近鉄長野線

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近鉄長野線
長野線の準急 6620系(喜志 - 富田林)
長野線の準急 6620系喜志 - 富田林
路線総延長 12.5 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V (直流)
KHSTa
大阪阿部野橋駅
STR
南大阪線
BHF
0.0 古市駅
STRrg ABZdf
南大阪線
KDSTe STR
古市検車区
eBHF
1.9 西浦駅 -1920
AKRZu
南阪奈道路
BHF
3.4 喜志駅
eBHF
3.9 宮ノ前駅 -1920
eBHF
4.0 旭ヶ岡駅 -1974
BHF
5.7 富田林駅
BHF
6.3 富田林西口駅
BRÜCKE+BHF
7.3 川西駅
BHF
8.7 滝谷不動駅
BHF
10.5 汐ノ宮駅
STRlg STR
南海高野線
BHF + HUB84
BHF + HUB84
BHF
KBHFe + HUB82
KBHFe + HUB82
KBHFe
12.5 河内長野駅

長野線(ながのせん)は、大阪府羽曳野市古市駅から大阪府河内長野市河内長野駅までを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鉄道路線

沿線に梅の里住宅や金剛団地などの住宅地を控え、南大阪線とともに大阪府東南部の通勤・通学路線となっている。沿線には眼病平癒で名高い日本三不動の一である瀧谷不動明王寺や、花火大会や高校野球で知られるPL教団の本部などもある。

スルッとKANSAI対応カードおよびJスルーカード、ICカード(PiTaPaICOCA)が使用できる。

目次

[編集] 路線データ

  • 路線距離(営業キロ):12.5km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:8駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:古市 - 富田林間
  • 電化区間:全線電化(直流1500V)
  • 閉塞方式:自動閉塞式
  • 最高速度:100km/h

全線、大阪輸送統括部(旧天王寺営業局)の管轄である。

[編集] 運行形態

普通・準急・急行とも線内では全列車各駅に停車する。

ダイヤは基本的に大阪阿部野橋駅に直通するように組まれている。昼間時間帯は大阪阿部野橋発着の準急が毎時4本運転されているほか、平日朝夕ラッシュ時には急行も運転されている。平日朝と夕ラッシュ時および深夜帯には大阪阿部野橋 - 富田林間の準急が運転されており、古市 - 富田林間はラッシュ時間帯は1時間あたり6本、富田林 - 河内長野間は一部時間帯を除いて終日4本となっいる。普通列車は富田林・河内長野行きが早朝・朝ラッシュ時、古市・大阪阿部野橋行きが夕ラッシュ時と深夜帯に運転されている。

編成両数は、古市 - 富田林間が最大8両、富田林 - 河内長野間が最大5両となっている。従って、古市駅および富田林駅で車両の増・解結を行う列車が多く見られる。

[編集] 臨時列車

毎年8月1日にはPL花火大会が開催されるため、大阪阿部野橋 - 富田林間で多数の準急が運転されるなど、13時以降大規模な臨時ダイヤで運転される。

また、大晦日から元旦にかけての終夜運転は長野線でも実施されており、ここ最近では古市 - 河内長野間に普通を概ね20分間隔で運転される形態となっている。時刻は近鉄の公式ホームページでも紹介されている。

[編集] 沿線風景

全区間で国道170号と並走している。

古市を発車した電車は、南大阪線が左に別れていくのに対して、真っ直ぐ南下する。これは、河陽鉄道が大阪と南河内地区を結ぶ目的で先に建設されたためである。古市検車区への入出庫線が左に別れていくと、旧国道170号線をアンダークロスし、住宅街の中を走る。南阪奈道路と立体交差して右にカーブすると、喜志、両側に広がる田畑を抜けると右にカーブして2面2線の富田林に到着する。富田林以南は単線となるため、引き上げ線が1線ある。

富田林を発車すると、左にカーブして富田林西口、その先高架を上ると川西があり、国道309号と立体交差した後に再び地上区間となり、瀧谷不動明王寺の最寄り駅で、行き違い設備を持つ滝谷不動に到着する。

滝谷不動を出ると、次第に左手に高台が迫ってくると汐ノ宮。この高台ではみかんの栽培が多く行われている。汐ノ宮を出て、竹林の中を縫って走ると右手から南海高野線が合流してきて、終着の河内長野に到着する。

[編集] 車両

南大阪線系統の各形式が使用されている。詳細は南大阪線の項を参照。

[編集] 歴史

河陽鉄道が大阪と南河内を結ぶためや高野山参詣客を当て込み、現在の道明寺線および南大阪線の一部にあたる柏原 - 古市間に続き、東高野街道沿いに古市 - 富田林間を開業させたのが始まり。しかし経営難に陥り、開業翌年には路線は別会社の河南鉄道に引き継がれる。長野(現在の河内長野)駅まで全通したのは1902年のことである。

