国道322号

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一般国道

国道322号標識

国道322号
総距離 115.6 km(総延長)
115.5 km(実延長)
87.9 km(本線)[1]
制定年 1970年指定
起点 福岡県北九州市小倉北区
主な
経由都市
福岡県田川郡香春町田川市朝倉市
終点 福岡県久留米市
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0010.svg国道10号
Japanese National Route Sign 0201.svg国道201号
Japanese National Route Sign 0211.svg国道211号
Japanese National Route Sign 0500.svg国道500号
Japanese National Route Sign 0386.svg国道386号
Japanese National Route Sign 0210.svg国道210号
Japanese National Route Sign 0003.svg国道3号
Japanese National Route Sign 0209.svg国道209号
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
嘉麻市嘉穂才田(秋月方面)
八丁峠。朝倉市秋月野鳥(嘉麻方面)
旧道の秋月城下町(重要伝統的建造物群保存地区、嘉麻方面)

国道322号(こくどう322ごう)は、福岡県北九州市から同県久留米市に至る一般国道である。

概要[編集]

起点の三萩野交差点は国道3号と交差する交差点であり、その北側にある香春口という地名は、香春へ向かう香春街道の入口を意味する。

途中黄金二丁目交差点で分かれて南に向かって左へ進み、城野交差点まで国道10号と重複。この交差点は同市小倉北区片野にあるが、この地域は1974年(昭和49年)に小倉区が南北分割された際JR九州日豊線沿いに生じた境界地帯である。しかし、実際の交通の流れとしては、国道指定されていない黄金二丁目交差点からバイパスに接続する片野四丁目交差点までが国道322号と同じ扱いとなり、本線旧道とバイパスを結ぶ片野四丁目交差点から城野交差点までの区間は国道として指定されている。これは、北九州モノレールの整備に伴い、慢性的交通渋滞を緩和するため行われたものである。

起点から九州自動車道小倉南ICまでは北九州市の都市部を走る。小倉南IC以南からは住宅地は減り、小倉南区郊外の田園地帯となる。起点から香春町金辺峠までの本線・呼野バイパス区間は概ね両側4車線(片側2車線)の快走路で、モノレール開業を契機に段階的に拡張されていったものである。横を併走する残された本線旧道は片側1車線ずつの道路である。但し、本線旧道でも城野交差点から陸上自衛隊小倉駐屯地入口前までの区間は幅員が広い。これは、西鉄の路面電車・北方線が走っていたことの名残である。

北九州市と香春町境界に位置する金辺峠交差点で本線旧道とバイパスとが交わり、トンネル区間となる。トンネルを抜けると再び本線旧道とバイパスが分かれ、バイパス整備が進んでいる観音口交差点付近で再合流、片側1車線ずつの道路となる。ただ、安全のため観音口交差点に近づくとバイパスも片側1車線しか通れないようになっている。

北九州市から田川市に至る区間は、かつて炭鉱のあった筑豊地域を通過していたため、石炭輸送の為に整備された。現在でも筑豊地方と北九州市を結ぶ主要道路であり、交通量が非常に多い。田川市街地を抜けると、嘉麻市山田市街地を通る。旧山田市地区を抜け、旧嘉穂町から朝倉市境界にあたる八丁峠区間はカーブが多く、道幅の狭い峠道であるため交通量は少ない。朝倉市に入ると秋月地区を通るが、城下町は迂回するルートになっている。朝倉市街地を抜けると、大刀洗町以後は改良された区間が続く。

久留米IC直前の区間は、建設事業中の国道3号バイパス鳥栖久留米道路の一部として計画されており、IC前後の区間は都市計画道路東合川野伏間線の一部である。高速道入口交差点の手前300mに、高速道入口交差点をアンダーパスする県道86号線の起点があるため、当該個所から高速道入口交差点までは、県道86号の副道扱いとなる。

高速道入口交差点で右折して終点の東町交差点までの区間はかつての国道210号である。久留米市街地を通るこの区間は、国道322号に降格となった現在でも交通量が多く、2車線区間(高速道入口~千本杉)や、4車線区間でも右折レーンが設置されていない箇所があり、朝夕を中心に渋滞しやすい。著名な渋滞箇所としては十三部交差点がある。一見T字路だが、T字路が2つ組み合わさった変則十字路となっていることも渋滞の一因であり、一般的な十字路に改良する計画がある。

ちなみに標高800m以上の八丁峠、北九州~香春間の金辺峠などの峠区間もあり、夏は大雨によるがけ崩れ等の災害、冬は積雪や路面凍結による通行止め等の交通規制がなされることの多い国道である。通行止めになった場合は西の国道200号か東の国道211号に迂回することとなる。

路線データ[編集]

