ゲームボーイカラー

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ゲームボーイカラー
Game Boy Color.jpg
ゲームボーイカラー
メーカー 任天堂
種別 携帯型ゲーム機
発売日 日本の旗1998年10月21日
CPU Z80カスタム(4MHz/8MHz)
対応メディア ロムカセット
対応ストレージ バッテリーバックアップ
コントローラ入力 内蔵
外部接続 通信ポート
赤外線
オンラインサービス モバイルアダプタGB
互換ハード ゲームボーイ
ゲームボーイポケット
ゲームボーイライト
前世代ハードウェア ゲーム&ウオッチ
次世代ハードウェア ゲームボーイアドバンス
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ゲームボーイカラーGAMEBOY COLOR)とは、1998年10月21日任天堂が発売した携帯型ゲーム機である。同社のゲームボーイ上位互換機。

概要[編集]

ゲームボーイの上位互換機として開発され、ゲームボーイ用のソフトも動作する。

画面が4階調モノクロだったゲームボーイに対し、32768色中最大56色表示可能になった。ただし、56色まで表示されるのはゲームボーイカラー専用もしくはゲームボーイ&カラー共通として発売されたソフトのみで、以前のソフトは4~10色のカラーが割り当てられ(後述)。

また、追加された機能として、モノクロ用ソフトにおける起動時の配色選択と、赤外線通信機能がある。後者はゲームボーイアドバンスに継承されなかった唯一の機能である。

従来の機種にあったコントラスト調整ダイヤルは液晶の視認性が向上したため、ユーザーが調整する必要がなくなり、ユーザーが触れにくい位置に移動している。

カラー液晶ディスプレイ搭載の携帯ゲーム機としては、日本国内では1990年SEGAゲームギアNEC-HEPCエンジンGT以来8年振りのリリースとなる。また、ストラップホールがはじめて実装された任天堂のハードでもある。

2014年現在、修理サポートは終了している。なおカラー専用カートリッジの電池交換は継続中である。

カラー選択機能[編集]

モノクロ用カートリッジを挿して起動した際に、モノクロ4階調に対してハード側で4~10色のカラーを割り当てる機能がある。

背景配色が4階調、キャラクター表示などに用いられるスプライトが3階調+透過色の配色を2パターン持つため、4+3×2で最大10色である。背景とスプライトの表示色を変えることによって従来背景に埋もれてしまっていたキャラクタが見やすくなる反面、本来意図されていない見え方になることも多い。

配色は12パターンあり、十字キー4方向とA/Bボタンの押し方により選択できる。一般的なソフトでは背景が緑系統でスプライトが赤系統の配色がデフォルトだが、任天堂のソフトは種類によってデフォルト配色は異なり、コマンド入力では出せない特定のソフト専用の配色が用意されている場合がある。例えば『ポケットモンスター 赤・緑』ではそれぞれ赤・緑を基調とした配色が選ばれ、『星のカービィ』では専用の紫調の色彩になる。スーパーファミコン向けのスーパーゲームボーイシリーズの色選択機能の後継ともいえるが、両者に互換性はない。

基本仕様[編集]

  • CPU:カスタムZ80 4MHz / 8MHz(カラー専用カートリッジ用の倍速モード)
  • RAM : 32kバイト(カートリッジ側に128kバイトまでの増設メモリを搭載可能)
  • VRAM:16kバイト
  • ROM:最大64Mビット(=8Mバイト、発売されたソフトの実績値)
  • サウンド:ステレオ、PSG音源4チャンネル (波形メモリ1音、矩形波2音、ノイズ1音)
  • 画面:TFT液晶ディスプレイ(160×144ドット、32768色中最大56色表示可能)
  • 電源:単3形乾電池2本(単3アルカリ乾電池2本使用で平均約20時間稼動可能)
  • 通信:シリアル通信ポート、赤外線通信

カラーバリエーション[編集]

