近鉄奈良線

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近鉄奈良線
枚岡駅を通過中の奈良行き快速急行8000系
枚岡駅を通過中の奈良行き快速急行8000系
路線総延長 26.7 km
軌間 1435 mm
電圧 1500 V (直流)
最高速度 105 km/h
tHST
三宮駅
TUNNELe
阪神本線
HST
尼崎駅
STRrg ABZrf
↓←阪神:阪神なんば線
TUNNELa
tSTR tSTRrg
地下鉄千日前線
tSTR tSTR
JR西関西本線大和路線
tKBHFr + HUB81
tKBHFr + HUB81
tKBHFr
tSTR tSTR
JR難波駅
tBHFq + HUB26
tBHFq + HUB26
tBHFq
tKRZt tKRZt
地下鉄:四つ橋線
HUB73
exGRENZE legende + HUB25
exGRENZE legende + HUB25 + tBHF
exGRENZE legende
tBHF + HUB82
tBHF + HUB82
tBHF
6.1
0.0
大阪難波駅 難波駅
tBHFq + HUB26
tBHFq + HUB26
tBHFq
tKRZt tKRZt
地下鉄:御堂筋線
BHFl-ELEV + HUB83
BHFl-ELEV + HUB83
BHFl-ELEV
tSTR tSTR
南海南海本線高野線
tSTR tSTR
tKRZt
tTBHFt + HUB81
tTBHFt + HUB81
tTBHFt
日本橋駅 地下鉄:堺筋線
tBHF + HUB84
tBHF + HUB84
tBHF
tSTR + HUB61
tSTR + HUB61
tSTR
5.3
0.8
近鉄日本橋駅
tAKRZu tAKRZu
阪神高速1号環状線
tSTR tSTR
tKRZt
tTBHFt + HUB81
tTBHFt + HUB81
tTBHFt
谷町九丁目駅 地下鉄:谷町線
tSTR
tSTR + HUB26
tSTR + HUB26
tSTR
難波線
KBFla + HUB84
KBFla + HUB84
KBFla
exGRENZE legende + tBHFr2
exGRENZE legende + tBHFr2 + HUB25
exGRENZE legende
tSTR + HUB61
tSTR + HUB61
tSTR
4.1
2.0
大阪上本町駅
STR TUNNELe tSTR
左:大阪線
ELEVa ELEVa
tBHF + HUB81
tBHF + HUB81
tBHF
hKRZhu hKRZhu
tKRZh + BHF legende
tKRZh + BHF legende + HUB26
tKRZh
JR西:大阪環状線
CPICl-ELEV + HUB84
CPICl-ELEV + HUB84
CPICl-ELEV
CPICr-ELEV + HUB25
CPICr-ELEV + HUB25
CPICr-ELEV
LUECKE + HUB61
LUECKE + HUB61
LUECKE
3.0
3.1
鶴橋駅
ABZld-ELEV ABZrd-ELEV LUECKE
CPICl-ELEV CPICr-ELEV LUECKE
1.3
4.8
今里駅
tSTRq hKRZt hKRZt tSTRrf
地下鉄:千日前線
hSTR + BHFl2
hSTR + BHFl2
hSTR
hSTR + BHFr2
hSTR + BHFr2
hSTR
exGRENZE legende
0.0
6.1
布施駅
STRrf-ELEV hSTR
奈良線
hSTR
JR西:おおさか東線
hSTRq hKRZho
HBHF-ELEV + HUB81
HBHF-ELEV + HUB81
HBHF-ELEV
JR河内永和駅
BHF-ELEV + HUB84
BHF-ELEV + HUB84
BHF-ELEV
leer + HUB61
leer + HUB61
河内永和駅
BHF-ELEV
1.6
7.7
河内小阪駅
BHF-ELEV
2.4
8.5
八戸ノ里駅
hSTR + AKRZu
hSTR + AKRZu
hSTR
近畿自動車道
ELEVe
eABZlf exSTRlg
八戸ノ里車庫・玉川工場
STR exKDSTe
車庫 -1967年、工場 -1982年
BHF
4.1
10.2
若江岩田駅
BHF
5.0
11.1
河内花園駅
BHF
5.6
11.7
東花園駅
ABZlf KDSTr
東花園検車区
BHF
7.0
13.1
瓢箪山駅
BHF
8.3
14.4
枚岡駅
BHF
9.0
15.1
額田駅
tSTRrg KRZt hTUNNELru
けいはんな線
tSTR BHF
10.1
16.2
石切駅
tSTR eABZlf exSTRlg
tSTR TUNNELa exBHF
孔舎衛坂駅 -1964年
tSTR tSTR exTUNNELa
中:新生駒トンネル 3,494m
tSTRlf tKRZt txABZlg
右:生駒トンネル
etGRENZE etGRENZE
大阪府奈良県
TUNNELe TUNNELe
生駒鋼索線
eABZrg eABZrf
左:鳥居前駅
KBHFr + HUB84
KBHFr + HUB84
KBHFr
BHFl2 + HUB25
BHFl2 + HUB25
BHFl2
BHFr2 + HUB82
BHFr2 + HUB82
BHFr2
14.2
20.3
生駒駅
STRq ABZrf STR
生駒線
BHF BST
15.4
21.5
東生駒駅 東生駒信号場
ABZlf ABZlfg TUNNELlu
けいはんな線
STR KBSTe
東花園検車区東生駒車庫
TUNNEL1
新向谷トンネル
BRÜCKE+BHF
17.7
23.8
富雄駅
BHF
19.1
25.2
学園前駅
BHF
20.1
26.2
菖蒲池駅
STR KHSTa
国際会館駅
STR KHSTa STR
京都駅
STR ABZrg STRrf
京都市営地下鉄烏丸線
ABZrg STRrf
京都線
BHF
22.3
28.4
大和西大寺駅
ABZ3rg ABZrf
橿原線
KDSTe STR
西大寺検車区
BHF
25.0
31.1
新大宮駅
exSTRrg eABZrf
exSTR TUNNELa
exSTR tKRZh
JR西:関西本線(大和路線)
exKRZo etKRZ
JR西:関西本線旧線
exBHF tSTR
油阪駅 -1969年
exKBHFe tKBHFe
26.7
32.8
近鉄奈良駅

奈良線(ならせん)は大阪府東大阪市布施駅奈良県奈良市近鉄奈良駅とを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鉄道路線である。

一般的には難波線大阪線大阪上本町駅(以前の上本町駅) - 布施駅を含めた大阪難波駅(以前の近鉄難波駅)から近鉄奈良駅を結ぶ運転系統の呼称として使われている。以下、特記のない限り運転系統としての奈良線(大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間)について説明する。

