マイクロソフト

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Microsoft Corporation
種類 公開会社
市場情報
NASDAQ MSFT
略称 Microsoft、MS、MSFT
本社所在地 One Microsoft Way Redmond, WA 98052-7329 USA
電話番号 +01 (425) 882-8080
設立 1975年4月4日
事業内容 ソフトウェアハードウェアの研究・開発・販売
代表者 CEO スティーブ・バルマー
売上高 5兆617億6400万円(2006年)
総資産 8兆926億7400万円(2006年)
従業員数 79,000 (2007年現在)
主要子会社 マイクロソフト株式会社, マイクロソフト ディベロップメント株式会社
外部リンク http://www.microsoft.com/
  

マイクロソフトMicrosoft Corporation) は、アメリカ合衆国に本社を置く世界最大のコンピュータソフトウェア会社。現在ではインターネット事業を手がけ、ハードウェアゲーム機器も製造している。1975年4月4日ビル・ゲイツポール・アレンによって設立された。

NASDAQに上場しており、株式の時価総額は、2007年10月現在、約2812億ドル(約33兆円 世界3位)である。

目次

[編集] 概要

[編集] 日本法人

マイクロソフト株式会社
Microsoft Company, Limited
種類 株式会社
略称 マイクロソフト、MS、MSKK
本社所在地 151-8583
東京都渋谷区代々木二丁目2番1号
小田急サザンタワー
電話番号 03-4332-5300
設立 1986年2月
業種 情報・通信業
事業内容 コンピュータソフトウエアおよび関連製品の開発、営業、技術支援
代表者 代表取締役社長 樋口泰行
資本金 4億9550万円
従業員数 2,246名[1](2008年4月1日現在)
関係する人物 ビル・ゲイツ(下記「#関係人物」を参照)
外部リンク http://www.microsoft.com/ja/jp/
  
マイクロソフト ディベロップメント株式会社
Microsoft Development Ltd.
種類 株式会社
略称 MSD
本社所在地 151-8583
東京都渋谷区代々木二丁目2番1号
小田急サザンタワー
電話番号 03-4332-5300
設立 2005年11月16日
事業内容 コンピュータソフトウエアおよび関連製品の企画、開発
代表者 代表取締役 藤井照穂
資本金 1千万円
従業員数 327名[2](2008年4月1日現在)
外部リンク http://www.microsoft.com/ja/jp/
  
小田急サザンタワー日本法人のマイクロソフト本社が入居するビル
小田急サザンタワー
日本法人のマイクロソフト本社が入居するビル

マイクロソフト株式会社日本法人Microsoft Co., Ltd.)は、主に営業、マーケティング、MSN、MSPressおよび人事総務などを担当する会社である。近年、積極的な通年採用を行っており、社員数が急増している。社内では、2000=2000という「2000年までに2000人」という目標もあった。

日本経済新聞社調査の企業ブランドランキングでは毎年ソニーと熾烈な争いを展開し、2006年は日本でも第1位となった。また、2007年2月19日号の「日経ビジネス」誌で公表された「働きがいのある会社」ランキング3位に選ばれている。ただし人気は主に中途採用市場であり、新卒からの人気獲得までには至っていない。例えば毎日コミュニケーションズ調査の就職人気企業ランキングでは、理系男子で唯一100位以内にランクしており、総合ランキングなどは、「ランク外」が定位置となっている。

なお、日本法人には、マイクロソフト ディベロップメント株式会社日本法人Microsoft Development Ltd.)という会社もある。こちらには、主に開発部署が所属している(プロダクトプランナーと呼ばれるマーケティング担当に近い立場の人間もいる)。マイクロソフト株式会社の子会社ではなく、Microsoft Corporation 本社の子会社となる。以前は、Microsoft Product Development Ltd. という名前であった。

このように、わかりにくい会社構成になっているのは、管轄する VP (Vice President)が部門によって異なるためである。

[編集] 会社概要

マイクロソフト株式会社

  • 代表執行役社長 樋口泰行
  • 本社所在地 新宿小田急サザンタワー(OST)。その他東京では、代田橋(DTB)、調布(CTC)、赤坂(AGC)に拠点が所在。
  • 社員の平均年齢は2008年4月1日現在、36.4歳(男性:36.9歳、女性:34.7歳)となっている(同社HPの会社概要より)。

マイクロソフト ディベロップメント株式会社

  • 代表執行役 藤井照穂
  • 本社所在地 新宿小田急サザンタワー(OST)ではあるが、本拠地は 調布(CTC, Chofu Technology Center)。
  • 社員の平均年齢は2008年4月1日現在、37.9歳(男性:38.1歳、女性:37.2歳)となっている(同社HPの会社概要より)。

