国道30号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
日本の道路 > 一般国道 > 国道30号
一般国道

国道30号標識

国道30号
路線延長 97.4 km(総延長)[注釈 1]
59.9 km(実延長)[注釈 1]
制定年 1952年指定
起点 岡山県岡山市北区表町3丁目19番101
大雲寺交差点
主な
経由都市
岡山県玉野市
終点 香川県高松市中新町11番1
中新町交差点
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0002.svg国道2号
Japanese National Route Sign 0053.svg国道53号
Japanese National Route Sign 0430.svg国道430号
Japanese National Route Sign 0436.svg国道436号
Japanese National Route Sign 0011.svg国道11号
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
岡山市・清輝橋交差点
高松市・水城通り。写真左は高松城跡
高松市・中央通り部分

国道30号(こくどう30ごう)は、岡山県岡山市から香川県高松市へ至る一般国道である。瀬戸中央自動車道は国道30号の自動車専用道路となっている。

概要[編集]

起点の大雲寺交差点から清輝橋までは当線の中央に岡山電気軌道清輝橋線路面電車)が通っている。十日市交差点はロータリー状になっており(通行方法についてはロータリー交差点としては機能しておらず、通常の信号交差点と変わらない)、それまで南進していた当線はここから藤田地区までは一時的に南西へ進路を変える。また、十日市交差点は南方へ向かってY字状になっており、一方の南西方向は当線、もう一方の南東方向は岡山県道40号岡山港線となっている。

国道2号岡山バイパスが交差する青江交差点はラッシュ時を中心に一部激しい渋滞が発生する。青江交差点のすぐ北側には市道いずみ町青江線が合流する青江南交差点[注釈 2]が存在するなど、短い距離に2つの交差点が存在する構造も、付近の交通の錯綜に拍車をかけている。起点からこの青江交差点まではかつて国道2号であり、当線と重複していた。通常複数の道路の指定が重複している場合、地図上などでは等級の番号が若い道路(この場合は2号線)が表示されるため、この区間は事実上2号線として扱われていた。

青江交差点のすぐ南側は陸橋になっているが、これは1984年に廃止された岡山臨港鉄道跨線橋の名残である。臨港鉄道が現役の当時は踏切を回避するための跨線橋として有用であったが、廃止後の鉄道跡地はこの付近では道路に転用されているため、現在は道路を立体交差する跨道橋へと実態を変えている。

跨道橋の南側にある泉田交差点から玉野市の田井交差点に至る15.0kmの区間は「児島・玉野拡幅」という改良区間[注釈 3]であり、2車線から4車線へと道路の拡幅が行われている区間である。2011年現在は泉田交差点から笹ヶ瀬橋までの約0.7kmの区間を残して事業は完了している。この未改良区間は既に4車線化されているが、幅員が狭いため中央分離帯が無く、沿線ロードサイド店への流出・流入車による混雑が多発している。また、最高速度もこの区間 は40km/hに規制されている。

藤田地区からは進路を南東に変え、玉野市に入った秀天橋交差点からは完全に東方向へ向かう。それも田井交差点では南へ進路を変えると同時に4車線区間はここで終了する。田井交差点では宇野港方面への短絡路となる岡山県道22号倉敷玉野線に流出する車両が多いが、この県道は途中に有効高が低い石積みのトンネル(明治時代に開通したJR宇野線をくぐる。)があるため、最大高が2.5mを越える車は通行できず、大型車は国道を通行しなければならない。玉野市街地に入る手前には西谷橋というループ橋がある。ループ橋を下りると玉野市街を東進し、本州側の終点である宇野港へ至る。

本州側の宇野港から四国側の高松港までの距離約18kmの海上区間は四国フェリーがフェリー輸送を行っている。

四国側の起点である高松港の宇高国道フェリー(2012年10月17日より運休)前交差点からサンポート高松玉藻交差点までの0.4kmの区間には水城通りという愛称がつけられている。この水城というのは瀬戸内海に面した高松城のことで、当線はその高松城の真横を通過している。サンポート高松玉藻交差点から終点の中新町交差点までは中央通りと呼ばれる高松市のメインストリートで、沿線には高層ビルが林立している。またこの区間の幅員は36m、車線数は6車線で、当線の中で最も規模の大きい区間である。その途中の番町交差点から終点の中新町交差点までは国道11号と重複している。

