ポケットモンスター

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ポケットモンスターPOCKET MONSTERS)は、株式会社ポケモン(発売当初は任天堂)から発売されているゲームソフトシリーズの名称であると同時に同作品に登場する架空の生物の総称であり、それらを題材にしたアニメを始めとするメディアミックス作品群を指す。略称及び漢字圏以外での呼称はポケモンPokémon)。「モンスターボールに入るとポケットに入るから、ポケモン」という愛称が付けられている[1]

概説[編集]

1996年2月27日にゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』が発売された。開発元はゲームフリークコンセプトメーカーにしてディレクターを務めたのは、同社代表取締役でもある田尻智。この作品が小学生を中心に、口コミから火が点き大ヒットとなり、以降も多くの続編が発売されている(詳しくは「ポケットモンスター(ゲーム)」を参照)。ゲーム本編作品だけでなく、派生作品や関連作品が数多く発売されている(『ポケモン不思議のダンジョン』、『ポケットピカチュウ』など)。

ポケモンはゲームのみならず、アニメ化やキャラクター商品化カードゲーム化され、日本国外でも人気を得ている。そしてその人気は現在に至るまで継続している。

2011年現在で同タイトルを冠したゲームソフトの販売本数は、全世界で2億3000万本以上に達する[2]。本シリーズのみの場合は2011年時点での最新作、ニンテンドーDSブラック・ホワイト』までの19作品で1億6000万本以上となる[3][4][5][6]。これはRPGシリーズとしては世界一の販売本数である。この数字をゲームキャラクター毎のシリーズ別で比較した場合、世界第2位の数値であり(1位はマリオシリーズの2億6000万本以上)[7]、1996年のソフト発売以来、ゲームを含めた関連市場(いわゆるポケモン市場)の誕生からの累計総売上は国内約1.8兆円、海外約2.2兆円、世界累計約4兆円という報告がある[8]

登場するポケモンのキャラクター性も重要な要素の一つであり、中でもアニメの影響でピカチュウは様々な製品に取り上げられている。現在までに718種類のポケモンが登場しており、外見が変わるデオキシスミノムッチ、文字を模したアンノーンなど、細かく分けた場合は800種類を超え(ポケットモンスター (架空の生物)参照)、どれも人気を集めている。

1997年4月1日よりテレビ東京系列にてテレビアニメが放送開始。主人公サトシ及び、その仲間と彼らのポケモンたちによる冒険物語を描き、15年以上続く長寿番組となる。(詳しくはポケットモンスター (アニメ)を参照)。

ポケモンバトルの戦術性の高さを再現したトレーディングカードゲーム『ポケモンカードゲームシリーズ』も制作されており、TCGプレイヤー層も巻き込んでファンを広げた(詳しくは「ポケモンカードゲーム」を参照)。

なお、略称及び漢字圏以外での呼称である「ポケモン」は、ポケモン関係の商品を扱った事業を展開する会社名「株式会社ポケモン」にも使われている。

RPG作品としての『ポケットモンスター』[編集]

内容[編集]

『ポケットモンスター』シリーズは、「ポケットモンスター(以下ポケモン)」という不思議な生き物が生息する現実(現代)に似た世界において、ポケモンを自らのパートナーとして「ポケモン同士のバトル」を行う「ポケモントレーナー(通称:トレーナー)」たちの冒険を描くロールプレイングゲーム(RPG)である。

主人公(プレイヤー)は、ポケモントレーナーとなり世界を旅することになる。ゲーム内に存在する他のポケモントレーナーとの対戦を多数交え、ジムバッジを集めることでポケモンリーグの出場条件を得て、ポケモントレーナーの頂点を目指す。また、多くのポケモンを捕まえることでポケモン図鑑の完成を目指すなどの目的がある。片田舎に暮らす主人公が各地を旅し、ライバルとの対決・さまざまな街での人々との出会い・ポケモンとの出会いと育成などのストーリーは、少年・少女時代の思い出に近いなど大人でも楽しめる深いものである。さらに、友達と対戦や、ポケモンの交換をできる通信機能がある。

シリーズの舞台は同一世界における様々な地域(「地方」と称される)となっている。また、いずれの地方も必ず現実世界の一地域がモデルとなっていて、地理、一部登場キャラクターの設定などがそのモデル地域と大まかに似ていることが多い。

システム面などにおける詳細は「ポケットモンスター(ゲーム)」を参照。

シリーズ一覧[編集]

ゲーム本編作品としては、日本では以下の各バージョンが発売・発表されている。カッコ内は発売日と対応機種を表している。

追加要素を含んだ新バージョン(『』、『ピカチュウ』、『クリスタル』、『エメラルド』、『プラチナ』)や、リメイク作品(『ファイアレッド・リーフグリーン』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』、『オメガルビー・アルファサファイア[9])などもある。

ゲーム開発の背景とヒットまでの経緯[編集]

ポケモン前史[編集]

収集・育成を楽しむ趣味や遊びは以前から存在していた。1971年 - 1972年に「仮面ライダースナック」の仮面ライダーカードのコレクションブームがある。

1986年には、ファミコンで『ドラゴンクエスト』が、1987年には『ファイナルファンタジー』が発売されており、ポケモン発売の1996年までに多くの続編も発売され、その後も続く人気ロールプレイングゲーム(RPG)シリーズとして定着している。

1988年 - 1993年にはロッテの『ビックリマンチョコ』が、第10代目の天使悪魔シリーズのシール集めで爆発的なブームとなった。小学館は自社の雑誌『月刊コロコロコミック』、『学年別学習雑誌』やアニメを含む、大規模なメディアミックス戦略でこのブームを後押ししていた。この路線で、作り込み・対戦型おもちゃミニ四駆や収集・対戦型おもちゃバーコードバトラー、さらにはポケモンブームを後押しすることになる。

1989年、ポケモンの生みの親である田尻智が「ゲームフリーク」を設立。同年にはゲームフリーク初のゲーム作品『クインティ』をナムコから発売した。『クインティ』は「めくる」という動詞をコンセプトとしたゲームである。

ゲームフリーク設立と同じ1989年、任天堂からゲームボーイ(GB)が発売。携帯機の特性上、ゲームボーイは当初パズルやアクションゲーム向けの機種と見られており、実際にそうしたゲームも多数発売されたが、田尻はスクウェアのRPG『魔界塔士Sa・Ga』の成功を見て、携帯機でもアクションでない分野を追求できることに気づいた[12]

