アジアシリーズ
| アジアシリーズ | |
|---|---|
| 分類 | 野球 |
| 開始年 | 2005年 |
| 主催 | 日本野球機構(NPB) |
| 参加チーム | 4 |
| 加盟国 | |
| 前回優勝チーム | |
| 公式サイト | アジアシリーズ(NPB) |
アジアシリーズ(Asia Series)は、2005年に創設されたプロ野球の国際公式戦である。2008年までは毎年11月、日本シリーズ終了後の木曜日 - 日曜日に、東京ドームで開催されていた。2011年は11月に台湾で開催された。
目次 |
[編集] 概要
大会には日本(日本野球機構/日本シリーズ優勝チーム)、韓国(韓国野球委員会/韓国シリーズ王者)、チャイニーズタイペイ(中華職業棒球大聯盟/台湾シリーズ王者=総冠軍)、中国(中国野球リーグ/国内王者、2007年までは発展途上であることを理由に中国リーグ選抜「チャイナスターズ」が参加)の各国優勝チームが1回戦総当りのリーグ戦を行い、その後上位2チームが決勝を行う(3位決定戦は行わず、予選リーグの成績により3位以下の順位を決定)というもので、「この大会を以ってその年のアジア地域のプロ野球チームのナンバーワンを決する」という位置づけである。
第1回から第3回まではコナミが特別協賛しており、大会名は「KONAMI CUP アジアシリーズ○○(西暦)」であった。しかし、第4回大会は、コナミが特別協賛から降りた為、大会名が「アジアシリーズ2008」となった。なお、第1回から後援していた読売新聞社も、第4回大会では後援を降りた。
この大会の優勝チームには5000万円、準優勝チームには3000万円、3位・4位にもそれぞれ1000万円の賞金が贈られる。
開催地は第4回までは日本の東京ドームで行われ、将来的には参加国持ち回りに移行し、参加国も拡大していく予定であったが、2009年度並びに2010年度は開催が中止された。2011年度は台湾で開催され、中国に代わってオーストラリアが参加した(台湾での開催問題については後述)。
[編集] 日本での開催中止とその後の動向
日本で4年間にわたって開催されたアジアシリーズだったが、2008年度(第4回)にそれまでの冠スポンサー撤退などが響き、約2億円の赤字を計上したことを受け、また大会そのものの注目度も低下したことにより、抜本的な見直しが進められた結果、2009年度に開催が中止となった。
それに代わり、2009年度からは新たに、日本シリーズと韓国シリーズの勝者同士が対戦する「日韓クラブチャンピオンシップ」を新設。11月14日に長崎ビッグNスタジアムで開催され、日本の読売ジャイアンツと韓国の起亜タイガースが対戦した。
2010年度には、台湾で開催されることが内定していたが、開催時期として候補に挙がっていた11月10-13日が広州アジア大会と重なり、プロ選手が出場する日本、韓国、台湾、開催国・中国との意見の調整が必要としていた[1]。2010年1月27日、2010年度の開催は上述の理由で難しいと結論を出した。2011年度も台湾が開催を希望し、開催された[2]。
その後、2010年2月22日に台湾・台北で開かれたアジアシリーズ運営委員会において、CPBLのウェイン・リー秘書長が、アジアシリーズの代替試合の新たな開催案として、前年開催された日韓クラブチャンピオンシップと同様に、台湾・韓国の優勝チーム同士が対戦する試合を開催しようと提案していた。日本シリーズの開催日程の関係上NPB優勝チームの出場が難しいため[3]の措置だった。韓国側も協議をしたものの、結局は同案も白紙となった。
その後、日本と韓国の間において最終的な調整を進めた結果、NPBは2010年8月23日、前年に引き続き日韓クラブチャンピオンシップが11月13日に東京ドームで開催されることが決まり[4]、また、同年11月4・5日、韓国シリーズ優勝チームと台湾シリーズ優勝チームが2試合対戦する韓国・台湾クラブチャンピオンシップが、台湾・台中インターコンチネンタルスタジアムで開催された。
[編集] 台湾にて復活開催
アジアシリーズの台湾での復活開催への動きは、2010年11月5日付の中央日報が、2011年にアジアシリーズが台湾で復活する旨を報道[5]したことから始まった。また同日、NPBの下田邦夫事務局長は「台湾が現地で開催したいという希望があり、できるなら協力する」と、台湾での開催に前向きな姿勢を示す[6][7]など、台湾開催への動きが進み協議が進められた。そして、2011年3月1日に開かれたNPBの実行委員会において、台湾側が18日に11月の開催を発表することが明らかになり[8]、18日に台湾で開かれたアジアシリーズ運営委員会において開催概要が発表され、11月11日より5日間にわたり開催されることが正式に決定、3年ぶりの復活開催が事実上決まった[9]。
