京阪中之島線
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中之島線開通のヘッドマークを掲出し
快速急行で運用されている3000系電車 |
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| 路線総延長 | 3.0 km | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 軌間 | 1435 mm | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 電圧 | 1500 V (直流) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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中之島線(なかのしません)は、大阪府大阪市北区の中之島駅から同市中央区の天満橋駅を結ぶ京阪電気鉄道の鉄道路線。開業前の仮称は「中之島新線」。2008年(平成20年)10月19日に開業した[1][2]。
目次 |
[編集] 路線データ
- 管轄:京阪電気鉄道(第二種鉄道事業者)、中之島高速鉄道(第三種鉄道事業者)
- 路線距離(営業キロ):3.0km
- 軌間:1435mm
- 駅数:5駅(天満橋駅含む)
- 複線区間:全線複線
- 電化区間:全線電化(直流1500V)
[編集] 概要
中之島線は、京阪本線の大阪市都心部延伸と天満橋駅以西の輸送力増強[3]を図って建設され、大阪市北区の堂島川と土佐堀川に挟まれた中之島地区の東西方向の交通を担う路線となる。全線が地下線で、中之島駅は大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)とリーガロイヤルホテル付近にある。
2006年11月の京阪電鉄の発表では、総事業費は1,503億円とされたが、半年の工期短縮もあり、約200億円の削減に成功した。
中之島線の開業に先立ち、同年4月16日に天満橋駅のホーム形態が変更され、折り返し列車用の3・4番線が従来の淀屋橋方面、淀屋橋方面に通ずる1・2番線が中之島方面のホーム(以前は折り返し列車が発着)に切り替えられた。天満橋駅をそのような構造にした関係上、野江以東の乗客が淀屋橋行と中之島行の両者間を乗り換えるには京橋駅を利用する(近鉄鶴橋駅と似た状態)。淀屋橋駅と北浜駅が素直に大阪市営地下鉄に乗り換え可能なのに対して、中之島線のなにわ橋・大江橋・中之島の各駅は地下鉄の空白地帯に建設されたという側面もあって大阪市営地下鉄の駅と直接に接続していない。
開業時点において、連絡通路は渡辺橋駅と大阪市営地下鉄四つ橋線の肥後橋駅との間にのみ設けられている。これについて、朝日新聞社は大阪朝日ビル・朝日新聞ビル・新朝日ビル・フェスティバルホールを建て替え、2010年代後半の完成を目指して高層ツインタワーを建設すると同時に、中之島地下街の整備を進める計画も明らかにしている[4]。
また、阪急が敷設する新線(新大阪連絡線)を含めた四つ橋線の北ヤード・十三・新大阪方面延伸が実現すれば、四つ橋線が南北の交通において重要な役割を果たす可能性があるため、その四つ橋線と乗り換えできる中之島線の役割も重要になる可能性がある。中之島駅では計画中のなにわ筋線との接続も予定されている。そのほか、将来的には淀屋橋駅と大江橋駅間についても連絡通路を設けることが検討されている[5]。
京阪電鉄では、2007年度に中之島線の開業に合わせて新型車両の導入を発表し、2008年4月15日に公式サイトで正式に3000系(2代目)と発表し、同時に新しい社名ロゴとスローガンも発表された。なお、従来の3000系は同年6月に8000系(30番台)に編入された。これに併せて同系列を含めた在来車両は2012年度までに順次新塗装に変更する予定である。
地下路線ではあるが、全線(駅間のトンネル内も含む)において携帯電話(ただし各キャリアとも第三世代に限る)の電波受信が可能となっている。
2008年11月17日に京阪電鉄は、中之島線の1日平均乗降客数が事前予想の1日8万人を大幅に下回る1日平均3万人だったことを発表した[6]。また、2009年5月13日には、2009年3月末までの乗降客数が、当初見込みの3 - 4割程度の約400万人だったと発表した[7]。
[編集] キャッチコピー・PR
2008年2月に路線ロゴとともに発表されたスローガンは「水の上の新都心へ」である。
2008年6月半ばから、京阪線の在籍車両の側面に開業告知のステッカーを貼付するほか、天満橋駅の中之島線接続部分の車止めにも開業告知の垂れ幕を掲出する。また、路線バスへの車体ラッピングも施され、これは京阪バスのみならず、大阪市営バスにもある。
また、開業100日(約3か月)前の2008年7月11日から開業当日まで、天満橋・京橋・樟葉・丹波橋・三条の各駅にカウントダウンボックスが設置されていた[8]。