田尻はとりわけゲームボーイの通信機能に着目し、「交換する」という動詞をコンセプトにしたゲームの着想を得る。また田尻は『ウルトラセブン』のファンでもあり、同作のカプセル怪獣からも着想[13]を得て、「カプセルモンスター」というRPGの企画書を書き上げた。

田尻の企画した「カプセルモンスター」はカプセルトイのようなケースに入ったモンスターが、通信ケーブルを行き来するというものであった。田尻はこの企画書を任天堂に持ち込み、それを受け任天堂は開発費の援助を決定した。1990年秋の事である。

後に「カプセルモンスター」の名称は、商標権の問題で商品名に使えないこと・略した時に「カプモン」となり語呂が悪いという理由などから、「ポケットモンスター」(略して「ポケモン」)に改められた。

開発[編集]

「ポケモン」の納期は当初1991年末だったが、RPGの開発経験が不足していたことやゲームで最も重要な要素である「交換する」ということへの動機付けを見つけられず、納期を超過した。その間不足した資金を補うため他のゲームを開発するなどの理由で、ポケモンの開発はしばしば中断された。1995年頃までに、『MOTHER2』を制作したエイプから新会社クリーチャーズの社長に就任した石原恒和(現・株式会社ポケモン代表取締役社長)が全体をまとめて方向付けを行う役を担うようになった。『MOTHERシリーズ』は田尻がポケモンを製作する上で参考にしたRPGでもあり、そのためか共通点も多い(RPGでは当時珍しい現代の世界観であることや、主人公の服装など)。また、ゲームフリークと開発委託契約を結び、石原自身がプロデューサーとして数々の企画を任天堂などへと提案していく火付け役ともなった。当初から開発を支援していた任天堂も、製品の完成を粘り強く待ち続けた。

ゲームフリークの制作陣は、当時まだ着目されていなかった「収集、育成、対戦、交換」という要素を徹底的に遊ばせようという方針を定めていた。ポケットモンスターに盛り込まれた、ゲームボーイの通信機能を活用して「別のソフトとの間で通信を行わないとポケモン図鑑が完成しない」「(強制ではないが)自分が育てたポケモンで友達と対戦できる」という仕様はその方針を支える為にある。

個々のプレイデータには個別のID(数字)と主人公の名前が与えられ、所有するポケモンに対して「親ID」として働き個々のポケモンをさらに個性化する、という仕様も持たせた。当初はプレイヤーIDによってソフト1本毎に登場するポケモンが異なるという仕様だったが、複雑になりすぎるということで任天堂の宮本茂の提案により、2種類に分けて発売する手法が採られた。また当時の主流に比べかなり大容量のバックアップメモリを搭載する仕様に切り替える事で、150種類全てのポケモンの保存が可能になった。そして1995年12月21日の発売予定[14]を1996年2月27日に繰り下げた後に、開発開始から6年経って『ポケットモンスター 赤・緑』は発売を迎えた。

発売[編集]

1996年当時、ゲームボーイに限らず携帯型ゲーム機市場は停滞状態を迎えていた。ゲームギアなどカラー表現が可能な後続機種もほぼ終息状態にあり、テレビゲームには「次世代機」と銘打ってプレイステーションセガサターンが既に登場し、発売から丸7年が経っていたゲームボーイは時代遅れと見られていた。事実、『ポケットモンスター』発売直後の時点でGBにて発売が予定されていたゲームソフトはわずか3タイトルのみとなっていた。

市場にはRPGだけでも既に多くのゲーム作品が発売されており、さらに「過去の機種」であったゲームボーイでリリースされる『ポケットモンスター』もさほど大きな期待を持たれず、初回出荷本数は23万本強に過ぎなかった。また、2色同時発売という販売手法は、当初は「あこぎな商売」とすら揶揄された。しかし、「収集、育成、対戦、交換」というゲーム要素は徐々にユーザーたちの支持を得ていき、さらにユーザー間の口コミで爆発的なヒットに繋がる。結果的にポケモンは制作側の期待や予測を越えた大ヒットを記録した。販売本数はゲームボーイ向け『赤・緑・青』で最終的に1023万本となっている。

「ポケモン後」の市場の変化[編集]

『ポケットモンスター』発売以降ゲームボーイ市場、ひいてはコンシューマーゲーム市場そのものが変化した。

後続のゲームソフトは「収集、育成、対戦、交換」の要素を盛り込み、また2バージョン同時リリースの手法を採る作品も現れるなど、ポケモンの成功に倣った。任天堂自身もその手のゲームの開発に力を注いだ他、「ポケモン頼み」のラインナップに切り替えるなどの路線を歩んだ時期もあった。しかし前者については、各社において販売本数に差が付き、結局はゲームソフトの商品力が販売力を決めることを再認識させた。

本作のアニメ放映開始後には女子のファンを獲得[15]し、ゲームボーイのユーザーに女子を呼び込んだ。これ以降はゲームボーイに限らず、任天堂の携帯ゲーム機に女性ユーザーが増加した。

メディアミックス、関連商品[編集]

アニメ[編集]

劇場版[編集]

OVA[編集]

関連番組[編集]

関連ゲームソフト[編集]

対戦、保管ツール[編集]

ゲームボーイの本編ポケットモンスターシリーズで捕まえたポケモンを、よりよい環境で対戦したりより多く保管することができるツールとしてのソフト。ポケモンが3D化されるのが最大の魅力。おまけ機能も充実している。

