阪急千里線

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阪急千里線
山田駅付近
山田駅付近
路線総延長 13.6 km
軌間 1435 mm
電圧 1500 V 架空電車線方式直流
停車場・施設・接続路線
tSTR
地下鉄堺筋線
0.0 天神橋筋六丁目駅
tKRZt
地下鉄谷町線
tSTR
阪神北大阪線
0.2 天神橋駅 -1969 BSicon exTRAM.svg[* 1]
exSTRlf eABZlg
千里線
eBHF
0.9 長柄駅 -1944
WBRÜCKE
淀川橋梁
BHF
2.2 柴島駅
STR
京都本線
ABZrg STRq
東海道本線旧線
BHF
3.5 淡路駅
KRZu
城東貨物線
STRq ABZrf
京都本線
BHF
4.4 下新庄駅
WBRÜCKE
神崎川
eBHF
5.7 吹田駅 -1964
eABZlf exSTRlg
東海道本線旧線
STRq KRZu eABZ3rf
東海道本線JR京都線
STRq KRZu STRq
梅田・城東・北方貨物線
BHF
6.0 吹田駅
BHF
6.9 豊津駅
eBHF
7.6 花壇町駅 -1964
BHF
7.8 関大前駅 1964-
AKRZu
名神高速道路
eBHF
8.0 大学前駅 -1964
BHF
8.6 千里山駅
BHF
10.2 南千里駅
TUNNEL1
千里トンネル
11.6 山田駅
STRq KRZu
大阪モノレール線
exSTRq eKRZo exSTRq
北大阪急行電鉄会場線 [* 2]
AKRZo
中国自動車道[* 2]
eBHF
11.9 万国博西口駅 1969-1970
KBHFe
13.6 北千里駅

  1. ^ 市電の停留所名は天神橋筋六丁目
  2. ^ a b 中国自動車道の中央部が北急会場線

千里線(せんりせん)は、大阪府大阪市北区天神橋筋六丁目駅から大阪府吹田市北千里駅までを結ぶ阪急電鉄鉄道路線。北千里駅まで延伸されるまでは千里山(支)線と呼ばれていた。北千里線と呼ばれることもあるが、正式なものではない。

なお、正式な起点は天神橋筋六丁目駅だが、列車運行上は北千里駅から天神橋筋六丁目駅へ向かう列車が下り、逆方向が上りとなっている。

目次

[編集] 路線データ

[編集] 概要

千里丘陵に広がる千里ニュータウンの通勤・通学路線であり、千里ニュータウンと大阪キタミナミの両方へ乗り換えなしで移動できることも大きな特徴である。特に後者は大阪市営地下鉄堺筋線相互直通運転を行っており、乗り入れ先の終点・天下茶屋駅では南海電気鉄道との乗り換えができる。阪急電鉄の支線で唯一、ほぼ終日にわたって本線との直通運転が行われる。

淡路駅で、京都本線平面交差している。下り・上りともに淡路駅構内手前に複雑な分岐があり、いずれの方向から進入する際も、早朝や深夜を除きほとんどの列車が京都本線の列車を待つために淡路駅手前で信号待ち停車を余儀なくされる。2018年度末までの全線開通を目指すJRおおさか東線とは、淡路駅が乗り換え駅となる。またそれにあわせて千里線と京都本線は立体交差になり、千里線は柴島駅 - 下新庄駅間が高架化される予定である。

天神橋筋六丁目駅から千里山駅までは、古くからの区間で急曲線も多く運行速度は遅い(例えば、豊津駅 - 関大前駅間の制限速度は35km/h)。特に豊津駅 - 千里山駅間は勾配も急である。

千里山駅から北千里駅までは1963年以降に開通した、阪急の鉄道路線の中では最も新しい区間で、直線的であり運行速度も速い。また、当該区間は全て高架線掘割またはトンネルからなっており、踏切は一つもない。また、南千里 - 山田間にある千里トンネルは阪急唯一の山岳トンネルであるが、地下鉄と同様の開削工法で建設されたため、構造は地下鉄と変わらない。

[編集] 運行形態

千里線内だけで完結する天神橋筋六丁目駅折り返し列車は早朝と深夜のみであり、大半は、以下のいずれかのように他の路線との直通運転を行っている。後述の堺筋準急・臨時に運行される直通特急を除き、いずれも普通列車である。

  1. 北千里駅 - 淡路駅 - 梅田駅 (淡路駅 - 梅田駅は阪急京都本線)
  2. 北千里駅 - 天神橋筋六丁目駅 - 天下茶屋駅 (天神橋筋六丁目駅 - 天下茶屋駅は大阪市営地下鉄堺筋線
  3. 高槻市駅 - 淡路駅 - 天神橋筋六丁目駅 - 天下茶屋駅 (淡路駅 - 天神橋筋六丁目駅が千里線にあたる。天神橋筋六丁目 - 天下茶屋駅は大阪市営地下鉄堺筋線、淡路駅 - 高槻市駅は阪急京都本線)