開業当時のキャッチコピーは「シマへ行こう。」。また開業当時のテレビCMでは「まもなく、中之島に電車がまいります。10月19日に電車がまいります。」とアピールされていた[9]。
[編集] 運賃
開業時より、中之島駅・渡辺橋駅と大江橋駅以東との間を乗車する場合、および中之島駅と渡辺橋駅の間を乗車する場合に普通運賃で60円の加算運賃が適用されている。また、大江橋駅・なにわ橋駅と天満橋駅以東との間を乗車する場合は、それぞれ近接する京阪本線の淀屋橋駅・北浜駅との運賃と同額である。さらに、大江橋駅と淀屋橋駅・北浜駅となにわ橋駅は同一構内扱いで、定期券を相互利用できる[10]。
JRまたは地下鉄を経て京橋駅から中之島線を利用する場合、北側にほぼ並行するJR東西線と比較すると運賃面で劣勢であり(JR東西線:京橋 - 新福島160円、京阪中之島線:京橋 - 中之島260円)、ほぼ同じ区間でありながら100円の差がある。ただ、野江駅以東の乗客にとっては京橋駅での乗換時分、及び片道の通し運賃という観点からのメリットもある[11]。
[編集] 延伸計画
2004年の近畿地方交通審議会答申第8号では、「中期的に望まれる鉄道ネットワークを構成する新たな路線」として中之島線を中之島駅から西九条を経て此花区の新桜島および夢洲方面へ延伸する案が示されている。しかし、京阪としてはまだなにわ筋線の建設目処が立たないことから、他路線と連絡ができる西九条駅までの延伸を希望しているが、自社単独での延伸は資金面で無理であることも明らかにしており、国や大阪府の補助を前提としての計画となる。
また、西九条から先、同区にあるUSJを含めたユニバーサルシティにホテル京阪が進出したこと[12]や、阪神が2009年3月20日から近鉄との相互直通運転を開始したことからUSJ、新桜島および夢洲方面への延伸計画が有力と見られている。さらに、2008年9月11日に京阪電鉄の佐藤茂雄CEOは、さらに大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)までの延伸も検討していることを明らかにしている[13]。これは、2008年8月5日に橋下徹知事が大阪府庁舎を大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)へ移転する考えを示したためと考えられるが、2008年9月現在では建設の目処は立っていない。なおWTC方面へ延伸する場合、現在計画中であり建設の目途は立っていない北港テクノポート線とルートが重複する。
中之島線の延伸区間である中之島 - 新桜島間7.3kmのルートは、中之島駅以降、堂島川をくぐり、上船津橋北詰、中央市場北口、中央市場西口の交差点の地下を通り、西九条と千鳥橋を経て桜島二丁目交差点付近に計画中の北港テクノポート線の新桜島駅(仮称)までである。なお、西九条 - 桜島間には現在桜島線(JRゆめ咲線)が通っているが、中之島線は桜島線とは違うルートを通る。このうち西九条 - 千鳥橋間は阪神なんば線と並走する予定となっている。佐藤茂雄CEOは新聞取材に対し、この区間を利用して将来的に阪神に直通運転したい旨も語る。
[編集] 運行形態
京阪本線と一体的に運行されている。中之島線内ではすべての列車が各駅に停車する。中之島 - 天満橋間の所要時間は下り6分50秒・上り6分40秒となる[14]。
日中のダイヤでは、1時間あたり平日は8本、休日は6本の運転となり、中之島線系統の優等列車は京阪で初めて設定された快速急行が3000系(2代目)にて昼間時に毎時2本運転されている。停車駅は特急停車駅に守口市・寝屋川市・香里園の各駅を追加したもの。中之島線内は各駅に停車する[15]。また京都競馬開催時は淀にも臨時停車する。
また、快速急行以外の中之島線列車は中之島 - 樟葉または萱島間の区間急行があり、1時間あたり平日は6本、休日は4本運転されている[16]。ラッシュ時のダイヤでは、準急・通勤準急の一部も中之島に発着する。
さらに京都競馬開催時に淀発臨時急行が中之島行で運転されることがあり、開業日の2008年10月19日から運転された。2008年11月に運転される行楽期の臨時特急「もみじEXPRESS」は8000系により中之島発着で運転された[17]。その他、正月ダイヤでは日中の快速急行に替わり中之島発着の急行が設定される[18]。
[編集] 歴史
- 2001年(平成13年)3月30日 京阪電鉄が中之島新線事業への着手を正式決定[19]
- 2002年(平成14年)10月9日 大阪市都市計画審議会が中之島新線を市に答申[22]
- 2003年(平成15年)5月28日 大阪国際会議場で起工式を挙行[23]
- 2006年(平成18年)4月16日 天満橋駅のホーム形態を変更
- 2006年(平成18年)11月13日 正式路線名と駅名を発表
- 2007年(平成19年)10月31日 トンネルが全線貫通
- 2008年(平成20年)2月 ロゴとスローガンを発表
[編集] 駅一覧
| 駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | 接続路線 | 所在地 |
|---|---|---|---|---|