ポケモンスタジアムNINTENDO64)/1998年8月1日発売 売上本数約137万本
従来の平面なゲームボーイでの対戦をNINTENDO64に移植することにより、ポケモンの3D化が実現した。ただし、対戦にポケモンは全種使用できず、40種に限られた。
プレイヤーのデータ等の読み込みは、ゲームボーイのカートリッジから64GBパックを介する形がとられている。後から64DDの追加ディスクにより、キャラクターデータを追加する予定があったが、結局実現しなかった。
ポケモンスタジアム2(NINTENDO64)/1999年4月30日発売 売上本数約71万本
前作に各機能が強化され、当時の全ポケモン151種が参加できるようになった。また、日本国外でのポケモンスタジアムはこれが1作目。
対戦ルールは6種類と、シリーズ中でもっとも多彩である。
GB版のプレイでは複数から1匹選択しなければならなかったポケモンを、プレゼントという形でいくらでも入手することができる(しかも、それを『金・銀・クリスタル』に送ると他では入手不可のアイテムを持っている)。
ポケモンスタジアム金銀(NINTENDO64)/2000年12月14日発売 売上本数約114万本
『金・銀・クリスタル』に対応したバージョン。ミニゲーム、ポケモンに関する資料が豊富で、攻略本の代わりにもなる。日本国外では2作目として発売された。
ポケモンボックス ルビー&サファイアニンテンドーゲームキューブ)/2003年5月30日発売
捕まえたポケモンを保管するのが主な目的のツール。1500匹まで預けられる。ポケモンを駒に変え、並べて眺めることもできる。『ファイアレッド・リーフグリーン』『エメラルド』にも対応。単体に加え、GBAケーブル同梱版も発売された。両者ともオリジナルカラーの「メモリーカード59」(クリアブルー&クリアレッド)が同梱。大容量である「メモリーカード251」「メモリーカード1019」には対応していない。
ポケモンコロシアム(ニンテンドーゲームキューブ)/2003年11月21日発売
『ルビー・サファイア・エメラルド』『ファイアレッド・リーフグリーン』に対応した対戦環境と機能を持つソフト。
今までと路線が異なるオリジナルのシナリオで、RPGとしてのポケモンを楽しむこともできる。オーレ地方を舞台に、何者かに心を閉ざされたポケモン「ダークポケモン」をスナッチ&リライブと呼ばれる方法で元に戻すのが主な目的である。『ルビー・サファイア』『ファイアレッド・リーフグリーン』で入手できなかった『金・銀』のポケモンが多数入手できることが特徴。シナリオ中はすべてダブルバトルになっている。
オリジナルカラーの「メモリーカード59」(クリアブラック)同梱。
ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア(ニンテンドーゲームキューブ)/2005年8月4日発売
ストーリーは『ポケモンコロシアム』の続編だが、完全な新作RPGという位置づけで開発された商品。だが基本は同じで、心を閉ざした「ダークポケモン」をスナッチ&リライブと呼ばれる方法で元に戻すのがシナリオの柱となっている。
メモリーカードは同梱されていない。
この作品には、ゴンベとウソハチの2種類の新ポケモンが先行登場している(ただし捕獲はできない)。
ポケモンバトルレボリューションWii)/2006年12月14日発売
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』『ハートゴールド・ソウルシルバー』と繋げることができ、第4世代で登場する493種のポケモンのバトルを遊ぶことができる。
これまでの対戦型ソフトでは、初代『スタジアム』で作られたモデルやモーションが最新作である『XD』にもそのまま流用されていたが、本作ではほとんどのポケモンのグラフィックが一新されており、実況も復活した。「ともだちコード」の交換無しでWi-Fi対戦ができるのも特徴。

ポケモン世界体験型ゲーム[編集]

本編RPGの外伝的な作品。より奥深いポケモン世界を体験できる、ポケモンファン向けゲーム。

ピカチュウげんきでちゅう(NINTENDO64)/1998年12月12日発売 売上本数約74万本 音声認識システムNINTENDO64 VRS同梱
家庭用テレビゲームとしては世界初の音声認識を利用したゲーム。オーキド博士から与えられた翻訳機(ポケットヘルパー)を使い、ピカチュウとコミュニケーションを取りながら親睦を深めていく。音声認識システムには、NEC開発の「アルトーカー(LSI)」を採用。
ポケモンスナップ(NINTENDO64)/1999年3月21日発売 売上本数約49万本
ポケモン写真家のトオルが、ある島を訪れてポケモンの生態を写真に収めていく。アイテムを駆使することで、あらゆる場面を作り出せる。ファンサービスとしてか、オーキド博士が写真評価の役で登場する。後にWiiのバーチャルコンソールで配信されている。
カセットをローソンに持ち込むと、写真データをシールにしてもらえるサービスもあった(現在はすでに終了)。
ポケモンチャンネル 〜ピカチュウといっしょ!〜(ニンテンドーゲームキューブ)/2003年7月18日発売
テレビ局「ポケモンチャンネル」から放映される番組をピカチュウと一緒に観たり、お買い物したり、様々な場所へ連れて歩くことで、親睦を深めていく。30分以上に渡るオリジナルアニメ「ピチュピチュブラザーズ」が収録されているのも特徴。ポケモン映画のプロモーション映像が収録された「番組拡張ディスク」と、カードeリーダー+用カード3枚を同梱。
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊ニンテンドーDSゲームボーイアドバンス)/2005年11月17日発売
『不思議のダンジョン』シリーズのポケモン版として作られた。開発はチュンソフト。ニンテンドーDS版「青の救助隊」とゲームボーイアドバンス版「赤の救助隊」が同時発売。
ポケモンだけが暮らす異世界を舞台に、人間からポケモンになってしまった主人公が友達(パートナー)になったポケモンと救助隊を結成し、ポケモン達からの救助依頼をクリアしながら自分がポケモンになった理由を探すローグライクゲーム
この作品にはルカリオなどの『ダイヤモンド・パール』で初登場するポケモンも一部先行登場した。
2005年11月25日に、「青の救助隊」において、「赤の救助隊」以外の一部のGBAカートリッジをニンテンドーDSに刺したまま遊ぶとそのカートリッジのセーブデータが消えてしまう不具合が発表された。
ポケモンレンジャー(ニンテンドーDS)/2006年3月23日発売
フィオレ地方を舞台にしたポケモンレンジャーになった主人公によるアクションアドベンチャー。レンジャーはキャプチャ・スタイラーという道具を使ってポケモンを仲間にできる。しかしレンジャーはポケモントレーナーとは異なり、仲間になったポケモンに一度力を借りたら自然に帰さなくてはいけない(リリース)。
ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊(ニンテンドーDS)/2007年9月13日発売
ポケモン不思議のダンジョンシリーズの2作目。
ポケモンレンジャー バトナージ(ニンテンドーDS)/2008年3月20日発売
「ポケモンレンジャー」の続編。アルミア地方を舞台にした、ポケモンレンジャーになった主人公によるアクションアドベンチャー。
みんなのポケモン牧場Wiiウェア)/2008年3月25日配信開始(プラチナ対応版/同年11月5日)
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』で捕まえたポケモンと触れ合うことのできるコミュニケーションソフト。
ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊(ニンテンドーDS)/2009年4月18日発売
『時の探検隊・闇の探検隊』のマイナーチェンジ版。
乱戦!ポケモンスクランブル(Wiiウェア)/2009年6月16日配信開始
「ふしぎなネジ」によって動くポケモンのおもちゃを操り、他のポケモンのおもちゃを倒していくアクションゲーム。
ポケモン不思議のダンジョン すすめ!炎の冒険団・いくぞ!嵐の冒険団・めざせ!光の冒険団(Wiiウェア)/2009年8月4日配信開始
ポケモン不思議のダンジョンシリーズの3作目。
ポケパークWii 〜ピカチュウの大冒険〜(Wii)/2009年12月5日発売
ポケモンたちの遊び場「ポケパーク」をめぐるアクションアドベンチャー。
ポケモンレンジャー 光の軌跡(ニンテンドーDS)/2010年3月6日発売
ポケモンレンジャーシリーズの3作目。
スーパーポケモンスクランブルニンテンドー3DS)/2011年8月11日発売
『ポケモンスクランブル』の第2弾。イッシュ地方のポケモンも登場し、646種のポケモン全てが一斉登場する。
ポケパーク2 〜Beyond the World〜(Wii)/2011年11月12日発売
『ポケパーク』シリーズの第2弾。イッシュ地方のポケモンが新たに登場するほか、フィールド上ではピカチュウ以外にツタージャポカブミジュマルが操作可能となった。
ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮(ニンテンドー3DS)/2012年11月23日発売
ポケモン不思議のダンジョンシリーズの4作目。ポケモン不思議のダンジョンシリーズとしては初めて、当時登場済のポケモンが全種類登場していない。ニンテンドープリペイドを使用したダウンロードコンテンツを実装。

