すき家
すき家(すきや)は、株式会社ゼンショーが経営する、日本国内店舗数最多の牛丼チェーン店。
2011年12月末時点で、47都道府県・合計1,748店舗[1]を展開している。店舗の看板には屋号とともに、「牛丼」と「カレー」の文字が使われており、牛丼とカレーが主力商品となっている。
すき屋は誤表記。
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[編集] 概要
1982年に開店した弁当店をルーツとして、その後まもなく現在の業態となる牛丼店を開店している。名前はすき焼きから来ており、皆が好きになってくれるようにという意味がある[2]。
社長の小川賢太郎は牛丼チェーン吉野家に78年から82年まで在籍していた[3]が、近年まで「公式にはそのような話はない」と否定してきた[4]。
駅前の省スペースに店を構える従来の牛丼店に比べると、車での利用客を想定した郊外の幹線道路沿いに店舗を構えることが多い。またカウンター席だけでなく、テーブル席を設けるなど、従来の個人客を中心にしたスタンダードな牛丼店のスタイルに比べ、ファミリーレストランのような家族連れの客を想定した形態になっている。最近はドライブスルーの設置や、ショッピングセンターのフードコート内への出店に積極的である。
全店舗が直営で、フランチャイズは一切ない。
最大の特徴は、牛丼の上に各種トッピングが可能な点であり、さらにカレーライスや各種丼ものなどが存在するなど、多くのメニューを取り揃えている(詳細はメニューの節を参照)。
店舗ごとの連絡先は非公開でクルー募集の求人応募も集中受付センターのみ。
[編集] 沿革
- 1982年11月、すき家ビルイン1号店を神奈川県横浜市に開店。
- 2004年2月5日、アメリカ産牛肉の輸入禁止措置により牛丼の販売を一時休止。9月17日より原材料をオーストラリア産に変更して牛丼の販売を再開した。
- 2007年7月27日、沖縄県にコザ・ミュージックタウン店を開店させた事により大手牛丼チェーンとしては吉野家に続いて全都道府県へ出店した(全店直営では業界初)。
- 2008年8月28日から9月28日まで、すき家および同じグループのなか卯で漫画「キン肉マン」とのコラボレーションキャンペーンが行われ、抽選でキン肉マンのオリジナル商品や牛丼の割引券をプレゼントしていた。
- 2008年9月末時点で1,087店舗となり、吉野家の1,077店舗を抜き、牛丼チェーン店としては最大手となった。
- 2009年3月2日全店舗共通で、終日全面禁煙となった。
- 2009年8月12日メガ牛丼の2倍相当の「牛丼キング」、牛丼ミニより小さいサイズの「プチ牛丼」を販売。後にカレーも同様のサイズでの販売を始めた(共に店内でのみ提供)。
- 2010年、一部の店舗で店外販売を行うようになった。販売時間は平日お昼。
- 2010年9月従来より使用していたコップが透明のガラス製から半透明の茶色のプラスチック製に変更。テスコジャパン(Fv Netの名称で生鮮野菜を扱っている)の店舗へ生鮮野菜を卸す様になった。
- 2011年2月17日、おろしハンバーグ定食を販売開始。しかし、店舗にもよるが1週間もせずに品切れとなり、材料入荷待ちによる販売停止とするものの、3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で再び販売される事なく販売中止となる。同じ材料を使用する「ハンバーグカレー」「おろしポン酢牛丼」「サラダ」は中止されていない。なお、東日本大震災では被災地での給仕支援や1回目の店頭募金箱によるお客様からの募金80,807,553円と同額がゼンショーグループより被災した岩手県、宮城県、福島県へ寄付されている。
- 2011年5月28日、海外進出1号店をタイの首都バンコクにある、ショッピングモール『シーコンスクエア』内にオープン[5]。
- 2012年1月10日9時より肉1.5倍盛を中盛[6]にリューアル。
- 2012年5月 すき家で初めての空港内店舗が関西国際空港旅客ターミナル『町家小路』内にオープン予定[7]。
[編集] メニュー
看板に掲げられている牛丼・カレーを中心として、丼物にて構成された各種トッピング可能な単品メニュー、それらとサイドメニューとの組み合わせで構成されたセットメニューを展開している。特徴となっているトッピングはキムチ、3種のチーズ、わさび山かけ、ねぎ玉、辛口だれ、マヨネーズ等豊富で、どの商品にも自由に組み合わせ(具として載せる、または別皿)が可能。中でも、キムチと牛丼を組み合わせた「キムチ牛丼」はすき家のロングセラー商品となっている。その他、「五目あんかけ丼」とは事実上の中華丼である。
