新今宮駅

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新今宮駅
新今宮駅外観
新今宮駅外観
しんいまみや - Shin-Imamiya
所在地 大阪市浪速区西成区
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本・駅詳細
南海電気鉄道駅詳細
乗換 動物園前駅
大阪市営地下鉄御堂筋線堺筋線
南霞町停留場阪堺電気軌道

新今宮駅(しんいまみやえき)は、大阪府大阪市浪速区西成区にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・南海電気鉄道である。

概要[編集]

大阪の主要観光地である新世界に近く、JR西日本と南海電鉄が乗り入れている。浪速区と西成区の境界付近に駅があるため、ほぼ同一の位置にありながら、所在地はJRが浪速区、南海が西成区となっている。

JR西日本の駅はICOCA、南海の駅はPiTaPaおよび「スルッとKANSAI」対応各種プリペイドカードの利用エリアに含まれている。

乗り入れ路線[編集]

JR西日本の駅に乗り入れている路線は大阪環状線関西本線であり、線路が並行している天王寺駅 - 当駅 - 今宮駅間は両線の重複区間とされている。先に大阪環状線単独駅として開業し、あとから関西本線ホームが設けられたという歴史的経緯から[要出典]、当駅の所属路線は大阪環状線となっている[1]アーバンネットワークエリアに入っており、関西本線は「大和路線」の路線愛称設定区間に含まれている。また、特定都区市内制度における「大阪市内」に属する。

南海電気鉄道の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は南海本線1路線のみであるが、複々線を利用して南海本線の列車と高野線の列車の2系統が乗り入れており、それぞれ別路線として案内されている。当駅の駅番号としてNK03が設定されている。

また、以下の路線の駅とも近接している。

JR西日本[編集]

JR 新今宮駅
西口
西口
しんいまみや - Shin-Imamiya
所在地 大阪市浪速区恵美須西三丁目17-1
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 シヤ
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
61,925人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1964年昭和39年)3月22日
乗入路線 2 路線
所属路線 大阪環状線*
キロ程 10.0km(大阪起点)
今宮 (1.2km)
(1.0km) 天王寺
所属路線 関西本線大和路線)*
キロ程 172.4km(名古屋起点)
加茂から51.5km
天王寺 (1.0km)
(1.2km) 今宮
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口
阪 大阪市内
* 今宮駅 - 新今宮駅 - 天王寺駅間は両線の重複区間。
(当駅は線路名称上は大阪環状線所属)
ホーム

当駅は駅長が配置された直営駅であり、管理駅として大正駅芦原橋駅今宮駅JR難波駅の4駅を管理している。

駅構造[編集]

島式ホーム2面4線を有する高架駅で、ホームは2階にある。

改札口は1階にある東口と、JR線と南海電鉄線との相互乗り換え口がある4階の西改札口の2か所。トイレは東口改札内(1階)と西口改札外(4階)にあり、いずれも男女別の水洗式。エレベーターは東口改札にのみ設置されている。

駅自動放送は2009年9月上旬まで、1・2番のりばは女声(山本恵子)、3・4番のりばは男声(片山光男)であったが、同時期に大阪環状・大和路線運行管理システム導入に伴い、案内放送が更新され、2番のりばが女声から男声(津田英治)に、3番のりばが男声から女声(向山佳比子)に変更されている。

ホーム 路線 方向 行先
1 大阪環状線 内回り 天王寺鶴橋京橋方面
2 大和路線 上り 王寺奈良高田方面
関西空港線直通 関西空港方面
阪和線直通 和歌山方面
3 大和路線 下り 今宮JR難波方面
大阪環状線 外回り 弁天町西九条大阪方面
4 大阪環状線 外回り 弁天町・西九条・大阪方面

上表の路線名は旅客案内上の名称で表記している。

新今宮駅付近のJR線配線図

環状線外回り列車のうち、京橋・鶴橋方面からの列車は全て4番のりばから発車する。大和路線・阪和線から乗り入れてくる列車は基本的に3番のりばを使用しているが、ラッシュ時間帯は4番のりばからも発着する。2番のりばは大和路線、阪和線、関西空港線および、きのくに線方面へ向かう電車が共用するため、ダイヤ乱れ時は駅手前で入線待ちをすることが多々ある[要出典]

ダイヤ[編集]

外側2線には大阪環状線の列車が、内側の2線には大和路線の列車および阪和線の直通列車が発着する(大阪環状線からの直通列車についても内側の2線から入線する)。外回り列車は大和路線・阪和線直通の列車との緩急接続あるいは特急の通過待ちを行うことがある。

当駅の前後に環状線と大和路線をつなぐ渡り線がいくつかある。

  • 天王寺方面ゆき
    • 環状線内回り→大和路線上り(今宮方)
    • 大和路線上り→環状線内回り(天王寺方)(2007年新設)
  • 今宮方面ゆき
    • 大和路線下り→環状線外回り(天王寺方)(2007年新設)
    • 環状線外回り→大和路線下り(今宮方)(2007年新設)
    • 大和路線下り→環状線外回り(今宮方)