ポケモンカードゲーム[編集]

ポケモンカードゲームを題材にしたテレビゲームのシリーズ。30枚一組または60枚一組のデッキを組み、「サイドカード」と呼ばれる、ポケモンを「きぜつ」させたときに得られるカードをすべて取るか場にポケモンがいなくなった場合に勝敗が決まる。2作とも旧シリーズのポケモンカードがベースなので、ルールなどは現行と異なる部分も多い。

ポケモンカードGB(ゲームボーイ)/1998年12月18日発売 売上本数約139万本
プレイするうちにルールをわかってもらうことを目的として作られ、対戦相手がいなくても手軽にプレイできるのが特徴。8人のクラブマスター、4人のグランドマスターに勝ち抜くことを目的としている。初期のスターターパックと第3弾までの拡張パックのほか、本ゲームオリジナルのカードも多数収録されている。
ポケモンカードGB2 GR団参上!(ゲームボーイ)/2001年3月28日発売
1作目の続編。拡張パック第4弾と拡張シートシリーズを新たに収録しただけでなく、GR団を倒していく設定になっており、ストーリー要素が充実している。ただし1作目との通信は不可能。

ピンボール、パズルゲーム[編集]

ポケモンを題材にしたピンボールやパズルなど。ここでのポケモンは単にキャラクターとして扱われていることが多く、「シナリオ要素」が存在するのも『ポケモントローゼ』だけである。

ポケモンピンボール(ゲームボーイ)/1999年4月14日発売 売上本数約102万本
ステージを行き来し、ポケモンを捕まえる要素を盛り込んだピンボール。持ち玉はもちろんモンスターボールで、玉や障害物もポケモンになっている。ボーナスステージなどもある。最大の特徴は本作に実装された電池駆動式の振動装置で、ゲーム画面上でポケモンの仕掛けにボールがヒットすると、そのたびにソフト本体がブルッと振動した。
ポケモンピンボール ルビー&サファイア(ゲームボーイアドバンス)/2003年8月1日発売
『ルビー・サファイア』に出てくるポケモンを扱った『ポケモンピンボール』。基本的なシステムは前作と同じ。
ポケモンでパネポン(ゲームボーイカラー専用)/2000年9月21日発売
スーパーファミコンで発売されていた『パネルでポン』(インテリジェントシステムズ開発)のシステムはそのままに、キャラクターを『金・銀』を中心としたポケモンに変更した落ち物パズル
日本国外では同じく『パネルでポン』のシステムを流用し、アニメ版のキャラクターを採用した『Pokémon Puzzle League(ポケモンパズルリーグ)』がNINTENDO64で発売されたが、日本では権利問題により未発売となった。
ポケモントローゼ(ニンテンドーDS)/2005年10月20日発売
ポケモンの顔をしたコマを縦か横に並べて消す(トローゼする)パズルゲーム。他の作品と打って変わりポップなキャラクターデザインが採用されている。
ポケモンピクロス(ゲームボーイ・ゲームボーイカラー)/未発売
ポケモンのキャラクターを問題に採用したピクロス。1999年春に各ゲーム誌で画面写真が公開されたが、その後続報は無いまま発売されなかった。しかし1999年4月1日からニンテンドウパワーで供給されたスーパーファミコン用ソフト『ピクロスNP vol.1』には、ポケモンの問題が10問程度収録されている。
ポケモンバトルトローゼ(ニンテンドー3DSダウンロードソフト)/2014年3月12日発売
バトルをパズルゲーム(マッチ3ゲーム)で行うシステムになっている。

その他のポケモンゲーム[編集]

ポケモンダッシュ(ニンテンドーDS)/2004年12月2日発売
ニンテンドーDSの特徴である「タッチペン(スタイラス)」を使ったレースゲーム。画面にタッチペンをスライドさせる事でピカチュウをその方向にダッシュさせる事が出来る。また、「DSワイヤレス通信」を使用した通信対戦で、最大2-6人の対戦が可能。ただし使えるキャラクターは「ピカチュウ」のみである。
さらにレギュラーカップクリア後に、ニンテンドーDS本体に本ゲーム対応のゲームボーイアドバンス用ソフトも差し込めばGBA用ソフトの手持ちポケモンのデータを送り込む事ができ、GBA用ソフトの手持ちポケモンの形をしたマップが登場する。
この作品において、映画版に先行登場したゴンベがゲームに初登場した。
バトル&ゲット! ポケモンタイピングDS(ニンテンドーDS)/2011年4月21日発売
ポケモンを題材にしたタイピングアクションゲーム。ワイヤレスキーボードが同梱される。
ポケモン立体図鑑BW(ニンテンドー3DS)/2011年6月17日配信開始
『ブラック・ホワイト』で初登場したイッシュ地方のポケモンを立体視したり、ARコードを利用して写真を撮ったりすることができる。無料配信。
ポケモン言えTAP?(iOSAndroid)/2011年夏配信開始
ポケモン関連作品および任天堂グループとして初のスマートフォン/タブレット向けアプリ。
ポケモン言えるかな?BW」の曲に合わせてポケモンカードをタップする一種の音楽ゲームである。iOS向けは2011年7月15日から9月30日まで期間限定で無料[16]
ポケモン+ノブナガの野望(ニンテンドーDS)/2012年3月17日発売
コーエーテクモゲームスの『信長の野望』とのコラボレーション作品。戦国武将(「ブショーリーダー」)とパートナーポケモンによる国盗りシミュレーションゲーム。世界観は戦国時代のようになっていて、用語、キャラクター名などは全てカタカナ表記になっている(さらにキャラクターに関しては、姓氏が描写されない)。
ポケモンアートアカデミー(ニンテンドー3DS)/2014年6月19日発売
絵心教室のポケモン版。ポケモンをモチーフにイラストの描き方を習得していくペイントソフト

