国道399号

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一般国道

国道399号標識

国道399号
総距離 180.7km
制定年 1982年
起点 福島県いわき市
主な
経由都市
福島県福島市
福島県伊達市
終点 山形県南陽市
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0006.svg国道6号
Japanese National Route Sign 0288.svg国道288号
Japanese National Route Sign 0459.svg国道459号
Japanese National Route Sign 0114.svg国道114号
Japanese National Route Sign 0349.svg国道349号
Japanese National Route Sign 0115.svg国道115号
Japanese National Route Sign 0349.svg国道349号
Japanese National Route Sign 0004.svg国道4号
Japanese National Route Sign 0113.svg国道113号
Japanese National Route Sign 0013.svg国道13号
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国道399号(こくどう399ごう)は、福島県いわき市山形県南陽市を結ぶ延長180.7kmの一般国道である。南東北を代表する酷道の一つ。

概要[編集]

  • 陸上距離:180.7km
  • 起点:福島県いわき市(十五町目交差点 = 国道6号交点)
  • 終点:山形県南陽市(南陽市赤湯交差点 = 国道13号交点)
  • 主な経由地:いわき市、福島市、南陽市
  • 指定区間:なし

歴史[編集]

  • 1982年4月1日 - 福島県いわき市から山形県南陽市間を国道指定。

通過する自治体[編集]

特徴[編集]

起点。左右に走るのは国道6号。進むとすぐにいわき駅へ突き当たり、399号はそこを左折。
いわき市上小川交差点をいわき市方面から撮影。直進方向の市道との誤認を避けるため(国道はここを右折する)ガードレールに標識が設置されている。前方の小規模な湿地はいわき市指定天然記念物の内倉湿原
国道指定以前設置とおぼしい旧式標識と、橋の向こうへと続く国道399号。福島県川内村にて。いわき市小川までの行程は狭隘路と急勾配が続く
福島県浪江町にて。阿武隈高地を縦断するルートでは、このような狭隘路が多くを占める
福島県伊達市内。国道4号との交点近くにて国道4号方面から撮影。
山形県高畠町内。県境・鳩峰峠近く。山形県側は狭隘なつづら折れの連続で強引に高度を稼いでいる

いわき市から阿武隈高地の峰越えを繰り返し、阿武隈高地の東西へ延びる谷沿いに通る道路・集落を相互に連絡しながら長駆北上する。国道349号との重複区間を経て、伊達市からは福島市の北部を通り、飯坂温泉へと西進。摺上川から更にその上流の稲子沢沿いに遡り、途中では谷沿いに割り込んでいる宮城県七ヶ宿町を通る。再び福島市に戻ってから、鳩峰峠を越えて山形県高畠町に下り、高畠町市街地で国道113号に合流する。

