国道43号

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一般国道

国道43号標識

国道43号
総距離 30.0 km(総延長・実延長・現道)
制定年 1953年指定
起点 大阪府大阪市西成区
終点 兵庫県神戸市灘区
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0026.svg国道26号
Japanese National Route Sign 0172.svg国道172号
Japanese National Route Sign 0002.svg国道2号
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
神戸市東灘区青木付近

国道43号(こくどう43ごう)は、大阪府大阪市西成区から兵庫県神戸市灘区へ至る一般国道である。

概要[編集]

大阪 - 西宮間は、往時の中国街道(中国路、浜街道)と重なる区間をとっている。大阪市西淀川区出来島2丁目以西は全区間阪神高速3号神戸線が真上を通り、阪神高速17号西大阪線の全区間はこの国道43号と並行に経路をとる。

このため深刻な大気汚染が発生している。西淀川公害訴訟では自動車排気ガスの健康被害が初めて認められた。これを受けて、速度規制(40km/h、一部区間で50km/h)、逆位相による防音措置、多数のオービス設置などの処置が施された。

西淀川公害訴訟の結果に加え、1995年の阪神・淡路大震災の被災・復興も兼ね、43号は広域防災帯と位置づけられた。両側車線数削減を実施し、用地買収がなされている。このため、開通当時は5車線だったのが、その後緑地帯追加で4車線となり、震災後は阪神高速湾岸線へ交通移動も考慮して3車線となっている。さらに歩道を挟んで外側に、緑地が確保されている場所もある。また、西淀川公害訴訟の原告団は、時間帯を区切る形での罰則付きでの大型車規制を盛り込んだルールの制定を求めていたが、同訴訟の和解内容に盛り込まれていなかったことや、原告の高齢化などの事情で断念し、「環境レーン」を設ける形で、罰則無しでの規制を実施し、通行禁止を事実上断念することになった[1]

西淀川区出来島から港区安治川大橋までの5kmほどは連続立体交差となっている。

大阪市内では、国道172号みなと通)と交差する市岡元町3交差点を中心に、大正通と交差する泉尾交差点、中央大通と交差する弁天町駅前交差点で渋滞が頻発する。この渋滞を避けるために、並行する阪神高速17号西大阪線(安治川から北津守の区間料金は普通車200円)を利用する車も多い。

兵庫県内では、阪神高速3号神戸線が真上を走っているため、ランプ付近で渋滞していることが多い。

路線データ[編集]

一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。

歴史[編集]

  • 1953年昭和28年)5月18日
    二級国道173号大阪神戸線(大阪市 - 神戸市)として指定施行[5]
  • 1958年(昭和33年)9月30日
    一級国道に昇格し、一級国道43号(大阪市 - 神戸市)として指定施行[6]。国道173号は1963年まで欠番となる。
  • 1965年(昭和40年)4月1日
    道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道43号として指定施行[7]

路線状況[編集]

通称[編集]

二国(にこく)
兵庫県内では、「こくどう」と呼ばれる「第一阪神国道」(国道2号)の0.5kmから1.5kmほど南側に並行していることから、「第二阪神国道」→「にこく」と呼ばれる。しかし、近年では国道2号を「にこく」と誤用されることも多い。
43(よんさん)
国土交通省が機関紙として『よんさん』を発行し、この「よんさん」が「二国(にこく)」に代わる国道43号の通称になりつつある。

地理[編集]

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

交差する道路 交差する場所 備考
国道26号 大阪府 大阪市 西成区 花園北
大阪府道41号大阪伊丹線
<なにわ筋>
中開
大阪府道29号大阪臨海線
<新なにわ筋>
中開3北
大阪府道29号大阪臨海線 北津守ランプ前
大阪府道173号大阪八尾線
<大正通>
大正区 泉尾
大阪市道浪速鶴町線
<大浪通>
泉尾公園前 ※平面側道部のみ接続
国道172号
<みなと通>
港区 市岡元町3
大阪市道築港深江線
<中央大通>
弁天町駅前
大阪市道福島桜島線
<北港通>
此花区 梅香 ※平面側道部にて接続・此花高架橋へのオンランプ・オフランプあり
大阪市道福町浜町線
<姫島通>
西淀川区 福町 ※平面側道部のみ接続
大阪府道10号大阪池田線
<淀川通>
大和田西 ※平面側道部のみ接続
兵庫県道57号尼崎港線
<玉江橋線>
兵庫県 尼崎市 西本町
兵庫県道57号尼崎港線
<五合橋線>
五合橋
名神高速道路西宮IC 西宮市 西宮インター
兵庫県道95号灘三田線 神戸市 灘区 東明
国道2号 岩屋

※ 交差する場所の括弧書きは地名、それ以外は交差点名で表示

並行する都市高速道路[編集]

沿線[編集]

大阪市
尼崎市
西宮市
芦屋市
神戸市
鉄道
阪神工業地帯

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ 2011年4月1日現在

出典[編集]

  1. ^ 国道43号に「環境レーン」 尼崎、大型車禁止は断念
  2. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. 法令データ提供システム. 総務省行政管理局. 2013年8月29日閲覧。
  3. ^ 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2012. 国土交通省道路局. p. 9. 2013年8月29日閲覧。
  4. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. 法令データ提供システム. 総務省行政管理局. 2013年8月29日閲覧。
  5. ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
  6. ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和43年9月30日政令第281号)の原文があります。
  7. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)

外部リンク[編集]

関連項目[編集]