ロッテリア

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株式会社ロッテリア
LOTTERIA Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 151-0073
東京都渋谷区笹塚1-64-8
笹塚サウスビル4階
設立 2006年10月2日
業種 小売業
事業内容 ファーストフード・レストランチェーン経営
代表者 代表取締役社長 篠崎真吾
資本金 20億円
売上高 342億円(2007年3月期)
従業員数 867名
外部リンク http://www.lotteria.jp/
  
従来のロッテリア店舗(仙台一番町店)
2006年4月からの新生ロッテリア・リニューアル店舗(広島本通り店)

ロッテリアLOTTERIA)は、ハンバーガーを中心とする日本のファーストフードチェーン店

株式会社ロッテリア(LOTTERIA Co.,Ltd.)の日本国内店舗数は469店(2007年9月現在)。2008年1月現在、出店していないのは島根県のみ。[1]。アジア地域にもハンバーガーチェーンを韓国790店、台湾6店、ベトナム16店で展開(2006年1月現在)している。 また、2008年9月下旬から、Tカードが使えるようになった。※詳しくは、下部参照。

目次

[編集] 沿革

[編集] 独自ハンバーガーチェーン創業

1972年ロッテグループのファーストフード事業としてロッテリアを創業。1号店は1972年9月に東京都日本橋高島屋で開店。 名前の由来はグループ企業のロッテLotte)とカフェテリアCafeteria)を組み合わせた造語でLotteriaとも表記される。アメリカチェーンストアを参考に、同一ブランド商標ロゴ・全店均一価格・マニュアル化した接客サービスを取り入れたチェーン展開を実施する。

1980年代初頭まではマクドナルドなど同業他社のハンバーガー・チーズバーガー類とほとんど変わりないメニュー構成だったが、イタリアンホットサンドやエビバーガーの登場以降、他社チェーンとの差別化を進めていくようになった。

[編集] REVAMPによるロッテリア経営再建

2005年11月末日、元ユニクロ幹部2人が設立した企業再生会社REVAMP(リヴァンプ)と資本提携し、経営再建に乗り出す。REVAMPから33.4%(推定)の出資と役員を受け入れる方向で調整に入った。ロッテリアの株式は現在、ロッテ本体とグループ企業が100%保有している。REVAMPを引受先とする第三者割当増資を実施。REVAMPの持ち株比率は重要事項の拒否権を持てる33.4%以上となる見通し。

2006年1月、REVAMP表玉塚元一が会長兼最高経営責任者(CEO)に就任。 篠崎真吾氏(元マイクロソフト社、現公認会計士)が代表取締役社長に就任。

2006年には、従業員に対して「お年玉」と称して無料券を配ったほか、グループのロッテのアイス(クーリッシュ)を配布するなどしている。また、「スタンダード50」と呼ばれる従業員向けの重点項目をカラー印刷した冊子を配布するなど、品質面などでの向上をめざしている。そして、「Straight Burger LOTTERIA」を新スローガンに掲げ、ロゴマークも一新した。メイトの制服を従来の赤を基調としたものから、茶・白を基調としたものに随時変更したが、その後 新生ロッテリアに統一するため、再度新しい制服(黒のパンツ・Tシャツおよび、赤・黒のベスト・帽子など)に変更している。

2006年11月には、さらにREVAMPと共同で『バーガーキング・ジャパン』を設立し、2007年6月に1号店がオープンした[2]

以前のロッテリアは「顧客よりもライバルのマクドナルドを意識していたため、戦略に一貫性がなく利益率が低かった」状態[3]から「顧客の声を聞く」状態への変更を図り、業績を回復している[3]

業績回復にあたっては、2つの転換点があったという[3]

  1. 経営陣と顧客との間の、意識の乖離に気づく。
    ロッテリアに対し、経営陣は誇りを持っていたが、顧客は「ロッテリアってまだ潰れていなかったんだ」など、厳しい意見を持っていたことに気づいた[3]
  2. 顧客の意見を恣意的に運用していたことの是正。
    商品開発時に、会議等で都合が良くなるように顧客の意見を使っていたが、商品等の見直し点を議論する際に顧客の意見を活用するよう意識を改めた。