道路全体の性格は福島市を境に二分されており、各区間についても長距離の短絡路としては機能していない。

  • 始点からいわき市平平窪付近までは、いわき市中心部ないし好間工業団地へのアクセス道路として機能しており、平日の朝晩は激しい渋滞が発生している。以北もいわき市小川町付近までは郊外の2車線道路としての規格が維持されているものの、福島県道41号との分岐以降から状況が一変する。
  • いわき市小川地区 - 川内村間約30kmは、部分改良・ルート変更で2車線規格となった部分もあるものの、基本的にはすれ違い困難な1車線の狭隘区間が連続し、「国道とは思われない」レベルの「酷道」と化す。大型車の通行は不能である。
  • 川内村から、田村市都路地区で国道288号に合流するまでは2車線化が進展している。国道288号とは約5km重複して西進する。
  • 国道288号と分かれてからは北上。阿武隈高地の600m-700m程度の峠を7-8kmの道程で越え、東西の谷沿いに通る国道・県道を南北方向で連絡するパターンを幾度も繰り返す。
    • ただし、ほとんど改良の進んでいない1車線から1.5車線程度の狭隘区間が多く、2車線区間は他の国道・主要地方道との分岐点近傍・重複区間など、一部に限られている。つづら折れの勾配区間もあり、峠越えのトンネルは皆無で、分水嶺を屈曲する狭隘路で乗り越えて行く過酷なルートが続く。谷間の集落内の交差点では、国道399号と市町村道との区別が付かず、ルートに迷うことも少なくない。大型車の通行は不能である。
  • 伊達市月舘地域で国道349号に合流、以後は国道349号に重複して伊達市保原地域の市街地まで2車線で進む。
    • 保原地域内では西方向への一方通行区間があり、国道349号ともども、南方へ向かう場合には市街地内で一度国道を外れたルートを通ることになる。
  • 保原地域内で349号から分かれて西進、阿武隈川を伊達橋で渡河し、福島市に入ってからも市の北側を通過してゆく。この付近では福島市と伊達市を結ぶ郊外の主要道路として機能し、2車線が確保されている。
  • その先で飯坂温泉街に入る。ここでは温泉街を貫流する摺上川右岸を通るが、温泉街の中では1車線 - 1.5車線の狭隘路が続き、大型車の通過は困難である。このため、温泉街南側を迂回する形での国道バイパス建設が行われているが、2007年時点ではバイパスの西半分のみ開通しており、飯坂温泉北方の穴原地区と、福島市内方向とを短絡するに留まっている。
  • バイパス合流後は、上流の摺上川ダム建設に伴って整備の進展した区間で、川に沿って主要幹線道路レベルの高規格な2車線道路で登坂し、トンネルや橋梁が連続する(部分未改良区間あり)。しかしこれもダム湖(茂庭っ湖)上端付近までである。
  • 以後は急に狭隘化し、摺上川源流の一つである稲子沢に沿って屈曲した狭隘路で登坂して行く。稲子沢は一度宮城県に入り込み、その後再び福島県へと入るため、宮城県七ヶ宿町の孤立集落・稲子地区を通る(稲子地区は狭隘な町道の稲子峠を越えて北方の国道113号と結ばれ、113号沿いに伸びる七ヶ宿町中心部と連絡している)。
  • 福島・山形県境の鳩峰峠(785m)が399号の最高地点で、ここからの山形県側は、福島側とうって変わり、激しいつづら折れの連続で一気に標高を落として行く。集落の現れる高度まで降りてくると2車線となり、高畠町市街地に入って北方に折れ、ほどなく国道113号に合流して、南陽市に至る。

接続路線[編集]

バイパス[編集]

中島バイパス
手古岡バイパス
川内村手古岡地区は、路線整備が整っていない国道399号の中でも特に幅員狭小、連続するヘアピンカーブと道路状況が劣悪であったため、1995年から整備が始まり、200mの一部開通を経た後、2009年12月22日に手古岡トンネル(210m)を含む全線が開通した。総延長1.4km。総事業費17億円。
津島バイパス
葛尾村と浪江町の間にある登館峠は急カーブの続く狭小区間があり、大雨などの異常気象時には通行が規制される(連続雨量150mm)区間となっていた。これを解消し地域の物流を確保するため1980年(昭和55年)から建設された。旧道は町村道に降格されている。
起点…双葉郡葛尾村大字落合
終点…双葉郡浪江町津島
全長…7.8km
飯坂バイパス

施設[編集]

トンネル[編集]

原子力災害による通行規制[編集]

2011年3月11日に発生した、東日本大震災東北地方太平洋沖地震)とそれに起因した福島第一原子力発電所事故により、当路線を通過する一部の地域(葛尾村、浪江町、飯舘村)は計画的避難区域に指定された。この時点では、立ち入りが規制されていなかった。

翌年に入り、避難区域の再編が行われると同時に、帰還困難区域に指定された以下の区間が通行止めとなる。

  • 2012年7月17日 - 飯舘村長泥地区から浪江町赤宇木までの約3Kmの区間
  • 2013年4月1日 - 浪江町南津島(登館峠)から赤宇木までの区間

冬期閉鎖区間[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]