近鉄生駒鋼索線

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近鉄生駒鋼索線
路線総延長 2.0 km
軌間 1067 mm
leer
生駒駅
TUNNELru
BHFq + HUB81
BHFq + HUB81
BHFq
STRq
けいはんな線
TUNNELru
BHFq + HUB83
BHFq + HUB83
BHFq
ABZ3lg
奈良線
STRlf
生駒線
KBHFa + HUB84
KBHFa + HUB84
KBHFa
KBHFa + HUB82
KBHFa + HUB82
KBHFa
0.0 鳥居前駅
BUE BUE
鳥居前1号踏切
BUE BUE
鳥居前2号踏切
STRrg ABZrf ABZlf STRlg
BUE BUE BUE BUE
鳥居前3号踏切
STRlf ABZlg ABZrg STRrf
STR STR
左:2号線/右:1号線
STR STR
宝山寺線
KBHFe + HUB84
KBHFe + HUB84
KBHFe
KBHFe + HUB64
KBHFe + HUB64
KBHFe
0.9 宝山寺駅
KBHFa + HUB83
KBHFa + HUB83
KBHFa
山上線
TUNNEL1
BUE
宝山寺1号踏切
BHF
1.2 梅屋敷駅
vSTRa
vSTRe
BHF
1.6 霞ヶ丘駅
BUE
霞ヶ丘1号踏切
STR
KBHFe
2.0 生駒山上駅

生駒鋼索線(いこまこうさくせん)は、奈良県生駒市鳥居前駅から宝山寺駅を経て生駒山上駅までを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鋼索鉄道(ケーブルカー)線。生駒ケーブルとも呼ばれる。

目次

[編集] 路線データ

  • 路線距離(営業キロ):
    • 宝山寺線:鳥居前 - 宝山寺間 0.9km
    • 山上線:宝山寺 - 生駒山上間 1.1km
  • 方式:
    • 宝山寺線:単線2両交走式×2
    • 山上線:単線2両交走式
  • 軌間:宝山寺線・山上線とも1067mm
  • 駅数:5駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:鳥居前 - 宝山寺間(正確には単線並列。行き違いが行われる中間地点は見かけ上、複々線)
  • 高低差:宝山寺線146m、山上線322m

全線、大阪輸送統括部(旧上本町営業局)の管轄である。

[編集] 概要

鳥居前 - 宝山寺間の宝山寺線、宝山寺 - 生駒山上間の山上線の2区間からなる。宝山寺線は日本最初の営業用ケーブルカーで、生駒聖天と呼ばれている宝山寺への足であり、山上線は生駒山上にある遊園地「スカイランドいこま」への足となっている。

宝山寺線は、2つのケーブルカーが並ぶ複線だが、運用上はそれぞれが分離された単線並列形態で、それぞれ宝山寺1号線・宝山寺2号線と呼ばれている。山上線は1つのケーブルカーからなる単線で2つの途中駅がある。通常は宝山寺1号線と山上線だけが運行され、正月などの多客期には宝山寺2号線も同時に運行されるほか、宝山寺1号線の点検時も宝山寺2号線が代わって運行される。

宝山寺線は沿線がマンションも建つなど住宅地化されているため、ケーブルカーとしては珍しく立派な通勤通学路線として機能している。住宅地を通過するために踏切も3箇所存在し、そのうち1箇所(鳥居前3号踏切)は自動車が通過可能である。また、山上線にも歩行者専用の踏切が2箇所存在する。

なお、運賃は鋼索線特有の特殊運賃が適用されている。生活路線でもあるにもかかわらず、乗車券の磁気化は行われておらず、自動改札機も無い。以前は自動券売機パールカードが使えたが現在は使えない。スルッとKANSAIJスルーPiTaPaの導入予定も無い。以前発売されていた近鉄他線各駅からの通し切符も現在は発売されていない。宝山寺駅は、現在近鉄で唯一の普通乗車券での途中下車が可能な駅である。

[編集] 踏切

鳥居前3号踏切。大型自動車は通行禁止であるが普通自動車は渡ることが可能。宝山寺線の中間地点でもあり、この踏切上で車両が対向する。対向地点はレールとレールの間にケーブルが1本しか通らないことや片方のレールの両側には溝が不要なことなどが、自動車通過可能な理由である。
  • 宝山寺線
    • 鳥居前1号踏切(第1種甲・歩行者専用)
    • 鳥居前2号踏切(第1種甲・歩行者専用)
    • 鳥居前3号踏切(第1種甲・大型車以外の車両通行可能)
  • 山上線
    • 宝山寺1号踏切(第3種・歩行者専用)
    • 霞ヶ丘1号踏切(第3種・歩行者専用)