2つの転換を経て、顧客の意見を商品開発等の早い段階で反映させること[3]や、大学生の意見に注目し、大学生を活用することによって商品開発や宣伝活動を行う[3]などの改善を行った。

[編集] 概要

[編集] ロッテリアの事業戦略・広報活動

過去には新しいエビバーガー登場時に大々的なCM放映を実施していた時期もあり、スポットCMや親会社のロッテが提供する番組内でオンエアされていたが、近年は多額な費用が掛かるCM放映を控え、新生ロッテリア改革・店舗改装に積極的に投資している。

[編集] 主力メニューの特色

[編集] 積極的な新メニュー投入

独自メニューとして、小エビをコロッケ状にしたもの(パティという)をバンズに挟んだ「エビバーガー」が有名である。1977年にロッテリアによって独自に開発された。その後、競争相手のモスバーガーやマクドナルドも類似のメニューを発売した。

他にも、シェーキ類で様々な変り種のソース、特に全般的に甘酸っぱいソース類を各種発売するなど、他社チェーンとの差別化に余念が無く、一風変わった味覚を提供していて、店舗限定でキムチシェーキも発売された。しかし、しばしばその傾向が先鋭化し過ぎて、予想だにしないような季節限定メニューを発売する事もあり、色々な意味で目が離せないチェーンではある。1987年には、マクドナルドの「サンキューセット」に対抗して「サンパチトリオ」をメニューに追加し低価格競争を行った。

ロッテリアのコーヒーはこだわりの抽出方法が「コーヒー専門店と同等」と、評価されている。雑味の原因となる渋皮を取り除いたコーヒー豆を使用していることと、きめ細かなマシンメンテナンスを絶えず行っていることがその秘訣と言われる。実際、一部店舗を除いて、コーヒー豆を注文を受けてから専用のマシンで挽いて出している。

[編集] 近年のマクドナルドとの重複

2005年秋、マクドナルドがロッテリアのエビバーガーとほぼ同じえびフィレオを商品化。それに対抗してかどうかは定かではないが、キャンペーンとして、エビバーガーなどを最大半額など大幅値下げした。2006年以降、マクドナルドと類似メニューを同期間にキャンペーンすることが多い。

  • 宇治抹茶シェーキ・抹茶なでしこ(マックシェイク)
  • ピタサンド・ピタマック
  • エビバーガー・えびフィレオ

下記は、一部類似。

  • チリストレートバーガー・えびチリフィレオ
  • ハラペーニョソース(L:バーガーやサイドメニューのソース、M:バーガーの味付け)
  • リブサンド・マックポーク・マックリブ

[編集] 絶品バーガーシリーズ

2007年秋から、ロッテリアは、プレミアム価値をつけたハンバーガーとして「絶品チーズバーガー」を発売した。日本のファーストフード業界では初めてとなる、高コストのナチュラルチーズのほか、パティは、通常の約2倍の大きさで、かつオーストラリア産の牛肉と、豚肉(背油)を大きめにミンチし、オレガノとブラックペッパーを配合、また焼成時に塩を振ることで、通常用いるケチャップやソースなどなしに、肉本来の味が楽しめる。また、バンズは、酒粕配合で、手ごねとなっており、通常よりも、ふんわりとしたものがつかわれている。価格は360円と高めの設定だが、ポテトのセットが+290円と、通常より値段が安く設定されているため、セット価格としては、マクドナルド社や他のメニューと変わらない設定となっている。販売開始時には、大規模なキャンペーンを展開し、試食券の配布や、ボクシングの内藤大助選手などが参加するイベントなどを実施した。

2008年春からは、「量が少ない」との顧客意見から、肉を2枚に増量した「絶品Wチーズバーガー」(490円)の販売を始めた。

  • ただし、あくまで肉が増量しただけでチーズは通常の量しか入っていない。
  • 裏メニューとして、+100円でチーズの量も2倍にすることが可能である。(一部店舗のみ)