[編集] その他

  • 主に社内では、米国本社との区別のためにMSKKMicroSoft Kabushiki Kaishaの略)と称される。単純にKKと呼ばれることもある。開発は、MSDと呼ばれることもあるが、定着していない。
  • 日本国内の事業所は全て貸家であり、自社ビルなどは保有していない。赤坂営業所が設置される前までは、京王線沿線に事業所を置くことが暗黙のルールとなっていた。そのため、社員もそこに住宅を持つことが多い。
  • 代田橋オフィスには、主にXbox関連の部門が入っている。
  • かつては笹塚NAビル(NA)にも事業所が入居していた。
  • 国内優良企業との提携、市民活動への参加も積極的に行っており、近年、東京大学とも提携した。
  • 5年以上勤続している社員には記念品が贈呈される。さらに、10年、15年にも永年勤続表彰がある。
  • 日本法人には上記の他、Microsoft Asia Ltd,. (MAL)という会社もあった。こちらは、サポートおよび業務関連が所属していた。現在は、マイクロソフト株式会社に統合。
  • 外資系らしく、部門が突然無くなったり、統合されたりといったことがよくある。

[編集] 歴史

詳細はマイクロソフトの歴史を参照。

当初は、世に登場して間もない8ビットマイクロプロセッサを搭載したコンピュータ「アルテア (Altair)」上で動く、BASICインタープリタの開発・販売で成功を収めた。

当初はネイティブ環境(カセットテープベースでOSは無く、ROM-BASICに近い環境のもの)であったが、CP/Mが標準プラットフォームとなると、CP/MベースのMBASICを発表する。グラフィックス機能をつけたGBASIC、16ビット用のGWBASIC(GWのWは16bitを意味するダブルバイト/ワードだとされている)が登場する。

ついで、IBM PC上のOSの開発を請け負い(シアトルコンピュータプロダクツの86-DOSの権利を購入し改良、86DOSの開発者ティム・パターソンは後にマイクロソフトに引き抜かれMS-DOSの開発メインスタッフとなる)、PC DOS(自社ブランドでMS-DOS)を開発。IBM PCとそれら互換機の普及と共に OSの需要も伸び、現在に至る地固めを確かなものとした。

マイクロソフトは、MS-DOSを改良するほかに各機種用のBASICやC言語FORTRANなどのコンパイラの開発を手がける一方、Altoの見学など、MS-DOS上で動作するGUIシステム「Windows」の開発に注力した。

また、ビジネス向けの表計算ソフトワープロソフトなどを開発し、先行する他社と「買収か潰すか、どっちか」とまで言われた熾烈な競争を繰り広げ、各方面で賛否を仰ぎながらも、多方面のビジネスソフトシェアを独占するに至った。

黎明期の1970年代後半-1980年代前半には、当時早稲田大学の学生であった西和彦ビル・ゲイツと意気投合し、マイクロソフトの副社長を務めるなどした。このことは、マイクロソフトの日本進出に大きく作用している。アスキーは、MSXAXの共同展開や、日本法人設立までの日本代理店(実際は子会社のアスキーマイクロソフト株式会社が担当)を務めるなど、大きな貢献をしていた。しかし1986年にマイクロソフトが100%出資の日本法人(マイクロソフト株式会社)を、アスキーから古川享成毛眞ら一部の社員が独立する形で設立したため、提携を解消した。

OSはMS-DOSの他にXENIXの開発や、IBMと共同でOS/2の開発もしていたが、その後デヴィッド・カトラー率いるDECの開発チームを移籍させるなどしてWindows NTを開発した。このノウハウを元にWindowsとMS-DOSを一体化し、GUIを改良したWindows 95を発売し、世界中で独自規格のパソコンをPC/AT互換機に移行させた。また、このときにアスキーとの復縁もアピールした。

その後もWindowsの改良を進め、何度もマイナーチェンジを繰り返した他、インターネット経由やCD-ROMなどで大量のモジュールを配布している。Windows NTによりサーバ市場への進出も果たした。2001年にはWindows XPの発売によりMS-DOS系のWindowsWindows NT系に統合した。

2007年1月30日にはWindowsの最新版Windows Vistaを発表した。 後続OSは「Windows 7」という名前で開発中。

また、ゲーム機としてXbox2001年に発売し、2005年12月にはXbox360を発売した。

[編集] 製品とサービス

[編集] クライアントソフトウェア

Windows
パーソナルコンピュータオペレーティングシステムで、デスクトップOS市場のデファクトスタンダードとなっている。また、Microsoft Bobも、場合によってはWindowsシリーズにも分類されることがある。
Office
WordExcelOutlookを中心としたパッケージで、オフィススイート製品としてデファクトスタンダードとなっている。
Visual Studio
Windows環境やネットワーク用のソフトウェアの開発を行う統合開発環境である。
マッキントッシュ向け製品
Macintosh向けのソフトウェアは主にMac BUが開発している。
家庭用製品
はがきスタジオDigital Image ProMicrosoft WorksMicrosoft Plus!Virtual PC等の家庭用製品の開発にも取り組んでいる。
ゲーム製品
3Dシミュレータ等のゲームソフトの販売も手がけている他、同社が運営するポータルサイトMSN向けのソフトウェアを提供している。また、厳密には製品ではないが、Windows95以降のOSを対象としてゲームに必要なグラフィック処理やサウンド処理などをパッケージしたAPIセット「DirectX」を配布している。これは現在ではほとんどのWindows用ゲームで採用されており、ビデオカードの開発、ゲームの開発共に大きな影響を与えている。

