河内長野駅

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河内長野駅*
河内長野駅舎(2012年5月撮影)
河内長野駅舎(2012年5月撮影)
かわちながの - Kawachinagano
所在地 大阪府河内長野市本町
所属事業者 南海電気鉄道
近畿日本鉄道(近鉄)
備考 *1954年4月1日に長野駅から改称

河内長野駅(かわちながのえき)は、大阪府河内長野市本町にある、南海電気鉄道(南海)・近畿日本鉄道(近鉄)の

南海高野線の難波からの区間急行の一部、および各駅停車のほとんどは当駅で折り返しとなり、急行は当駅以南各駅に停車する。 特急「こうや」「りんかん」も含めた全列車が停車する。

近鉄長野線の終着駅でもある。主に準急が運行されていて、深夜には普通および古市止まりも運行されている。

また、観光地「奥河内」の玄関口でもある[1]

利用可能な鉄道路線[編集]

駅構造[編集]

河内長野駅 配線図

↑左1-4千代田駅 右1-2汐ノ宮駅

4 3 2 1 2 1


STRg STRf STRrg
KRWrg KRWrf STRg
KRW+l KRWrf KRWlf KRW+r STRf
STR KRWlf KRWlg STR KRWlf exKRW+r
STR+BSl STR+BSr STR+BSl STR+BSr STR+BSl exSTR+BSr
STR+BSl STR+BSr STR+BSl STR+BSr STR+BSl exENDEe+BSr
KRWl KRWlg KRWrg KRWr ENDEe
STRg STRf

三日市町駅

橋上駅舎は南海と近鉄で共用しているが、互いの改札は分けられている。番線の数字も両者では連続していない。 橋上駅舎入口の駅名表示には、西口側は南海、東口側は近鉄のフォーマットが採用されている。

ローマ字表記は、南海がハイフンなしの「KAWACHINAGANO」、近鉄がハイフン付きの「KAWACHI-NAGANO」である。

出口の案内は西出口と東出口の2つしかないが、ノバティながの北館・南館それぞれに向かうペデストリアンデッキ、駅北側への階段、中2階への階段がある。また、西出口側にはエレベーターと上り専用エスカレーター、東出口側にエレベーター(改札内外共用)、中2階側に上り専用エスカレーターがある[2]

2009年頃までは、南海特急停車駅にも関わらず案内板やバリアフリー設備の不整備など他の主要駅と比べて立ち後れていたため、2010年から、旅客案内サイン類の更新やバリアフリー化、観光案内設備等の拡充などのリニューアル工事が行われた。2013年4月にはペデストリアンデッキの屋根設置が完了している。

南海電気鉄道[編集]

南海 河内長野駅
改札口・案内所
改札口・案内所
かわちながの - KAWACHINAGANO
NK68 千代田 (2.1km)
(1.7km) 三日市町 NK70
所在地 大阪府河内長野市本町29-9
駅番号 NK69
所属事業者 南海電気鉄道
所属路線 高野線
キロ程 28.0km(汐見橋起点)
難波から27.3km
電報略号 ナカ゛
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
29,551人/日
-2012年-
開業年月日 1898年明治31年)3月29日

島式2面4線のホームを持つ待避可能駅で、奇数番線(1・3番線)が本線、偶数番線(2・4番線)が待避線である。ホーム有効長は8両。改札口は1箇所のみ。自動改札機日本信号製。各ホーム中央にエレベーターが設置されている[2]

以前はソラリー式の発車標であったがフルカラーLED式に交換され、改札上には時計・情報通知用の液晶表示機も併設されている。かつての駅名標は当駅独自のデザインが使われていたが、2013年になって交換された。

半数の区間急行と各停が当駅で折り返しとなる。また、難波行き準急(平日朝ラッシュ時のみ)の一部に当駅始発列車がある。

のりば
1 高野線 (下り本線) 高野山方面
2 高野線 (下り待避線) 高野山方面
(上り) なんば方面[3]
3 高野線 (上り本線) なんば方面
4 高野線 (上り待避線)[4] なんば方面

当駅始発列車は4番線からも発車する。なお偶数番線は、それぞれ難波側に渡り線があるため直接折返しができるようになっているが、時間帯によって2番線発着になるか4番線発着になるかはまちまちで、当駅以南は各駅に停車する前後の急行との乗り換えも必ず同一ホーム上乗り換えできるとは限らない(ただし、乗り換え時間は確保されている)。


近畿日本鉄道[編集]

近鉄 河内長野駅
改札口
改札口
かわちながの - KAWACHI-NAGANO
汐ノ宮 (2.0km)
所在地 大阪府河内長野市本町29-1
所属事業者 近畿日本鉄道(近鉄)
所属路線 長野線
キロ程 12.5km(古市起点)
大阪阿部野橋から30.8km
電報略号 ナノ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 1面2線*
乗降人員
-統計年度-
13,101人/日
-2010年-
開業年月日 1902年明治35年)12月12日
備考 *現在1番線は使用されていない

