レトロスタジオ
レトロスタジオ(Retro Studios,Inc.)は、アメリカ・テキサス州オースティンにあるコンピューターゲーム開発会社。
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歴史 [編集]
1998年に、Jeff Spangenbergによって設立された。設立当初から出資を受けるなど任天堂との関係は深く、現在では任天堂の完全子会社である。
出だしは順風満帆と程遠い状態で、レトロスタジオは、設立当初から多くのスタッフの離脱やそれに伴う開発プロジェクトの中止などで苦悩の状態にあった。
そこで任天堂は、長期間ストップしていた『メトロイド』シリーズ開発の仕事を彼らに提供する。それにより完成した『メトロイドプライム』はアメリカで高評価を受け、マリオ・ゼルダに並ぶニンテンドーゲームキューブのビッグタイトルの1つとなった。この大ヒットの背景には元から日本以上にメトロイドの人気が高かったこと、アメリカで人気の高いFPSを採用し、非常に高いレベルで完成させながらも従来のメトロイドシリーズの空気や「お約束」を引きついでいったことによると思われ、田邊賢輔ら任天堂の担当者たちはその腕前を賞賛している。
なお、Game Developers Choice Awardsにおいて、レトロスタジオは"Rookie Studio of the Year"を、『メトロイドプライム』は"Game of the Year"及び"Excellence in Level Design"を受賞している[1]。
2002年、任天堂はレトロスタジオの全ての株式を取得し、子会社化した。そして2003年には、任天堂米国法人のMichael Kelbaughが社長に就任している。
2008年以降 [編集]
『メトロイドプライム』3部作が終了した2008年4月に主要メンバーが退社。これはレトロスタジオの屋台骨を揺らがしかねないもので、任天堂側は後に“事件”だったとまで称しており、レトロスタジオ側も先行き不安であったことを後に明かしている。
その後は表面上動向が不明な状態が続いていたが、メンバー退社と同時期に田邊が宮本茂から提案された「しばらく続編が途絶えた『スーパードンキーコング』シリーズの新作」をレトロスタジオに持ちかけてWii用ソフト『ドンキーコング リターンズ』の制作が開始し、2010年のE3にてそれまでの水面下の活動とともにゲーム画像が公開された。
この作品の開発は、以前の主要開発スタッフが抜けた新体制での開発となった上、それまでの作品とはまったく違うジャンルとなったため新たな苦難の連続であったが、発表同年の年末に完成・発売にこぎつけた『ドンキーコングリターンズ』は世界中で大ヒットし、Game Developers Conference 2010にて任天堂側スタッフからも「(レトロスタジオのスタッフが)一皮剥けた」と完成度を賞賛された。
2011年11月現在はニンテンドー3DS用ソフト『マリオカート7』の開発に関わっており、その後もビッグタイトルの開発を任されている。2013年現在、レトロスタジオはWii U開発キットを受けており、Wii U向けのプロジェクトに取り組んでいると米国任天堂社長のレジナルド・フィサメィが伝えた。
開発タイトル [編集]
発売日はいずれも日本でのものである。
- 『メトロイドプライム』(ニンテンドーゲームキューブ、2003年2月28日発売)
- 『メトロイドプライム2 ダークエコーズ』(ニンテンドーゲームキューブ、2005年5月26日発売)
- 『メトロイドプライム3 コラプション』(Wii、2008年3月6日発売)
- 『メトロイドプライム トリロジー』(Wii、2009年8月24日発売 ※日本では未発売)
- 『ドンキーコング リターンズ』(Wii、2010年12月9日発売)
- 『マリオカート7』(ニンテンドー3DS、2011年12月1日発売)
脚注 [編集]
外部リンク [編集]
- Retro Studios (英語)
- N-Sider: The Art of Prime (2002年11月18日) (英語)
- N-Sider: A Retrospective: The Story of Retro Studios (2004年12月17日) (英語)
- 任天堂ホームページ 社長が訊く 『ドンキーコング リターンズ』(冒頭に『メトロイドプライム』開発終了後の詳細な経緯説明がある)
- ファミ通.com 『ドンキーコング リターンズ』でひと皮むけたレトロスタジオ【GDC 2011】
- ファミ通.com 【任天堂ラウンドテーブルその1】ニンテンドー3DSタイトルの裏話が続々と!【E3 2011】(3DS版『マリオカート』開発に関して)