スルッとKANSAI対応カード・PiTaPaおよびICOCAが利用できる。またJスルーカードが各駅の自動券売機で乗車券に引き換えることで利用できる。

目次

[編集] 路線データ

路線名称上の奈良線

  • 路線距離(営業キロ):布施 - 近鉄奈良間26.7km
  • 軌間:1435mm
  • 駅数:19駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線電化(直流1500V)
  • 閉塞方式:自動閉塞式
  • 最高速度:105km/h

全線が大阪輸送統括部(旧上本町営業局)管轄である。

旅客案内および運転系統上の奈良線は、大阪難波 - 近鉄奈良間32.8km、24駅(起終点駅含む)である。

[編集] 概要

1914年に開業した近鉄の直系母体である大阪電気軌道の創業路線である。

生駒山地新生駒トンネル (3,494m) で貫き、大阪 - 奈良間を最短ルートで結んでいる。開業以来、大阪上本町を始発駅としてきたが、難波線が1970年に開業してからは、奈良線の実質的な起点は大阪難波に移った。大阪線の大阪上本町 - 布施間は方向別複々線となっており、奈良線・大阪線の列車が並走する。

直通運転記念ステッカーをまとい、阪神尼崎へ向かう9820系電車(鶴橋にて)

阪神電気鉄道の西大阪線が大阪難波駅まで延伸され、阪神なんば線として開業した2009年3月20日[1]から、大阪難波駅を介して阪神三宮駅 - 近鉄奈良駅間で相互直通運転を行っており、両駅間を最短70分台で結んでいる[2]

また、1977年に大阪難波から八戸ノ里駅東方の府道大阪中央環状線付近までの立体交差化が完成しているが、2003年から八戸ノ里 - 瓢箪山間の連続立体交差事業が着手されている。2011年に完成する予定で、新たに若江岩田駅・河内花園駅・東花園駅が高架駅となる。

その他にも2010年に平城宮跡で開催される予定の平城遷都1300年記念事業のイベント期間中に大和西大寺 - 新大宮間に臨時駅を設置することが検討されており調整が進められていたが、イベント規模縮小化への方針などにより臨時駅設置は行なわれない方向に動いている。また、文化庁による平城宮跡の整備事業計画には宮内を横切っている奈良県道谷田奈良線および近鉄奈良線の移設が盛り込まれており、将来的には大和西大寺駅周辺を含め、地下化もしくは移設される可能性がある。

[編集] 沿線風景

難波線(大阪難波 - 大阪上本町)・大阪線(大阪上本町 - 布施)区間も含めて全長30キロ少しという近鉄の幹線の中では短い方の路線にあたるが、車窓はバラエティに富んでいる。本節では大阪難波から記述する。

大阪難波を発車した電車は大阪府道702号大阪枚岡奈良線千日前通)の地下を東へ走り、近鉄日本橋、大阪上本町を地下で進み、その後一気に高架に上がり、大阪環状線のガードを潜ると鶴橋。鶴橋は焼肉店やコリアタウンなどが立ち並ぶ繁華街となっており、昼や夜ともなれば電車の中にまで焼肉の香ばしい香りがたち込める。なお、この駅の焼肉の香りは環境省選定のかおり風景100選にも選ばれている。

その後は住宅・工場・ビルが混在する地域を高架で進むと3面4線を有する今里。国道479号(大阪内環状線)を跨ぎ、奈良線の起点である布施で大阪線と別れる。そして次第に辺りは東大阪市の古くからの住宅や工場が多くなってくる。JRおおさか東線との乗換駅の河内永和、準急停車駅の河内小阪、2面4線を有する八戸ノ里と進み、大阪府道2号大阪中央環状線の中央を高架で走る近畿自動車道の下をくぐると左手に近鉄ハーツがある。この近鉄ハーツはかつての近鉄玉川工場の跡地をショッピングセンター化したものである。この辺りで線路は地上に降りる。ここから東花園までの間、左手には所々橋脚が立ち並んでいるが、これは上にも記した2011年完成予定の高架化工事の工事現場である。

この辺りからは次第に進行方向に生駒山が迫ってくる。若江岩田河内花園を過ぎ、ラグビーの聖地・近鉄花園ラグビー場の最寄駅で準急停車駅の東花園を通り過ぎると恩智川国道170号(大阪外環状線)を渡り、2面4線で中央に通過線を持つ新幹線型の待避駅である瓢箪山。瓢箪山を出ると、いよいよ30超の連続急勾配が続く生駒山越えの区間に入る。列車は左に大きくカーブし枚岡額田を通り過ぎると今度は右にカーブする。

なお、この間にも列車は大きく標高を上げていっており、その間左手には大阪のオフィス街や阪神高速13号東大阪線けいはんな線を見下ろすことができ、遠くには大阪市内の高層ビル群や淡路島も望める日がある。この区間は全国でも珍しく列車から夜景が見下ろせ、その美しさゆえ夜景の専門サイトでも紹介されている程である。この区間は阪奈道路や、日本の道100選である暗峠国道308号)など鉄道・道路問わず急勾配路線が多いことでも知られている。

大阪平野をバックに石切駅に到着
大和西大寺-新大宮間では平城京跡を貫く

石切神社への参道が続く石切を過ぎるとすぐに新生駒トンネルに入り、3分ほどひた走って抜けると、3面6線の生駒である。この駅ではけいはんな線や生駒線の電車と顔を会わせる。駅南側からは生駒鋼索線も発着している。この先の東生駒国道168号を渡り、新向谷トンネルを抜けて新興住宅街の中を進む。富雄川奈良県道7号枚方大和郡山線を渡り富雄を出てから高級邸宅街に差し掛かると学園前である。駅前には駅名・地域名の由来となった帝塚山学園があり、朝や夕方にはこの学校に通う生徒でホームが溢れかえる。

そして、かつて菖蒲池にあった、近鉄あやめ池遊園地の跡地を左手に眺め、少し行くと左から京都線が合流し、大和西大寺に到着する。大和西大寺は京都線と橿原線の列車が交錯するジャンクションで、橿原線沿いに西大寺検車区がある。ホームは3面5線の構造で、4番線と5番線はホームに挟まれており、橿原線から大阪難波方面への連絡がホーム上でできるようになっている。近鉄奈良方には引き上げ線がある。駅周辺はデパートやショッピングセンターなどの商業施設が立ち並ぶ。