一般国道の路線を指定する政令[2]に基づく起終点および経過地は次のとおり

歴史[編集]

  • 7世紀 大宰府豊前国大和朝廷を結ぶ街道として原形ができる。
  • 8世紀 東大寺大仏建立のため、採銅所の銅が運ばれる。
  • 1967年 北九州市小倉南区~香春町の金辺峠に新金辺トンネル開通。
  • 1970年4月1日 一般国道322号(福岡県北九州市~福岡県久留米市)として指定。
  • 1989年 呼野バイパスの整備により、金辺峠に上り専用の第二金辺トンネルが開通。新金辺トンネルは下り専用となる。

経路変更区間[編集]

  • 朝倉市秋月地区 旧道は野鳥川に沿って秋月藩の城下町を貫く。
  • 大刀洗町本郷地区 陣内交差点から流川交差点の区間。旧道は本郷地区の中心部を通るが、本郷交差点、浄蓮寺前交差点と2ヵ所で右左折する必要があった。
  • 久留米市宮ノ陣町八丁島から終点 旧道は大刀洗川に沿って下り、古賀茶屋駅から五郎丸駅まで西鉄甘木線に並走し、宮ノ陣橋から現在の県道88号の経路となり、通町十丁目交差点で国道3号に接続して終点となっていた。その後一時期は中央公園通りが当国道に指定されていたこともあった。久留米ICの先の高速道入口交差点から終点までの区間はかつての国道210号であるが、その名残として、朝倉市方面の案内標識に国道210号のルートである日田市大分市までの距離が示されているところがある。

路線状況[編集]

バイパス[編集]

北九州市内
北九州市内についてはモノレール開業に伴い、本線・バイパス・国道外道路が複雑に入り組み、交通運用上で一体のものとして扱われている。
黄金二丁目交差点〜片野四丁目交差点
国道ではないが延長区間上にあり、交通運用上は一体のものとして扱われ、国道10号重複区間の渋滞緩和の役割を担わされている。
北方バイパス
片野四丁目交差点〜徳力小学校入口交差点先、モノレール開業に合わせて整備。片側2車線の4車線として整備されており、交通運用上実質本線扱いである。本線旧道も残っているが、旧西鉄北方線区間は、自動車をバイパスへ誘導し歩道を確保するため、車線あたりの幅員を広げた上で片側1車線化した。
なお、徳力小学校入口交差点〜大字高津尾のヤマト運輸営業所近くまでは本線を拡幅している。
呼野バイパス
小倉南区高津尾から同区呼野までの区間。片側2車線の4車線として整備されており、交通運用上実質本線扱いである。本線旧道も残っている。
香春バイパス - 香春大任バイパス - 田川バイパス
香春町大字採銅所から田川市郊外を通り田川市大字猪国字猪膝までのバイパスが現在建設中。(10.5キロ)トンネルを超えた金辺峠交差点から観音口橋交差点までと、田川市大字猪国字猪膝から大任町大字今任原までの区間は既に供用中。
山田バイパス
嘉麻市上山田地区から山田地区の市街地をバイパスし、八丁峠を通らない新ルート建設が1990年代から計画された。2010年10月の段階では、分岐点(田川市大字猪国)から嘉麻市山田球場への3.2kmが供用されている。
八丁峠道路
設計・計画中。
甘木大刀洗バイパス
朝倉市(旧甘木市)馬田から大刀洗町本郷の陣内交差点までのバイパス。幅員狭小、線形不良、踏切などを改善する目的で計画され、事業中である。

別名[編集]

重複区間[編集]

  • 国道500号:福岡県朝倉市(長谷山交差点 - 東田交差点)

道路施設[編集]

トンネル
  • 副楽隧道(高さ制限有)
  • 金辺峠トンネル
  • 第二金辺トンネル

地理[編集]

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

北九州市
田川郡、田川市、嘉麻市
朝倉市、三井郡、久留米市

脚注[編集]

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出典

  1. ^ 道路時刻表 一般国道322号”. 国土交通省九州地方整備局. 2012年10月26日閲覧。
  2. ^ 一般国道の路線を指定する政令”. 電子政府の総合窓口 イーガブ. 2012年10月26日閲覧。
  3. ^ 道路統計年報2011 - II. 道路の現況 表26 p.18”. 国土交通省. 2012年10月26日閲覧。
  4. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令”. 電子政府の総合窓口 イーガブ. 2012年10月26日閲覧。

注釈

  1. ^ a b 2006年3月27日に1市3町が合併して嘉麻市発足。
  2. ^ 2006年3月20日に1市2町が合併して朝倉市発足。
  3. ^ 2010年4月1日現在

関連項目[編集]

外部リンク[編集]