2008年11月から、絶品シリーズ3品目「絶品ベーコンチーズバーガー」が発売された。

[編集] 産直まるごとポテト

2008年11月21日から、主力商品のポテトにもプレミアム価値をつけるため、「産直まるごとポテト」(中290円)を首都圏52店舗で発売した。これは、北海道産の旬のじゃがいもを店舗で花型にカットし、まるごとフライして提供するもの。1月からは東北(ころ丸・小玉4個290円)、2月からは北海道、4月から全国に拡大する。「旬のじゃがいも」とは、1番おいしい品種を季節によって変えていくこと。11月から2月は「きたあかり」、3月からは「マチルダ」、4月からは「さやか」を使う。

[編集] 100円ロッテリア

絶品シリーズと同じく、2007年から「100円ロッテリアシリーズ」も発売を開始した。

  • 現在売られているメニュー
    • スナックチキン(7個入り)
    • 野菜生活100
    • ころむすび~
    • ハンバーガー
    • アップルパイ
    • Sサイズドリンク(コーラ、ジンジャーエール、オレンジ、メロンソーダ、アイスティー、ウーロン茶)
  • 過去に売られていたメニュー
    • ポテト(S)
    • ミルクチョコパイ
    • おやつ あげぱん(きなこ味・抹茶味・ココア味)
    • スナックチキン(8個入り)
    • ふるたこ(4個入り)
    • インド風スナック サモサ
    • 野菜1日これ一本
    • あんもち抹茶パイ

[編集] かつての限定メニュー

2006年秋に吉本興業と業務提携。吉本養鶏チキンを使ったクリスマスメニューや、吉本所属のレギュラーによる商品の共同開発を行い「牛タンシチューとあったかパン」を12月下旬~3月まで期間限定で販売。また、オリエンタルラジオの出演するTBSの「オビラジ®」とのコラボレーションで、「ホワイトカレーとあったかパン」を2007年1月26日から、こちらも期間限定で販売された。

[編集] ロッテリアのサービス・特徴・その他

[編集] 無線LANの導入

ロッテリアは、NTTドコモとの提携により順次公衆無線LANの「M-ZONE」に対応した店舗を増やす方針。2006年10月現在、82店舗のロッテリアに導入されている。

[編集] クリスマス商戦

2005年までロッテリアでは、毎年クリスマス商戦向けにケーキやチキンを販売していた。主に、ロッテで販売しているレディーボーデン(Lady-Borden)のロッテリアオリジナルアイスケーキ。デコレーションケーキだから、従業員間では俗に「デコアイス」とも呼ばれていた。

また、2005年末には、有名シェフとの監修によるマロンケーキを販売された(一部地域のみ)。2006年度は、ケーキの販売はなく、吉本興業との業務提携により販売される吉本養鶏チキンを販売した。内容は、ファミリーパック (1000円) と、パーティーパック (2000円)。 以来クリスマスにはチキンを販売強化商品とし、予約販売などを受け付けている。

[編集] 従業員への教育

店長などを除いた、現場で働いている従業員のほとんどをアルバイトが占めている。それらの従業員の事をお互い「メイト」と呼び合わせるように教育させている。「メイト」とは、クラスメイトで使われるのと同じ「仲間」という意味で、明るい職場作りの一環として行われている。社員は1店舗に1~2人程度のため、休みなどで社員不在のときは、社員業務を代わりに行えるよう訓練されたメイトもいる。また仕事のマニュアルも徹底しており、挨拶の仕方や言葉遣いはもちろん手洗いなどの衛生管理のことや、ハンバーガー一つ作るにしても事細かい決まりごとがある。それらはすべて「LOOC」と呼ばれる紙に書かれており、その必要な部分を個人毎にファイリングして使う。