ゲスト出演[編集]

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ[編集]
任天堂の様々なキャラクターが登場する対戦アクションゲーム
一部のポケモンがプレイヤーキャラクターや鑑賞用フィギュア、或は、アイテム「モンスターボール」から出現するサポートキャラクターとして登場しており、その中でもピカチュウプリンは、これまでに発売された3作品全てにおいて、プレイヤーキャラクターとして登場している。 ポケモンの鳴き声は、アニメや映画と同じ声優が担当することが多い。
「ポケモンが出演するゲーム」であるため、ポケットモンスターオフィシャルサイトの商品紹介ページにも記載されている。
プレイヤーキャラクターとして登場したポケモン

漫画作品[編集]

絵本作品[編集]

  • ポケモンえほん
  • 『なかよし3びき ポケモンたびにっき』文:カサハラチュウ 絵:よしのえみこ

その他関連商品[編集]

ポケモンカードゲーム(共通)
ポケットモンスターをモチーフにした、トレーディングカードゲーム。プレイヤーをポケモントレーナーに見立て、ポケモン同士のバトルをトレーディングカードゲーム形式の対戦で再現している。
ポケモンずかんカード
カードダスのブランドで発売されているカード。ゲーム要素は無い。
ポケモンバトルカードe+
『ルビー・サファイア』にゲストトレーナーを呼び込んだり、特殊なアイテムを手に入れるためのカードe+。12種類のパッケージが存在する。
ポケモンコロシアム ダブルバトルカードe+
『コロシアム』にバーチャルトレーナーを呼び込むカードe+。4種類のパッケージが存在する。
ポケモンバトルカードe+ ファイアレッド&リーフグリーン
『ファイアレッド・リーフグリーン』のタイムアタック系イベント「トレーナータワー」を強化するカードe+。全44枚。読み込む枚数及び順番によりトレーナータワーの内容と賞品が変化する。
ポケモンバトルカードe+ エメラルド
『エメラルド』の「トレーナーヒル」のタイムアタック系イベント「トレーナーヒル」を強化するカードe+。全66枚。概要は上記と同様だがマップ構造も変化させる。
ポケットピカチュウ
ポケモンミニ
ポケモーション
バトルえんぴつ(バトエン)
ポケモン シール烈伝
みつけてピカチュウ しっぽでバンバン
ポケットモンスターの音楽
アニメ版ポケットモンスターシリーズの主題歌はたびたび一新されており、既にかなりの曲数に上っている。最初の主題歌『めざせポケモンマスター』は純粋なアニメソングとしては異例の185万枚のミリオンセラーとなった。詳しくはCategory:ポケットモンスターの音楽を参照のこと。
小説ポケットモンスター The Animation」シリーズ(スーパークエスト文庫
アニメ初期にシリーズ構成を務めた首藤剛志著書の「小説版ポケットモンスター」。アニメ第1話から第7話までの内容がノベライズ化されている。
ゲームブック「ポケットモンスター」(アスペクトファミ通ゲーム文庫
雑誌 小学館スペシャル「ポケモンワンダーランド」(不定期刊行)

ゲームデータの配布と関連商品との連動[編集]

シリーズ第1作目『赤・緑』のミュウに始まった、ゲームデータの配信は最新作『ブラック2・ホワイト2』まで続けられている。

GBA版以降には映画と連動したキャンペーンが行われているが、配信データを入手するためにはソフト本体の価格とは別に金銭が必要となる場合がある。また、『ブラック・ホワイト』以降のシリアルナンバーを用いた配信の中は、ナンバーを入力するまで何が出るかわからないものも存在する。例として雑誌「ポケモンぴあ」に付属したシリアルナンバーは隠れ特性を持った「フシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメ」の3種のうちいずれかを入手するためのものであるが、もしこの3匹をすべて揃えようとする場合、同じ雑誌をいくつも購入する必要が出てくる。欧米ではこれらの配信サービスを行うにあたって、ユーザーがソフト本体以外の金銭を払わずとも日本版と同様のデータを受け取れるようになっている。

『赤・緑・青・ピカチュウ』(1996 - 1999)
幻のポケモン「ミュウ」はゲーム中では手に入らず図鑑の完成にも影響しないが、当時大きな話題を呼んだ。基本的に抽選での当選者のみに配られるものであり、バグ技などを除いてほかに入手方法はなかった。
『金・銀・クリスタル』(1999 - 2002)
新たな幻のポケモン「セレビィ」が登場。前作におけるミュウと同様に配布が行われたほか、『クリスタル』ではモバイルシステムGBのイベントでセレビィを入手することもできた。ミュウに関しては配布イベントがなく、前作で配布されたものを「タイムカプセル」で連れてくる必要があった。
『ルビー・サファイア・エメラルド』『ファイアレッド・リーフグリーン』(2002 - 2006)
この世代から映画との連動が始まり、前売り券に特定のポケモンまたはアイテムの引換券が付くようになった。
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』『ハートゴールド・ソウルシルバー』(2006 - 2010)
映画との連動のほかに、ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用したサービスも開始され、自宅の無線LANやDSステーションを利用して特定のデータを受け取ることができた。
『ブラック・ホワイト』 (2010 - )
引き続き映画との連動や、Wi-Fiコネクションによるデータの配信などが行われている。
また、シリーズ初となるウェブサイトとの連動サービス「ポケモングローバルリンク」が始まり、かくれ特性を持ったポケモンや幻のポケモンなどを入手できる。また、関連商品に同梱されているシリアルナンバーを入力することで入手できるものも存在する。

関連施設、イベント[編集]