2008年3月15日のダイヤ改正ではこの新設渡り線を生かし、大和路線・阪和線から大阪環状線に入る快速列車を、従来の大和路線3番のりばだけでなく、大阪環状線4番のりばにも振り分けることで、JR難波方面に入る列車が停車中でも当駅に進入できるようなダイヤが組まれていた。[要出典]

歴史[編集]

  • 1964年昭和39年)3月22日 - 国鉄大阪環状線の大正駅 - 天王寺駅間に新設開業(旅客駅)。当初は2面2線の相対式ホームで、大阪環状線の列車のみ停車し、関西本線の列車は通過していた。
  • 1966年(昭和41年)12月1日 - 南海の新今宮駅が開業し、乗換駅となる。なおこの頃、近接駅の今宮駅廃止計画が持ち上がるが、反対が強く存続となる。
  • 1968年(昭和43年)3月25日 - 天王寺 - 新今宮間の複々線化により大阪環状線と関西本線が分離され、外側に大阪環状線ホーム(1・4番線)が設けられ島式2面4線となるが、この時点では内側の関西本線ホーム(2・3番線)に停車する列車はなかった。
  • 1972年(昭和47年)3月15日 - 関西本線列車の停車開始。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
  • 2003年平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」供用開始[2]
  • 2009年(平成21年)10月4日 - 大阪環状・大和路線運行管理システム導入。これに合わせて、9月上旬に案内放送を更新。

隣の駅[編集]

大阪環状線(大阪駅方面発着の阪和線・大和路線直通列車含む)
大和路快速・関空快速・紀州路快速・快速・B快速
大正駅 - 新今宮駅 - 天王寺駅
区間快速・直通快速・普通
今宮駅 - 新今宮駅 - 天王寺駅
大和路線(関西本線)
快速
天王寺駅 - 新今宮駅 - JR難波駅
普通
天王寺駅 - 新今宮駅 - 今宮駅

南海電気鉄道[編集]

南海 新今宮駅
4階改札口
4階改札口
しんいまみや - SHIN-IMAMIYA
所在地 大阪市西成区萩之茶屋一丁目2-24
駅番号 NK03
所属事業者 南海電気鉄道
電報略号 シンイマ
駅構造 高架駅
ホーム 3面4線
乗降人員
-統計年度-
85,526人/日
-2013年-
開業年月日 1966年昭和41年)12月1日
乗入路線
所属路線 南海本線
キロ程 1.4km(なんば起点)
NK01 なんば (1.4km)
(1.6km) 天下茶屋NK05
所属路線 高野線
(線路名称上は南海本線)*
NK02 今宮戎 (0.5km)
(0.6km) 萩ノ茶屋NK04
備考 * 高野線は汐見橋が起点

駅構造[編集]

3面4線の島式・相対式ホームを併せ持つ高架駅。東側の2線に高野線の列車が、西側の2線に南海本線の列車が発着する。ホームは4階。各ホームへの移動は、地下道(3階)を通る階段が南北に2箇所設置してある。そのうちの南側階段のみが西側出入り口と繋がっている。JRと南海の乗り換え口がある4階の東口のほかに、2階に西口も設置されている。

トイレは改札内と改札外(JRと共用)の2箇所にあり、いずれも男女別の水洗式。エスカレータ・エレベーターは設置されているが、構造上完全なバリアフリー対応の駅にはなっていない。

駅西側の外壁には現在の南海電車の塗装であるオレンジと青の帯が塗装されている。

難波駅(なんば駅)から二駅(南海本線の列車にとっては一駅)とあまり距離が離れていないが、南海本線・高野線とも特別料金が必要な特急を含め全ての列車が停車する。

ホーム 路線 方向 行先 備考
1 高野線 下り 高野山方面
泉北高速線和泉中央方面
各駅停車のみ萩ノ茶屋停車
2 高野線 上り 今宮戎なんば行き 各駅停車のみ今宮戎停車
3 南海本線 下り 和歌山市方面
空港線)関西空港方面
全列車萩ノ茶屋は通過
4 南海本線 上り なんば行き 全列車今宮戎は通過

備考[編集]

上りは行き先がなんばしかないため発車標が反転フラップ式単独だったころは4番線の表示は「なんば」と「なんばまでとまりません」のコマを発車標に貼り付けただけのものであった(2番線の表示は各停が今宮戎に停車するため「なんば」のみ貼り付けで停車駅は可動式)。現在はホーム上での表示については、2番線は「なんば行き」と表記されたボードの下にLEDで今宮戎停車の有無が表示される。4番線は、2番線と同様の装置で、通過電車や特急の指定席案内、接近案内がされる。また、改札口には2・4番線の反転フラップ式発車標も設置されている(2番線の高野線は各停以外、4番線の南海本線は全列車、次駅は終着駅なんばであるが発車時刻や種別も案内される)。