大和西大寺を出るとすぐに平城宮跡のだだっ広い原っぱに入り、右手に朱雀門、左手には2010年の平城遷都1300年に向け目下復元工事中の大極殿(現在は銀色の建物で覆われている)、進行方向には若草山東大寺を眺め、国道24号奈良バイパスをくぐるとオフィス街などの立ち並ぶ新大宮である。新大宮を出るとすぐに、国道369号の地下区間に入り、4面4線の終点、近鉄奈良に到着する。近鉄奈良駅はJR奈良駅に並ぶ奈良市の一大ターミナル駅であり、ここから奈良交通バスが多数発着している。また近くには東大寺大仏殿春日大社がある奈良公園がある。


[編集] 運行形態

普通区間準急準急急行快速急行のほか、特急列車も運転されている。布施駅を始発・終着駅とする列車はなく、同駅を経由するすべての列車が難波線に直通し大阪難波駅方面に発着する。さらに同駅から阪神なんば線に直通し尼崎駅まで、快速急行はさらに阪神本線三宮駅まで乗り入れる列車もある。奈良線の大和西大寺駅 - 近鉄奈良駅間には京都線の列車も乗り入れる。

1980年3月に関西私鉄では初めて10両運転を開始した路線で、朝夕ラッシュ時に8、10両編成が多数運転される。土休日ダイヤに10両編成列車が設定されているのは関西圏では珍しく、関西圏で他に土休日に10両以上で運転される例は10両固定編成で運行される直通先の北大阪急行電鉄南北線を含めた大阪市営地下鉄御堂筋線、最長12両編成のJR西日本(JR京都・神戸線系統)の新快速快速があるくらいである。阪神なんば線開業後は土休日ダイヤでの10両運転が増え、日曜・祝日にも10両編成が恒常的に見られるようになった。

ただし昼間時や夜間の上りは6両編成での運転も多く、曜日や時間帯により輸送力の落差が激しい。沿線地域の特性上、平日は奈良県内から大阪へ勤める通勤客、大阪や反対に奈良方面へ通う学生が、土曜・休日は奈良や反対に大阪方面へ向かう行楽客が多い。昼間に走る急行は平日よりも土・休日の方が増結運転が行なわれるため編成が長くなっているのも特徴である。梅田への利便性や所要時間などで阪奈間輸送のライバルである西日本旅客鉄道(JR西日本)の大和路線が優位に立っている一面もあるが、途中は同線とほとんど並行しておらず、また沿線人口・運転本数も近鉄奈良線の方が圧倒的に多く、駅の立地も近鉄優位のため、大和路線が近鉄奈良線を脅かすまでには至っていない。だが、奈良 - 梅田間のほか、八尾柏原大和高田といった近鉄大阪線沿線では、大和路線等への旅客の転移が見られる。


[編集] 列車種別

以下に種別ごとの詳細を示す。ただし特急については近鉄特急の項を参照のこと。停車駅は#駅一覧を参照のこと。

[編集] 快速急行

1972年11月のダイヤ変更で、それまで走っていた奈良線無料特急の停車駅に生駒と学園前を追加する形で設定され、無料特急は廃止された。

奈良線の主力優等種別で終日運転されている。地元の利用者は「快急」と略すことが多い。大阪難波 - 近鉄奈良間での運転が主体だったが、阪神なんば線の開業後は尼崎・三宮までの直通が主体となり、昼間時はほぼ全列車が三宮 - 近鉄奈良間で毎時3本運転されている。時間帯によっては大阪難波で折り返す列車も存在する。また朝ラッシュ時の上り列車では大和西大寺駅始発の列車も設定されている。

近鉄線内の停車駅は、特急の停車駅に近鉄日本橋(ただし前身の奈良線の無料特急は停車していた)と新大宮(2000年より)が追加されたのみで、大阪上本町・鶴橋 - 大和西大寺間では特急と同等の停車駅で運転されることになる。特急を待避せず、朝夕の時間帯には特急とダイヤを平行して運転されることがある。阪神線内は、曜日及び時間帯により停車駅が異なっている。

編成両数は奈良 - 尼崎間で最大10両編成、尼崎以西では最大6両編成で運転されている。平日の日中は6両編成、ラッシュ時は10両編成(深夜に一部8両あり)である。平日上りの午前9時30分までに大阪難波駅に到着するすべての快速急行は最後尾(前から10両目)が大阪難波まで女性専用車両となっている。土休日は阪神なんば線開業前はすべて8両編成(土曜の朝の一部10両編成)であったが、現在昼間時を中心に6両編成で運転される列車がある。一方、午前中や夕方以降は8・10両編成で運転され、土休日ダイヤで10両編成が増えている。基本的には乗り入れ先の阪神車や近鉄の阪神乗り入れ対応車が使われるが、大阪難波発着の列車については乗り入れ非対応車も運用に就くことがある。なお、一部の10両編成の列車は大和西大寺にて増解結を行う列車があるほか、三宮発着の8・10両編成の列車については尼崎と大和西大寺の2駅で増解結する列車もある。

快速急行の列車種別の色は、近鉄線内では赤()、阪神線内では水色()になっている。またシリーズ21以外の車両の方向幕に使用されている阪神線内用快速急行幕は阪神に合わせた丸ゴシックが使用されており、阪神1000系・9000系のLEDは近鉄線内では前が赤地に白文字の「快速急行」で、横は赤地に白文字の「快急」となっている。いずれも大阪難波 - 桜川間を走行中に切り替える。また、鶴橋以西は阪神線内の西九条(一部は尼崎)まで各駅に停車するが、生駒以東の駅での自動放送では、大阪難波 - 鶴橋間の停車駅は略されることなく放送され、西九条(尼崎) - 大阪難波間の途中駅のみ省略されている。これは布施以東における後述の準急や区間準急も同様である。

現在の最短所要時間は、大阪難波 - 近鉄奈良間が35分、近鉄奈良 - 三宮間が76分である。なお、ダイヤ改正後も、最大5分程度の遅延が発生しやすい。

なお、快速急行の前身の無料特急は、1956年12月改正(上本町 - 布施間複々線化工事完成に伴うダイヤ改正)で運転を開始したが、難波線開通前の停車駅は鶴橋・大和西大寺の2駅だけだった。

[編集] 急行

布施駅3層化改造工事完成に伴う1978年3月のダイヤ変更で設定。昼間時以降に設定されており、全列車大阪難波 - 近鉄奈良間で運転されている。昼間時は快速急行と交互の運用であり、毎時3本運転されている。原則として快速急行に抜かれることがないため、大阪難波 - 近鉄奈良間で先着する。ただし、一部の列車は布施で特急に追い抜かれる。また石切では西大寺発着の各駅停車もしくは準急と緩急接続を行う。2004年3月のダイヤ変更までは昼間時間帯のみの設定であったが、以後は沿線利用者を考慮したことや利用客の減少などによる減便で夕ラッシュ以降にも快速急行の運行本数の半数を置き換え、準急と統合する形で設定が追加された。編成両数は平日の日中は6両編成、平日の夕方以降は8両編成(上りの一部6両あり)。土休日は終日8両編成で運行されている。阪神なんば線開通後も8両での運転が継続されていて、運用上の大きな変化はない。急行の10両運転がないのは石切のホーム有効長が8両分しかないためで、平日夕方下りの混雑が目立つ。