島式1面2線のホームを持つ駅であるが、実質的には1面1線である。1番線はホーム側に固定柵を設置の上で、架線場内信号機出発信号機ATS地上子などや古市寄り約60mより先の線路も撤去したので、事実上保線用車両しか入線出来なくなっている。ホーム有効長は5両。改札口は1ヶ所のみ。自動改札機オムロン製。ホーム南側にエレベーター(改札内外共用)とエスカレーターが設置されている[5]

赤い自動改札機 (U-PG) は、出場時2枚一括処理・PiTaPaICOCA対応。また、自動精算機は旧型(千円札・硬貨対応)で、ICカードは使用不可のためICカード入金機がある(千円札のみ対応)。 2番線には回転字幕式の発車標が現役で稼働しているが、前述の理由で1番線には存在しない。また、古市方に200mほど複線用地が確保されているが、現在のところは複線化の目途は立っていない[6]

のりば
1 (使用停止)
2 長野線 古市大阪阿部野橋方面[7]
  • 準急の運転がほとんどである、2013年3月17日のダイヤ変更以前は平日朝に急行が2本運行されていた。深夜には大阪阿部野橋直通の普通、古市行きの普通列車が運行されている土休日ダイヤでは始発から終電までほぼ15分間隔となっている。また、教祖祭PL花火芸術が開催される毎年8月1日は通常と異なるダイヤのため、昼間から大阪阿部野橋行きの普通・急行や古市行きの普通が運行されることもある。
  • かつては、長野村だったころの名残で、単に「長野駅」とアナウンスされる事があったり、行き先表示が「長野」とされていた。現在は6820系のLED表示や旧国名対応の表示幕車も「河内長野」と表示している。近鉄では旧国名の部分が「河内国分」「大和西大寺」と小さく表示されることが多いが、当駅は市名に基づき、旧国名も大きく表示される。
  • 発車標に使われる幕は、近鉄が旧国名を含んだ駅名を車内放送などで案内する方式に改められた後に、行き先表示がかつての「あべの橋」を「大阪阿部野橋」の表記を含むタイプに更新された。2011年春には普通電車のみ停車する駅に設置されている接近案内装置が新設されている。

利用状況[編集]

堺市街を経由し、大阪市街までの所要時間も短いことから、利用客数は南海が大きくリードしている。河内長野市に隣接する和泉市東横山地区等からも当駅を利用しているなど、南河内の主要な駅となっている。

  • 南海電気鉄道 - 2012年度の一日平均乗降人員は29,551人[8]で、同社の駅(100駅)では9位[8]、高野線(難波-極楽橋間の42駅)では8位[8]である。
  • 近畿日本鉄道 - 2010年度の一日平均乗降人員 13,101人[9]で、同社の全調査対象駅(287駅)では56位[9]、長野線の駅(8駅、他線接続駅含む)では4位[9]、大阪府内の近鉄の駅(61駅)では25位[9]である。

各年度の1日平均乗降人員数は下表のとおり。

年度 南海電気鉄道 近畿日本鉄道 出典
乗降人員 順位 乗降人員
1990年(平成 2年) 37,948 - 16,691 [10]
1991年(平成 3年) 39,513 - - [11]
1992年(平成 4年) 39,222 - 17,997 [12]
1993年(平成 5年) 39,287 - - [13]
1994年(平成 6年) 39,105 - - [14]
1995年(平成 7年) 39,211 - 17,683 [15]
1996年(平成 8年) 38,145 - - [16]
1997年(平成 9年) 36,377 - - [17]
1998年(平成10年) 35,556 - 16,766 [18]
1999年(平成11年) 34,366 - - [19]
2000年(平成12年) 33,392 - 15,717 [20]
2001年(平成13年) 32,659 - - [21]
2002年(平成14年) 32,445 - - [22]
2003年(平成15年) 32,942 - 13,528 [23]
2004年(平成16年) 32,060 - - [24]
2005年(平成17年) 31,980 9位 13,140 [25]
2006年(平成18年) 31,842 - - [26]
2007年(平成19年) 31,495 - - [27]
2008年(平成20年) 31,033 9位 13,637 [28]
2009年(平成21年) 29,910 - - [29]
2010年(平成22年) 29,968 - 13,101 [9]
2011年(平成23年) 29,554 9位 - [30]
2012年(平成24年) 29,551 9位 - [8]

駅周辺[編集]

高野街道 酒蔵通り

駅近くの8本の道路が交差する「七つ辻」は、車道における西高野街道東高野街道が合流する地点で、また駅周辺から三日市町駅にかけての高野街道は、宿場町としての歴史的な街並みなどが残っている。[31]そのため、改札付近は「ショップ南海河内長野」も含め、高野街道を意識した内装になっているほか、改札口には案内所、駅1階の西出口付近には河内長野市観光案内所がある。[32]

