京阪交野線

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京阪交野線
交野線の使用車両10000系
交野線の使用車両10000系
路線総延長 6.9 km
軌間 1435 mm
電圧 1500 V (直流)
KHSTa
中之島駅
STR
中之島線
ABZlg
京阪本線
HST
天満橋駅
STRrg ABZrf
↑京阪本線
BHF BHF
0.0 枚方市駅
STR STRlf
京阪本線→
BHF
1.0 宮之阪駅
eDST
中宮信号所
BHF
1.7 星ヶ丘駅
BHF
2.5 村野駅
BHF
3.4 郡津駅
BHF
4.4 交野市駅
STR
JR西片町線
KRZo
BHFq + HUB81
BHFq + HUB81
BHFq
河内磐船駅
eBHF + HUB84
eBHF + HUB84
eBHF
leer + HUB71
leer + HUB71
5.9 京阪神磐船駅 -1948年
BHF + HUB84
BHF + HUB84
BHF
leer + HUB61
leer + HUB61
6.1 河内森駅
eDST
森信号所 1987-1992年
KBHFe
6.9 私市駅

交野線(かたのせん)は、大阪府枚方市枚方市駅から大阪府交野市私市駅までを結ぶ京阪電気鉄道鉄道路線

大阪への通勤路線であるとともに、私市周辺への行楽路線でもある。

目次

[編集] 路線データ

  • 路線距離(営業キロ):6.9km
  • 軌間:1435mm
  • 駅数:8駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線電化(直流1500V)
  • 閉塞方式:自動閉塞式
  • 保安装置:京阪型速度照査ATS
  • 最高速度:100km/h[1]
  • 最急勾配:33‰(河内森駅 - 私市駅間)

[編集] 運行形態

1時間あたり昼間時間帯で6本、平日朝夕ラッシュ時には8 - 10本が運転されている。線内折り返しの普通列車のほか、平日朝に私市駅から京阪本線中之島線に乗り入れ中之島駅まで直通する通勤快急「おりひめ」、平日夜に中之島駅から私市駅まで直通する快速急行「ひこぼし」が運転されている。「おりひめ」・「ひこぼし」とも交野線内では各駅に停車する。

「おりひめ」は2003年9月8日からK特急として平日朝の私市→淀屋橋間に、「ひこぼし」は同日より準急として平日夕方の天満橋→私市間に新設された(おりひめはK特急だが、列車方向幕には「特急」と表示されていた。この時間の京阪本線枚方市 - 淀屋橋間の下りK特急停車駅は特急と同じであったため、さほど問題にはならなかった)。中之島線が開業した2008年10月19日のダイヤ改正で中之島線直通となり、それぞれ通勤快急、快速急行に列車種別が変更された。また「ひこぼし」の運転時間帯が繰り下げられた。

2006年4月16日のダイヤ改正直前、7200系が、およそ4年振りに入線した。2002年4月15日から運行されている10000系の増備車10004Fが2006年4月15日から入線、つづいて10005F・10006Fも入線するなど、車両面でも話題のある路線である。

同年10月22日には7月29日から運転されていた「きかんしゃトーマス」のラッピングを施した10000系“10000系きかんしゃトーマス号”による「臨時K特急」が運転された。同系による「K特急」運用は2度目である。また、休日の「K特急」の運転は初となる。2007年1月21日には「きかんしゃトーマス」ラッピング電車のラストランとして「臨時K特急」が私市 - 天満橋間に運転された。

2007年9月22日より終日ワンマン運転が開始された(ただし5両編成での運転の列車および早朝の一部の列車を除く)。それに伴い、10000系全6編成と駅の保安設備更新も行われた。また、ワンマン運転実施にあたり、運転士の特別教習も実施されている。なお、車内放送は女性の声による自動放送となった。2600系の場合と、10000系でも早朝の一部列車については従来通り車掌の乗務がある(後者の場合、行先表示はワンマン運転時での「枚方市↑↓私市」ではなく「枚方市」ないし「私市」のみを表示する)。

[編集] きさいち快速・臨時急行

2000年秋に「宇治快速」に代わる行楽期の支線直通列車として設定されたのが「きさいち快速ハイキング号」である。京阪本線からの臨時直通列車は1960年代頃に設定されていた臨時急行「きさいち号」以来となる(京阪電気鉄道発行の社史「京阪七十年のあゆみ」(1980年)の年表によると、1968年に宇治線臨時急行「宇治号」とともにこの「きさいち号」が運行されていた記録がある)。車両は5連車を使用していたが、「宇治快速」と違い、車種の限定は行われていなかった。