[編集] 従業員のランク付け

ロッテリアでは従業員全員にBG(ビギナー)、RG(レギュラー)、PR(プロフェッショナル)、HOPE(ホープ)、VM(バイス・マネージャー)・・・といった個人の能力に応じたランク付けがなされる。たとえば、HOPEは地域との連携能力(常連さんをつくるなど)が必要とされ、VMは社員とほぼ同じレベルの能力が必要とされる。そのため、VMは社員が不在の場合でも「時間帯責任者」という形で店を運営する。かつては名札にそのアルファベットや能力の高いことの象徴であるスターが付いていることがあったが、お客様へのサービスはどのメイトでも変わらない対応をすることが必要不可欠であるという考えから見直され、現在ではランクの表示は行われてはいない。ただし気づき人口(「気づきメモ」という、普段働いていて気付いたことを報告するメモの内容が優秀である場合に、店舗通信に掲載されること)に3回以上カウントされたメイトは、ゴールドプレート(名前が彫ってある)をつけている。

またVM、正社員は特別に黒系の制服を、それ以外は赤系の制服を着ることになっている。これはトラブルがあったときなど、作業の効率化という意味ですぐに誰に報告すればいいのかを分かりやすくするためである。

[編集] Tポイント

2008年9月から、顧客サービスアップのため、ティーポイントの加盟店舗となる。

会計金額100円ごとに1Pが貯まる。また、10P=10円として、10P以上10P刻みで利用することが可能。(商品価格が10円以上単位のため、1P~9Pの端数は利用することができない。)

[編集] かつて展開していたブランド店舗

[編集] ロッテリアプラス

かつてのロッテリアプラス・ビルイン型店舗(2006年)現在はロッテリアへ転換

2004年7月には、新ロゴを採用をした「居心地のいい・雰囲気のいい空間」をコンセプトにしたlotteria plus+(ロッテリアプラス)が東京都高田馬場にオープン、今後その店舗を増やす事業計画が発表された。その後ロッテリアプラスへの店舗改装を2006年時点で15店舗を展開していたが、ロッテリア本体の事業改革により、展開計画は事実上凍結された。2007年にロッテリアが新体制となり、すべてのロッテリアプラス店舗は再び元のロッテリアブランドに再度転換した上で基本メニューのハンバーガーも共通化された。[4]

[編集] 高速道路への出店

ロッテリアでは一部のサービスエリアなどに対して出店している。ちなみにいずれの店舗もドライブスルー店ではない。

[編集] 新規事業

ショッピングセンターを展開する、イオンアピタフードコートに出店している。

  • レディーボーデン アイスクリーム(アイス)
  • 横浜八景楼(ラーメン)
  • どん太鼓(うどん・そば・丼)
  • (新)どん太鼓(讃岐うどん・天ぷら・おむすび・既存のどん太鼓とは違う、セルフのウォークスルータイプ)
  • たこ膳(焼きそば・焼きうどん・たこ焼き)
  • 石焼キッチン(石焼きビビンバ・冷麺)
  • ハンモック
  • カジュアルキッチン(パスタ)

[編集] 出典・脚注

  1. ^ かつては存在したが撤退した。
  2. ^ かつてバーガーキングはJTなどによって1996年に日本へ進出していたが、諸問題で2001年に撤退している。この時、JTから店舗を買収し、ロッテリアに転換した。ちなみに、JTが展開していたバーガーキングは元をただせば森永LOVE森永製菓の関連企業、レストラン森永がかつて展開したハンバーガーショップ)の事業を譲り受けたものなので、「森永LOVE→バーガーキング→ロッテリア」と変遷した店舗もある。また、バーガーキング時代の備品を、ロッテリアの店舗イメージに合わせて継続使用している店舗もある。
  3. ^ a b c d e f 「ロッテリア、顧客視点の改善サイクルで業績回復 大学生の声に密着」『日経ビジネスオンライン』2008年3月27日付配信、日経BP社
  4. ^ 2007年4月まで現存していたロッテリアプラス西武新宿店が新型ロッテリアへ転換されてロッテリアプラスの店舗はすべて新型店舗へ移行した。店内内装は基本的にロッテリアプラスの内装と備品はそのまま継続して使用されている。

[編集] 関連項目

      ロッテリアで流れている有線。

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