天下茶屋駅

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天下茶屋駅
東口
東口
てんがちゃや - Tengachaya
所在地 大阪市西成区岸里1丁目1番
所属事業者 南海電気鉄道駅詳細
大阪市営地下鉄駅詳細

天下茶屋駅(てんがちゃやえき)は、大阪市西成区岸里一丁目にある南海電気鉄道大阪市営地下鉄

利用可能な鉄道路線[編集]

備考
線路名称上は、当駅を通る南海の路線は南海本線のみである。詳細は各路線の記事および鉄道路線の名称等を参照のこと。

駅構造[編集]

南海天下茶屋駅[編集]

南海 天下茶屋駅
てんがちゃや - TENGACHAYA
所在地 大阪市西成区岸里1丁目1番9号
駅番号 NK05
所属事業者 南海電気鉄道
駅構造 高架駅
ホーム 3面4線
乗降人員
-統計年度-
65,007人/日
-2013年-
開業年月日 1885年明治18年)12月29日
乗入路線
所属路線 南海本線
キロ程 3.0km(なんば起点)
NK03新今宮 (1.6km)
(0.9km) 岸里玉出NK06
所属路線 高野線*
(線路名称上は南海本線)
NK04 萩ノ茶屋 (1.0km)
(0.9km) 岸里玉出
備考 *高野線は汐見橋が起点

相対式ホーム(それぞれ1・4番線)の間に島式ホーム1面(2・3番線)がある、3面4線を有する高架駅である。ホーム有効長は南海線は8両分、高野線は10両分である。

南海本線および高野線は、回送を除くすべての列車が停車する。実際の両路線の分岐駅である岸里玉出駅優等列車が停車せず、かつ乗り換えに時間を要することから、当駅が実質的な南海本線と高野線の相互乗換駅となっている。2001年の南海本線のダイヤ改正までは新今宮駅が乗換駅扱いだった。

改札口コンコースは2階、ホームは3階にある。1階から2階の間と、2階から3階の間には、エレベーターエスカレーターが設置されている。なお、改札外には飲食店が出店している。

トイレは改札内に設置されており、ユニバーサルトイレを併設する。

南海天下茶屋駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
高野線ホーム
1 高野線 下り 高野山方面
泉北高速線和泉中央方面
2 高野線 上り 萩ノ茶屋新今宮今宮戎なんば行き
(各駅停車のみ萩ノ茶屋・今宮戎停車)
南海本線ホーム
3 南海線 下り 和歌山市方面
空港線関西空港方面
4 南海線 上り なんば行き(すべて新今宮のみ停車)


大阪市営地下鉄天下茶屋駅[編集]

大阪市営地下鉄 天下茶屋駅
てんがちゃや - Tengachaya
K19 動物園前 (1.5km)
所在地 大阪市西成区岸里1丁目1番10号
駅番号  K20 
所属事業者 大阪市交通局大阪市営地下鉄
所属路線 堺筋線
キロ程 8.1km(天神橋筋六丁目起点)
駅構造 地下駅
ホーム 複合型 2面3線
乗降人員
-統計年度-
66,938人/日
-2013年-
開業年月日 1993年平成5年)3月4日

島式・単式ホームの複合型2面3線を有する地下駅であるが、改札口とコンコースは地上(1階)にある。

地下鉄天下茶屋駅プラットホーム
ホーム 路線 行先
1 - 3 堺筋線 日本橋堺筋本町天神橋筋六丁目
(阪急線直通)淡路北千里高槻市京都(河原町)方面

単式ホームの1番線が存在するのは、関西国際空港開港時に京都から同空港までのアクセス列車として阪急京都本線河原町駅から当駅までの直通優等列車を運行する構想があり、1番線がその発着ホームとして予定されていたことによる。開通当初は錆取りとして1日1本のみの使用で、それ以外の列車は島式ホーム(2, 3番線)に発着していた。現行ダイヤでは1番線からの発車は1日1本であるが、ラッシュ時は1番線を降車専用ホームとして乗客を降ろした後、いったんホーム奥の留置線に入り、その後改めて2,3番線に入線して発車するという形で1番線を活用している。留置線には昼間と夜間に車両が留置される。