[編集] サーバーソフトウェア

詳細はMicrosoft Serversを参照。

[編集] ハードウェア

マウスキーボードゲームパッドなどの入力装置の製造も手がけている。専用パッドを必要としない、現在の光学マウスは同社の発明であり、この発明はそれまで一般的であったボール式マウスをほぼ世界から駆逐した。X-Y方向の入力だけが一般的であったジョイスティックにZ軸の回転を加えた新しいジョイスティックなど、それまでの常識を覆す新製品の数々を送り込んでいる(数々のエポックメイキングをこなしていた当時のハード部門は社内ベンチャーであったが、光学マウスの成功により正式な部門に格上げとなった)。

ハードウェアの最初の製品はApple II向けのZ80 SOFTCARDである。これは6502CPUを搭載したApple II にZ80を搭載したカードを挿入するとCP/MベースのMicrosoft BASICなどを動かせるようにした商品で、一説ではシアトルコンピュータプロダクツのティム・パターソン(MS-DOSの設計者)が設計したという。

Xboxはマイクロソフト社の手がけた家庭用テレビゲーム専用機である。日本市場においては現時点では商業的に成功していない。アーケード向けにChihiroと呼ばれているXboxプラットフォーム基板がある。次世代製品としてXbox360も発売し、PS3Wiiなどの第7世代ゲーム機の中では最も早期に発売した。世界的には好調にシェアを伸ばしたが、日本国内での売り上げは芳しくない。

XboxやXbox360の製造は、シンガポール台湾などに本社があるEMS企業に委託している。

[編集] オンラインサービス

マイクロソフトはインターネットを通したサービスも多く行っており、その大半は無料で提供されている。

[編集] マイクロソフトとUNIX

マイクロソフトはしばしばUNIX陣営と対立して語られることが多いが、それは必ずしも正しくない。例えば、マイクロソフトはかつて世界初の商用UNIXベンダーとしてXENIXを開発・販売していた。現在はServices for UNIXを提供している。

[編集] 独占に関する事項

デファクトスタンダードが一企業に集中することは、ユーザーにとって悪い面も存在する。

  • 米国では反トラスト法違反として司法省に提訴された。一審では、OS会社とアプリケーション会社に2分割する是正命令が出たが、ワシントン連邦高等裁判所は一審を破棄して地裁に差し戻した。現在では実質マイクロソフトの勝利の形となっている。
  • 2004年3月、欧州連合(EU)欧州委員会はマイクロソフトが基本ソフトWindowsの支配的地位を乱用し、EU競争法独占禁止法)に違反しているとして約4億9720万ユーロ(当時相場約795億)の制裁金を科す決定をした。マイクロソフトは当初これを拒否していたが、2007年10月にこれを受け入れた。
    • しかし2008年2月27日、欧州委員会はその後もマイクロソフト側が十分なWindowsの基礎情報を提供していないと判断し、8億9900万ユーロ(当時相場約1440億円)の新たな制裁金を科すと発表した。これは発表時において欧州委員会が1社に科した制裁金の最高額である。欧州委員ネーリー・クルス(競争政策担当)は発表に際して「(命令に)従うというだけでは十分ではない。行動で示す必要がある。欧州委の要求はまだ満たされていない」と発言した。[3]
  • 毎年ビル・ゲイツ世界長者番付Forbes誌)に名を連ねる一方で、全世界的にオペレーティングシステムの市場を独占し、全世界に渡るパソコンの新規購入費用にWindowsのライセンス費用もほぼ含まれている状態をもって、「マイクロソフト税」と揶揄する向きもある。[4]

[編集] 提供番組

  • 高田明塚本慎太郎中島一成の一押しは(朝日放送 木曜夜1:50~2:35)
  • 筑紫哲也NEWS23(TBS 月~金夜10:54~10:50 Aパートで放送)
  • 報道特集(TBS 日曜夕方5:30~6:25)

[編集] 脚注

  1. ^ マイクロソフト株式会社 会社概要
  2. ^ マイクロソフト ディベロップメント株式会社 会社概要
  3. ^ 欧州委、マイクロソフトに過去最高の新たな制裁金
  4. ^ 「CNET News.com - Makers of cheap machines flock to free Be」(CNET NEWS.COM,'99/6/25)

[編集] 関連項目

関連人物

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