| 中之島駅 (大阪国際会議場) |
- | 0.0 | 西日本旅客鉄道:※JR東西線(新福島駅) 阪神電気鉄道:※阪神本線(福島駅) |
北区 |
| 渡辺橋駅 | 0.9 | 0.9 | 大阪市営地下鉄:※■四つ橋線(肥後橋駅:Y12) 西日本旅客鉄道:※JR東西線(北新地駅)、※東海道本線・大阪環状線(大阪駅) |
|
| 大江橋駅 | 0.5 | 1.4 | 大阪市営地下鉄:※■御堂筋線(淀屋橋駅:M17) | |
| なにわ橋駅 | 0.6 | 2.0 | 大阪市営地下鉄:※■堺筋線(北浜駅:K14) | |
| 天満橋駅 | 1.0 | 3.0 | 京阪電気鉄道:京阪本線(鴨東線出町柳駅まで直通運転) 大阪市営地下鉄:■谷町線(T22) |
中央区 |
※印は公道・地下道経由でアクセス可能な路線・駅を示す(京阪電鉄2008.7.2版パンフレット、中之島線のページ(独自ドメイン)より)。ただし、正式な乗り換え駅とされているのは、渡辺橋駅(四つ橋線乗換)・大江橋駅(御堂筋線乗換)・なにわ橋駅(堺筋線乗換)・天満橋駅(京阪本線・谷町線乗換)のみである。
2006年11月13日駅名決定。仮称駅名と正式駅名の対応は以下の通り[25]。渡辺橋と大江橋は仮称と同じ。
- 玉江橋(仮称)→中之島(副名称 大阪国際会議場)
- 「近代の中之島のイメージは、東側に偏り過ぎていたが、元々西側から発展してきたことを考えると、新線開通を機に西側に目を向けてもらうことを意図した」とされる。
- 新北浜(仮称)→なにわ橋
[編集] ギャラリー
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 「中之島線は平成20年秋の開業をめざしますPDF」 京阪電気鉄道 2007年11月19日。
- ^ 「本年10月19日(日)中之島線開業予定PDF」 中之島高速鉄道・京阪電気鉄道 2008年4月15日。
- ^ 京阪本線寝屋川信号所から天満橋駅までが複々線であるのに対し、天満橋駅から終点淀屋橋駅までが複線となっている。天満橋駅以西の輸送力が制約となっていたが、中之島線開通により天満橋駅以東の効率向上も期待できる。
- ^ 200mのツインタワー実現へ 大阪・中之島プロジェクト、計画案固まる
- ^ 「中之島に巨大観覧車計画 京阪電鉄が中之島線の集客に」朝日新聞 2008年9月11日
- ^ 「京阪電鉄中之島線 乗客数は見込みの4割」産経新聞 2008年11月17日
- ^ 「中之島線の乗降客、予想の3~4割…京阪は減収減益」読売新聞 2009年5月13日
- ^ 「中之島線開業カウントダウンボックスを設置しますPDF」京阪電気鉄道 2008年7月10日
- ^ 開業日以降は「ただいま、中之島に電車が走っております。10月19日より電車が走っております。」に変更された。いずれも、京阪線の駅自動放送の声を担当する三原徹司がナレーションを務めた。
- ^ 「中之島線の運賃認可と実施運賃についてPDF」 京阪電気鉄道 2008年4月15日。
- ^ 京阪京橋駅とJR京橋駅のJR東西線ホームが距離的に離れているため。JR京橋駅側から行く場合は大阪環状線ホーム上を北端から南端へと通り抜ける必要があり、時間帯によっては激しい混雑に巻き込まれる。混雑を避けるために片町口側のOBP連絡通路の利用でも駅の西側を迂回する形で400mほど歩く。
- ^ 現在は、ホテル京阪ユニバーサルシティとホテル京阪ユニバーサルタワーの2つを有する。
- ^ 「京阪電鉄中之島線、WTCへ延伸も 佐藤CEO」徳島新聞 2008年9月11日。
- ^ 「京阪電気鉄道(株)申請の第二種鉄道事業(玉江橋〜天満橋間 2.9km)および中之島高速鉄道(株)申請の第三種鉄道事業(玉江橋〜天満橋間 2.9km)の許可について」国土交通省 2001年11月7日 (Internet Archive)による
- ^ 「中之島」駅 - 「出町柳」駅間で快速急行を直通運転PDF 京阪電気鉄道 2008年4月15日
- ^ 中之島線開業にあわせ10月19日(日)初発から、京阪線で新ダイヤを実施しますPDF 京阪電気鉄道 2008年8月25日
- ^ 「臨時特急『もみじEXPRESS』運転」京阪電気鉄道広報紙K PRESS 2008年11月号4面
- ^ 年末年始の列車運転について
- ^ 日本経済新聞2001年3月31日付け朝刊46面・地方経済面(兵庫)
- ^ 日経産業新聞2001年7月11日付け20面
- ^ 日本経済新聞2001年9月28日付け10面・地方経済面(近畿B)
- ^ 日本経済新聞2002年10月10日付け大阪本社版朝刊16面(社会面)
- ^ 日本経済新聞2003年5月28日付け大阪本社版夕刊19面(社会面)
- ^ 「本日8月1日(金)、中之島線で習熟訓練運転を開始しましたPDF」京阪電気鉄道 2008年8月1日
- ^ 「中之島に乗り入れる鉄道新線の路線名・駅名を決定しましたPDF」京阪電気鉄道 2006年11月13日
[編集] 外部リンク
- 中之島線のホームページ - 京阪電鉄ウェブサイト内
- 京阪電車 中之島線 - 独自ドメイン