また、天理教祭礼時(おおむね毎月26日やその前後と1月4 - 6日)には大阪難波 - 天理線天理間の急行を運転する。長年、天理行きは途中の布施駅で後続の快速急行を待避し、難波行きは奈良発の定期急行の続行で運行されるというダイヤパターンが多い。

なお現在の急行は2代目で、初代の急行は1976年まで運転されていた。初代急行の停車駅は鶴橋 - 石切間ノンストップで、これ以外の区間は各駅に停車していた。当時東花園駅を通過していた準急とは布施と河内小阪の2駅を通過するだけの違いで、現在の急行よりもむしろ準急に近い停車駅パターンであったと言える。しかし、1976年のダイヤ改正で準急と統合されたため、1978年までの約3年間は「快速急行と準急があって急行がない」状態であった。

奈良線の料金不要種別では唯一、阪神なんば線への直通は設定されていない。ただし、阪神車両との走行距離調整のため一部は阪神車両で運転されている。

近鉄車両での英字表示は「EXP.」で、阪神車両での英字表示は「EXPRESS(車内案内表示機ではExpress)」である。

[編集] 準急

大阪難波 - 大和西大寺間での運転が基本で、ラッシュ時の時間帯の一部列車は近鉄奈良まで運転している。また阪神なんば線の開業後は一部列車が尼崎まで直通する。大阪近郊の中距離優等種別という位置づけで、編成両数は6両編成が基本でラッシュ時を中心に一部の列車は8両編成、阪神なんば線直通列車は6両編成。ほとんどの列車が石切・布施(一部は東花園)で快速急行を、夕方以降の一部列車には石切で特急・急行を待避する。早朝・深夜帯や夜間の難波行きを中心に全区間先着となるものも存在する。

かつては大阪難波 - 近鉄奈良間での運転が大半で大和西大寺発着のものは一日数本走る程度だったが、2000年3月15日のダイヤ改正で新大宮の快速急行停車により大半が大和西大寺発着に変更された。これにより準急停車駅である東生駒・富雄・菖蒲池から新大宮・近鉄奈良間のアクセスがやや不便になっている。

2006年3月21日実施のダイヤ変更では、従来ラグビー開催日に一部列車が臨時停車していた東花園に終日停車となった。それと同時に、昼間の列車が区間準急に立て替えられた。

なお、東花園に停車していなかった頃は石切 - 河内小阪間がノンストップだったため、快速急行や急行ほどではなくとも名前通り急行に準ずる性格を保っていた。そのため、菖蒲池・富雄・東生駒から鶴橋以遠へ向かう時に準急が先発の場合は学園前や生駒(・石切)で乗り換えずにそのまま準急で大阪方面まで出る乗客もいた。これは面倒な乗り換えを避けること、また快速急行や急行の混雑が朝晩を中心に酷く、学園前や生駒(・石切)からでは着席確保が非常に困難なため、途中で1本や2本抜かれてでも座って目的地まで行きたいという乗客がいたためである。現在、昼間は準急が区間準急に立て替えられたためそのような乗客は以前より少なくなったと推測されるが、朝はやはり快速急行の混雑が激しいため現在でもそのまま準急で大阪方面に向かう乗客は存在する。

東花園停車開始後は、準急は(急行系のほとんど停まらない)東大阪市内における速達種別、石切以遠での普通の補完という役割が以前にも増して強くなっているほか、難波方面と瓢箪山・枚岡・額田間、奈良方面と河内花園・若江岩田・八戸ノ里間のアクセスが大きく向上する結果となった。

[編集] 区間準急

2006年3月21日のダイヤ変更で新たに追加された列車種別で、昼間時間帯と夜間のみに運転される種別。大阪難波 - 大和西大寺間での運転が基本で、一部奈良発着も設定される。東花園 - 東生駒間の運転本数を昼間の利用客数の実情に合わせるため、同区間の準急と普通の種別を整理し統合する目的で登場した。この種別の登場により昼間時間帯の東生駒折り返しの普通列車が東花園折り返しに短縮され、同区間の列車本数は毎時3本に実質減便されることとなった(大和西大寺発着の普通列車はそのまま残っており、また運用の都合で昼間時にも一部ではあるが近鉄奈良発着もある)。また阪神なんば線の開業後は一部列車(土休日ダイヤでは昼間時のほとんどの列車)が尼崎まで直通し、6両編成で運転されている。6両編成より8両編成での運転が適している朝ラッシュ時や夕方以降(深夜を除く)は従来どおり準急を運転している。なお、阪神なんば線へ直通しない電車でも、前述の急行と同様の理由から一部は阪神車両で運転されている。

平日の昼間は、下りは基本的に石切で奈良行き急行と連絡し(一部は快速急行の通過待ち)、上りは基本的に石切で快速急行を待避する。休日の昼間は、下りは基本的に石切で快速急行を待避し(一部は、奈良行き急行と連絡)、上りは基本的に石切で大阪難波行きの急行と連絡する(一部は快速急行を待避)。ただし、一部の列車は、布施・東花園・瓢箪山で待避する時もある。

なお、1990年代前半頃まで昼間に運転されていた当時の普通列車の半数は瓢箪山で折り返し運転しており、当時のダイヤは枚岡・額田では1時間当たり3本しか乗車機会がなかった。これは、当時の両駅のホーム有効長が4両分しかなく、6両編成の普通が瓢箪山までしか乗り入れられなかったからである。枚岡・額田駅の6両化対応工事と同時に、これらの駅の利便性向上のために東生駒まで延長運転とされたものを、区間準急に置き換えることにより、各駅の乗車機会を維持したまま運転本数を当時の水準に戻したものと言える。

2007年3月の改正では新たに夜間(主に22時以降)、午前8時台や夕方16時台の準急数本が区間準急に置き換えられた。

近鉄の駅設置の時刻表で区間急行・区間快速急行 は急行や快速急行と区別するため、時刻の数字が斜字で表記されるが、区間準急に限っては準急を表す緑色の数字の上に「(区)」マークをつけて表記されている。

なお、車両の英字表示は「SUB.SEMI-EXP」である。

[編集] 普通(各駅停車)