また、平日の朝夕のラッシュ時と土休日の昼間にのみ、京都本線河原町駅方面と、地下鉄堺筋線の天下茶屋駅とを直通運転する優等列車として、「堺筋準急」が平日朝に河原町駅から、平日夕方に高槻市駅まで、土休日の昼間に河原町駅発着で運転されている。千里線にあたる区間では、柴島駅を通過する。2007年3月17日に行われたダイヤ改正で従来の「急行(堺筋急行)」「快速急行(堺筋快速急行)」から種別が改められた。

2011年からは、行楽期に臨時で運行される直通特急が天下茶屋駅 - 嵐山駅間で運行を開始し、柴島駅を通過するほか、堺筋線内でも通過運転を行う。この列車には大阪市交通局の66系が6両編成に減車した上で充当される。

なお、1970年の大阪万博の開催時、万博利用客のための臨時準急EXPO準急」が走ったことがあり、千里線内の停車駅は淡路・吹田・関大前・南千里・万国博西口(万博開催時に営業していた臨時駅)であった。

淡路駅では原則として下記のように相互接続を行う。

  • 梅田 - 高槻市、河原町間の列車(特急・快速急行・準急・普通)と天下茶屋 - 北千里間の列車(普通)
  • 梅田 - 北千里間の列車(普通)と天下茶屋 - 正雀、高槻市間の列車(普通)

[編集] 使用車両

6300系と9300系を除く京都線所属の形式すべてが使用される。堺筋線直通車はすべて8両編成で阪急車両のほか大阪市交通局の66系も使用される。一方で、梅田発着の列車は8両編成と7両編成が使用されている。なお当線内において、2300系は、堺筋線に入線できないことから、淡路 - 北千里間のみで使用され、淡路以南では使用されない。

[編集] 歴史

北大阪電気鉄道1921年に十三 - 豊津間を開業させたのが始まり。同年中に千里山駅まで開通した。当初から大阪市内への乗り入れを計画していたが、資金難から淀川への架橋ができず、崇禅寺駅 - 吹田駅間は東海道本線の旧線跡を転用し、阪急の十三駅接続とすることで当面の市内アクセスにした。

同社は沿線で霊園の開発を積極的に行ったため、「墓地電車」とも呼ばれていた。

1923年に大阪 - 京都間で淀川右岸の高速新線(現在の京都本線)を計画し、大阪側の起点を模索していた新京阪鉄道に鉄道事業を譲渡した。新京阪鉄道は北大阪電気鉄道が取得していた免許を利用し、1925年に淀川を渡る天神橋 - 淡路間を開業して大阪市内乗り入れを果たした。

後に親会社の京阪電気鉄道に合併して千里山(支)線となり、1943年阪神急行電鉄との合併で京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)の路線となる。

1961年12月、宝塚本線の混雑緩和を目的として、千里山線と箕面線とを連絡する千里山延長線(千里山駅 - 桜井駅間)の事業免許を取得した。このうち千里山駅 - 新千里山駅(現在の南千里駅)間は1963年8月に開業した。新千里山からは千里中央駅を経由して桜井へ向かう北西方向へのルートをとる予定であったが、大阪府からの要請によりルートを変更して北方向の北千里へ延伸された。後に宝塚線の輸送力が増強されたことなどから、桜井駅に至る事業免許は1972年12月に廃止された。

南千里駅 - 北千里駅間が延伸開業した1967年、路線名が千里線に改称される。日本において本格的な自動改札機が導入されたのは、北千里駅が初めてである。オムロン(当時の立石電機)によって設置された。当初は鑽孔式の定期券専用のものであったが、1971年に同駅の改札機は普通乗車券も使える磁気券式のものになった。