ポケモンのラッピングをした名鉄2200系電車(ギラティナ・シェイミ号)
企画(ピカ乗りサマー2008)によりポケモンのラッピングを施した山形新幹線新幹線E3系電車
ポケモンセンター
オリジナルも含め、数多くのポケモングッズを取りそろえるショップ。ポケモンのキャラクター戦略の拠点として、各国・各地の店舗やオンラインショップまで、多角的に展開する。名称の由来は、ゲーム内の都市や町に存在する施設「ポケモンセンター」(ひんしのポケモンを元気にしたり、他のプレイヤーとの対戦やポケモン交換をする施設)から来ている。
ポケモンセンターなつまつり・ふゆまつり
有名百貨店などで開かれる季節限定イベント。
ポケモン・ザ・パーク
ポケモンの世界観をモチーフにした遊園地。2005年に名古屋、2006年に台湾で開催。名古屋での詳細はPokémon The Park 2005を参照。
ポケモンフェスタ
小中高校の夏期休暇期間に開催される、ポケモン及び任天堂ハードゲームの展示ショウ等のイベント。携帯ハードゲームやカードゲームの公式大会等も行われる。
JR東日本ポケモンスタンプラリー
小中高校の夏期休暇期間に開催される、首都圏における東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅を舞台としたスタンプラリー企画。1997年から開催(2001年除く)。東海旅客鉄道(JR東海)や四国旅客鉄道(JR四国)を除くJR旅客各社の他に名鉄(名古屋鉄道)など一部の私鉄でも実施。スタンプラリーを参照
セブン-イレブンポケモンスタンプラリー
2005年の夏から開催。セブンイレブンの店舗を回り、スタンプを集める。
ポケモン列車
JR東日本が上記のスタンプラリーの一環として、山手線でポケモンのラッピングをした列車をほぼ毎年夏に運行しているほか、名鉄でも2007年の春以降、新作映画の宣伝キャンペーンの一環として運行されている。2008年には、ポケモンジェットを運航しているANAとタイアップし、東北新幹線などJR東日本管内の新幹線車両にポケモンのラッピングを施した「ポケモン新幹線」を運行している。東北地方では「ポケモンウイズユートレイン」も運行している。
ドミノ・ピザポケモンドミノキッズひろば
2008年の春からイメージキャラクターとして起用。ポケモンのグッズがもらえるピザやクイズも登場。

日本国外でのポケットモンスター[編集]

日本国外での展開
「ポケットモンスター」は1998年にE3に出展(一部のポケモンの名称が製品版と異なる)。同年9月7日にアメリカでテレビアニメの放送がスタートし、同28日にゲームボーイソフト『POKÉMON』が価格29ドル95セントで発売された。これを皮切りに、世界各国でテレビアニメの放送とゲームソフトの発売が開始された。英語版YELLOW(和名:ピカチュウバージョン)はゲームソフトにおけるミリオンセラーの最短記録としてギネス・ワールド・レコーズに掲載されている。
1999年11月12日に映画『Pokémon The First Movie』(日本版名:『ミュウツーの逆襲』)が全米3000館で公開され、興行収入8000万ドル、その他の国々で9100万ドルを記録した。この作品のサウンドトラックCDは初回出荷枚数100万枚を突破し、全米チャート8位を記録した。
テレビ朝日の『決定!これが日本のベスト』での「好きな日本アニメは?」というアンケートで、アニメ版ポケットモンスターが2位にランクインした[18]
日本国外版のゲームソフト
英語版ではポケモン名・地名・人名などが英訳されている。民家の仏壇が「ディグダの像」に、道具の「饅頭」「煎餅」が「キャンディバー」「クッキー」に、通貨である「」が「ポケドル」になるなど日本的なものは差し替えられることが多い。なお英語版に続き各国で発売されたソフトは、英語名を元にしている部分が多々ある。
日本語版での『赤・緑』は、日本国外版では星条旗の色と同じ『赤・青』として発売された。ただし、『青』の内容は日本語版での『緑』と同じものである。
ゲーム内容はほぼ変化はないが、『金・銀』で一部ポケモンの出現種類が異なったり、『ポケモンコロシアム』ではボーナスディスクでの入手ポケモンが差し替えられている。『ファイアレッド・リーフグリーン』では主人公の家やタマムシデパートにあるゲーム機のグラフィックが異なっている。また、DS版ではゲームコーナーの内容が変更になっているものもある。
GBソフトである『金・銀』までは名前文字数の関係からか日本国外版との通信は正常に働かないが、GBAになりデータ形式が一新された『ルビー・サファイア』からは日本国外版との通信が可能となっている[19]。一部の通信では一時的に文字化けすることが確認されているが問題はない。
DS版では異なる言語のソフトで手に入れたポケモンを通信で手に入れる(日本国外のGBA版で手に入れたポケモンでも可。『ダイヤモンド・パール』では全てのポケモンではなく特定の種族に限る)と、ポケモン図鑑にその言語での解説文が追加される。ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用した世界規模の通信が可能であることもゲーム内で示唆されている。
現時点で異なる言語のソフトと通信可能なケースはGBA版同士、DS版第4世代(『ダイヤモンド・パール・プラチナ』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』)同士の場合のみである。データ自体に互換性は存在してもパルパークやポケシフターを利用したデータのやりとりは行えない。例えば前述のように日本版のポケモン図鑑に他言語解説を追加する場合、日本国外版GBAソフト→日本版GBAソフト→日本版第4世代ソフトという手順、または日本国外版と日本版第4世代同士の通信でポケモンを送らなくてはならない。
日本以外での「ポケットモンスター」の名称
アメリカで『Monster in My Pocket』という商標が既に登録されていた為、多くの国々では「ポケットモンスター」ではなく、タイトルの省略形である「ポケモン(POKÉMON)」を採用した。日本国内版においても『ルビー・サファイア』以降は英語表記がそのようになっている。なおÉの上のアクセント記号はこのEが黙字でなく、発音をもつEであることを表す。英語ではアクセントのない母音を「エ」と発音することは難しいため「ポモン」と発音されることが多かった。その為、任天堂の社員が日本国外の担当者に「POKÉMON」の発音を教えることが多く、結果として日本国外での「ポケモン」の発音は関西訛りになった。ただし、一般消費者は今もなお「ポモン」と発音していることが多い。この他、英語圏(特にアメリカ)においては「ポケット」という単語に男性器を連想させるニュアンスがあり、実際に南部の一部地方では"pocket monster"がスラングとして通用する[20]
中国語においては意訳が採用されており、台湾では『神奇寶貝』(訳:不思議ベイビー)、香港では『寵物小精靈』(ペット妖精)である。正式に翻訳される以前は『口袋妖怪』等の直訳が用いられることもあった(口袋はポケットの意)。

ポケットモンスターに関する様々なニュース、話題[編集]