2往復設定され、当時の停車駅は淀屋橋駅 - 北浜駅 - 天満橋駅 - 京橋駅 - 枚方市駅と交野線全駅であった。なおこの折り返し列車は「宇治快速」では回送であったが、「きさいち快速ハイキング号」では臨時普通列車として運行されていた。「きさいち快速ハイキング号」は2001年の春と秋にも運行され、合計3シーズンの運行であった。

2002年春、「きさいち快速ハイキング号」は快速から臨時急行に格下げされ「きさいちハイキング号」に改称され、かつての「きさいち号」とほぼ同じ停車駅となった。また編成も5連から4連に短縮したが、新車のアピールも兼ねて10000系限定で運行されることになった(ただし初日の4月21日のみ1往復が2600系5連での運行であった)が、2往復体制に変化はなかった。また折り返しの臨時普通も存続されていた。この列車も同年秋と2003年春の3シーズン運行された。

2000年代前半に運行されていたこれらの列車は2003年改正で廃止されたが、後の「おりひめ」「ひこぼし」のルーツとなっている。

[編集] 使用車両

[編集] 過去の使用車両

  • 6000系 - 6001F-6005F・6012Fが4連時代に運用されたことあり。
  • 7000系 - 7003Fのみ4連時代に運用されたことあり。

以下は除籍分

[編集] 歴史

王寺 - 枚方間を結ぶ計画を持っていた信貴生駒電鉄が、枚方線として開業させた。当時は全線単線で行き違いができる駅は村野と交野、その他の中間駅はすべて1面1線の無人駅であった。自前の変電所を持たず、京阪より電力の供給を受けていたり、運営を委託して車両も借り受けるなど京阪との結びつきは強かった。のちに交野電気鉄道、京阪神急行電鉄を経て京阪電気鉄道の路線となる。京阪本線・宇治線とは異なり、開業当初から地方鉄道法に基づく路線であった。このため、車両の小型化による運行経費削減を目的として京津線より車両(旧京津電気軌道16形)を借り受けたときは地方鉄道法に適合するよう車両を改造している(この車両は京阪900形を名乗っていた)。

  • 1929年(昭和4年)7月10日 信貴生駒電鉄が枚方東口(現在の枚方市) - 私市間を開業。
  • 1930年(昭和5年)10月21日 河内森駅開業。
  • 1935年(昭和10年)12月2日 信貴電磐船駅開業。
  • 1939年(昭和14年)5月1日 交野電気鉄道に譲渡。交野線となる。
  • 1939年(昭和4年)5月14日 信貴電磐船駅を交電磐船駅に改称。
  • 1940年(昭和15年)9月11日 中宮駅(現在の宮之阪駅)開業。
  • 1945年(昭和20年)5月1日 京阪神急行電鉄が交野電気鉄道を合併。交電磐船駅を京阪神磐船駅に改称。
  • 1945年(昭和20年)9月15日 中宮駅、星ヶ丘駅、郡津駅、河内森駅休止。
  • 1946年(昭和21年)2月15日 中宮駅、星ヶ丘駅、郡津駅営業再開。
  • 1948年(昭和23年)5月1日 河内森駅営業再開。交野 - 河内森間の京阪神磐船駅休止(1960年以降に廃止)。
  • 1949年(昭和24年)10月1日 枚方東口駅を枚方市駅に改称。
  • 1949年(昭和24年)12月1日 京阪神急行電鉄から京阪電気鉄道が分離。
  • 1959年(昭和34年)12月30日 3両編成運転開始。
  • 1960年(昭和35年)2月 交野変電所(水銀整流器1000kW)が新設される
  • 1961年(昭和36年)10月1日 CTC竣工。
  • 1968年(昭和43年)7月16日 ATS使用開始。
  • 1971年(昭和46年)6月6日 中宮信号所 - 村野間複線化。
  • 1971年(昭和46年)6月20日 中宮駅を宮之阪駅に改称。
  • 1972年(昭和47年)4月2日 村野 - 交野間複線化。
  • 1974年(昭和49年)3月3日 宮之阪駅高架化。
  • 1974年(昭和49年)12月1日 宮之阪駅付近複線化。
  • 1977年(昭和52年)11月1日 交野駅を交野市駅に改称。
  • 1983年(昭和58年)12月4日 架線電圧を600Vから1500Vに昇圧。
  • 1987年(昭和62年)5月28日 交野市 - 森信号所間複線化。河内森 - 私市間に森信号所開設。
  • 1992年(平成4年)9月12日 森信号所 - 私市間複線化。森信号所廃止。
  • 1992年(平成4年)11月28日 枚方市 - 宮之阪間複線高架化完成。交野線の全線複線化が完成。
  • 1996年(平成8年)1月8日 5両編成運転を開始。
  • 2003年(平成15年)9月8日 定期列車としては初の京阪本線直通列車としてK特急「おりひめ」、準急「ひこぼし」運転開始。
  • 2004年(平成16年)8月1日 PiTaPa導入。
  • 2007年(平成19年)9月22日 ワンマン運転開始。
  • 2008年(平成20年)10月19日 中之島線開業に伴うダイヤ改正によりK特急「おりひめ」を通勤快急へ、準急「ひこぼし」を快速急行へそれぞれ列車種別を変更。中之島線との直通運転を開始。