しかし、東日本大震災の影響によりNPBの日程がずれ込み、日本シリーズの開催が当初から2週間遅れの11月12日からとなったことから、CPBL側が当初の日程を11月25日 - 29日に変更し、NPB側に改めて出場を打診。5月16日のNPB実行委員会にて、日本シリーズ優勝チームの出場を正式に決定した[10]。さらに5月18日のアジアシリーズ運営委員会において、オーストラリア(オーストラリア野球リーグ)が初めて参加することが発表された。同国からは2010 - 2011年の同リーグ覇者、パース・ヒートが出場。また、これまで参加していた中国は国内リーグの事情で参加を見合わせることになった[11]。
[編集] 参加団体
- 日本プロフェッショナル野球組織(日本)
- 韓国野球委員会(韓国)
- 中華職業棒球大聯盟(台湾)
- オーストラリア野球リーグ(オーストラリア)(2011年 - )
- 過去の参加団体
- 中国棒球協会(中国)(2005年 - 2008年)
[編集] 試合方式
- 参加4チームの1回総当り予選リーグでは4時間を過ぎたら新しいイニングに入らず終了する(かつては延長戦は15回までだった)。決勝戦については決着が付くまで続ける回数無制限
- また引き分けの場合は勝率計算を0.5勝扱いと見なして計算する。
- 同率となった場合は、当該チームの直接対決の勝利チームが上位。2チームの対戦結果が引き分け、3ないし4チームが同率の場合は3試合の失点の少ないチーム→得点の多いチーム→チーム打率の高いチームの順で順位を決定する。更にそれでも決着が付かない場合はコイントスによる抽選で順位決定。なお、3位決定戦は行わず、3位以下の順位は予選の成績を基として決定。
- 決勝戦は原則として予選1位チームを1塁側・後攻とする。
- 但し、日本で開催された第1-4回の大会は日本代表チームが決勝に駒を進めた場合は2位(通常は3塁側・先攻)であった場合でも1塁側としていた(但し攻撃は先攻、ユニフォームもビジター用)。
- 指名打者制度を全試合採用。
- 予選リーグのみ、7回終了以降10点差以上離れている場合はコールドゲームが適用。
- 審判は各国から派遣され、不公平の無いよう第3国の審判員がジャッジする(例えば日本対韓国の試合時は、中国とチャイニーズタイペイの審判員が判定する)。
[編集] 大会の目的
公式サイトによると、この大会は「アジアNO.1決定戦」「野球の国際化の第一歩」と言う位置づけである。将来的にはワールド・シリーズ覇者との真のワールドシリーズとも呼ぶべき試合を開催するための大会ともされている。
[編集] アジアシリーズに出場可能な球団
- 斗山ベアーズ(ソウル特別市)
- LGツインズ(ソウル特別市)
- SKワイバーンズ(仁川広域市)
- ネクセン・ヒーローズ(ソウル特別市)
- ハンファ・イーグルス(大田広域市)
- 三星ライオンズ(大邱広域市)
- 起亜タイガース(光州広域市)
- ロッテ・ジャイアンツ(釜山広域市)
- アデレード・バイト(南オーストラリア州アデレード)
- ブリスベン・バンディッツ(クイーンズランド州ブリスベン)
- キャンベラ・キャバルリー(オーストラリア首都特別地域キャンベラ)
- メルボルン・エースズ(ビクトリア州メルボルン)
- パース・ヒート(西オーストラリア州パース)
- シドニー・ブルーソックス(ニューサウスウェールズ州シドニー)
- 北京タイガース(北京市)
- 江蘇ホープスターズ(江蘇省無錫市)
- 天津ライオンズ(天津市)
- 上海ゴールデンイーグルス(上海市)
- 広東レオパーズ(広東省広州市)
- 四川ドラゴンズ(四川省成都市)
- 河南エレファンツ(河南省鄭州市)
[編集] 歴代大会結果
| 回 | 開催年 | 開催国 | 決勝戦 | ベスト4 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 優勝 | スコア | 準優勝 | 3位 | スコア | 4位 | |||
| 1 | 2005年 詳細 |
日本 |
千葉ロッテマリーンズ |
5 - 3 | 三星ライオンズ |
3位決定戦はなし。ただし総合成績で興農ブルズが1勝2敗で事実上3位となる。 | ||
| 2 | 2006年 詳細 |
日本 |
北海道日本ハムファイターズ |
1 - 0 | La Newベアーズ |
3位決定戦はなし。ただし総合成績で三星ライオンズが1勝2敗で事実上3位となる。 | ||