特記事項[編集]

駅舎は両路線の共用となっており、南海と堺筋線の駅入口が向かい合うような構成で、相互の乗り換えは容易である。地下鉄天下茶屋駅開業当時は、南海本線・高野線の高架工事が完成していなかったため地下鉄専用仮設入口が設置されていた。

南海のホームの乗り換え案内には、堺筋線だけではなく直通する阪急電鉄京都(京都本線)・北千里(千里線)方面も表示しており、さらに車内アナウンス、路線図においてもこの案内が行われている[1][2]京阪本線北浜駅近鉄難波線近鉄日本橋駅も堺筋線との乗換駅だが、これらには阪急の表示がない。

利用状況[編集]

  • 南海電気鉄道 - 2013年度の1日平均乗降人員65,007人[3]である。
  • 大阪市営地下鉄 - 2013年11月19日の1日乗降人員は66,938人(乗車人員:36,184人、降車人員:30,754人)である[4]

各年度の1日乗車・乗降人員数は下表のとおりである。

  • 南海のデータは1日平均乗降・乗車人員である。
  • 大阪市営地下鉄のデータは交通調査に基づく特定の1日の乗降・乗車人員である。
年度別1日乗降・乗車人員[5]
年度 南海電気鉄道 大阪市営地下鉄 出典
乗降人員 乗車人員 順位 調査日 乗降人員 乗車人員
1990年(平成02年) 17,744 7,280 - 未開業 [6]
1991年(平成03年) 17,706 7,186 - [7]
1992年(平成04年) 17,003 6,949 - [8]
1993年(平成05年) 19,434 8,465 - - [9]
1994年(平成06年) 19,490 8,536 - - [10]
1995年(平成07年) 19,585 8,599 - [11] 02月15日 13,876 7,541 [12]
1996年(平成08年) 22,053 10,241 - - [13]
1997年(平成09年) 31,468 15,639 9位 - [14]
1998年(平成10年) 34,498 17,839 7位 11月10日 39,233 22,654 [15]
1999年(平成11年) 36,862 19,335 5位 - [16]
2000年(平成12年) 38,127 20,039 5位 - [17]
2001年(平成13年) 42,477 22,434 4位 - [18]
2002年(平成14年) 45,501 24,109 4位 - [19]
2003年(平成15年) 47,449 25,075 4位 - [20]
2004年(平成16年) 49,011 25,825 4位 - [21]
2005年(平成17年) 51,227 26,912 4位 - [22]
2006年(平成18年) 54,224 28,136 4位 - [23]
2007年(平成19年) 57,534 29,514 4位 11月13日 64,847 35,762 [24]
2008年(平成20年) 59,726 30,511 3位 11月11日 66,413 36,671 [25]
2009年(平成21年) 60,112 30,604 3位 11月10日 66,304 36,410 [26]
2010年(平成22年) 61,285 31,133 3位 11月09日 65,686 35,785 [27]
2011年(平成23年) 61,682 31,268 3位 11月08日 65,826 35,779 [28]
2012年(平成24年) 63,006 31,892 3位 11月13日 66,419 35,703 [29]
2013年(平成25年) 65,007 3位 11月11日 66,938 36,184 [4]

駅周辺[編集]

天下茶屋駅前商店街

駅西側の天下茶屋車庫・工場跡地には2000年代以降、イズミヤを核店舗としたカナートモールや住宅、スポーツ施設(ノアインドアステージ、フットサルポイント)が建設されるなど、土地の再利用が進んでいる。駅西側の町名は岸里一丁目となる。西へ150mほど進むと国道26号がある。また、駅の南西側には西成区役所・西成図書館などの官公署・公共施設や、西成郵便局があり、西成区の行政・文化の中心地域でもある。