量が多種に亘っているメニューもあり、例として牛丼はプチ(2011年8月11日で終了)・ミニ・並盛・中盛・大盛・特盛・メガ・キングの8サイズ、牛皿は並盛・1.5倍・2倍・3倍・4倍・5倍(一部店舗)の5サイズとなっている。「メガ牛丼」は特盛で物足りないという客からの強い要望で、2007年10月16日から提供開始。牛丼/豚丼にてご飯の量が大盛と同等で、具が並盛の3倍の量が盛りつけられる。丼茶碗は「特盛」用を使用。2008年1月14日にはカレールーが並盛の2倍の「メガカレー」も登場している。メガメニューにもトッピング可能。公式メニューには「キング」が記載されていないが、裏メニューとして注文は可能である[8]。
「とん汁・鮭・納豆・牛皿」定食、それらの単品類など(サラダ、みそ汁、とん汁、おしんこほか多数)、デザート&ドリンクもメニューとなっている[9]。
テイクアウト商品は一部店舗にてインターネット予約が可能で、つゆだく・つゆなしなども選択ができる。 また、一部店舗にてテイクアウトのサラダセット(サラダとみそ汁のセット)を注文することができる。
新型店などの一部の店舗では、ポークカツカレー、子供用メニュー、各種ドリンク、フロート、各種ソフトクリーム、ミニ・デザートも扱っている(ポークカツカレー・ドリンク以外は鮮度の管理上、持ち帰り不可)。地方店舗限定メニューも存在し、状況によっては期間限定・レギュラー化にて全国販売となるケースがあり、例として「高菜明太マヨ牛丼・豚丼」や「タコライス丼」などが挙げられる。過去、1990年代後半頃から2000年代前半頃まで、一部店舗・期間(春先頃)・時間帯限定で「チャレンジセット」と称される、牛皿1kg、ご飯600g、玉子、味噌汁、お新香をセットにしたメニューを20分以内で食べ切れば無料、食べ残した場合2000円支払うというスタイルのチャレンジメニューがあった[10]。
[編集] 食材
2004年2月5日、狂牛病発生によるアメリカ産牛肉の輸入禁止措置によりすき家も一旦牛丼の販売を中止するが、同年9月17日、オーストラリア産牛肉の使用に切り替えることで大手牛丼チェーンの中ではいち早く販売を再開した。そのため、オーストラリア産牛肉の肉質に合わせた味付けに変えた。
その後の2006年7月、日本でアメリカ産牛肉の輸入再開が決定した。その他の牛丼チェーン店やスーパーマーケットなど、牛肉を扱う大手企業の多くがアメリカ産牛肉の早期の使用再開を控えるとしているが、すき家も同様に「調べれば調べるほど安全性が担保されていない」「わが社の基準で安全性が確認されない限り米国産には戻せない」とのコメントを出し、現状通りオーストラリア産牛肉を使用するとしている。同じゼンショーグループのチェーン店なか卯でも同様である。牛丼大手の吉野家が米国産牛肉の使用を再開するとしているのに対し、すき家は「率直に言ってやってほしくない」「後で悪い結果が出たら責任を取れるのか」と批判していたが、2010年12月にすき家を経営するゼンショーもグループ店での使用を再開した。[11]
中国製餃子中毒事件を発端とする中国産食品への懸念の高まりに対しては、「安定して食料を提供するには、(日本)国産だけでは賄えない」「中国には自社で管理する農場があり、今のところ中国産を外す予定はない」と表明していた[12]。
基本的にメニューに使用されている食材の産地表示を店頭にて行っているが、期間限定メニューに使用されていたうなぎの原産地(中国産)については「お客様を不安にさせてしまうこともあるから」という理由で例外的に表示していなかった。なお、うなぎは中国にゼンショー中央分析センターの分室を設置しており、国産品以上の安全性があるとパンフレットやホームページで強調している[13]。
[編集] 接客
回転効率を高めるため、店員は体のバランスから手の動かし方まで、秒単位で訓練され、カウンター席についた客に対し牛丼を原則10秒以内で出すことになっている。そのため深夜の調理と接客を1人でこなすことが可能になったが、そのかわりに全店に監視カメラを設置、監視役の社員が、東京の本社から24時間、店員の動きをモニターしている(防犯対策も兼ねている)[14]。また、夜間帯を中心に本部警備室よりカメラチェックを行っていることが店内放送より流れていた。
[編集] 強盗被害
「ゼンショー#すき家における強盗問題」も参照
夜間はアルバイト店員1人きり・多額の現金を店内に保管・レジを出入り口付近に設置という体制があだとなって[15]店舗の防犯面で不備が生じ強盗が入られやすい状況となっていることから、2009年頃からすき家を狙った強盗が増え始めている。2011年には、同年1月から11月までに全国の牛丼チェーンで起きた強盗・強盗未遂事件88件のうち、すき家の被害は約9割[16]と際立っている[17]。