大阪難波 - 東花園・東生駒・大和西大寺間の運転が基本で、一部列車は近鉄奈良まで運転している。また阪神なんば線の開業後は一部列車(昼間時は約半数の列車)が尼崎まで直通する。昼間時は近鉄側では東花園折り返しと大和西大寺(一部列車は近鉄奈良)折り返しの系統が交互に運転されるダイヤで、それぞれ毎時3本、合計で毎時6本運転。通勤時間帯には東生駒、瓢箪山を、早朝・深夜には石切を始発・終着とする列車もある。編成両数は6両(早朝に一部4両あり)。かつては枚岡・額田のホーム有効長の関係上(6両編成が入らなかった)、東花園で2両を切り離す列車もあった(東生駒駅での折り返し線も6両編成は入らなかった)。さらにその当時は最終列車の設定で、奈良方面からの生駒終着の6両または8両編成での列車運用が数本存在した。さらに逆方面では石切始発奈良方面行きの6両編成での列車運用が少ないながらも存在した。

系統を問わずL/C車(5800系・5820系、閑散時に回転式セミクロスシートとなるタイプの車両)も使われる。

早朝、深夜時間帯に限り大和西大寺 - 近鉄奈良間の運用があるが、これは西大寺車庫からの入出庫を兼ねたものである。他の普通列車が6両編成以下であるのに対し、この列車のみ8両または10両編成で運用されることがある。

運用上、大和西大寺行きの準急・普通列車が大和西大寺駅到着後に天理・橿原神宮前行きの急行に変わることがある(逆のパターンもあり。これらの場合、停車前にその旨がアナウンスされる)。しかし最近では西大寺始終着の天理駅橿原神宮前駅方面行きの急行列車自体が減便されているため、このパターンは大幅に減少している。

現在昼間時に運転されている東花園折り返し系統はかつて東生駒まで直通していたが、2006年3月21日のダイヤ変更で区間準急の運転が開始されるのに伴い、現在のように改められた。

2008年3月17日のダイヤ変更では、同改正で新設される難波発奈良行き最終特急の接続を受ける形で生駒始発大和西大寺行き普通1本が新たに設けられている。奈良線の列車で生駒を始発とする列車が設けられるのは十数年ぶりとなる。

[編集] 運転本数

昼間時の1時間毎の運転本数をまとめると、以下の通りになる(ただし阪奈特急は除く)。

  • 大阪難波 - 東花園 : 快速急行3本、急行3本、区間準急3本、普通6本
  • 東花園 - 大和西大寺 : 快速急行3本、急行3本、区間準急3本、普通3本
  • 大和西大寺 - 近鉄奈良 : 京都線直通特急2本、快速急行3本、急行6本(うち京都線(地下鉄烏丸線直通も含む)直通3本)

奈良線は線内全駅で昼間でも1時間最低6本の乗車チャンスが確保されている。線区内全駅で1時間6本以上の列車が停車するのは近鉄では奈良線系統のみである。ただし、東大阪線時代のけいはんな線は全駅において1時間に8本の乗車チャンスがあった。

なお、2009年3月20日ダイヤ改正時点における阪神なんば線直通列車の本数は以下のとおり。

平日 土休日
阪神線内発 近鉄線内発 阪神線内発 近鉄線内発
快速急行
( )は尼崎発着
31(8) 28(7) 41(5) 41(5)
快速急行
(西九条-尼崎間各駅停車)
20 21 0 0
準急 5 1 9 3
区間準急 2 3 25 23
普通 79 81※ 74 81

※ 1本は、尼崎まで普通、尼崎から三宮行快速急行

[編集] 備考

この路線においても毎年大晦日 - 元旦終夜運転が行われる。2006年度までは奈良 - 難波間運転の準急・普通が毎時2本ずつ、東生駒 - 難波間の普通が毎時1本の運転で、基本的に東花園以西では普通がおよそ20分間隔・準急が30分間隔、石切以東では普通・準急併せて15分間隔(石切 - 東生駒間はさらに普通が1本追加)で運転されていた。

ただし2007年度においてはこれまでの準急が区間準急に格下げされた上これまでの毎時2本が1本に減便し、代わりに奈良 - 難波間普通が1時間あたり1本増やされ毎時3本となり、奈良 - 東花園間では区間準急と普通を合わせて15分間隔とするダイヤとなった。また東生駒 - 難波間普通は区間準急の接続を受ける形で東花園始発に改められた。これらの結果速達性がやや減少したものの、額田以西の多くの駅で毎時3本から4本に増便となった。

奈良線沿線には春日大社東大寺を始め枚岡神社石切神社生駒ケーブル乗り換えで宝山寺などの大規模・著名な寺社が多いことなどから終夜運転の本数も多く設定されている。この終夜運転の本数は全国的にも多い方である。また、例年近鉄の主要路線の終夜運転では特急が数多く設定される中、総距離が短い奈良線系統には全く設定されないのも特徴である。

[編集] 乗務員

  • 乗務員は、東花園列車区と西大寺列車区(大阪線および京都線直通を除く)が担当しており、おおむね東花園ないし西大寺で乗務員交代が行われる。また、阪神電気鉄道との相互直通列車では、阪神乗務員との交代は境界駅の大阪難波駅ではなく阪神なんば線の桜川駅で行われることになっている。

[編集] 車両

※ 特急車両については、近鉄特急の項を参照。

[編集] 現有車両

  • 1020系・1026系:1035Fを除く4連は生駒線ワンマン対応、1026Fを除く6連は阪神線乗り入れ対応
  • 1233系・1249系・1252系:1252系のうち1271F-1276Fは阪神線乗り入れ対応
  • 3000系:ステンレス車。西大寺 - 奈良のみで使用。大和西大寺以西には滅多に乗り入れない
  • 3200系地下鉄烏丸線乗り入れ対応、奈良線では主に普通・準急で使用
  • 3220系シリーズ21):地下鉄烏丸線乗り入れ対応、奈良線では主に普通・準急で使用
  • 5800系:阪神線乗り入れ対応、L/C車。京都線では常時ロングシートで運用
  • 5820系(シリーズ21):阪神線乗り入れ対応、L/C車。京都線では常時ロングシートで運用
  • 8000系
  • 8400系:3連は田原本線ワンマン対応
  • 8600系
  • 8800系
  • 8810系:8812Fは大阪線に転出
  • 9020系(シリーズ21):阪神線乗り入れ対応
  • 9200系:9208Fのみで、それ以外は大阪線に転出
  • 9820系(シリーズ21):阪神線乗り入れ対応