| 3 | 2007年 詳細 |
日本 |
中日ドラゴンズ |
6 - 5 | SKワイバーンズ |
3位決定戦はなし。ただし総合成績で統一ライオンズが1勝2敗で事実上3位となる。 | ||
| 4 | 2008年 詳細 |
日本 |
埼玉西武ライオンズ |
1 - 0 | 統一セブンイレブン・ライオンズ |
3位決定戦はなし。ただし総合成績でSKワイバーンズが2勝1敗(失点率で埼玉西武と統一が決勝に進出)で事実上3位となる。 | ||
| 5 | 2011年 詳細 |
台湾 |
三星ライオンズ |
5 - 3 | 福岡ソフトバンクホークス |
3位決定戦はなし。ただし総合成績で統一ライオンズが1勝2敗で事実上3位となる。 | ||
| 6 | 2012年 | - | ||||||
[編集] 試合中継
[編集] 日本
- テレビ
- 地上波に関しては日本代表球団の試合のみを、後援者である読売新聞系列の日本テレビ(NNN/NNS系列)のほか、TBS(JNN系列)・テレビ朝日(ANN系列)が放送を担当。ただし延長は日本代表球団が決勝に進んだ場合のみ行われるが、それ以外の試合展開は行われない。2008年は地上波での放送が行われなかった。
- スカパー!などのBS放送に関しては、J SPORTSがJ SPORTS STADIUM名義で放送。使用されるテロップは普段J SPORTS制作時に使用されることが多いタイプにアレンジを加えて使用。
- ラジオ
- 決勝戦は2007年まで、ニッポン放送やTBSラジオ制作で放送されていた。韓国チームが決勝戦出場の場合、TBSラジオの中継には韓国プロ野球ジャーナリストの室井昌也がゲスト解説として出演していた。
[編集] アジア・パシフィックスーパーベースボール
第1回アジアシリーズから遡る事10年前の1995年に、アジアプロ野球のトーナメントが開催された実績がある。大会名は「アジア・パシフィックスーパーベースボール」。これは当時、福岡ダイエーホークスの親会社ダイエーの会長だった中内功がアジア進出を狙い創設。11月22・23日に福岡ドームで開催された。ただし、この大会はいわゆるダイエーによる招待制の大会で今日のアジアシリーズとは異質の大会であった。また、当時国内リーグがなかった中国の代わりにオーストラリアの選抜チームを招待していた。
参加4チームがノックアウトトーナメントで争った。参加チームは以下の通り。
- 福岡ダイエーホークス
- 統一ライオンズ
- ハンファ・イーグルス
- オーストラリア選抜チーム(国内リーグ8チームの選手による選抜チーム)
試合は1回戦で台湾王者の統一が開催国ダイエーを1-0で退け、決勝戦へ進み、決勝戦でもハンファを3-1で下して王座を手にした。一方、ダイエーはオーストラリア選抜に辛勝で3位となった。この大会を継続して将来のアジアシリーズへ発展させる話もあったが、1回限りで終わった。
[編集] 脚注
- ^ “「野球振興に欠かせない」…アジアシリーズ復活へ”. スポーツニッポン (2009年11月15日). 2009年11月17日閲覧。
- ^ アジアシリーズ、今年は断念へ=日程面クリアできず時事通信
- ^ <野球>韓国・台湾の勝利チームが日本と対戦?…アジアシリーズが混沌 中央日報2010年2月23日
- ^ “「日韓チャンピオンシップ」今年も11月開催”. 読売新聞. (2010年8月23日)
- ^ “アジアシリーズが3年ぶり復活へ”. 中央日報. (2010年11月5日)
- ^ 台湾開催に協力姿勢=アジアシリーズ再開で-NPB 時事通信2010年11月5日
- ^ 「アジアS台湾で復活」韓国で報道 デイリースポーツ2010年11月5日
- ^ “プロ野球:台湾がアジアシリーズ開催発表へ”. 毎日新聞. (2011年3月1日)
- ^ “3年ぶり復活開催 アジアシリーズの概要発表”. スポーツニッポン. (2011年3月19日)
- ^ “アジアシリーズ出場を決定=プロ野球”. 時事通信. (2011年5月16日)
- ^ “プロ野球:アジアシリーズ、豪覇者が初参加 中国は不参加”. 毎日新聞. (2011年5月18日)
[編集] 関連項目
- 野球
- アジア野球選手権大会
- 日韓クラブチャンピオンシップ
- 韓国・台湾クラブチャンピオンシップ
- 日本選手権シリーズ
- 韓国シリーズ
- 台湾シリーズ
- ワールド・ベースボール・クラシック
- カリビアンシリーズ
- ワールドシリーズ
[編集] 外部リンク
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