路線データ[編集]

一般国道の路線を指定する政令[1]に基づく起終点および経過地は次のとおり

歴史[編集]

岡山・香川間の往来は、最短距離であり、かつ金刀比羅宮にも近い下津井 - 丸亀間の航路が利用されていた。

  • 1885年明治18年)
    内務省告示第6号「國道表」では、国道31号「東京ヨリ愛媛縣ニ達スル路線」、国道32号「東京ヨリ高知縣ニ達スル路線」が下津井 - 丸亀間航路を経由する路線として指定された。
  • 1889年(明治22年)
    下津井 - 丸亀航路を経由する国道50号「東京ヨリ香川縣ニ達スル路線」が追加指定された。淡路島を経由する徳島へ向かう路線の他は、本州四国を結ぶ国道は下津井 - 丸亀間航路に集約されていた。
  • 1920年大正9年)
    同年施行の旧道路法に基づく路線認定では、これらの道路は全て宇高航路(宇野 - 高松間)経由に変更され、旧50号が国道22号「東京市ヨリ徳島縣廰所在地ニ達スル路線(乙)」に、旧32号が国道23号「東京市より高知縣廰所在地ニ達スル路線」に、旧31号が国道24号「東京市ヨリ愛媛縣廰所在地ニ達スル路線」になった。
  • 1952年昭和27年)12月4日
    新道路法に基づく路線指定では、上記3路線のうち重複していた岡山県岡山市 - 香川県高松市間が一級国道30号として指定された。
  • 1965年(昭和40年)4月1日
    道路法改正によって一級・二級の別がなくなり一般国道30号となった。
  • 1988年(昭和63年)4月10日
    かつて国道であった下津井 - 丸亀間航路の上に瀬戸大橋が開通し、瀬戸中央自動車道が供用開始した。

路線状況[編集]

重複区間[編集]

現道

  • 国道2号:岡山市北区表町3丁目(大雲寺交差点)- 岡山市南区青江6丁目(青江交差点)
  • 国道436号:高松市北浜町(宇高国道フェリー乗り場前)- 高松市中新町(中新町交差点)
  • 国道11号:高松市番町(番町交差点)- 高松市中新町(中新町交差点)

瀬戸中央自動車道経由

別名[編集]

  • 水城通り(宇高国道フェリー乗り場前 - サンポート高松玉藻交差点)
  • 中央通りの一部(サンポート高松玉藻交差点 - 中新町交差点)

道の駅[編集]

地理[編集]

通過する自治体[編集]

四国側起点の宇高国道フェリー前にある案内看板
当地を除く四国の県庁所在地が全て記載されている

※瀬戸中央自動車道の区間を除く。

交差する道路[編集]

並行する瀬戸中央自動車道のインターチェンジなどは「瀬戸中央自動車道」を参照のこと。

岡山県

香川県

主な峠[編集]

  • 賽峠(標高70m):岡山県玉野市

脚注[編集]

出典

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令”. 電子政府の総合窓口 イーガブ. 2012年10月15日閲覧。
  2. ^ 道路統計年報2011 - II. 道路の現況 表26 p.3”. 国土交通省. 2012年10月15日閲覧。
  3. ^ 道路統計年報2011 - II. 道路の現況 表27 p.3”. 国土交通省. 2012年10月15日閲覧。
  4. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令”. 電子政府の総合窓口 イーガブ. 2012年10月15日閲覧。

注釈

  1. ^ a b c 瀬戸中央自動車道を含む。
  2. ^ 青江交差点の位置関係からするとこの交差点は北側に存在するが、そのさらに北側は青江北、青江中交差点があるため、これはそれに呼応した名称である。
  3. ^ 現道拡幅区間であり、バイパスではない。
  4. ^ 2010年4月1日現在

関連項目[編集]

外部リンク[編集]