近鉄ではここ最近では阪神電気鉄道との相互直通運転に備えて奈良・京都線系統に新製車両を集中的に投入させており、8000系など経年車両の廃車がすすめられているほか、1980年代前半に製造された8810系・9000系・9200系の一部が大阪線および名古屋線へ転属となっている。なお、阪神乗り入れに対応していない車両も折り返しの関係で回送列車として阪神なんば線桜川駅まで乗り入れる。

阪神乗り入れ対応車両には、先頭車両の車体前面および車体側面に直通対応車両であることを示すステッカーが貼りつけられている。

瓢箪山 - 生駒間などの連続急勾配区間に備え、奈良・京都線系統の通勤車両各形式(および後述の阪神1000系・阪神9000系)にも勾配抑速ブレーキが装備されている。

[編集] 事業用車両

  • 電動貨車モト75形(モト77・78):集電方式が異なるけいはんな線の車両(7000系・7020系)を要部検査・全般検査で五位堂検修車庫へ回送する際の牽引車両として使用

[編集] 過去の車両

  • 200系(初代、旧デボ1形):開業時の車両
  • 400系
  • 600系(初代):戦後の奈良線区用小型車両
  • 800系:座席指定料金不要特急車
  • 820系:現在、狭軌化され伊賀鉄道伊賀線(2007年9月30日までは近鉄伊賀線)にて860系として運行
  • 900系:奈良線区初の20m級・広幅大型車両
  • 920系:600系(初代)の機器流用車で、奈良 - 西大寺で使用された。現在は改造の上1010系として名古屋線所属
  • 1000系(初代)大阪線所属だが昭和20年代まで上本町 - 小阪での運用があった
  • 1600系:モ1650形・奈良 - 西大寺で使用された
  • 9000系:現在はすべて名古屋線所属
  • 電動貨車モワ10形(モワ11・12):大阪線特急車2250系を改造。東大阪線(現・けいはんな線)車両を要部検査・全般検査で五位堂検修車庫へ回送する際の牽引車両として使用していたが、1998年に廃車。西大寺車庫の配属となっていたが、書類上は大阪線の所属となっていた

[編集] 乗り入れ車両

[編集] 京都市営地下鉄

  • 10系:奈良線内においては、大和西大寺 - 奈良間の地下鉄烏丸線直通の急行運用のみ

[編集] 阪神電気鉄道

近鉄線以外にも梅田山陽姫路方面に運用することを想定し、3扉19m車を用いている。近鉄用の電鈴も整備されており、切り替えて使用している。なお、車両走行距離調整のため阪神なんば線へ直通しない列車にも使用されることがある。また、阪神車両の夜間滞泊も西大寺車庫で行われている。

[編集] 歴史

前述したように、近畿日本鉄道の直系母体会社である大阪電気軌道(大軌)初の路線として建設された。

生駒山を超えるにあたって、北側を迂回するルートは既に片町線が、南側を迂回するルートは既に関西本線がそれぞれ開通しており、建設にあたっては生駒山を一直線に貫くルートしか選択肢はなかった。そのため、当初はケーブルカーの使用まで検討されたとされるが、都市間電車としての効能を発揮するため、同社の設立に尽力した岩下清周の主張もあって、長さ3,338mの生駒トンネルを開削し、生駒山の登坂区間にできる急勾配を高出力の電車(デボ1形)で越えるという案が採択された。

生駒トンネル開削には多額の資金を使い、最後は社長の岩下が私財を投げ打って建設を続行させたという逸話も残っている。大阪奈良の間をできるだけ直線ルートで結ぶことにしたため、開業当初は沿線人口が少なく、生駒山の宝山寺や奈良へ向かう観光客が主要な乗客であった。よって収入は天候に左右され、同社の社員は常に天気に気を使っていたといわれる。そのため、「大阪電気軌道」でなく「大阪天気軌道」だと揶揄されたこともあった。

その後、沿線の開発に伴い乗客数も増えたが、開業時から使用していた小型車では輸送に対応できなくなり、車体規格を大きくすることにした。それに際して建築限界を拡大する必要から、新生駒トンネル(長さ3,494m)を新たに開削している。