歴史[編集]

  • 1966年(昭和41年)12月1日 - 南海本線の今宮戎駅 - 萩ノ茶屋駅間に、国鉄線への乗換駅として新設開業。同時に南海線・高野線の全列車停車駅となる。
  • 1994年(平成6年) - 関西国際空港開業に伴い特急「ラピートα」が運転開始し、同列車は通過扱いとなる。
  • 2001年(平成13年)3月23日 - 特急「ラピートα」が新規停車となり、再び全列車停車駅となる。

隣の駅[編集]

南海本線
特急「サザン」・急行・空港急行・区間急行・準急(なんば行きのみ運転)・普通
難波駅 (NK01) - 新今宮駅 (NK03) - 天下茶屋駅 (NK05)
高野線
快速急行・急行・区間急行・準急
難波駅 (NK01) - 新今宮駅 (NK03) - 天下茶屋駅 (NK05)
各駅停車
今宮戎駅 (NK02) - 新今宮駅 (NK03) - 萩ノ茶屋駅 (NK04)
  • ()内は駅番号を示す。

利用状況[編集]

  • JR西日本 - 2013年度の一日平均乗車人員62,441人である[3]
    同社の駅の中では第10位である。若干増加した年もあるが、ここ数年は減少傾向が続いている。
  • 南海電気鉄道 - 2013年度の一日平均乗降人員85,526人[4]である。
    同社の駅(100駅)では難波駅に次ぐ第2位[4]である。

各年度の1日平均乗車・乗降人員数は下表のとおり。

年度 JR西日本 南海電気鉄道 出典
乗車人員 乗降人員 乗車人員
1995年(平成07年) 85,617 115,918 55,424 [5]
1996年(平成08年) 83,718 113,143 53,791 [6]
1997年(平成09年) 81,476 107,856 51,083 [7]
1998年(平成10年) 77,584 102,072 48,337 [8]
1999年(平成11年) 74,965 96,087 45,819 [9]
2000年(平成12年) 73,700 94,258 45,172 [10]
2001年(平成13年) 72,493 92,917 44,586 [11]
2002年(平成14年) 69,509 90,792 43,606 [12]
2003年(平成15年) 69,038 89,920 43,376 [13]
2004年(平成16年) 67,627 88,449 42,795 [14]
2005年(平成17年) 67,183 87,779 42,548 [15]
2006年(平成18年) 67,535 88,468 42,975 [16]
2007年(平成19年) 66,880 88,737 43,100 [17]
2008年(平成20年) 66,234 88,559 43,092 [18]
2009年(平成21年) 63,250 85,119 41,379 [19]
2010年(平成22年) 62,200 84,755 41,253 [20]
2011年(平成23年) 61,878 83,702 40,757 [21]
2012年(平成24年) 61,925 84,112 41,002 [22]
2013年(平成25年) 62,441 85,526 [4]

駅周辺[編集]

北東に歓楽街新世界があり、南側はあいりん地区釜ヶ崎)が広がる。駅周辺は日雇い労働者向けの簡易宿泊所が建ち並ぶドヤ街で、近年は「福祉マンション」も増加している。宿泊所は日雇い労働者の減少で廃業も相次いでいたが、宿泊費が安く、新今宮駅や動物園前駅から大阪市内をはじめ関西一円の観光スポットに行けるため、バックパッカーなどの利用者が増加。宿泊所側も外国人対応を進め、再生を果たしている。それに伴って、駅周辺で外国人の姿を多く見かけるようになった[23]

バス路線[編集]

最寄り停留所は、駅南を走る道路にある新今宮駅前地下鉄動物園前となる、以下の路線が乗り入れ、大阪市交通局により運行されている。

新今宮駅前
地下鉄動物園前

脚注[編集]

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  1. ^ 大阪環状線成立前からある天王寺駅と今宮駅は関西本線所属駅とされている。鉄道事業ダイジェスト(西日本旅客鉄道)で大阪環状線所属駅が16駅、関西線所属駅が31駅と記載されているが、この数は前者については大阪駅(東海道本線所属)と今宮駅と天王寺駅の3駅を、後者については当駅と亀山駅東海旅客鉄道管理)を計算に含んでいない。
  2. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  3. ^ 鉄道事業ダイジェスト”. 西日本旅客鉄道. 2014年6月14日閲覧。
  4. ^ a b c ハンドブック南海2014 鉄道事業 (PDF) - 南海電鉄
  5. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  6. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  23. ^ [1] バックパッカー街に大変身~大阪「あいりん」

関連項目[編集]

外部リンク[編集]