1969年に大阪市営地下鉄堺筋線との相互直通運転開始に伴い、新京阪鉄道以来のターミナルだった天神橋駅が地下駅に移転し、天神橋筋六丁目駅と改称された。

[編集] 年表

  • 1921年(大正10年)
    • 4月1日 北大阪電気鉄道が十三駅 - 豊津駅間を開業
    • 10月26日 豊津駅 - 千里山駅間が開業
  • 1922年(大正11年)4月17日 花壇前駅 - 千里山駅間に大学前駅開業
  • 1923年(大正12年)4月1日 新京阪鉄道が北大阪電気鉄道の鉄道路線を譲り受ける
  • 1925年(大正14年)10月15日 新京阪鉄道が天神橋駅(現在の天神橋筋六丁目駅) - 淡路駅間を開業
  • 1928年(昭和3年)1月16日 全線の架線電圧を600Vから1500Vに昇圧
  • 1930年(昭和5年)9月15日 京阪電気鉄道が新京阪鉄道を合併。千里山線となる
  • 1938年(昭和13年)9月15日 花壇前駅を千里山遊園駅に改称
  • 1943年(昭和18年)
    • 10月1日 阪神急行電鉄が京阪電気鉄道を合併し京阪神急行電鉄が発足。東吹田駅を吹田駅に、西吹田駅を市役所前駅に改称
    • 12月1日 千里山遊園駅を千里山厚生園駅に改称
  • 1944年(昭和19年)
  • 1946年(昭和21年)
    • 4月7日 千里山厚生園駅を千里山遊園駅に改称
    • 6月25日 大学前駅営業再開
  • 1949年(昭和24年)12月1日 京阪電気鉄道が分離。千里山線は京阪神急行電鉄の路線に
  • 1950年(昭和25年)8月1日 千里山遊園駅を女子学院前駅に改称
  • 1951年(昭和26年)4月1日 女子学院前駅を花壇町駅に改称
  • 1959年(昭和34年)2月18日 京都本線の天神橋駅 - 淡路駅間を千里山線に編入。千里山線の列車が梅田駅乗り入れ開始
  • 1963年(昭和38年)8月29日 千里山駅 - 新千里山駅(現在の南千里駅)間が開業
  • 1964年(昭和39年)4月10日 市役所前駅に(旧)吹田駅を統合し吹田駅に改称、花壇町駅を大学前駅に移転統合し関大前駅開業
  • 1967年(昭和42年)3月1日 南千里駅 - 北千里駅間が開業し千里線に改称。新千里山駅を南千里駅に改称
  • 1969年(昭和44年)
    • 11月10日 翌年9月14日まで日本万国博覧会アクセスのため南千里 - 北千里間に万国博西口駅を開設
    • 12月6日 大阪市営地下鉄堺筋線との相互直通運転開始。天神橋駅を移転し天神橋筋六丁目駅に改称
  • 1973年(昭和48年)11月23日 万国博西口駅跡の400m南に山田駅開業
  • 1979年(昭和54年)
    • 淀川治水対策の一環で新淀川橋梁を架け替え。新旧で両岸取付部はほぼ同地点だが、両地点を直線で結ぶ(流れ方向に直交する)ガーダー橋だった旧橋梁に対して、新橋梁は右岸で曲線の線形を描くトラス橋となったため、柴島駅南側の曲線が緩和された
    • 3月5日 天神橋筋六丁目 - 淡路間で平日に堺筋急行を運転開始(堺筋線・京都本線河原町方面直通)
  • 2001年(平成13年)3月24日 夕方の堺筋急行を堺筋快速急行に変更
  • 2007年(平成19年)3月17日 堺筋急行・快速急行を堺筋準急に変更
  • 2011年(平成23年)5月14日 土休日の昼間にも堺筋準急が運転開始

[編集] 駅一覧

  • 全駅大阪府に所在。
  • 堺筋準急:平日朝夕と休日昼間運転。堺筋線内では各駅に停車。
  • 直通特急:行楽期のみ運転。堺筋線内は日本橋駅と天下茶屋駅に停車。
  • 普通:各駅に停車するため省略。
  • 地下鉄線・モノレール線の ( ) 内の英数字は駅番号を表す。
  • ●:停車、|:通過
駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 堺筋準急 直通特急 接続路線 所在地
直通運転区間 天神橋筋六丁目駅から
○普通・堺筋準急・直通特急…大阪市営地下鉄堺筋線天下茶屋駅まで
天神橋筋六丁目駅 - 0.0 大阪市営地下鉄■ 堺筋線 (K11)(直通:上記参照)・■ 谷町線 (T18) 大阪市 北区
柴島駅 2.2 2.2   東淀川区
淡路駅 1.3 3.5 阪急電鉄京都本線(一部直通:下記参照)
下新庄駅 0.9 4.4      
吹田駅 1.6 6.0     西日本旅客鉄道東海道本線JR京都線)(吹田駅 吹田市
豊津駅 0.9 6.9      
関大前駅 0.9 7.8      
千里山駅 0.8 8.6      
南千里駅 1.6 10.2      
山田駅 1.4 11.6     大阪高速鉄道大阪モノレール線 (16)
北千里駅 2.0 13.6      
直通運転区間 淡路駅から

○普通…堺筋線天下茶屋駅・天神橋筋六丁目駅方面と京都本線河原町駅方面[1]
○堺筋準急…堺筋線天下茶屋駅・天神橋筋六丁目駅方面と京都本線河原町駅方面
○直通特急…堺筋線天下茶屋駅・天神橋筋六丁目駅方面と嵐山線嵐山駅方面

[編集] 廃駅

駅名は廃止時のもの。

  • 長柄駅(天神橋駅 - 柴島駅間) - 1944年2月1日廃止
  • (旧)吹田駅(下新庄駅 - 市役所前駅間) - 1964年4月10日市役所前駅に統合され、市役所前駅は吹田駅に改称
  • 花壇町駅(豊津駅 - 大学前駅間) - 1964年4月10日大学前駅との間に設けられた関大前駅に統合され廃止
  • 大学前駅(花壇町駅 - 千里山駅間) - 1964年4月10日花壇町駅との間に設けられた関大前駅に統合され廃止
  • 万国博西口駅(南千里駅 - 北千里駅間) - 日本万国博覧会会場最寄り駅として1969年11月10日から1970年9月14日まで営業した臨時駅

[編集] 参考文献

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  1. ^ 河原町行きは休日の1本のみで、それ以外は高槻市駅まで。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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