オリジナルカラー
レッド(1998年10月21日 - )
パープル(1998年10月21日 - )
イエロー(1998年10月21日 - )
ブルー(1998年10月21日 - )
クリアパープル(1998年10月21日 - )
クリア(1998年10月21日 - )
トイザらス限定カラー
アイスブルー
ミッドナイトブルー
クリアグリーン
TSUTAYA限定カラー
ウォーターブルー
ローソン限定カラー
アクアブルー&ミルキーホワイト
福岡ダイエーホークス優勝限定カラー
クリアオレンジ&クリアブラック
エイデン限定カラー
クリアブラック
カードキャプターさくら限定カラー
ホワイト&ピンク(2000年3月24日発売)
イトーヨーカドーとメッセサンオーのみの限定販売
本体表面にさくらのイラストとロゴが入った貴重な機種
サクラ大戦GB限定カラー
クリアチェリーピンク(2000年7月28日発売)
サクラ大戦GB発売記念モデル。ソフトとのパック販売のみで本体単体での販売はなし

その他[編集]

1998年当時、任天堂はゲームボーイ次世代携帯ゲーム機としていきなりゲームボーイアドバンスを開発するつもりだったが、ソフトメーカーからの「カラーでの携帯機種を」との要求から急遽開発、発売されたものである[要出典]

本来は、1998年1月21日に発売が予定されていたが、急遽発売予定日が延期された。前年に発生したポケモンショックの影響とみられる。

本体の標準色はアメリカ合衆国の市場調査で最も人気のあった色として青紫(パープル)が採用された。この色は、ゲームボーイアドバンスとニンテンドーゲームキューブの標準色として受け継がれる。また、青紫は男性的な青と女性的な赤を合わせた中性的な色という意味合いもある[1]。日本国外向けには、本体色はパープルとクリアパープルだけにする予定だった[2]が、後には海外でも日本向けと同じ色の本体や、海外版限定色であるキウイ色の本体が発売された。

また、発表当初の試作品と製品版では液晶部分のデザインがやや異なっている。

ゲームボーイカラーの発売以降、タイトルによって例外もあるが、ゲームボーイ&カラー共通ソフトは黒色のカートリッジ、カラー専用カートリッジはスケルトンとなり、従来の灰色カートリッジと見分けがつくようになっている。

初のゲームボーイ&カラー共通ソフトである『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』は1998年9月25日と本機に先駆けて発売されている。このカートリッジには、発売時期によって従来の灰色カートリッジとカラー対応を表す黒色カートリッジの2種類がある。

画面描画中にカラーパレットを書き換えることで56色以上の表示が可能である。

NINTENDO64用周辺機器としてスーパーゲームボーイ3(仮)が出る予定だったが、展示会出展用の専用機器が作られたのみで市販はされなかった。その為ゲームボーイカラー専用ソフトは、ゲームキューブの周辺機器であるゲームボーイプレーヤーが発売されるまでの4年間、据置型ゲーム機では遊べなかった。例外として『ポケットモンスター クリスタルバージョン』のみ、カラー専用ソフトながら『ポケモンスタジアム 金・銀』と64GBパックの組み合わせにより、NINTENDO64上で遊べた。

周辺機器[編集]

通信ケーブル接続時の状態

以下の他ゲームボーイポケット用周辺機器も使用可能。

型番 名称 備考 価格
CGB-001 ゲームボーイ
カラー
本体 6,800円
CGB-002 カートリッジ カートリッジのみの販売はない。
ラベル側から見て右上に切り欠きがなく初代機に挿入しても電源が入らない。
なお、ゲームボーイカラー専用ソフトにはカートリッジケースは付属されない。
CGB-003 通信ケーブル MGB-008と同等。 1,500円
CGB-004 変換コネクタ MGB-004とは逆にMGB-008・CGB-003を初代GB対応にする。
DMG-014同等品。日本では未発売。
CGB-005 モバイルアダプタGB GBA用ソフトにも対応ソフト有り。 3,800円

※CGB-001は1999年5月23日に価格改定、発売当時は8,900円(税別)
※CGB-005は2001年7月19日に価格改定、発売当時は5,800円(税別)

脚注[編集]

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  1. ^ ゲームボーイカラーインダストリアルデザイナーのインタビュー 「グレーはすでにゲームボーイで使っていたからナシだし、赤ではどうしても女の子向け、青では男の子向けのイメージがあるから、その中間のパープルが無難な線として浮上したんですね。さらなる話し合いの結果、ちょっと青みがかったあのパープルができあがったワケです。世界市場に受け入れられるようにと作った、特別な色なんですよ。」
  2. ^ ゲームボーイカラープロジェクトマネージャーのインタビュー 「そんなワケで、日本では多色展開のゲームボーイカラーですが、海外ではパープルとクリアパープルしか発売されてないんですよ。」

関連項目[編集]

外部リンク[編集]