警察庁は2010年11月に防犯体制強化の要請を口頭で行い、その後各都道府県警も全国の店舗に防犯指導を行った。しかし再三の指導にもかかわらずほとんどの店舗で改善が見られなかったことから、2011年10月12日にすき家の防犯責任者を警察庁に呼び、正式な文章で防犯体制の強化を要請した[15]。警察庁が特定の企業に繰り返して防犯指導をおこなうことは極めて異例である。
すき家を運営するゼンショーでは、防犯対策の強化の一環として、約7億円をかけて2012年3月末までにすき家での深夜帯の一人勤務体制を解消すると発表している[18]。
[編集] 店舗例
-
モリバコーヒーとの併用型店舗(横浜山下町店)
[編集] CM
[編集] 現在の出演者
現在はTOKIOの5人が出演している「牛丼!JAPAN!」シリーズと、原田らが出演している「新・牛丼家族」シリーズが放送されている。
- 牛丼!JAPAN!
- 新・牛丼家族
[編集] 過去の出演者
- 家族編2
- 家族編1
- 他
[編集] スポンサー番組
現在
過去
- めちゃ×2イケてるッ! (フジテレビ系)
[編集] ドラマ
2011年11月から12月まで、すき家提供のドラマ『ボクが彼女をすきになった理由』、『ワタシが彼をすきになった理由』が関西テレビで放送された。放送日時・時間は、「ボク」バージョンが11月6日から12月25日までの日曜11:45-11:50 (JST)、「ワタシ」バージョンが11月7日から12月26日までの月曜21:54-22:00 (JST)。[19][20]
[編集] 脚注
- ^ すき家前年比 月次推移
- ^ 中京テレビ『PS』2012年1月8日放送より。
- ^ 全共闘、港湾労働、そして牛丼 日経ビジネス 2010年09月17日掲載
- ^ 牛丼チェーンの勢力図が激変!? 「すき家」が「吉野家」を抜いた理由~あの“すごい”メニューも! 日経トレンディネット 2008年11月13日掲載
- ^ 『すき家』の海外進出タイ一号店に行ってみた!ロケットニュース24 2011年5月28日
- ^ すき家、牛丼「肉1.5盛」を「中盛」にリニューアル
- ^ 「すき家」が24 時間営業で出店します関西国際空港 プレスリリース - 2012年1月6日
- ^ すき家の裏メニュー! 牛丼(並)の6倍の量がある『牛丼キング』を食べてみた。ロケットニュース24 2010年9月23日
- ^ 公式店内メニュー
- ^ 日本経済新聞 2002年3月2日より
- ^ http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/a86001949d71a0006cd039908c7bc577/
- ^ 読売新聞 2008年2月1日より
- ^ http://www.zensho.com/safetysecurity/unagi.pdf (PDF)
- ^ 牛丼と革命―未来世界のマックジョブ - 橘玲 公式サイト - BLOGOS(ブロゴス) - livedoor ニュース 2010年12月10日掲載
- ^ a b “牛丼店強盗「すき家」9割 警察庁、異例の防犯強化を要請”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社): p. 15. (2011年10月13日)
- ^ 内訳は、すき家 77件、吉野家 8件、松屋 0件、その他 3件。吉野家は夜間の店員は原則2人以上、松屋は券売機を設置。
- ^ “油断の代償 事件2011 すき家強盗 防犯コストは必要経費”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社): p. 19. (2011年12月20日)
- ^ 株式会社ゼンショーホールディングス (2011-10-13), “「すき家」の防犯対策の拡充について”, プレスリリース 2011年10月13日閲覧。
- ^ “SUKIYA PRESENTS ボクが彼女をすきになった理由★ワタシが彼をすきになった理由”. 関西テレビ. 2011年11月13日閲覧。
- ^ “新着ニュース:【鎌苅 健太】×【山本 梓】すき家ドラマオンエア!!”. すき家 (2011年11月11日). 2011年11月13日閲覧。[リンク切れ]
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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