3月8日閲覧。
  9. ^ 井原市議会 平成20年3月定例会 会議録第2号(3月5日)、「井原市議会 会議録」 閲覧・検索

関連項目[編集]

外部リンク[編集]