駅西側には各ニュータウンへとつながるバスターミナルがあり、また奥河内の観光名所へ向かうバスも運行されている。ペデストリアンデッキで駅と結ばれているノバティながのには各種店舗が入居しており、ノバティながの北館は日用品などの店舗、南館は飲食店が中心となっている[33]。その西には長野商店街が南北方向と東西方向に延びている。ただし、東西方向の旧商店街は駅前再開発の一環で駅出口が移動したことによる人通りの変化が影響して一部がシャッター街となっており、駅前の商店は国道170号旧道沿いが中心となっている。

駅東側は、主にマンションや住宅街になっている。また、その向こうを流れる石川の対岸には旧温泉街と大阪府営長野公園があり、山を桜一色に染める春の名所として知られる。

公共機関[編集]

  • 河内長野市役所[1][34]
  • ノバティホール[2](河内長野駅前市民センター)
  • 市立文化会館(ラブリーホール)
  • キックス(市立図書館・市民交流センター)[3]
  • 市立市民総合体育館(総合運動場)[4]
  • 市立武道館[5]

商業施設[編集]

ノバティながの北館

教育機関[編集]

金融機関[編集]

医療機関[編集]

  • 寺元記念病院[10]
  • 青山第二病院[11]
  • 岡記念病院[12]
  • 澤田病院

観光名所[編集]

ニュータウン[編集]

その他[編集]

バス[編集]

河内長野駅前バスターミナル

河内長野駅開業以来、当駅は市内におけるバスターミナルとして利用されてきた。現在発着するバスは、市内のニュータウンへ向かうものや、各観光名所まで運行されるものが主となっている。

路線バス[編集]

南海バス
エアポートリムジンバス(のりば2から発車、空港営業所担当)を除き、河内長野営業所担当[36]。★は深夜バスを運行する路線。
  • のりば1
    • 小山田線
      • 7系統 小山田南行き
      • 特7系統 市役所経由 小山田南行き
      • 17系統 市役所経由 小山田南方面・緑ヶ丘循環
      • 18系統 小山田南方面・緑ヶ丘循環
    • 千代田線
      • 15系統 市役所経由 木戸東町行き
      • 特15系統 市役所経由 木戸東町循環
    • 河内長野庁舎線
      • 16系統 河内長野市役所前行き
  • のりば2
    • エアポートリムジンバス泉北・河内長野空港線
  • のりば3
    • 小深線
      • 8系統 昇條坂経由 金剛山ロープウェイ前行き
      • 9系統 日東町東口経由 石見川行き
      • 11系統 日東町東口経由 金剛山ロープウェイ前行き
    • 小吹台団地線
      • 10系統 日東町東口経由 小吹台行き
  • のりば4
  • のりば5
    • 河内長野・泉ヶ丘線
    • 河内長野・狭山ニュータウン線
  • のりば6
    • 岩湧線
      • 12系統 神納行き
      • 36系統 南花台経由 神納行き
    • 南青葉台線
      • 13系統 南青葉台行き
    • 南花台・南ヶ丘線
      • 14系統 南花台経由 南ヶ丘行き
  • のりば7

深夜急行バス[編集]

南海バス

通学バス[編集]

歴史[編集]

隣の駅[編集]

南海電気鉄道
高野線
快速急行・急行(急行は当駅 - 極楽橋駅間の各駅に停車)
金剛駅 (NK66) - 河内長野駅 (NK69) - 三日市町駅 (NK70)
区間急行・準急行・各駅停車
千代田駅 (NK68) - 河内長野駅 (NK69) - 三日市町駅 (NK70)
近畿日本鉄道
長野線
急行・準急・普通(急行は当駅止まりのみ運転、準急は当駅 - 藤井寺駅間の各駅に停車)
汐ノ宮駅 - 河内長野駅

脚注・出典[編集]

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  1. ^ ちかくて、ふかい 奥河内 - 河内長野市観光協会
  2. ^ a b 河内長野駅構内図 - 南海電鉄
  3. ^ 一部の当駅始発のみ
  4. ^ 4番線は1990年頃までは高野山寄りには線路がつながっておらず、折り返し列車の発着のみであった。
  5. ^ 河内長野バリアフリー施設のご案内 - 近畿日本鉄道
  6. ^ 富田林市交通基本計画 (PDF) - 富田林市
  7. ^ 2009年5月時点での構内案内標の表記に合わせた。以前記載のあった「橿原神宮前」「吉野」は、非電照への交換時に抹消された。
  8. ^ a b c d 高野線・乗降人員 - 南海アド
  9. ^ a b c d e 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年度) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成12年度) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  28. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  30. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  31. ^ 西高野街道ガイド 河内長野市観光協会
  32. ^ 河内長野市観光案内所 河内長野市観光協会
  33. ^ ノバティながのショップガイド ノバティながの
  34. ^ 南海バス「河内長野市役所前」バス停下車
  35. ^ 長野商店街協同組合 河内長野市商店連合会
  36. ^ 南海バス営業所別路線図・運賃表 南海バス
  37. ^ この時期は、両社の線路が繋がっていた。
  38. ^ a b 河内長野駅前地区 (PDF) - 大阪府

関連項目[編集]

外部リンク[編集]