[編集] 運行形態

鳥居前 - 宝山寺間(宝山寺線)
通常は宝山寺1号線のみの運行で、運転間隔は日中20分毎・通勤通学時は15分毎・深夜30分毎。所要時間5分。正月の初詣時期などは宝山寺2号線も運行され、ピストン運転となる。夏休みなどの繁忙期には10分間隔の運転も行う。
宝山寺 - 生駒山上間(山上線)
日中(9 - 18時台)のみの運転で、運転間隔は40分毎。所要時間7分。団体客があるときなどは臨時列車が設定される。また、スカイランドいこまのナイター営業時には夜間も20分間隔で運転されるほか、夏休みなどの繁忙期には10分間隔の運転を実施、さらに1月1日(元日)の夜明け前 - 朝にかけては生駒山から初日の出を拝む客のために朝5:30過ぎから頻発運転が行なわれる。
通常は普通列車のみであるが、前述の夜間延長運転時と臨時列車については途中駅に停車しない直行列車として運転される(2006年度以前は直行列車の定期運転があった)。

[編集] 車両

宝山寺1号線は開業当初の木造車両を1928年に置き換えて以来、コ1形「いのり」「めぐみ」が使われ、日本で現役最古のケーブル車両として有名だったが、2000年に山上線のコ5形「こぐま」「はくちょう」とともに新型車両に置き換えられた。引退したコ1形1両が現在、生駒山麓公園に保存されている。

2000年から運行されている車両は宝山寺1号線がを模した「ブル」、の「ミケ」(共にコ11形)、山上線がオルガンを模した「ドレミ」、ケーキの「スイート」(共にコ15形)である。宝山寺2号線は在来車(コ3形、1953年製)のままで「ゆめいこま」という愛称がついている(かつては「すずらん」「白樺」と称した。白樺だけなぜ漢字なのかというと、平仮名にして反対から読むと、“ばからし”となってしまうからといわれている)。なお、偶数番号の車両は山上側に荷台を連結できる。いずれも近畿車輛製、制動装置はテオドル・ベル式で、警笛もアーバンライナー以降の特急車で使われている電気笛である。山上線は運行本数が少なくなるため、収容力を大きくしている。

「ブル」と「ミケ」には独自の車内アナウンスがあり、車両が行き違う際に車内で互いの鳴き声を発する。通勤通学の時間帯は通常のアナウンスとなり、鳴き声も発さない。

[編集] 歴史

宝山寺線は近鉄の前身である大阪電気軌道の系列会社の生駒鋼索鉄道により、宝山寺への参拝客を見込んで、山上線は生駒山上に建設された遊園地のためのアクセス路線として大阪電気軌道によってそれぞれ開業した。なお、大阪電気軌道は開業直後の資金難のときに、宝山寺から賽銭を融通してもらったことがあり、ケーブル敷設はその時の返礼も兼ねていた、とも言われている。

  • 1918年(大正7年)8月29日 生駒鋼索鉄道が鳥居前 - 宝山寺間を開業。
  • 1922年(大正11年)1月25日 大阪電気軌道が生駒鋼索鉄道を合併。
  • 1926年(昭和元年)12月30日 宝山寺2号線が開業し、鳥居前 - 宝山寺間複線化。
  • 1929年(昭和4年)3月27日 山上線 宝山寺 - 生駒山上間が開業する。
  • 1944年(昭和19年)2月11日 山上線が不要不急線として休止。
  • 1944年(昭和19年)7月 宝山寺2号線が休止(設備撤去)され、宝山寺線単線化。
  • 1945年(昭和20年)8月1日 山上線の運行再開。
  • 1953年(昭和28年)4月1日 宝山寺2号線運転再開(宝山寺線複線化)。
  • 2000年(平成12年)3月1日 宝山寺線で新車両ブル・ミケ運転開始。
  • 2000年(平成12年)3月18日 山上線で新車両ドレミ・スイート運転開始。
  • 2008年(平成20年)8月29日 開業90周年。記念して宝山寺1号線・2号線同時運行など記念イベント実施。

[編集] 駅一覧

●:停車、|:通過
線名 駅名 駅間キロ 営業キロ 直行 接続路線 所在地
宝山寺
1号線・2号線
鳥居前駅 - 0.0   近畿日本鉄道:奈良線けいはんな線生駒線生駒駅 奈良県生駒市
宝山寺駅 0.9 0.9  
山上線
梅屋敷駅 0.3 1.2  
霞ヶ丘駅 0.4 1.6  
生駒山上駅 0.4 2.0  

[編集] その他

  • 梅屋敷霞ヶ丘の2駅は生駒登山道(階段あり・歩行者専用)の途中にあり、車では向かうことは不可能である。

[編集] 関連項目

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