駅東側には天下茶屋駅前商店街がある。約200mほど先の紀州街道を越え、さらに阪堺電気軌道阪堺線北天下茶屋停留場前付近まで商店街が続いており、西成天下茶屋郵便局がある。さらにその先には、聖天山古墳(聖天山正圓寺)がある。なお、その商店街は当駅を利用する大谷中学校・高等学校(当駅から徒歩約15分)の生徒の通学路にもなっている。駅東側のロータリーは高架化工事にあわせて新設された。駅東側の町名は天下茶屋二丁目および三丁目となる。

大阪市営地下鉄四つ橋線岸里駅は南西に徒歩数分程度、また阪堺電気軌道阪堺線北天下茶屋駅も東へ徒歩数分程度と、距離的には徒歩乗り換えは容易である。ただし大阪市営地下鉄では、堺筋線天下茶屋駅と四つ橋線岸里駅は乗換駅として扱っておらず、同じような位置関係にある梅田駅西梅田駅東梅田駅相互の乗り換えのような通し乗車料金での改札外乗り換えはできない。

駅に乗り入れているバスはないが、駅前のロータリーには2013年3月末まで、大阪市営バス赤バス)西成東ループの天下茶屋バス停が設置されていた。西側の国道26号線沿いには、赤バス西成西ループの天下茶屋駅筋バス停、紀州街道沿いには西成東ループの天下茶屋駅筋東バス停も設置されていた。

歴史[編集]

南海では最も古い歴史を持つ駅のひとつで、かつては当駅と天王寺駅を結ぶ南海天王寺支線が存在した。新今宮駅の開業以降、天王寺支線は需要が低下して廃線となるに至ったが、天満船場島之内を縦断する堺筋線の延伸以降、利用者数は著しい増加を見せ、全列車停車駅に昇格した。

  • 1885年明治18年)12月29日 - 阪堺鉄道(南海電気鉄道の前身)開業と同時に同線の天下茶屋駅設置。
  • 1898年(明治31年)10月1日 - 会社合併により、南海鉄道の駅となる。
  • 1900年(明治33年)10月26日 - 南海天王寺支線開通。
  • 1901年(明治34年)5月 - 当駅に客車庫設置(難波仮客車庫より移転)。
  • 1903年(明治36年) - 天下茶屋工場を設置。
  • 1907年(明治40年)8月 - 当駅に第二電車庫設置。
  • 1909年(明治42年)2月 - 当駅に第一電車庫新設。
  • 1926年大正15年)12月 - 当駅から粉浜駅まで複々線完成。
  • 1936年昭和11年)9月 - 車庫業務は住ノ江に移転。
  • 1944年(昭和19年)6月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
  • 1945年(昭和20年)
    • 3月13日 - 当駅および当駅工場戦災被害。
    • 3月17日 - 当駅工場戦災被害。
    • 6月11日 - 当駅工場戦災被害。
    • 6月15日 - 当駅および当駅工場戦災被害。
  • 1947年(昭和22年)6月1日 - 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
  • 1948年(昭和23年)
    • 10月10日 - 当駅駅舎戦災復旧工事竣工。
    • 11月12日 - 当駅新駅舎使用開始(現在のものではない)。
    • 12月5日 - 当駅工場戦災復旧工事竣工。
  • 1954年(昭和29年)3月 - 当駅に地下道完成(地下道設置前の駅東西の交通は、改札口で通行券を交付していた[30]。地下道は高架化の際に廃止されている)。
  • 1968年(昭和43年)1月18日 - 「南海3大事故」の一つとなる正面衝突事故。当駅を通過した春木発難波行き南海線臨時急行電車と、待機していた回送電車が正面衝突。296名が負傷。
  • 1982年(昭和57年)3月1日 - 天下茶屋工場廃止、千代田工場に移転。
  • 1984年(昭和59年)11月18日 - 南海天王寺支線部分廃止(天下茶屋駅 - 今池町駅間)。
  • 1993年平成5年)
    • 3月4日 - 大阪市営地下鉄堺筋線が動物園前駅から延伸、同線の天下茶屋駅開業。
    • 4月18日 - 南海天下茶屋駅の西側2線(南海線用)が高架化。
  • 1994年(平成6年)10月28日 - 南海天下茶屋駅の高野線上り線が高架化。
  • 1995年(平成7年)11月1日 - 南海天下茶屋駅高架化完成。
  • 1996年(平成8年)
    • 10月26日 - 南海本線の「ラピートβ」・空港急行・区間急行・準急停車開始(急行は通過のまま)。
    • 11月24日 - 南海高野線の区間急行・準急停車開始。
  • 2000年(平成12年)12月23日 - 南海高野線の特急・急行停車開始。高野線全列車停車駅に昇格。
  • 2001年(平成13年)3月24日 - 南海本線の特急「サザン」・急行が停車開始。「ラピートα」も一部停車開始。このダイヤ改正から南海線←→高野線の相互乗換駅に昇格する。
  • 2003年(平成15年)2月22日 - 南海本線の「ラピートα」全列車停車開始。南海本線全列車停車駅に昇格。