[編集] 年表

  • 1914年(大正3年)4月30日 大阪電気軌道により上本町 - 奈良(高天町の仮駅)間が開業。
  • 1914年(大正3年)7月8日 終点を高天町から東向中町の奈良駅まで延伸。奈良駅前駅開業。
  • 1914年(大正3年)7月17日 日下駅開業。
  • 1915年(大正4年)6月15日 花園駅開業。
  • 1920年(大正9年)7月13日 額田駅開業。
  • 1921年(大正10年)10月-1922年3月頃 日下駅を鷲尾駅に改称。
  • 1922年(大正11年) 片江駅を片江今里駅に、奈良駅前駅を油阪駅に改称。
  • 1922年(大正11年)3月 深江駅を足代駅に改称。
  • 1922年(大正11年)5月5日 奈良 - 上本町間をイギリスエドワード王子が乗車。
  • 1923年(大正12年)9月9日 菖蒲池駅開業。
  • 1925年(大正14年) 若江駅を若江岩田駅に改称。
  • 1925年(大正14年)9月 足代駅を布施駅に改称。
  • 1929年(昭和4年) 片江今里駅を今里駅に改称。
  • 1929年(昭和4年)11月22日 (臨)ラグビー運動場前駅開業。
  • 1930年(昭和5年)頃 小阪駅を大軌小阪駅、生駒駅を大軌生駒駅、西大寺駅を大軌西大寺駅、奈良駅を大軌奈良駅に改称。
  • 1936年(昭和11年)8月1日 (臨)人ノ道駅開業。
  • 1936年(昭和11年)11月19日 八戸ノ里駅開業。
  • 1937年(昭和12年)4月22日 (臨)人ノ道駅休止。
  • 1938年(昭和13年)2月1日 人ノ道駅を永和駅として営業再開。通年営業化。
  • 1940年(昭和15年) 永和駅を大軌永和駅に改称。
  • 1940年(昭和15年)6月1日 鷲尾駅を孔舎衛坂駅に改称。
  • 1941年(昭和16年)3月15日 大軌永和駅を河内永和駅に、大軌小阪駅を河内小阪駅に、花園駅を河内花園駅に、大軌生駒駅を関急生駒駅に、大軌西大寺駅を大和西大寺駅に、大軌奈良駅を関急奈良駅に改称。
  • 1941年(昭和16年)9月 富雄駅を鵄邑駅に改称。
  • 1942年(昭和17年)3月6日 学園前駅開業。
  • 1942年(昭和17年)10月1日 全線を軌道法に基づく軌道から地方鉄道法に基づく鉄道に変更。
  • 1944年(昭和19年) (臨)ラグビー運動場前駅休止。
  • 1944年(昭和19年)6月1日 関急生駒駅を生駒駅に、関急奈良駅を近畿日本奈良駅に改称。
  • 1948年(昭和23年)3月31日 生駒トンネル内下り坂でブレーキ故障のため列車が暴走。河内花園駅で先行列車に追突。死者49人の大惨事となる。→近鉄奈良線列車暴走追突事故
  • 1950年(昭和25年)12月10日 (臨)ラグビー運動場前駅をラグビー場前駅として営業再開。
  • 1953年(昭和28年)4月1日 鵄邑駅を富雄駅に改称。
  • 1956年(昭和31年)12月8日 上本町 - 布施間が複々線化され、大阪線と分離される。
  • 1956年(昭和31年)12月21日 特急(料金無料)運転開始、所要時間30分。停車駅:上本町・鶴橋・大和西大寺・近鉄奈良
  • 1961年(昭和36年)9月21日 上本町 - 瓢箪山間で大型車両運転開始。
  • 1964年(昭和39年)7月23日 生駒トンネルが新トンネルに切り替えられ、上本町 - 生駒間で大型車両運転開始。石切 - 生駒間の孔舎衛坂駅廃止。
  • 1964年(昭和39年)10月1日 新向谷トンネル完成により大型車両全線運転開始。
  • 1967年(昭和42年)9月1日 ラグビー場前駅を通年営業とし東花園駅に改称。
  • 1967年(昭和42年)9月29日 八戸ノ里車庫が東花園車庫へ移転。
  • 1967年(昭和42年)12月4日 ATS使用開始。
  • 1967年(昭和42年)12月15日 東花園駅東方 - 瓢箪山駅西方間高架化完成。
  • 1968年(昭和43年)3月20日 東生駒駅開業。
  • 1969年(昭和44年)9月21日 架線電圧を600Vから1500Vに昇圧。
  • 1969年(昭和44年)9月26日 八戸ノ里駅東方 - 若江岩田駅西方間の高架化完成。
  • 1969年(昭和44年)12月9日 併用軌道であった油阪 - 近畿日本奈良間が地下化。新大宮駅開業。油阪駅廃止。
  • 1970年(昭和45年)3月1日 近畿日本奈良駅を近鉄奈良駅に改称。
  • 1970年(昭和45年)3月15日 難波線開通により近鉄難波駅乗り入れ開始。
  • 1972年(昭和47年)11月7日 料金無料の特急を廃止し快速急行運転開始。
  • 1973年(昭和48年)9月21日 近鉄難波 - 近鉄奈良間に有料特急運転開始。
  • 1977年(昭和52年)6月26日 布施駅西方 - 八戸ノ里駅東方間の高架化完成。これにより、近鉄難波駅から八戸ノ里駅東方(大阪中央環状線)まで完全立体交差となる。
  • 1980年(昭和55年)3月17日 大和西大寺 - 近鉄難波間で快速急行の一部と特急1本で関西私鉄初の10両編成運転を開始(奈良線全線で10両編成が運転可能になったのは1988年3月18日より)。
  • 1986年(昭和61年)3月18日 急行の停車駅に石切駅を追加。
  • 1992年(平成4年)12月20日 列車運行管理システム(KOSMOS)稼動開始。
  • 1997年(平成9年)3月18日 同日のダイヤ改正にて、平日深夜に近鉄難波発近鉄奈良行き特急2本(近鉄難波発22:20・23:20)を増発。その増発列車には阪奈特急としては初めて21000系(アーバンライナー)を充当(名阪甲特急の折り返しを充当)。阪奈特急に限りデラックスシートはレギュラーシートと同じ取り扱い(特別車両料金は不要)とする。
  • 1997年(平成9年)8月1日 L/Cカー(5800系)の営業運転開始。
  • 1998年(平成10年)4月1日 ご乗降確認システム(フェアシステムK)稼働開始。
  • 1999年(平成11年)3月16日 同日のダイヤ改正にて、平日昼間の阪奈特急(上下12本)を廃止。
  • 2000年(平成12年)3月15日 シリーズ21(3220系)営業運転開始。快速急行の停車駅に新大宮駅を追加。同時に準急の大半を大和西大寺発着に変更。
  • 2001年(平成13年)2月1日 各駅でスルッとKANSAI対応カードの取り扱い開始。
  • 2001年(平成13年)10月14日 各駅でJスルーカードの取り扱い開始。
  • 2002年(平成14年)3月20日 同日のダイヤ改正にて、平日夕方に近鉄難波発近鉄奈良行き特急2本(近鉄難波発17:35・18:35)を増発。
  • 2003年(平成15年)2月23日 八戸ノ里 - 瓢箪山間連続立体交差化事業起工。
  • 2003年(平成15年)3月6日 23000系(伊勢志摩ライナー)を阪奈特急にも運用開始。
  • 2004年(平成16年)3月18日 夕方以降の運行体系の見直し(快速急行の約半数を急行に格下げ、準急の一部を削減、近鉄難波 - 東生駒間普通の一部を大和西大寺・近鉄奈良へ延長)。
  • 2004年(平成16年)6月6日 あやめ池遊園地が同日限りで営業終了。これに伴って土曜・休日ダイヤ施行日(冬季を除く)の昼間に行われていた快速急行・急行の菖蒲池駅臨時停車も同日限りで終了。
  • 2006年(平成18年)3月21日 準急停車駅に東花園駅を追加。また、昼間時間帯に区間準急を新設。
  • 2007年(平成19年)4月1日 各駅でPiTaPaICOCAの取り扱い開始。
  • 2008年(平成20年)3月17日 同日のダイヤ改正にて、阪奈特急を夜間に増発(平日:下り1本・上り3本、土休日:上り2本)。平日下りの増発列車は近鉄難波発23:35→近鉄奈良着0:10で、大晦日終夜運転を除いての「日またぎ運転の特急列車」が登場する。
  • 2008年(平成20年)5月20日 阪神なんば線開業を前に阪神電鉄の電車(1000系)が東花園 - 大和西大寺間を試験走行。
  • 2008年(平成20年)6月14日 近鉄難波 - 布施間で車上速度パターン照査式ATS(ATS-SP)の運用開始。
  • 2008年(平成20年)10月30・31日 天皇・皇后の奈良視察に伴い、近鉄としては2002年5月以来となるお召し列車を京都 - 近鉄奈良間に運転(往路は30日、復路は31日)。往復共に21020系(アーバンライナーnext)が2003年3月の営業運転開始以来初めて充当される。
  • 2009年(平成21年)3月1日 Jスルーカードの自動改札機・のりこし精算機での取り扱いを終了[3]
  • 2009年(平成21年)3月20日 阪神なんば線が開業し同線と直通運転開始。近鉄難波駅を大阪難波駅、上本町駅を大阪上本町駅に改称。平日夜間に近鉄奈良発大阪難波ゆき特急1本を増発[4][5]。23000系(伊勢志摩ライナー)の阪奈特急運用を取りやめ一般特急車両に変更。