  • 1898年(明治31年)4月14日 河陽鉄道が古市 - 富田林間を開業
  • 1899年(明治32年)5月10日 河南鉄道が河陽鉄道の路線を継承
  • 1902年(明治35年)3月25日 富田林 - 滝谷不動間が開業
  • 1902年(明治35年)12月12日 滝谷不動 - 長野(現在の河内長野)が開業し全通
  • 1904年(明治37年)10月7日 学校前駅(現在の富田林西口駅)開業
  • 1906年(明治39年)7月18日 学校前駅廃止
  • 1911年(明治44年)6月1日 汐ノ宮駅開業
  • 1911年(明治44年)8月1日 宮ノ前駅、川西駅開業
  • 1911年(明治44年)8月15日 西浦駅開業
  • 1916年(大正5年)12月1日 学校前駅再開業
  • 1915年-1919年頃 喜志駅を太子口喜志駅に改称
  • 1919年(大正8年)3月8日 河南鉄道が大阪鉄道に社名変更
  • 1920年(大正9年)4月1日 西浦駅、宮ノ前駅、川西駅廃止
  • 1920年(大正9年)8月1日 川西駅を廿山駅と改称し再開業
  • 1923年(大正12年)10月16日 道明寺 - 古市 - 河内長野間が電化
  • 1923年(大正12年)12月28日 旭ヶ岡駅開業。
  • 1933年(昭和8年)4月1日 太子口喜志駅を喜志駅に、学校前駅を富田林西口駅に、廿山駅を川西駅に改称
  • 1943年(昭和18年)2月1日 関西急行鉄道が大阪鉄道を合併
  • 1944年(昭和19年)6月1日 戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道と合併し、近畿日本鉄道に社名変更
  • 1945年(昭和20年)6月1日 旭ヶ岡駅、富田林西口駅休止
  • 1946年(昭和21年)7月1日 富田林西口駅営業再開
  • 1954年(昭和29年)4月1日 長野駅を河内長野駅に改称
  • 1957年(昭和32年)10月18日 古市 - 喜志間複線化
  • 1968年(昭和43年)9月26日 ATS使用開始
  • 1974年(昭和49年)7月20日 喜志 - 富田林間の旭ヶ岡駅廃止
  • 1982年(昭和57年)9月12日 川西駅付近(約0.8km)高架化
  • 1987年(昭和62年)10月25日 喜志 - 富田林間複線化
  • 1997年(平成9年)10月1日 ご乗降確認システム「フェアシステムK」稼働開始
  • 2001年(平成13年)2月1日 各駅でスルッとKANSAI対応カードの取り扱い開始
  • 2001年(平成13年)10月14日 各駅でJスルーカードの取り扱い開始
  • 2002年(平成14年) シリーズ21(6820系)の営業運転開始
  • 2002年(平成14年)12月1日 列車運行管理システムKOSMOS稼働開始
  • 2003年(平成15年)9月13日 古市 - 喜志間の南阪奈道路交差地点付近高架化。側道整備のため
  • 2007年(平成19年)4月1日 各駅でPiTaPaICOCAの取り扱い開始
  • 2009年(平成21年)3月1日 Jスルーカードの自動改札機・のりこし精算機での取り扱いを終了[1]

[編集] 駅一覧

普通列車は各駅に停車するため省略。急行・準急ともに長野線内は各駅に停車
#:単線区間(富田林 - 河内長野間)の交換可能駅
駅名 駅間キロ 営業キロ 準急 急行 接続路線 所在地
最長運転区間     大阪阿部野橋    
古市駅 - 0.0 近畿日本鉄道:南大阪線 大阪府 羽曳野市
喜志駅 3.4 3.4   富田林市
富田林駅 2.3 5.7  
富田林西口駅 0.6 6.3  
川西駅 1.0 7.3  
滝谷不動駅# 1.4 8.7  
汐ノ宮駅 1.8 10.5   河内長野市
河内長野駅 2.0 12.5 南海電気鉄道:高野線

大阪阿部野橋駅直通列車の南大阪線内での停車駅は近鉄南大阪線を参照。

[編集] かつて存在した駅

  • 西浦駅(古市 - 喜志間、1911年8月15日開業、1920年4月1日廃止)
  • 旭ヶ岡駅(喜志 - 富田林間、1911年8月1日宮ノ前駅として開業、1920年4月1日廃止、1923年12月28日旭ヶ岡駅として復活、1945年6月1日休止、1974年7月20日廃止)

[編集] 脚注

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  1. ^ Jスルーカードの利用終了について(PDF) 近畿日本鉄道ほか、2008年12月2日

[編集] 参考文献

  • 徳田耕一(編著) 『まるごと近鉄ぶらり沿線の旅』 河出書房新社、2005年。ISBN 4309224393
  • 諸河久・山辺誠(編著) 『日本の私鉄 近鉄2』 保育社〈カラーブックス〉、1998年。ISBN 4586509058
  • 近畿日本鉄道 『近鉄時刻表』各号、近畿日本鉄道。
  • 電気車研究会(編)「特集:近畿日本鉄道」、『鉄道ピクトリアル』2003年1月号臨時増刊、2003年。
  • 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳』8号 関西1、新潮社、2008年。ISBN 9784107900265

[編集] 関連項目

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