鉄道唱歌[編集]

鉄道唱歌第5集(関西・参宮・南海篇)(1900年(明治33年)作詞)64番の歌詞にて、当駅が登場する。

治まる御代の天下茶屋 さわがぬ波の難波駅 いさみて出づる旅人の 心はあとに残れども

その他[編集]

  • かつて、大阪オリンピック構想の一環で、駅西側の天下茶屋車庫・工場跡地に1万人収容の総合武道館を建設するという計画があった。その後、オリンピック誘致に失敗したことで頓挫したが、2007年にノアインドアステージ天下茶屋校とフットサルポイントMESSE天下茶屋が開校した。

隣の駅[編集]

南海電気鉄道
南海本線
特急「サザン」・急行・空港急行・区間急行・準急行(準急行は難波行きのみ運転)
新今宮駅 (NK03) - 天下茶屋駅 (NK05) - 堺駅 (NK11)
普通(当駅から岸里玉出方の各駅に停車)
新今宮駅 (NK03) - 天下茶屋駅 (NK05) - 岸里玉出駅 (NK06)
高野線
快速急行・急行・区間急行・準急行
新今宮駅 (NK03) - 天下茶屋駅 (NK05) - 堺東駅 (NK56)
各駅停車
萩ノ茶屋駅 (NK04) - 天下茶屋駅 (NK05) - 岸里玉出駅 (NK06)
大阪市営地下鉄
堺筋線
直通特急「ほづ」
日本橋駅 (K17) - 天下茶屋駅 (K20)
準急・普通
動物園前駅 (K19) - 天下茶屋駅 (K20)
  • ()内は路線と駅番号を示す。
  • 直通特急「ほづ」は、春・秋の行楽シーズンにのみ運転。

かつて存在した路線[編集]

南海電気鉄道
天王寺支線
今池町駅 - 天下茶屋駅

脚注[編集]

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  1. ^ 地下鉄開業時から2012年3月までは阪急北千里・高槻市方面と表示や案内をしていた
  2. ^ 阪急京都線、千里線内では当駅乗換の関西空港行への連絡乗車券が発売されており、関西空港駅では同様に阪急線への連絡乗車券が発売されている
  3. ^ a b ハンドブック南海2014年度版
  4. ^ a b 路線駅別乗降人員 平成25年11月19日(火) 交通調査 (PDF) - 大阪市交通局
  5. ^ 大阪府統計年鑑
  6. ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
  11. ^ 1996年に行われた調査であるが、会計年度上は1995年度となる。
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  28. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  30. ^ 『西成区史』川端直正・編、西成区市域編入40周年記念事業委員会・発行、1968年。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]