[編集] 七夕伝説に関するイベント

七夕伝説時のイベント風景

交野線沿線は七夕に纏わる伝説が残る地であり、「ひらかた☆かたの七夕伝説イベントの一環として、運転開始以来毎年7月7日には、同線終着駅私市駅において、準急「ひこぼし」と臨時K特急「おりひめ」が出会うイベントが開催されている。両列車の並びは5分程度だが、ヘッドマークの展示やヘッドライトの点灯など、ファンサービスが充実している。鉄道ファンのみならず、地域住民が大勢訪れ、テレビ局も取材に訪れる。 「おりひめ」・「ひこぼし」両列車の並びを見終えた後は、同線を利用し、“おりひめ”の機物神社(はたものじんじゃ)、“ひこぼし”の牽牛石(けんぎゅうせき)、そして、両者が出逢う逢合橋(あいあいばし)周辺で開催される祭に参加するのが、このイベントの楽しみ方とされている。

なお、2007年の7月7日は土曜日であったため、平日ダイヤでのみ運行される準急「ひこぼし」と臨時K特急「おりひめ」が出会うイベントは実施不可能となったが、代わりに交野線普通列車に新デザインのヘッドマークを掲出して七夕イベントを開催するとの公式発表があった。2003年の運行開始から数えて3代目となる新しいヘッドマークは七夕イベント当日に私市駅に展示され、準急「ひこぼし」とK特急「おりひめ」には7月9日月曜日の列車から使用された。

出会いイベントの代替手段として、7月7日の当日は私市駅の1番線に「織姫」の記念副標識(通常の「おりひめ」ヘッドマークとは異なり、第10回七夕サミットの枚方・交野開催記念を兼ねた特別のものである)・鳩マークを掲出した1929F(特急色)による臨時列車を約3時間臨時停車させ、交野線内折り返しの定期運用列車1編成(1919F充当)に「彦星」の記念副標識(この副標識も、通常の「ひこぼし」ヘッドマークとは異なり、「織姫」と同様の経緯で作成されたものである)を掲出して運行した。これにより私市駅では計5回の出会いが演出された。

2009年は、前年のダイヤ改定により「おりひめ」・「ひこぼし」の種別がそれぞれ通勤快急・快速急行に変更、かつ「ひこぼし」の運転時間帯も夕ラッシュから深夜に変更され、夕刻でのイベントが行えなくなったことから、2007年の時と同じように交野線普通列車にヘッドマークを掲出して七夕イベントを開催することになった[2]

[編集] 駅一覧

全駅大阪府に所在。

凡例
●:停車
通勤快急・快速急行の中之島 - 枚方市間の停車駅は京阪本線参照。
普通列車は各駅に停車するため省略。線内のみの運行。
駅名 駅間キロ 営業キロ 快速急行 通勤快急 接続路線 所在地
最長運転区間 ○快速急行・通勤特急…中之島駅まで
枚方市駅 0.0 0.0 京阪電気鉄道京阪本線 枚方市
宮之阪駅 1.0 1.0  
星ヶ丘駅 0.7 1.7  
村野駅 0.8 2.5  
郡津駅 0.9 3.4   交野市
交野市駅 1.0 4.4  
河内森駅 1.7 6.1 西日本旅客鉄道片町線(学研都市線)河内磐船駅
私市駅 0.8 6.9  

[編集] 廃駅・廃止信号所

  • 中宮信号所(宮之阪 - 星ヶ丘)
  • 京阪神磐船駅(交野市 - 河内森) - 1948年5月1日廃止。
  • 森信号所(河内森 - 私市)- 1992年9月12日廃止。

[編集] 脚注

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  1. ^ 寺田裕一『データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2002年、p.126
  2. ^ 公式サイトの記事(私市駅「おりひめ」「ひこぼし」の出逢い) 2009年

[編集] 関連項目

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