[編集] 史上最大の「踏切」

本路線の奈良市内の油阪駅 - 近鉄奈良駅間には、「幅」が約800mの「踏切」が、1964年から1969年まで存在した。おそらく日本の鉄道史上最大・最長の「踏切」と見られる。ちなみに「油阪駅」は国鉄線を乗り越える築堤上に設けられ、南方900mのところに国鉄奈良駅があった。新大宮駅は同駅の代替として、市街区間地下化の際に新たに設置されたものである。

この800mほどの区間は元々路面電車同様併用軌道区間で小型・中型車両のみが走行していたが、1964年から大型車両を運行するにあたり、併用軌道扱いのままでは大型車走行の認可を得られないことから、「一般鉄道路線の専用軌道区間で『800mの踏切』を通過する」という拡大解釈(見解)で大型車の乗り入れを実現していたものである。1969年にこの区間が地下線化されたことで「踏切」は廃止された。

[編集] 駅一覧

凡例
●:停車、|:通過、※:高校ラグビー開催時臨時停車
普通列車は各駅に停車するため省略。
特急列車については特急列車記事を参照のこと。
#印の駅は列車待避可能駅
路線名 駅名 駅間キロ 布施
からの営業キロ
区間準急 準急 急行 快速急行 接続路線 所在地
  阪神線
直通区間
    尼崎 尼崎   三宮    
難波線 大阪難波駅 - 6.1 阪神電気鉄道阪神なんば線(直通運転あり)
大阪市営地下鉄御堂筋線難波駅:M20)・四つ橋線(難波駅:Y15)・千日前線(難波駅:S16)
南海電気鉄道南海本線高野線(難波駅)
西日本旅客鉄道関西本線大和路線)(JR難波駅
大阪府 大阪市
中央区
近鉄日本橋駅 0.8 5.3 大阪市営地下鉄:堺筋線日本橋駅:K17)・千日前線(日本橋駅:S17)
大阪上本町駅 1.2 4.1 大阪市営地下鉄:谷町線谷町九丁目駅:T25)・千日前線(谷町九丁目駅:S18) 大阪市
天王寺区
大阪線
鶴橋駅 1.1 3.0 西日本旅客鉄道:大阪環状線
大阪市営地下鉄:千日前線 (S19)
大阪市
生野区
今里駅 1.7 1.3  
布施駅# 1.3 0.0 近畿日本鉄道大阪線 東大阪市
奈良線
河内永和駅 0.8 0.8 西日本旅客鉄道:おおさか東線JR河内永和駅
河内小阪駅
(大阪商業大学前・大阪樟蔭女子大学前)
0.8 1.6  
八戸ノ里駅# 0.8 2.4  
若江岩田駅 1.7 4.1  
河内花園駅 0.9 5.0  
東花園駅#
(近鉄花園ラグビー場前)
0.6 5.6  
瓢箪山駅# 1.4 7.0  
枚岡駅 1.3 8.3  
額田駅 0.7 9.0  
石切駅# 1.1 10.1  
生駒駅 4.1 14.2 近畿日本鉄道:けいはんな線生駒線生駒鋼索線鳥居前駅 奈良県 生駒市
東生駒駅#
(帝塚山大学前)
1.2 15.4  
富雄駅 2.3 17.7   奈良市
学園前駅
(帝塚山学園前)
1.4 19.1  
菖蒲池駅 1.0 20.1  
大和西大寺駅# 2.2 22.3 近畿日本鉄道:京都線橿原線
新大宮駅 2.7 25.0  
近鉄奈良駅 1.7 26.7  

[編集] ルート変更区間

生駒トンネル前後区間
石切駅 - 孔舎衛坂駅 - 生駒駅(1964年7月23日に新生駒トンネル開削で廃線)
近鉄奈良線の車両大型化工事の一環として実施されたもの。孔舎衛坂駅は(旧)生駒トンネルの大阪側坑口に隣接して存在し、現在もホームが残されている。また、同線の石切駅はもともと200m大阪よりにあったが、新トンネル開削に伴い孔舎衛坂駅の代替も兼ね、現在地へ移転した。
向谷トンネル前後区間
生駒駅 - 富雄駅(1964年10月1日、新向谷トンネル開削で廃線)
同上。なお現在同区間に存在する東生駒駅は、車両大型化に伴い生駒駅での区間列車折り返しが容量不足で不可能になってきたため、代わりの駅として1968年に開設されたものである。
奈良市内併用軌道区間
大和西大寺駅 - 油阪駅 - 近畿日本奈良駅(1969年12月9日に地下化)
上記参照。

[編集] 主要駅の乗降客数

2008年11月18日調査[1][2]

  • 大阪難波(難波線) 152,937人
  • 近鉄日本橋(難波線) 50,900人
  • 大阪上本町(難波線・大阪線) 78,267人
  • 鶴橋(大阪線) 173,523人
  • 布施 41,876人
  • 石切 10,942人
  • 生駒 49,856人
  • 学園前 58,424人
  • 大和西大寺 49,450人
  • 新大宮 28,866人
  • 近鉄奈良 57,549人

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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[編集] 参考文献

  • 「まるごと近鉄ぶらり沿線の旅」(著者・編者 徳田耕一、出版・発行 河出書房新社 2005年) ISBN 4309224393
  • カラーブックス「日本の私鉄 近鉄1」(著者・編者 諸河久・杉谷広規、出版・発行 保育社 1998年) ISBN 458650904X
  • カラーブックス「日本の私鉄 近鉄2」(著者・編者 諸河久・山辺誠、出版・発行 保育社 1998年) ISBN 4586509058
  • 「近鉄時刻表 各号」(著者・編者 近畿日本鉄道、出版・発行 同左)
  • 「鉄道ピクトリアル'03年1月号増刊 特集:近畿日本鉄道」(著者・編者 電気車研究会 出版・発行 同左)
  • 「鉄道ダイヤ情報」'09年4月号(出版・発行 交通新聞社)

[編集] 外部リンク

  • 近鉄奈良線 近鉄奈良線を中心に、大阪線・京都・橿原線・南大阪線・名古屋線の各駅紹介や車両写真など。ファンサイト。


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