バンダイのアンケート
バンダイが1998年に実施した「好きなキャラクター」のアンケートで、『ポケットモンスター』が男児・女児共に第1位を獲得した。支持率は男児27.7%、女児27.4%[21]
ポケモンおじさん
2000年頃にかけてポケモン関連のテレビCMにレギュラー起用されていた綿引勝彦は当時、ファンの間から「ポケモンおじさん」と呼ばれていた。広告戦略上の役作りの結果であるのだが、ヤクザ映画NHK大河ドラマにも多数出演している強面の綿引がポケモンゲームにはまっていく様子を愛嬌たっぷりに描いたCM群は、当時大きな話題を呼んだ。
『ピカチュウげんきでちゅう』TVCM(1998年末、綿引初登場)
『ポケモンスナップ』TVCM(1999年春)
この時の綿引を再起用したことにより、「ポケモンおじさん」というキャラクターが明確になっていく。
『ポケモンスタジアム金銀』のCMを最後に担当が替わり、『ルビー・サファイア』からは別のタレントが起用された。
多数のバグ
様々なゲームの中でも群を抜くバグの多さが一部で話題となり、幻のポケモンであるミュウを出現させる、けつばんなどの裏技が氾濫した。
なお、出荷ごとにバグフィックスを行うなど、適切な企業努力は行われており、後期出荷のものはほとんどバグは発生しない。また、GBA世代からは、外部からのパッチによるバグフィックスが可能となっており、実際に適用された例もある。
作品中の名前などの由来
各作品中の固有名詞は、『赤・緑』系、『金・銀』系では各街の名前が色の呼び名(特に日本語での古式ゆかしい名称)で統一されているなど、何らかのコンセプトに沿って命名されている。なお『赤・緑』系のスタート地点となる町「マサラタウン」は、「何色にも染まっていない汚れなき色」という意味で「まっさら」から付けられている。また、多くの主要キャラクターの名前の由来は植物からとられている。
ポケモンの舞台となっているカントー地方ジョウト地方ホウエン地方シンオウ地方イッシュ地方、カロス地方は、それぞれ関東地方東海-近畿地方-四国地方九州地方北海道ニューヨークフランスがモデルになっている。

ポケットモンスターに関する様々な事件、逆風[編集]

ポケモンが人気になる一方、様々な批判や衝突も起きている。日本国外では、思想や宗教感の違いによるものも起きている。

日本[編集]

  • 1997年12月16日に、テレビ東京系で放送されたアニメ版ポケットモンスター第38話「でんのうせんしポリゴン」中の演出効果に激しく画面が明滅するものがあり、これを原因として同作の視聴者が痙攣などの症状を起こし、病院に搬送されるという事件が起こった。詳細についてはポケモンショックを参照。
  • 1998年夏の同人誌即売会コミックマーケット」にて、ポケモンのキャラクターを用いたある同人誌が販売された。その後一般人より「あまりにも酷い内容の同人誌が出回っている」という情報を受け、任天堂社員が内容確認のためにその同人誌を購入し本社へ報告。任天堂はイメージダウンにつながり、アニメなどのキャラクター戦略に影響すると考えたため、1999年1月5日に著作権法違反(複製権侵害)で所轄の京都府警生活環境部に被害届を提出し告訴した。同月13日に京都府警が容疑者である作家を九州地方の自宅で逮捕後、京都まで容疑者を護送した。容疑者は略式起訴され、罰金10万円の略式命令が下されている。

日本国外[編集]

  • 日本国外版のテレビアニメにおいては、先述のポケモンショックの回以外にも欠番となったり、一部の国で未放送の回が存在する。en:Pokémon episodes removed from rotationも参照。
    • 第4話の「サムライしょうねんのちょうせん!」は韓国では放送されていない。日本文化である侍が登場したため。
    • 第18話の「アオプルコのきゅうじつ」は日本国外版では欠番となっている。ミスコンや一部キャラクターの描写が女性蔑視を助長するとされたため。
    • 第26話の「エリカとクサイハナ」はサトシの女装シーンがあるため、中東諸国などでは放送されていない。
    • 第35話の「ミニリュウのでんせつ」ではサトシたちが不適切にを突きつけられるシーンがあるため、日本国外版では欠番となっている。
    • 第64話「ルージュラのクリスマス」、第251話「こおりのどうくつ!」は日本国外版では欠番となっている。この二話に登場しているひとがたポケモン「ルージュラ」はガングロ女子高生を模したものだが、その黒い皮膚や大きな唇が、黒人差別を助長するという批判を受けたためである。また、この件を受けて『ファイアレッド・リーフグリーン』以降公式的にルージュラの肌の色は黒色から紫色に変更された(当該記事参照)。
  • エスパーポケモン「ユンゲラー」に対し、ユリ・ゲラーが名誉毀損として提訴。スプーンを曲げる超能力系キャラとして、自分のイメージを勝手に使われたとして損害賠償を求めたが、「ユンゲラー」と称するキャラクターは日本のみで扱われている商品であり連邦法での訴訟は要件を満たさず、敗訴となった。
  • アメリカのアニメ番組『サウスパーク』で本作をパロディ化した話「チンポコモン」が1999年に放送された。強烈な諷刺が込められた話で、前述のポケモンショックをもネタに取り込んでいる。
  • アメリカのアニメ番組『シンプソンズ』の第10シーズン第23エピソード「Thirty Minutes Over Tokyo」でもポケモンショックのネタが登場する。
  • アメリカでは1999年までにポケモンカードを巡り、子供による脅迫、窃盗、強盗、傷害事件が各地で起こった[22]。また、多くの学校でポケモンカードを発端として、トレーディングカードが禁止された[23]イギリスでも2000年までにカードの流行によるいじめ、恐喝事件などが多発し、多数の学校でポケモンカードが禁止された[24]
  • アメリカで子供がモンスターボールを模ったラバー製の玩具で遊んでいた所、誤って飲み込み、喉を詰らせて窒息死した[25]
  • トルコでは2人の子供が自分のことを「ポケモン」と思い込み、バルコニーから飛び降りて足を骨折したため、一時的にアニメの放映が休止された[26]

イスラム諸国[編集]

2001年に、アラブ首長国連邦でイスラム宗教局(Department of Awqaf and Islamic Affairs)がポケモンをハラーム(禁忌)であるとのファトワー(宗教見解)を発すると、ドバイでアニメの放送が禁止され、ポケモングッズが店頭から撤去された。

イスラーム原理主義的な思想の色濃いサウジアラビアカタールの法学者がこれを支持すると、サウジアラビアでも同様の禁止処置が取られ、イスラム諸国にポケモンの可否をめぐる論争が飛び火した。マレーシアなどでも、ポケモンが反イスラームではないかと保守派ムスリム法学者から疑われるようになった。

更には一部で「ポケモンはシオニズムの宣伝メディアであり、イスラム教徒をユダヤ教に改宗させようとするたくらみの一環である」「『ポケモン』とは『私はユダヤ人である』の意味である」「『ピカチュウ』とは『ユダヤ人になれ』の意である」などと全く根拠の無いデマまで広まった[27]

その後、ドバイなどイスラーム保守派に支配された諸国ではポケモンを反イスラーム的と認定し、ゲームやグッズの販売制限を行った[28]。サウジアラビアやカタールでは、ポケモン自体がハラームとされ全面禁止された[29][30]

サウジアラビアの法学者がポケモンをハラームとし、保守派ムスリムがそれに賛同している理由としては、「ポケモンの後天的形態変化は生物学では『変態』と呼ばれるものであるが、ポケモンではこれを『進化』と呼んでいる。進化論は保守派イスラームからはコーランの無謬性を汚すとしてハラーム扱いを受けている[31]」ということが挙げられる。

後にこれらの騒動は鎮静化した。

POKÉMON with YOU[編集]

「POKÉMON with YOU - ポケモンはいつもキミといっしょ -」は東日本大震災の復興支援としてスタート。募金活動、被災地をワゴンで訪問し、ポケモン映画の上映やポケモンを使った工作などで子供たちを笑顔にすることを目的としている。公式ウェブサイトでは活動の様子などを公開している[32]

脚注[編集]

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  1. ^ 畠山けんじ久保雅一『ポケモンストーリー』日経BP出版センター、2000年(ISBN 4822241998)、101頁。
  2. ^ 「オトナファミpokemon」 エンターブレイン
  3. ^ 2005年度 第66期 (2006年3月期) 決算説明会資料” (日本語). 任天堂 (2006年5月26日). 2011年9月26日閲覧。
  4. ^ 2008年度 第69期 (2009年3月期)決算説明会資料” (日本語). 任天堂 (2009年5月8日). 2011年9月26日閲覧。
  5. ^ 任天堂株式会社2011年3月期決算説明会(2011年4月26日開催)参考資料” (日本語). 任天堂 (2011年4月26日). 2011年4月26日閲覧。
  6. ^ 任天堂株式会社2012年3月期決算説明会(2011年7月29日開催)参考資料” (日本語). 任天堂 (2011年7月29日). 2011年8月3日閲覧。
  7. ^ The Independent』の発表による
  8. ^ 【速報】『ポケットモンスター X・Y』は2013年10月12日(土)に世界同時発売!【Nintendo Direct @ E3 2013】” (日本語). ファミ通 (2013年6月11日). 2013年6月27日閲覧。
  9. ^ http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140508/index.htmltitle
  10. ^ a b c スーパーゲームボーイ対応の機能あり。
  11. ^ a b DSi・DSi LL対応の機能あり。
  12. ^ 田尻智さん(ゲームフリーク)VS石原恒和さん(クリーチャーズ)対談 前編 b.ポケモンを作る前に - 任天堂オンラインマガジン2000年7月号。
  13. ^ ポケモンの魔力
  14. ^ 1995 Nintendo, 1995 Creatures Inc, 1995 GAME FREAK Incと書かれているのは、これの名残である。
  15. ^ 少女漫画誌『ちゃお』でのコミカライズも始まったのもこの頃である。また、『クリスタル』からは女の子の主人公を選ぶことができるようになった。
  16. ^ スマートフォン向けアプリ「ポケモン言えTAP?」がこの夏登場予定! 2011年7月12日 ポケットモンスターオフィシャルサイト
  17. ^ その後は角川書店等の角川グループと合併してKADOKAWAとなったが、ポケモンの分野に関してはKADOKAWAではなくメディアファクトリーの一部の社員が独立して設立したオーバーラップが引き継いでいる。
  18. ^ 世界に進出した日本の人気アニメ ベスト100(2004.4.11)
  19. ^ 増田部長のめざめるパワー 2004年8月6日
  20. ^ エロすぎる理由から『ポケットモンスター』は欧米で『ポケモン』として発売 サーチナ (2009/09/12)
  21. ^ 1999年4月 お子さまの好きなキャラクターは? | こどもアンケート | 株式会社バンダイ
  22. ^ [リンク切れ] ポケモン大流行の暗い側面 1999年11月24日 セントピーターズバーグ・タイムズ
  23. ^ [リンク切れ] 学校がトレーディングカードを禁止 1999年11月10日 セントピーターズバーグ・タイムズ
  24. ^ Pokemon cards 'exploit children'(ポケモンカードは「子供達を食い物にする」) 2000年4月25日 ガーディアン
  25. ^ Parents of Boy Who Choked to Death on Pokemon Ball File Suit(ポケモンボールで窒息死した男の子の両親が告訴) 1999年11月13日 ニューヨーク・タイムズ
  26. ^ Turkey cracks down on Pokemon show(トルコはポケモンの番組に断固たる処置)、highbeam.com(シカゴ・サンタイムズ、2000年12月13日の記事より)
  27. ^ ポケモン陰謀説の謎(エジPOPトピックスVol.3)(2001.4)
  28. ^ ドバイ日和 | topics | 2001年4月
  29. ^ 反イスラム的との疑惑が浮上!アラブポケモン騒動の行方は? - World News Cafe | カフェグローブ (2001.4.24)
  30. ^ Saudi bans Pokemon(サウディアラビア、ポケモンを禁止) (2001.3.26、CNN)
  31. ^ イスラームQ&A(イスラームの道しるべ)→イスラームは、進化論についてどう考えているのでしょうか?
  32. ^ POKÉMON with YOU - ポケモンはいつもキミといっしょ - 2013年4月2日

関連書籍[編集]

  • とみさわ昭仁 『ゲームフリーク ―遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団』 大田出版、東京、2000年ISBN 4840101183
  • 畠山けんじ・久保雅一 『ポケモンストーリー』 日経BP出版センター、東京、2000年ISBN 4822241998
  • 宮昌太郎・田尻智 『田尻智 ポケモンを創った男』 大田出版、東京、2004年ISBN 4872338332
  • 中沢新一 『ポケットの中の野生』 岩波書店、東京、1997年ISBN 4000260685
  • ポケモンビジネス研究 『ポケモンの秘密』 小学館文庫、東京、1998年ISBN 4094162119

関連項目[編集]

企業
人物

外部リンク[編集]